里崎智也 佐々木朗希が23歳でメジャー移籍するメリットを語る

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里崎智也さんが2024年11月17日放送のTBSラジオ『石橋貴明のGATE7』に出演。石橋貴明さんとポスティング25歳ルールがあるにもかかわらず、23歳でメジャー移籍を目指す佐々木朗希さんについてトーク。若くしてメジャー移籍をすることで得られるメリットなどについて話していました。

(石橋貴明)そしてほら、ロッテは朗希、どうなるの?って。

(里崎智也)ねえ。どうなるんですかね。

(石橋貴明)大学を卒業して1年目の年ですよね。23だから。これで行っちゃうのはたぶん大谷と……。

(里崎智也)大谷がここで行ってるんですよね。23で行って、24からが1年目なんで。

(石橋貴明)だから大谷くん以来の……だけど、あの時にできちゃったルールですもんね。25歳ルール。

(里崎智也)そう、そう、そう。だから移籍金もね……。

(石橋貴明)低いんですよ。ロッテ、本当に悔しくてガムを噛むしかないっていう。

(里崎智也)だから、あれですもんね。あのヤクルトの村上とか、25歳以上になるまで待ってるんですよね。

(石橋貴明)本当はムネは今年、25の年なんだけど早生まれで2月かなんかで。だから契約の時は24になっちゃうんですよ。だから、今行くとヤクルトにお金が入んないんでムネはもう1年、やるんですよ。すごいよね。ええっ、行っちゃうの?っていう。

25歳ルールによってポスティング移籍する場合でも球団にはそれほど移籍金が入らず、せっかく育てた選手がメジャー移籍してもその対価を十分に得られません。そういった事態を避けるためにヤクルトの村上宗隆選手は25歳になるまであと1年、日本で野球をすることをチョイスしているようです。しかし、佐々木朗希選手のように25歳になったり、または海外FA権を取得するのを待ったりせずにメジャー移籍する場合、選手側に大きなメリットがあると里崎さんは指摘します。

若いうちにメジャーに行くメリット

(石橋貴明)これでもし朗希が行っちゃったら絶対、中日の高橋(宏斗)くんだってあと1、2年やったらその年になって。「行かせてくれ」って話になるんでしょう? すごいですよ。あとオリックスの山下舜平大とか。

(里崎智也)あとは西武軍団が待ってますからね。まあ髙橋光成、今年は悪かったですけど。まあ本人は行きたいわけですもんね。あと平良とかね。だからあとは球団がどこまで強気で「うちはポスティングはNO」って言えるかどうかですね。仮にもしFAで行くとしたら、たぶん大谷って今年が1年目ぐらいやと思うんですよ。FAで行っていたら。

(石橋貴明)30歳で。

(里崎智也)はい。で、18歳からなんで。今、9年じゃないとFAって取れないんで。たぶん高卒1年目からは満額はいないと思うんで10年ぐらいは最低かかってると思うんで。たぶんFAで行っていたら今年が1年目なんですよ、大谷は。

(石橋貴明)じゃあ5億円か6億円ぐらいかな? もうちょい、もらえるか。それまで日本で活躍してりゃ。でも24歳で行っていたからが今や、メジャーリーグナンバーワン。100億円。

(里崎智也)あと早めに行くと、怪我しても待ってくれるんですよね。若いと、怪我しても怪我してる間にもうちょっと能力もビルドアップできますし。まだ23歳で若かったら待ってくれますけど、30を超えて怪我したら、1年目とかだと待ってくれないですよね。球団は。

(石橋貴明)長い契約、してくれないし。

(里崎智也)で、すぐにそれで「使えない」って判断されると、若手にシフトチェンジされるんで。そこらへんも若いうちにに行くと、大きいですよね。

(石橋貴明)それで、それだけ投げて打ってると、メディカルチェックで何か引っかかった場合、やっぱり契約のお金も低くなっちゃって。マエケンくんがそうだったじゃん? 肘かなんか、あの時にイレギュラーが見つかったっつって、満額契約になんなかったでしょう? だからそういうこともあるんで。早く、フレッシュな状態でっていうのは……いや、大変だね。

やはりそれなりに年齢を重ねてメジャーに行く場合、そんなにチャンスがもらえない状態になってしまうんですね。怪我をしたとしても球団が待ってくれないというのはなかなかキツい状態ですし、そもそもプロで稼働している年数が多いほど勤続疲労による怪我の可能性も高まるはずです。今やメジャーのトップ選手となった大谷翔平さんもあの時、メジャー移籍していなければ現在のような姿にはなっていなかったかもしれないですよね。だとすると、周りの反対の声を押し切ってでも今、メジャー移籍を果たしたいという佐々木選手の考えも理解できました。

『石橋貴明のGATE7』2024年11月17日放送回

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