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町山智浩 アメリカ著名人の支持政党を語る

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町山智浩さんがBS朝日『町山智浩のアメリカの”いま”を知るテレビ』の中で2016年アメリカ大統領選挙について藤谷文子さんとトーク。アメリカの著名人たちの支持政党や支持理由などを話していました。


(ナレーション)各党の大統領候補者を選出し、国民にお披露目する党大会。共和党はまさにトランプ劇場。妻や長男、長女、次男、そしてモデルの次女と家族が一丸となって「強いアメリカを取り戻す」というスピーチを展開。一方の民主党はメリル・ストリープなど豪華セレブのスピーチをはじめ、様々な人種のアーティストが集うライブパフォーマンスなど、まさにエンターテイメント。党大会もこんなに違う2つの党。そして支持政党を明言する著名人が多いのも大統領選挙が盛り上がる要員なんです。

(町山智浩)お父さん(スティーブン・セガール)ってなに? 政党は。

(藤谷文子)いや、謎ですよー。私は家庭に宗教と政治は持ち込まないのをモットーにしているので、父には聞かないんですけど。まあ父はブッディスト(仏教徒)で。

(町山智浩)お父さんってものすごい仏教徒で。いつも数珠をつけて、こうやってね。

(藤谷文子)銃の感じとイメージ、真逆ですけど。

(町山智浩)こうやってお祈りをして、(映画の中で)人を殺してますけどね(笑)。

(藤谷文子)矛盾(笑)。

(町山智浩)矛盾してますけども(笑)。これが有名人の政党別の支持政党表なんですけども。(フリップを出す)。

(藤谷文子)ああ、こんなに。

(町山智浩)民主党を支持している人はやっぱり女性が多いですよね。女性の権利を守るっていうことで。あと、ヒラリーさんも出ていますし。あと、アフリカ系の人。アリシア・キーズとか……

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民主党支持の著名人


(町山智浩)あと、ジェシカ・アルバはメキシコ系ですよね。彼女ね。


(藤谷文子)うん。

(町山智浩)あとは、男性だとジョージ・クルーニーとか。いわゆるリベラルインテリの人ですね。


(町山智浩)で、ジョン・ボン・ジョヴィとかはね、貧乏な家の白人の子なんですけど。それも多いんですよ。労働組合の味方だったんで。民主党は。だから、トラック運転手の組合の人とか、自動車工場で働いていた人とか。そういった人たちは代々民主党の支持者が多くて。


(町山智浩)ブルース・スプリングスティーンがそうだし、ジョン・メレンキャンプとか。なんて言うのかな? 「ワーキングクラス・ロック(Working Class Rock)」っていうのがあるんですよ。

(藤谷文子)あ、そういうのがあるんですか。へー。

(町山智浩)一生懸命働く田舎の白人のためのロックっていう。

(藤谷文子)はいはいはい。そういう人たちは……

(町山智浩)そういう人たちは民主党。それは非常に伝統的に、労働組合の党なんで。

(ナレーション)このように民主党の著名人支持者は人種も価値観も宗教も多種多様。一方共和党支持の著名人は白人の男性が多いようです。そして……

(町山智浩)共和党はね、強そうな人が多いんですよ。

(藤谷文子)ちょっとマッチョですよね。

(町山智浩)マッチョなんですよ。

共和党支持の著名人たち

(藤谷文子)全体的に。まあ、この2人(アーノルド・シュワルツェネッガー、シルベスター・スタローン)がいるっていうがちょっと強いですけど。

(町山智浩)そう(笑)。アーノルド・シュワルツェネッガーは実際に共和党の政治家だったしね。

(藤谷文子)まあ彼はガバナー(知事)でしたから(笑)。


(町山智浩)でも、奥さんは民主党なんですよね。別れたけど。

(藤谷文子)じゃあほら、やっぱり家庭に政治を持ち込まないって(笑)。

(町山智浩)持ち込まないんですね。はい。で、あとすごく強そうな人だと、クリント・イーストウッドね。


(藤谷文子)あ、そうだ。そうですよ。

(町山智浩)強いですよ(笑)。

(藤谷文子)強そう(笑)。

(町山智浩)で、これですよ。シルベスター・スタローン。この人はもともと民主党だったんですよ。


(藤谷文子)変わったんですか? なんで?

