東野幸治さんが2023年6月23日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で大好きなNetflixの『ブラック・ミラー』シーズン6が配信開始になったことについてトーク。『ブラック・ミラー』のおすすめエピソードを紹介していました。
(東野幸治)あと、Netflixが僕、好きで。よく「こんな番組を見た。あんな番組を見た」って言ってますけど。そもそもNetflixが好きになったきっかけが『ブラック・ミラー』っていう、言うたら『世にも奇妙な物語』みたいな近未来を主に設定にして。オチはだいたい暗いオチとか、嫌なオチみたいなくくりの中の短編物。それのシーズ6が配信になって。先週、しゃべろうと思っていたんですけども。もうすぐに見て。面白くて。今回のシーズン6も、なんか面白かったですよ。見ました? まだ見てないですか?
(渡辺あつむ)見ました。
(東野幸治)どれがよかったですか?
(渡辺あつむ)うーん。やっぱり仮想現実物はええなって。
(東野幸治)いや、面白いですよね。2人の宇宙飛行士のやつも面白いよね? ようできてる。あれ、「ビヨンド・ザ・シー」か。最初、何のこっちゃわからんけど。2人の宇宙飛行士が探査のため、宇宙に行っていて。宇宙にいてるけど、要はベトナム戦争のアメリカの兵隊さんの腕章みたいな。首から掲げている腕章みたいなんがあって。
それをそれぞれの宇宙船の自分の部屋のベッドのところにカチャッて差し込んだら仮想現実で。そこの、言うたら地球の子供とか、愛する妻のところに仮想現実で行ける。それで精神のバランスを保ってるっていう入口のところから、こんな上手に物語が動き出すのか、みたいなお話「ビヨンド・ザ・シー」も良かったですし。
「ビヨンド・ザ・シー」
《ブラックミラー》シーズン6-3ビヨンドザシー。これぞ正にブラックミラーといった物語。1969年宇宙任務に行った飛行士の代わりに地球で家族に与えられた精巧なレプリカ。飛行士は精神だけを飛ばし家族と任務中も一緒に過ごす事が出来たのだが・・・。いつもながらの問題(悲劇)が発生する。 pic.twitter.com/lYIdNfuhcH
— tearra. (@tearra58) June 17, 2023
(東野幸治)あと、僕好きな「ジョーンはひどい人」か。要はシーズン6の第1話なんですけど。ある女性がいてて。その女性、キャリアウーマンで働いている。
で、言うたら新人の社員をクビにしたりとか。自分の恋人とか、それぞれ物語があるけど。家に帰ってきて、言うたら動画配信サービス。Netflixみたいな動画配信サービスを見ようと思ったら「あれ?」ってなって。「なんかこれ、私の名前やん」みたいな。それで何気なくつけると、それは自分じゃないけど。大女優やねんけども。自分が今日、行ったことをなんか、その人が芝居しているみたいなところから始まる物語も、ようできてるし。
「ジョーンはひどい人」
《ブラックミラー》シーズン6ジョーンはひどい人。凄い相変わらず風刺が効いてる。脚本をAIに書かせて俳優も実際に使わずにディープフェイクで済ませる今正にハリウッドで起きている問題の延長戦上を描き尚且つストリーミングサービス迄をも風刺するという尖った一作。俳優豪華過ぎた。 pic.twitter.com/7iYc5qnYdL
— tearra. (@tearra58) June 17, 2023
(東野幸治)ちょっと、だからNetflix自身を風刺しているみたいな感じで。まあお見事みたいな感じでございますから。ちょっとぜひ皆さん、『ブラック・ミラー』シーズン6、始まっているんで。で、この話をしようと思って振り返りました。自分の中で『ブラック・ミラー』。まだ全然『ブラック・ミラー』を見てない人に、言うたら一番最初、シーズン1で嫌な思いして。「ブタとエッチしなさい」みたいなやつね、あるから。それで嫌な思いをして離れてしまったらいけないから。まず、見るべき『ブラック・ミラー』。俺が好きなのはね、シーズン2の「シロクマ」。知ってます?
(渡辺あつむ)はい。知ってます。
(東野幸治)黒人の女性がね、とある家のリビングにある大きめの椅子みたいなところでパッと目が覚めるんですよ。で、なんかすごい頭が痛いんですよ。そこから始まる話。ようできてるなと思って。「こんな話!?」みたいな。ラストはびっくり。これ、「シロクマ」。あと「ホワイト・クリスマス」ってやつもよかったです。シーズン3の「サン・ジュニペロ」。これも、好きでしょ?
(渡辺あつむ)僕、1位です。
(東野幸治)1位でしょう? 80年代の音楽もあるし(笑)。
(渡辺あつむ)最高! ご機嫌(笑)。
(東野幸治)これはだから、言うたらまた違うテイストも入ってるけど。近未来も、おそらくこんな風になってほしいなと思う素敵なお話。あと、シーズン4の「宇宙船カリスター号」っていう、受け口の主役。俺、あいつの顔、一番好きや(笑)。受け口の主役。やっぱりアメリカのダメな男の設定を受け口のやつがリーダーを気取っているのがめちゃめちゃ……あの主役じゃないと、やっぱり務まれへんなっていうぐらい、ええ具合の人望がない感じ。
見ていたら、だんだんとわかるんですけど。最初は言うたら『スター・トレック』みたいな感じで。宇宙船の中のキャプテンとして、その受け口のやつが出てきて指示をすごいするんですよね。で、一体これ、どういうお話だ?っていうんで、お見事だなっていう。こういうの、ちょっとね、『ブラック・ミラー』知らない方がいらっしゃったら、Netflix。
ちょっとね、無料動画のコーナーがありますけれども。ちょっとですね、このラジオ番組で足かせのような……Netflixの話すると、今しゃべりながら無料動画のファンの人とかすると「なんや、あいつら? また調子に乗ってNetflix。有料動画の話をしとるな」って思われたら嫌やなと思うんですけど。もしも、チャンスがあったら……それと、あれでしょう? いやらしい話、お試しみたいなんで見れたりするじゃないですか。で、お金を払う時にちょっとギブアップっていうのもあるでしょう?
(渡辺あつむ)ああ、1ヶ月後にね。
「シロクマ」「ホワイト・クリスマス」「サン・ジュニペロ」「宇宙船カリスター号」
(東野幸治)そうよ。その間に「シロクマ」「ホワイト・クリスマス」「サン・ジュニペロ」「宇宙船カリスター号」。急いで、急ぎ足でちょっと見てほしいなと思いますから。ぜひぜひ『ブラック・ミラー』、よろしくお願いします。
<書き起こしおわり>