吉田豪さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で、TVタックルの収録中にビートたけしさんから受けた恐怖体験について、玉袋筋太郎さんと話していました。
(玉袋筋太郎)豪ちゃん、よろしくどうぞ!
(吉田豪)お願いします!いろいろありますね。
(玉袋筋太郎)まあな、あ、あるけどな・・・うん。そういうこったよ!
(吉田豪)はるかMANIA(永源遥)Tシャツ、着てきましたよ!
(玉袋筋太郎)(笑)
(吉田豪)小林悠さんへのエールのつもりで・・・
(玉袋筋太郎)待て待て待て!
(吉田豪)これは・・・後で?(笑)。
(堀井美香)ちょっとね、早い。
(吉田豪)早いですね。
(玉袋筋太郎)豪ちゃん、待て!ハウス!ハウス!
(堀井美香)落ち着いて。
(玉袋筋太郎)どうどうどう!
(堀井美香)どうどうどう!
(玉袋筋太郎)いや、でもね、豪ちゃん。まあ前回ね、言った、とにかく俺の師匠。天下のビートたけし師匠に会うたびに俺は師匠に言われるわけ。
(吉田豪)なんすか?
(玉袋筋太郎)『おい、吉田豪ちゃんに謝っといてくれ。謝っといてくれ。たのむ!』って。
(吉田豪)なにがあったんだと?
(玉袋筋太郎)なにがあったんでしょうか・・・?
(吉田豪)今日、僕もね、『元気が出るテレビ!!』のジャンバーも着てきたんですけども。
(堀井美香)いろいろ仕込むって大事なんですね(笑)。
(吉田豪)みんな大好き、ビートたけし。当然僕も大好きですけども。
(玉袋筋太郎)もちろん、好きなんだよ。
(吉田豪)ある事件があったっていう。
(玉袋筋太郎)あったという話を。そろそろ。うん。俺もね、殿に言ったの。『いや、謝ってちゃんと伝えてますけども。殿、この話はして・・・?』『いや、たのむからもうして、笑いにしてくれ』って。
(吉田豪)そうですね。笑いとして消化しましょう!ということで、なにがあったか?といいますと、12月2日に『ビートたけしのTVタックル』に僕、ゲストで呼ばれたんですよ。スタジオの収録に。
(玉袋筋太郎)おお、いいじゃない。うれしいよね?やっぱり、うちの師匠だ。ファンなんだ。だって俺たち。
TVタックル 地下アイドル特集で共演中の事件
(吉田豪)そうです。で、たけしさん、2回ぐらい取材して。番組でも共演は1回してるけども、まあ、認識しているかどうか?ぐらいの感じだったんですよ。で、地下アイドル特集だったんですね。
(玉袋筋太郎)うん。アイドル。
(吉田豪)で、行きました。阿川佐和子さんとか大竹まことさんとかがいて。雑談をしていたんですよ。ちょうど、文化放送とニッポン放送とのコラボの直前だったんで、『大竹さん、裏番組を意識します?』とか、そういうような話とか。『行きたいんですよ、僕、あれ』とか言っていたら、『来りゃあいいじゃん!来て、入っちゃいなよ!』とか言われて、和気あいあいと話していて。たけしさん待ちをしていたんですよ。
(玉袋筋太郎)おう。
(吉田豪)で、たけしさんがスタジオに来ました。で、なぜかまっすぐ僕の方に来ます。で、すごい怖い顔をしてらっしゃいますと。
(玉袋筋太郎)うん。
(吉田豪)『おう、お前か、吉田ってのは?おい、お前、なんか俺の悪口週刊誌で書いていたらしいな、おい?』って始まって。全く身に覚えがないんですよ。
(玉袋筋太郎)ないよ!