(町山智浩)この人はもともと労働組合の味方みたいな立場で民主党支持だったんですけども。レーガン大統領が出てきた時に強いアメリカを押し出したのに賛同して共和党に移った人ですね。

(藤谷文子)へー! ブルース・ウィリスは?

(町山智浩)ブルース・ウィリスはすっごいバリバリの共和党なんですよ。この人は軍人の息子なんですよ。


(藤谷文子)と、なればわかりやすいですけど。

(町山智浩)そう。要するに軍事的に強いアメリカっていうのを主張しているのが共和党なんで。あとね、強そうな人って、チャールトン・ヘストンもそうですね。この人は全米ライフル協会の会長だった人で、銃を持つ権利万歳! の人ですね。

(藤谷文子)なんか、ドキュメンタリーに出てきてましたよね?

(町山智浩)マイケル・ムーアの『ボーリング・フォー・コロンバイン』に。

(ナレーション)1999年にコロラド州で発生した高校での銃乱射事件を題材にアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したマイケル・ムーア監督の『ボーリング・フォー・コロンバイン』。作品が銃社会のいびつな姿をあぶり出していく中、映画『ベン・ハー』などの名優チャールトン・ヘストンが登場。当時、全米ライフル協会会長として武装する権利の擁護という立場で取材される姿が印象的でした。



(藤谷文子)私、アダム・サンドラーが共和党だったって知らなかったです。

(町山智浩)そう! アダム・サンドラーは共和党なんです。


(藤谷文子)そうなんですか?

(町山智浩)この人はシオニストです。

(藤谷文子)だって彼はユダヤ人ですよね?

ユダヤ系の支持政党

(町山智浩)ものすごいバリバリのユダヤ系なんですよ。で、ユダヤ系は民主党と共和党にはっきりと分かれているんですよ。

(藤谷文子)ジーン・シモンズもそうですよね?

(町山智浩)そう。ジーン・シモンズもそう。で、どういう風に分かれるか?っていうと、シオニストと言われる「イスラエルの権利を守る」って言っている人はこっち、共和党なんですよ。で、共和党はイスラエルの軍備と反パレスチナ、反アラブでイスラエルの現政権支持なんですよ。

(藤谷文子)うん。

(町山智浩)で、民主党の方のユダヤ系はリベラルで、反イスラエル。パレスチナの味方の人たちなんで、ユダヤ系は2つに分かれていて。

(藤谷文子)ああ、そうなんですね。

(町山智浩)そうなんですよ。アダム・サンドラーなんて、自分自身がイスラエルの諜報員の役とかやってますよ。

(藤谷文子)マジですか?(笑)。

(町山智浩)うん(笑)。

(ナレーション)この作品(『エージェント・ゾーハン』)でアダム・サンドラーは美容師になる夢を目指す凄腕のイスラエル諜報員という、自らの主張を全面に出した一風変わったキャラクターを演じています。



(町山智浩)バリバリのユダヤ民族主義ですよ。アダム・サンドラーは。

(藤谷文子)まあまあ、映画にかならず入れますからね。どこかに。

(町山智浩)かならずユダヤの話を。クリスマスで寂しい子供の話とかね。

(藤谷文子)あれ、かならずクリスマスの時期になるとラジオで流れますからね。

(町山智浩)やりますでしょ?

(藤谷文子)彼の作ったユダヤ人の歌(笑)。

(町山智浩)ユダヤ人は(クリスマスを祝えなくて)寂しいぞ。でも、ハヌカー(ユダヤ教のお祝い)も楽しいよっていうね。

(藤谷文子)そうそう。ハヌカーの歌(笑)。



(町山智浩)彼は本当にそれで、すごく真面目なユダヤ教右派なんですよ。

(CM明け)

(藤谷文子)ブリトニー・スピアーズなんかはすごい、それこそバイブルベルトの出身っていうイメージがありますけども。

(町山智浩)そう。ブリトニー・スピアーズはキリスト教福音派だったんです。ただ、ケイティ・ペリーは入っていないですね。ケイティ・ペリーはね、お父さんがキリスト教福音派だったんですよ。でも、家出してお父さん、お母さんと縁を切って民主党支持ですよ。で、ヒラリーの大応援団をやっていますね。


(藤谷文子)おおーっ!

