PUNPEEとRHYMESTER『Bitter, Sweet & Beautiful』制作を語る

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PUNPEEさんがTBSラジオ『タマフル』に出演。ライムスターのアルバム『Bitter, Sweet & Beautiful』の制作について、ライムスターの3人と語り合っていました。


(宇多丸)ということで、あっという間に時間が過ぎちゃうんで、今回、我々がアルバム『Bitter, Sweet & Beautiful』でお呼びしたわけですけど。じゃあ、まず、なんで呼んだか?っていう話を聞こうか。Dさん。


(Mummy-D)うん。なんでだっけ?Pさん?

(宇多丸)いやいやいや・・・一応、経緯をお願いします。

(Mummy-D)ええと、あるヒップホップのサイトの編集者の人が、たぶんこことここをくっつけたらいいんじゃないか?っていう。

(宇多丸)この番組に出たことがある、11zeroっていう。

PUNPEEとMummy-Dのお見合い

(Mummy-D)はい。伊藤くんです。彼が、計画的にというか、お見合いをしてれたの。で、その前に俺は、『こういうヤバいものがありますよ』って、PUNPEEの『Movie On The Sunday』っていう、あれはアルバムということでいいのかな?

(PUNPEE)まあ、MIX CDみたいな、アンソロジー。作品集。

(Mummy-D)それを聞かせてもらって。それで一発で、さっきかかったけど、『Renaissance』っていう曲でもう超ヤラれて。



(宇多丸)うんうん。

(Mummy-D)で、これはすげーぞ!っつって、それでお見合いの場で、よろしくお願いしますという感じなり、その後、僕たちのアルバム、次どうしようか?っていう時に、結構真っ先に、じゃあP様にトラックをお願いしようか?っていう流れですよね。

(宇多丸)なるほど、なるほど。P様、ちなみにそのお見合いの場に呼び出された時はどう思ったんですか?

(PUNPEE)『あ、な、何を話そうかな?』みたいな感じでしたね。

(宇多丸)まあでも、ちょっとDさんとは会ってみたいかな?っていうのはあって?

(PUNPEE)そうですね。でも、会ってみたいっていうか、何を話そうかな?っていうのをずっと考えてました。

(宇多丸)何を話したか、覚えてます?そん時。

(Mummy-D)ん?いや、どんないままで、音楽的なバックグラウンドがどんなのがあるの?とかさ。なんかそんな話だったと思うんだよね。

(宇多丸)P様的にはさ、また『P様』っつっちゃっているけど。ライムスからそれで依頼が来るとか、思ってました?

(PUNPEE)いや、ぜんぜん。思っておりませんでした。

(宇多丸)『おりませんでした』(笑)。えっ、じゃあ、『今度のアルバム用にトラック、何かくんない?』って来た時は、どんな感じだったんですか?

(PUNPEE)いや、でもなんか、うーん。気持ちは違ったっすよね。あの、普段トラックを提供する人とはなんか違う、なんか、うん。

(宇多丸)こんだけ年上と仕事したこと、あんまない?

(PUNPEE)ないっす。でも、最初5曲、デモを渡して。そのぐらいで、『あ、これは使う。これは使う』ってなった時点ぐらいから、気合が入りましたね。

(宇多丸)ああー。

(Mummy-D)最初はじゃあ、なんかわかんないけどちょっと投げてみよう、みたいな感じだった?

(PUNPEE)そんな感じだったっす。そしたら、何曲かもう使うってなって。『あ、これはちょっと、いっぱいかかわるくさいぞ。ちょっとすげー、俺、がんばろう。よし!』みたいな、なんかそんな感じだったっす。

(Mummy-D)それでもう、相当がんばってくれたみたいで。

(宇多丸)粘って粘って。

(Mummy-D)だからあれだよね。その当時、『PUNPEEはライムスターのトラックばっか一生懸命作っていて。他にはロクでもないのを回している』っていう噂がたったぐらい・・・

(PUNPEE)ないです!