(吉田豪)『えっ!?なっ・・・それは僕じゃない・・・』『ああん?お前、なんかお前、俺の顔が曲がっているとかなんか、書いたらしいじゃねえかよ、おい!?』って始まって。『よくお前、俺の番組出てこれたな?』っていう。『いや、絶対に僕じゃないと思うんですよ』って言ったら、『ああん?証拠出てきたらどうすんだ?』みたいな感じで、詰められたまま本番スタートっていう・・・(笑)。
(堀井美香)(笑)
(玉袋筋太郎)豪ちゃん!本当よくがんばった!
(堀井美香)生け贄(笑)。
(吉田豪)『ええーっ!?』っていう状況で。
(堀井美香)生殺し(笑)。
(玉袋筋太郎)豪ちゃん、あのね、その状況、弟子でも滅多にないですよ。私も何回か、怒られたことありますけども。もし、その状況だったら豪ちゃん、俺、全部・・・脱糞、放尿。うん。
(吉田豪)ですよね?(笑)。『芸人さんなら田舎に帰っているレベルだ』って言われましたよ(笑)。完全に『アウトレイジ』ですからね。本物の(笑)。キターッ!っていう。で、前半が別の特集だったんで、『スタジオで座って待っていてください』って言われてたんですけど、座れる状況じゃないじゃないですか、そんなもん。
(玉袋筋太郎)(笑)
(吉田豪)ずーっと棒立ちで。『さあ、どうしよう?』っていう。で、阿川さんも言っていたんですけど。『ちょっとムシャクシャするから阿川さん、つないで』って言われて、阿川さんが初めて進行したらしいんですよ。
(玉袋筋太郎)おわーっ!
(吉田豪)『どうしよう?』ってなっていたら、プロデューサーがスタジオの外に連れだして。で、『なにか問題があるんだったら僕、ぜんぜん身に覚えがないですけど。僕、いない方がいいんだったら、僕、帰りますよ』って言ったら、『突然いなくなるのもマズいし』って。で、オフィス北野の人、知り合いが何人かいたんで、『吉田さんがそういうことを言わないのは俺ら、わかってるから。ちゃんと後で説明するから、いまは出てくれ』っていう。『後で!?』っていう(笑)。
(玉袋筋太郎)後で(笑)。いま、説明してくれよ!
(吉田豪)この状況のまま出てくれっていう・・・
(堀井美香)地獄の(笑)。
(吉田豪)地獄ですよ!で、『わかりました。じゃあ、変にビビって引いたらそれもカチンと来るだろうし。出すぎてもカチンと来るだろうから、適度なバランスでがんばります!』って言って。だからオンエアーを見てもらうとわかるんですけど。たけしさんのギャグには笑っているんですけど、基本僕、ものすごい神妙な顔してるんですよ。常に。
(玉袋筋太郎)(笑)
(吉田豪)『ニヤニヤとかしてたら、たぶんそれがイラッと来るだろうから』と思って。
(玉袋筋太郎)まあその瞬間にバーッ!っとスタッフが調べて。で、豪ちゃんじゃないっていうことを殿にね。うん。
(吉田豪)で、まだ収録の途中で、たけしさんが突然、『吉田さん、さっきはゴメンな』って突然言い始めて。
(玉袋・堀井)(笑)
(吉田豪)『ええーっ!?』って。もうすごいピリピリしてたんで、共演者もピリピリしてたんですよ。突然それを言い出して。『なんかさ、さっきさ、本番前に吉田さんのことさ、ちょっと「俺の悪口言っただろ?」って脅しちゃったんだけど。あれ、俺の勘違いだったわ』って・・・(笑)。
(玉袋筋太郎)(笑)
(吉田豪)『ゴメンね!』って言われて。
(堀井美香)いや、でも素晴らしいですね。たけしさん、素晴らしいじゃないですか。
(吉田豪)そう。終わった後じゃなくて、普通に収録中にそれを言ってくれて。で、終わった後も『さっきはゴメンね』って言われて。『なんだったんだ、あれは?』っていう。即、玉さんに言ったら、『殿からいま、電話がかかってきた!』みたいな。