(町山智浩)彼女、バイセクシャルとかそういうものの権利を認めろって言ってるんで、こっち側なんですよ。最初のヒット曲が『I Kissed A Girl』っていう。あれでお父さんから縁を切られたみたいですね(笑)。「同性愛なんて!」っていうことで。



(ナレーション)こちらが女性同士の恋愛について歌ったケイティ・ペリーのデビュー曲『I Kissed A Girl』。全米シングルチャートをはじめ、世界各国でチャート1位を記録した大ヒット曲ですが、これで家族断絶とは……さすがアメリカですね。

(町山智浩)メル・ギブソンはカトリック原理主義っていう宗教の人なんで。


(藤谷文子)それは福音派とはちょっと違うんじゃないですか?

(町山智浩)福音派よりももっと強烈なんですよ。もともとこの人のお父さんはニューヨークにいた人なんですけども。「ローマカトリックがナチの虐殺、迫害に関して謝罪する」っていうのを聞いて、「そんなものは受け入れられない!」っつって、なぜかオーストラリアに行ったんですよ。で、なぜか生まれたのがメル・ギブソン(笑)。で、親のあとをついで、いまもキリスト教カトリック原理主義という、非常にカルトを経営している人ですね。だからしょっちゅうアメリカでは反ユダヤだってことで、いつもメル・ギブソンは怒られているんですよ。

(藤谷文子)それでか! いや、聞いたことはあったんですよ。メル・ギブソンはすごい人種差別主義者だとか、そういうのを。で、なんでそう言われているのかな?って思っていたんですけども。

(町山智浩)自宅に教会があって、彼はそこの神父なんですよ。

(藤谷文子)すごいですね。

(町山智浩)でも、信者はいないと思いますが(笑)。

(藤谷文子)すごいなー。親からこうやって反対して出る人もいれば、継ぐ人もいるっていう。

(町山智浩)そう。だからジョン・ボイト。この人はもともと民主党だったんですよ。で、ベトナム戦争反対だったんですけど、途中から共和党に移ったんですよ。


(藤谷文子)へー、面白いな。

(町山智浩)で、娘さん、アンジェリーナ・ジョリーは民主党支持ですよね。バリバリの。

(藤谷文子)本当、自由の国ですよね。みんなこうやって自分の主張を発表していて。

(町山智浩)そうなんですよ。で、ブラッド・ピットは夫婦で民主党支持で、ものすごくお金も入れているし。投票に行くところをマスコミに撮らせたりしてるんですけど。


(町山智浩)ブラッド・ピットのお母さんはバリバリの共和党で。ミズーリの田舎の人で。で、オバマ大統領の再選に対してものすごく反対をして。「オバマ大統領がまた大統領になるんだったら、アメリカはおしまいよ!」って言って、大変モメたんですけども。その後、ブラッド・ピットとオバマ大統領は血がつながっていることが判明して(笑)。

(藤谷文子)本当に?

(町山智浩)本当に。結構近い親戚で。

(藤谷文子)お母さん、なんて思っているんでしょうね?

(町山智浩)なんて思っているんでしょうね? 親戚だったっていうね(笑)。そういうのもおかしいですね。で、これを見ると、お父さん(スティーブン・セガール)はやっぱりこっち(共和党)じゃないの?って思うよね。

(藤谷文子)まあ、それはマッチョなだけじゃないですか(笑)。

(町山智浩)筋肉ついていて、拳銃持っている人はみんなこっちだよ(笑)。

(藤谷文子)ねえ。でも、ブッディストですよ。

(町山智浩)だから、宗教的にはスピリチュアルな人とかヒッピーとかはこっち(民主党)なんですよね。ヒッピー系。だから、どっちかよくわかんないんですよね。お父さんね。どっちでしょう?

(藤谷文子)どっちでしょうね?

<書き起こしおわり>

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