脳科学者中野信子 男の色気を科学する

脳科学者中野信子 男の色気を科学する ジェーン・スー 相談は踊る

脳科学者の中野信子さんがTBSラジオ『ジェーン・スー相談は踊る』に出演。リスナーからの『男の色気とは何か教えて下さい』という相談に対し、科学的な回答をしていました。

(中野信子)(相談メールを読む)『こんばんは。いつも楽しく拝聴しております。さて、相談なのですが、私は43の中年ど真ん中のおじさんです。外見も性格もまったりしているためか、ゆるキャラ的なポジションにいます。これからは歳を重ねていくにつれ、かっこいいおじさん、またはおじいさんになっていきたいのですが(モテたいわけではありません)、どうすれば男の色気ってつきますか?もっと言えば、男の色気って何ですか?ぜひご教授いただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします』。

(ジェーン・スー)なるほど。43才中年ど真ん中。私たちと同い年ぐらいですね。

(中野信子)同世代ですね。

(ジェーン・スー)ゆるキャラ的なポジションにいて、モテたいわけではないけど色気はほしいと。色気なー!

(中野信子)難しいな、自分もつけたいわ、そんな(笑)。

(ジェーン・スー)本当だわ(笑)。うちらにくれよ!

(中野信子)(笑)。色気か、でも、そうだな。男の色気って何でしょうね?

(ジェーン・スー)『色気があるな』と思う芸能人の人とか、います?男性で。

(中野信子)そうですね。色気がある男性ですか。この年代ですよね。43才ぐらいの年齢ですよね。どなたがいるかな?たとえば・・・あんまりイケメンの人を挙げてもなっていう感じもするし。43。

(ジェーン・スー)40代ぐらいで考えると・・・

安住紳一郎の色気

(中野信子)そうだなー。たとえばね、安住(紳一郎)さんとかどう思います?

(ジェーン・スー)ああ、色気ありますよね。安住さん。たしかに。

(中野信子)うん。そうそう。なんかああいう感じとか、知的な側面もありつつ、でも、出すぎずみたいな感じとか。

(ジェーン・スー)すっごいエロそうじゃないですか?でも。

(中野信子)(笑)。ごめんなさい、本当ごめんなさい、笑っちゃった(笑)。

(ジェーン・スー)会ったことないですけど。私、お会いしたことないんですけど。ドエロな感じ、しますよね?

(中野信子)むっつり・・・(笑)。

(ジェーン・スー)私、そこまで言ってないからねー!むっつりまでは言ってないからね(笑)。

(中野信子)本当、ごめんなさい(笑)。聞いてたらごめん、安住さん(笑)。

(ジェーン・スー)何ですかね?そういうのって。

(中野信子)そうだなー。なんかまあ、男の色気っていうのを科学してみましょうか。

(ジェーン・スー)ほう!すごいな(笑)。何でも科学するな!

(中野信子)そう(笑)。まあ、だいたいそういう風にしか見れないというね。どういう男性になったら見を許してもいいかなという風に女性が思うか?っていう調査。意外と真面目にやられていて。

(ジェーン・スー)ええーっ?そうなんですね。

男の色気の2つの類型

(中野信子)うん。なんかね、これね、2つの類型に分かれるんですね。ひとつの類型は、弱い立場の人を助けている姿を見た時に、その人に対して『ああ、この人にならついて行ってもいいかな?』って思っちゃう。

(ジェーン・スー)ヤンキーが雨の日に子猫に傘をさしているやつだ。

(中野信子)それだ(笑)。

(ジェーン・スー)あれだ!

(中野信子)そう、あれ(笑)。自衛隊がモテるとかね。

(ジェーン・スー)ああ、なるほど。

(中野信子)自衛隊合コンみたいなのが人気だったりする。ああいうやつとか。なんか、海外だと消防士が人気って。

(ジェーン・スー)すっごい性的に見られてるんだよね。アメリカとかって。

(中野信子)そうそう。すっごいセクシーだって言われる。あれとかですよね。で、弱い人を助ける姿を見せると、女性はついて行ってもいいと思うらしいよっていう調査がある一方で、そうじゃない例もあるんですね。これはもう、ダメ男の方ですね。ダメ男の方は3条件あって。このみっつが揃うといいらしい。

(ジェーン・スー)うん。

(中野信子)ひとつには、小さい嘘をたくさんつくっていう(笑)。もうひとつは、大ぼら吹きですね。『俺はいつか日本一になってやる』とかいう。

(ジェーン・スー)『ビッグになるぜ』と。

(中野信子)まあ、ビッグマウス的な。で、もうひとつは、人の不幸を見ても心が動かないっていう(笑)。

(ジェーン・スー)ああー、平気っていう人。

(中野信子)平然と、冷然としている人。

(ジェーン・スー)えっ、ちょっと待って?その人は、モテるの!?

(中野信子)そう。なんか一夜限りの性的関係を結べる数が多い。

(ジェーン・スー)あ、そうなんだ!(ガタン)。

(中野信子)そう。ちょっとまあショッキングで。

(ジェーン・スー)びっくりして私、なんか倒しちゃったよ。このスタジオの中で、ビンみたいなの。

(中野信子)動揺して(笑)。

(ジェーン・スー)『なにを!?』っていう。

(中野信子)まあ、ダメ男好きな女っているんだよね。

(ジェーン・スー)そうなの!?でも、私が思っているダメ男とちょっと違うわ、それ。

(中野信子)ああ、そう?

(ジェーン・スー)悪い人じゃん。だってそれ。

(中野信子)悪い人。本当に悪い人。

(ジェーン・スー)悪い人だよね。

(中野信子)なんかその危険なやつが好きな人、いるね。

(ジェーン・スー)ああー。危険な人はたしかに色気があるって言われがち。

(中野信子)『この人にはついて行くと捨てられるかもしれないけれども、それでもいいの!』っていう感じのね。

(ジェーン・スー)でも、そういう人って絶対幸せじゃないじゃん。男の方も。絶対に満足していない人生を送ってる。

(中野信子)で、またなんか幸せそうじゃない感じがまた魅力だったりとかね。

(ジェーン・スー)ってことはね、相談者さんはゆるキャラ的なポジション。これでみんなに愛されるっていうのがいちばんだと思いますよ。

(中野信子)そうですね。

(ジェーン・スー)それが相談者さんの魅力だと思います。お便り、ありがとうございます。

<書き起こしおわり>

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