(玉袋筋太郎)そう!その晩、殿から俺に電話がかかってきて。『おう、玉袋。お前、吉田豪ちゃんって知ってるだろ?お前』『あ、知ってますよ』『あれ、俺よ、ちょっと間違えちゃってよ。謝っといてくれねえか?たのむぞ!お前、謝んねえと、とんでもねえことになるからな』って。逆に俺が脅されちゃって(笑)。
(堀井美香)さすが、アフターケアも忘れない。
(吉田豪)その後、だからいろんなオフィス北野の人と仕事をするたびに、謝られるんですよ(笑)。
(玉袋・堀井)(笑)
(吉田豪)『あの、言われたんで。殿から。「ゴメン」って』って。なんなんだ、これ?っていう、不思議な展開(笑)。
(玉袋筋太郎)豪ちゃん、リスナーのみんながね、本当、みんな言ってる。『豪ちゃん、よくがんばった!』って。
芸人間に話が広がる
(吉田豪)そうなんですよ。がんばったんですよ。ところが、これが、その場に陣内智則さんがいた関係で、芸人間で結構広まったらしいんですよ。で、ある僕の知り合いがぜんぜん関係ない芸人さんをインタビューしたら、『知ってます?あの話』って言われて、この話をされて。で、芸人間では、『この歳になってあんなにキレるたけしさん、かっこいい!』っていう話になっているらしくて。
(玉袋筋太郎)(笑)
(吉田豪)『いや、俺のがんばりも褒めてよ!ちょっと!』っていう(笑)。
(玉袋筋太郎)(笑)。リスナーは褒めてるよ!豪ちゃん、よくやったよ!
(吉田豪)で、最終的には東野幸治さんから、僕、プライベートの交流ぜんぜんないのに突然連絡が来て。『詳しく話を聞きたい』っていう(笑)。
(玉袋筋太郎)(笑)
(吉田豪)呼びだされて(笑)。で、最終的には千原ジュニアさんのトークイベントでこの話を、たけしさんから聞いた話として。勘違いで怒っちゃったエピソードとして話していたっていう(笑)。それぐらい解禁されているっていうね。
(玉袋筋太郎)そうですよ。ええ。もうぜんぜんですよ。
(吉田豪)ところが、女性週刊誌がそれを聞きつけて、取材に動いたりとかして。『ちょっと僕からコメントするわけには、まだいかないです』っていう風に言って。
(玉袋筋太郎)このネタを3ヶ月、俺たち寝かしていたっていう。俺たちが寝かしたんだ。えらいね!
(吉田豪)えらいですよ。これだけ口の軽い僕たちが(笑)。
(堀井美香)(笑)
(玉袋筋太郎)俺たちが(笑)。ベラベラなんでもしゃべっちゃう俺たちが(笑)。それぐらい、大変な。寝かせたって言う。
(吉田豪)緊張感のあった話でした!
<書き起こしおわり>
ネットニュースではなく放送なりポッドキャストなりを聴いた人ならわかってくれると思うんですけど、昭和の俳優のデタラメさを絶賛する人間が「ビートたけし、許せない!」みたいなモードになるわけもないし、ボクにとっては「一生もののいい体験をさせていただきました!」って感じの出来事ですよ!
— 吉田光雄 (@WORLDJAPAN) 2016年3月4日
12月7日放送の『たけしのTVタックル』地下アイドル特集で、そういうリアルアウトレイジな状況だったときに、「演歌女子ルピナス組のリーダーは組長、副リーダーは若頭と呼ばれていて……」という台本にないヤクザギャグをブチ込んだ勇気も誰か褒めて下さい!
— 吉田光雄 (@WORLDJAPAN) 2016年3月4日
スタッフがとりなしたわけじゃなくて、本人が途中で勘違いに気付いたから、収録中に突然「吉田さん、さっきはごめんね」と言い始めたわけです。 https://t.co/BZwjKPTHQv
— 吉田光雄 (@WORLDJAPAN) 2016年3月4日