(Mummy-D)すごい一生懸命・・・

(宇多丸)なんてことを言うんですか、あんたは!

(PUNPEE)ないです。ないです。ないです。

(宇多丸)PUNPEEが困るじゃない。そんなの。

(Mummy-D)そうか、そうか。

(PUNPEE)でも、挑戦する感じに近かったっすね。

(宇多丸)挑戦?

(PUNPEE)言われた、ぜんぜん自分のことを知らない人もあれしているわけだから、なんか、いままでと同じ感じもあるっすけど、更新したい気持ちはあった気がする。

(宇多丸)なるほど。もしね、それがいいステップにまたなるなら、俺らもね、お呼びした甲斐もありますけど。とは言えさ、やっぱさっきの曲を聞いてもさ、改めて思うけど、いわゆるPSGとか、ラップのスタイルひとつとっても、PUNPEE的なものと、ぜんぜん違うじゃん?ある種、正反対っていうかさ。アプローチとかも。そのへんってどう?ぶっちゃけ、P様的にはどう思ってたりするの?

(PUNPEE)うーん・・・いや、でもそんなに違和感とかはなかったっすけど。

(宇多丸)ちょいちょい俺らがさ、ラップ入れたのを上げて、渡してたじゃない。で、こう上がってくるのを聞いて、こうさ、どう思ったの?

(PUNPEE)あ、でも、ライムスターのラップが乗ってる。やっぱ、印が乗っているっていう感じがして。

(宇多丸)ライムスターだよな!っていう感じだよね(笑)。

(PUNPEE)やっぱ、アガったっす。普通に、アガりました。

(宇多丸)なるほど。それはもう、ヘッズ気分な感じでっていう?

(PUNPEE)もう、声が名刺みたいなんで。2人とも。もうそれで、すげーアガった記憶があります。

『Kids In The Park』制作

(宇多丸)ありがとうございます。ちなみに、気合入れてずーっとさ、必殺曲をさ、クラシック曲を作ろうって、ずっと粘ってできました!っていうのが『Kids In The Park』で。いま、ミュージックビデオ、もう大評判ですよ。



(PUNPEE)そうっすか?

(Mummy-D)大人気だよ。

(宇多丸)P様が。

(PUNPEE)いやいやいや、そんなことないっす。

(宇多丸)いやいや、でも、本当。本当。素晴らしいんだけどさ。本当にさ。あの、この曲って実はすごいいちばんさ、すり合わせ、グイグイしたじゃないですか。

(PUNPEE)しました。

(宇多丸)あの時のPUNPEEは何を考えて・・・どういう、いろいろさ、たとえば、16小節を半分に削ったら・・・とかさ。あとまあ、言葉遣いとかもこうしたら・・・とか、いろいろやって。最終的にどっちを取るか?はさ、いろいろあったけど。どういう風に思ったの?

(PUNPEE)なんか、やっぱりこう、ライムスターさんとやってみて、あとでいろんな評判とかいろんな人のツイートとかを見て思ったんですけど。やっぱり、意味でみんなそういう、深読みじゃないですけど。やっぱり、ちゃんとみんな理解しようとして、何回も聞いたりとか。俺らはあんまりそういう感じじゃなくて。どっちかって言うと、音楽的にノリがよかったりだとか、洋楽・・・

(Mummy-D)音的にね。音的なアプローチだね。

(PUNPEE)そういうアプローチで『Kids In The Park』はなんか打ち出した曲だったんで。そこでたぶんいろいろ、しっかりそこはさせようかなって思ったのかも知れないです。自分的なロジックで曲を成り立たせるというか。

(宇多丸)たださ、16をさ、3番は8小節がいいんじゃないか?っていうのは、音楽的にその方が流れがいいからっていうことだよね?

