宇多丸推薦図書『黒い迷宮: ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実』

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宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』秋の推薦図書特集の延長戦、放課後ポッドキャストで、『黒い迷宮: ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実』と『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』を紹介していました。

黒い迷宮: ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実

(宇多丸)あとね、ブックフェアーに入れないまでも、玉さんからすすめられる本が面白くてさ。前に『タイソン(真相 マイク・タイソン自伝)』。タイソンもめっちゃ面白い。あれもそもそも玉さんからすすめられたんだけど。

宇多丸 『真相 マイク・タイソン自伝』を絶賛する
ライムスター宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』の秋の推薦図書特集 放課後ポッドキャストでマイク・タイソンの自伝本を推薦。『近年いちばんの面白さ』と絶賛していました。 ...

(伊藤総)はい。

(宇多丸)その玉さんがね、『宇多ちゃん、あれ読んだ?』っつって。ルーシー・ブラックマン。イギリス人の女性の事件、あったじゃないですか。

(伊藤総)日本で亡くなった。

(宇多丸)あれの、ルポというか。『黒い迷宮』っていう本があって。これはイギリスかな?の、ジャーナリストの方が書いているやつで。まあ、むちゃむちゃ面白いし、ぜんぜんそのルーシー・ブラックマンの事件の最後の裁判の方の顛末をしらないでしょ?みんな。あんまり。

(しまおまほ)うんうん。

あまり知られていない裁判の意外な判決

(宇多丸)容疑者が捕まりましたっていうところぐらいまでで。で、意外と判決が『えっ!?』っていう判決だったりするんで。

(伊藤総)へー!

(宇多丸)とか、その容疑者の・・・

(伊藤総)ずっと逃げていた人?

(宇多丸)いや、それは市橋・・・それは混ざっちゃっているんですよ。みんな、そこ。

(しまおまほ)外国の人が好きだった男の人?

(宇多丸)そうそうそう。織原城二っていうあれなんですけど。結構ね、『堕靡泥の星』って劇画がありますけど。『堕靡泥の星』を地で行くような、もう本当に連続昏睡レイプ魔だったんですけど。この人が。もう、それの暗黒ぶりとか。あと、やっぱり外国のルポルタージュの方が書いているから、もうすごく忌憚なくというか。僕から見ても『ああ、こうだと思う』っていうぐらい、要は日本の警察機構と司法、取り調べとか、裁判のやり方の『ここが変だよ日本の司法』っていうか。

(しまおまほ)うーん!

(宇多丸)まあそれもすごい。ただ、ものすごい熱意を持ってそういうシステムの中でやってくれている刑事とかもいる前提なんだけど。とかもね、『ああ、たしかに』って。要するに、たとえば取り調べの非常に不透明な感じであるとか、起訴されたら最後、90何%有罪の裁判システムだとか。そういうところも浮き彫りになっていて。日本というシステムの。ただ、同時にこれが海外で報道された時に、ある完璧に人種差別入った偏見みたいなものに対しても『そういうことじゃねえだろ?』みたいなのも入れていたりとか。

(しまおまほ)ああー。

(宇多丸)あと、ご遺族の方というかね。

(しまおまほ)何度も日本の来られてましたよね。

(宇多丸)あの、ご家族の側にもものすごい揉め事というか、葛藤があって。そこもすごくフェアにというか・・・ぜんぜん違うことだから。

(しまおまほ)ねえ。Tシャツ作って着てたりとか。

(宇多丸)そう。お父さんがね。

(古川耕)覚えてますもん。ありましたね。

「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気

(宇多丸)それも、『黒い迷宮』も面白かったし。あと、西崎義展っていうヤマトのプロデューサーの本。あれの伝記(「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気)もあって、それもむちゃむちゃ面白かったりとか。いろいろね、玉さん推薦本はむちゃくちゃ面白いんだよね。

「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気

(古川耕)『黒い迷宮: ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実』は早川書房から出てますね。

(宇多丸)あと、西崎義展のやつ、ないかな?ヤマトのプロデューサーの。とか、そのへんもおすすめですよ。むちゃむちゃ。玉さん推薦はね、毎回。

(古川耕)読書家ですよね。

(宇多丸)実はむちゃくちゃ読んでますね。

(伊藤総)へー。いや、マイク・タイソンは私も読んで、すごい感動しました。

(宇多丸)ねえ。あの、そうそうそう。(高野)政所くんにね、差し入れしたという。で、『いちばんグッと来た』っていうね。やっぱりね、言ってたというあれですけど。ちょっといま、検索していただいてますけどね。

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(古川耕)ネットにいま、ちょっとつながらなくて・・・

(宇多丸)でも、なんでヤマトのプロデューサーなんてところにいきなり躍り出たのか?とか。あと、尖閣諸島事件、あったじゃないですか。あれの真相とかね。『あ、やっぱそうなんだ!』っていうね。

(しまおまほ)へー!

(宇多丸)『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』ですからね。あと、いろいろ取り沙汰されている、お亡くなりになるところの実際どうだったか?みたいなのも書かれてまして。これも、むちゃくちゃ面白かったですしね。いろいろありますね!いろいろあるね!

(古川耕)これ、話題ですよね。これ、講談社から出ています。

(宇多丸)あと、もちろんまだ僕、読み始めたばっかりですけど、春日太一さんの新刊。「市川崑と『犬神家の一族』」。これ、新書。むちゃむちゃ面白いですよ、これ!これはまあ、春日さんに直接来ていただいて話をしていただくのがいいと思いますが。Session(22)とか、出たんだっけ?

市川崑と『犬神家の一族』 (新潮新書)

(古川耕)そうですね。出られました。

(宇多丸)キリないね。本は、ダメだね。

(しまおまほ)(笑)

(宇多丸)本、キリないね。伊藤さんが来ると本当、その後、ドスドスドス!っていうね、超弩級が溜まっていくんで大変ですよね。

(伊藤総)ありがとうございます。

<書き起こしおわり>

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