佐久間宣行『君たちはどう生きるか』『VIVANT』事前情報なし公開を語る

佐久間宣行『君たちはどう生きるか』『VIVANT』事前情報なし公開を語る 佐久間宣行のオールナイトニッポン0

佐久間宣行さんが2023年7月19日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』の中で『君たちはどう生きるか』『VIVANT』などの事前情報なし公開について話していました。

(佐久間宣行)エンタメ界はですね、結構ニュースになってるのは告知なしの作品が流行ってるっていうことなんですよ。ジブリの新作『君たちはどう生きるか』。宮﨑駿監督の10年ぶりの長編アニメで全国441の映画館で封切られたわけですが。プロデューサーの鈴木敏夫さんが今回の宣言方法について「『SLAM DUNK』方式で行く」と宣言していた通り、事前の情報をほとんど出さない異例の公開で。実際、あれだったもんね。あのアオサギのイラストだけっていう。だから何の話か全くわからないまま、俺も見に行った。でも満席だったよ。バリバリの満席。

で、皆さん、見ました? まだ感想、言っちゃいけない感じですか? ですよね。きっとね。なので、言わないですけど。僕は好きでした。戸惑うところも結構ありましたけど。最初。で、賛否両論わかれる理由もわかりますっていうぐらいですけど、僕は好きでした。

『君たちはどう生きるか』、僕は好きでした(佐久間)

(佐久間宣行)で、これ、鈴木さんが「『SLAM DUNK』方式で行く」って宣言してたけど、『SLAM DUNK』の時には「声優さんが変わる」とかさ、そういうニュースはあったよね? 「主題歌も違う。10-FEETです」とかさ、そういうのはあった。

だから『SLAM DUNK』方式より全然、あれだったよね。そもそも『SLAM DUNK』は内容、知ってたしね。みんな、「たぶん山王戦だろうな」っていうのはあったから。今回はもう、全く知らないからね。だから、見た人と話したい気持ちはあるから。でも俺、会社の周りで見た人もあんまりいなくて。だからもう来週、再来週になったらやっと話せるかなっていう風に思ってます。

あとTBSの日曜劇場の『VIVANT』。これも事前情報なしだったんですね。なんか場面写がいくつかあっただけで、何の話かわかんないっていう。で、実際出たらモンゴルロケだっけ? だけど、架空の国になっていたね。で、もう本当に日曜劇場だから成立するとは思ったけども……あれはみんな、見た? 見てないですか? いや、いろんな要素がある。いろんな要素はあるけど、俺が一番最初に見て思ったのは、「うわー、俺の大好きな『MASTERキートン』実写版じゃん!」って思って(笑)。

『VIVANT』は実写版『MASTERキートン』

(佐久間宣行)これ、浦沢直樹のね『MASTERキートン』っていう、考古学者で元英国諜報員の主人公の漫画。その第1話がね、スーツ姿で砂漠に置いていかれる話なんですよ。で、この『VIVANT』もファーストカットがサラリーマンがスーツ姿で砂漠をさまよっているの。で、堺雅人さんって『MASTERキートン』の主人公に似てるんだよね。そういう髪型とか、よく考えたら。だから「『MASTERキートン』じゃん! まんまじゃん!」って思ったんだけど。いろんな要素があって。すごいお金かけていて。楽しみだなっていう風に思いましたね。

あれはだから、ずっと日曜劇場で『半沢直樹』とかをやられていた福沢さんが定年になられるんだよね? 卒業作品らしいんですよ。だから過去、福沢作品に出たキャストがみんな出てるっていうことらしいんですけどね。だから予算度外視なんだろうね。すごいと思うよ。

で、この方式は信頼と実績のジブリ、日曜劇場だから成立してるところがあるのよ。だって普通の作品がただ宣伝しないと普通に見られないわけでしょう? 何の宣伝もしないでそんな、NOBROCK TVを出してみなさいよ?(笑)。誰が出るかも内緒で配信しますって、誰も見ないよ。サムネ1枚だけ出しておいて。謎のサムネ1枚だけ出しておいて。真似して痛い目を見る人、たくさんありそうだなと思いますよ。

<書き起こしおわり>

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