(PUNPEE)うん。なんかそうっす。そうっす。あの、フックから始まって、やっぱりサラッと。なんか、やっぱ好きな曲って短い曲が多いし。でも、感覚的なものです。考えてじゃなくて。

(宇多丸)ああー。そうだよね。きっとね。

(Mummy-D)それがね、サラッとできないんだな。俺たちはな。サラッとできないんだよ。

(宇多丸)そうね。まず、俺らの特徴としては、空白があると、なにか埋めようとするんだよね。

(PUNPEE)あ、でもそこは俺も一緒っす。意味を持たされる・・・

(宇多丸)あ、本当?あと、そこになにか意味、意味、意味をやっちゃうんだよね。

(PUNPEE)いや、わかります。

(宇多丸)でも今回その、あれですよ。まあ、結果的にというかさ、もちろん狙ったところもあるけど。コンセプトアルバムなだけに、言ってることが割とガッチガチだから。ぜひみなさん、1回や2回じゃわからないぐらいガッチガチに組んであるから。やっぱ、PUNPEEがいて、風通しがよくなったのがすごく大きいと思いますね。

(Mummy-D)そうですよね。うん。

(宇多丸)といったあたりで、じゃあPUNPEEのプロデュース曲。『Bitter, Sweet & Beautiful』より1曲、お聞きください。この番組では初めてかけるのかな?アルバムの実質1曲目にあたる曲でございます。P様プロデュース。ライムスターで『フットステップス・イン・ザ・ダーク』。


(宇多丸)はい。俺のラップはCDで聞いてください。

(一同)(爆笑)

(宇多丸)えー、ということでね、ダメだ!時間がやっぱあっという間に来ちゃう。

(Mummy-D)ダメだよ!

(宇多丸)時間が来てしまうので。

(Mummy-D)ねえ。村の時間だよ。そういうこと言ってるからダメなんだよ!

(宇多丸)そういう余計なことを・・・まあでも、PUNPEEのね、魅力というか。俺らがどれだけPUNPEEを買っているかとか、お世話になったかというあたり、伝わればいいと思います。

(中略)

(宇多丸)はい!残り、まあ1分20秒。

(Mummy-D)1分20秒?どうすんのよ!?

(DJ JIN)結構余った。

(宇多丸)PUNPEE的にはどんな話をしたかったですか?

(PUNPEE)あ、俺、気になったんすけど。PV、この前撮影の時に、宇多さんとすごいいい感じで映画の話になって。わちゃわちゃってなった時に、宇多丸さん、あれなんですよ。疲れていたからか、横になって寝だしたんすよ。その時、俺のここに頭のてっぺんが見えるように寝たんすよね。それって、なんか心を許しているあれなのかな?みたいな。

(一同)(笑)

(Mummy-D)犬かよ!?

(DJ JIN)ニャーゴニャーゴみたいな。ナデナデ、ナデナデみたいな。

(宇多丸)(爆笑)

(Mummy-D)なんだよ、それかよ、最後(笑)。

(DJ JIN)俺の膝のそばに宇多丸さんの頭があると。

(PUNPEE)いや、本当にいちばんてっぺんがここに・・・

(宇多丸)ああ、そう?近かったんだ。

(PUNPEE)すげー近くて。

(宇多丸)ああ、そう。膝に乗っけるぐらいの勢い?それは失礼。いや、心許してますよ。まあ、マイメン的なことで。

(PUNPEE)すいません。それ、気になったんで。すいませんでした。

(宇多丸)すいません。頭頂部。すっごい微妙な・・・あと30秒。

(Mummy-D)30秒?俺、いい?新曲、すっげーかっこいい。

(PUNPEE)あ、いまの?

(Mummy-D)うん。最初にミックスでかけてくれたやつ。あれ、すっげー気になる。

(PUNPEE)あ、じゃあ今度、YouTubeに上げます。

(Mummy-D)いや、ちゃんとリリースしましょうよ!

(宇多丸)ちゃんと、ちゃんと作ろうよ。ちゃんと出しなよ。待望論、あるよ。

(Mummy-D)ちゃんとやろうよ。

(PUNPEE)あ、が、がんばりまーす。

(宇多丸)(笑)

<書き起こしおわり>
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