プチ鹿島が語る アントニオ猪木との初対面で感じたこと

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プチ鹿島さんがTBSラジオ『東京ポッド許可局』の中で、アントニオ猪木さんとの初対面と闘魂ビンタ注入を受けて感じたことを語っていました。


(プチ鹿島)この間はじめて、猪木さんに会ったんですよ。僕、それまではずっと避けてた。やっぱり自分は野次馬で、観客席にいたいと。何度か生猪木に会えるチャンスはあったんですよ。だけど、お断りしてたんです。お断りしてたっていうのもあれですけど、避けてたんです。でも、芸能人論やったじゃないですか。そうは言っても、ゴチャゴチャ言ってるけど、お前、芸能人だろ?ってね。で、自分の中でそんなのが芽生えて。で、この間猪木に会えるチャンスがあったんで、会いに行って闘魂ビンタ注入っていう、ザ・ベタですよ。

(サンキュータツオ)うん。

(プチ鹿島)を、あえてやったんですよ。自分の中でも踏み越えた瞬間ですよね。だって俺、そういう方じゃんっていう。大きな変わり目だったかなと思いますけどね。

ザ・ベタ 闘魂ビンタ注入



(サンキュータツオ)なんか、変わりました?それ、(荒川強啓)デイ・キャッチ!ですよね。引っぱたかれた。それ、なんか猪木観変わりました?こういう感じなんだ・・・みたいな。実際に会って。

(プチ鹿島)まあ、だからこれ猪木さんだけじゃなくてもそうですけど、やっぱりああいう人たちって、人をすんなり気持よくさせる術っていうのをもう、学んでますよね。

(サンキュータツオ)それ、すげーわ。マジで。

(プチ鹿島)あの猪木ですら。だから僕、本をね、『教養としてのプロレス』っていう本を猪木さんに献本して。『写真撮らせてください』って撮ってもらった。記念撮影で。まあ、よく考えれば図々しいですよ。エジソンに発明の面白さの本を渡したみたいなもんだから。

(サンキュータツオ)(笑)

(プチ鹿島)でもね、『わかりました』っつって。で、『ちょっとこれ、写真に・・・もっと上の方がいいな』っていうのを独り言風にして。

(サンキュータツオ)すごい。優しい。

(プチ鹿島)そんなこと言われたら、嬉しいじゃん。それ、だから昭和の政治家にも通じるところなんだけど。だから実際に会うと・・・

(サンキュータツオ)昭和っていうか、自民党ね(笑)。

(プチ鹿島)人たらされちゃうっていう。それ、俺避けてたんだけど。

(サンキュータツオ)超学びたい。そういうの。

(プチ鹿島)でも、そういう人たらしに会ったとしても、まあいままでのスタンスとは変わらないっていう。負けないでいこうっていうのはありますよ。

(マキタスポーツ)俺さ、俺もそういうことで言うと、TAKUROっていう人と、GLAYのTAKUROさんとお会いして話して。で、すごく面白くて。で、僕の書いた本のこととか、僕のいろいろやっていたネタとか曲とかも見てもらって。『すごいですね!すごいですね!』って言ってくださる。で、それに乗って俺も『実はこういうことを考えて、こういうことなんですよ』っていうことを言うんだけど、『わかる!わかる!』って言ってくれるんですよ。で、『僕もこういうことがありまして』ってことで、必ずそれ用の答えというか。自分も似たような経験の中でこういうアウトプットしてきましたっていう経験談が、どうやっても必ず答えが返ってくる。

(プチ鹿島)引き出しが。

(マキタスポーツ)だから、僕、正直言うとお会いする、これご本人に言ったことですし。『お会いしてお話を聞くまでGLAYという音楽って、GLAYがやってきたことっていうのは興味がなかったんですって。僕が興味をもつ必要がないと思ってたからなんですよ。っていうのは・・・』っていうので、いろいろ言い分を話したんだけど。だから別のものだとやっぱり思っていたし。ところがやっぱり同じような感性なんだけど、違う。だって、ほぼ同い年、同年代ですよ。同じように音楽もやってたんだけど、彼らは早く売れたわけでしょ?だけどさ、本当にいろいろそういう多彩な引き出しがあって。いろいろ考えた上でああいうことをやってたんだっていうことがわかって。謎が解けるわけですよ。

(サンキュータツオ)俺、だからそれだと最近、談志師匠のお弟子さんのね、談四楼師匠っていう人とたまたま一緒になって、ちょっとお話する機会があったんですけど。その談四楼師匠っていうのは、談志師匠が落語協会を脱退するきっかけになった人なんですよね。まあ要は、真打ち昇進問題で談四楼師匠だけ落とされて、ふざけんな!って言って落語協会を出るわけなんですけど。その基準を巡ってね。で、談四楼師匠に聞いたら、談四楼師匠より前の弟子と後ろの弟子でぜんぜん談志観が違うと。っていうのは、寄席で育っていて、談志師匠には『上手くなれ』ってみんな言われてたと。『売れなくていい。上手くなることだけ考えろ』。だけど、談四楼師匠以降の弟子はみんな『売れろ』って言われた。

(マキタ・鹿島)うーん。

(サンキュータツオ)だから教育方針が180度転換されて。それで兄弟弟子の中で、『えっ、これ師匠どうなってるの?』みたいな感じでちょっと混乱をしたみたいな。だけどそこはやっぱり後から考えると談志師匠ってこういうことを考えてたんじゃないか、ああいうことを考えてたんじゃないかっていう。まあひとつのね、きっかけもあったわけなんですけど。やっぱりそういう意味では、なんかいろんなことが答え合わせになりますけどね。あえて表には出てないですけどそういう話を聞くっていうのは。またちょっと実物に会うのもそうですよ。周りの人から聞くのも、その人に迫る方法のひとつだな、なんて思いましたよね。だから考えていることは面白いですよね。

(マキタスポーツ)うん。売れてる人はみんな面白い。

(サンキュータツオ)でさ、一発で心を持っていくでしょ?あれ、どうすればいいの?俺、足りないと思うんだけど。

(マキタスポーツ)でもやっぱりなんか、心の開き方が上手だなとかって思うけど。

(サンキュータツオ)開き方?スピード?

(マキタスポーツ)スピードもそうだし。とか、より本質的な話にすぐ出来るっていうか。

(サンキュータツオ)『あれ、こうだよね』って。

(マキタスポーツ)っていう話とか。面倒くさくないよね。そのへん。

(サンキュータツオ)もう自己紹介もして、なんかこう打ち解けて、お酒飲んでほぐしてようやく本題とかっていうんじゃなくて。『あ、どうも。はじめまして。で、この間のあれさ・・・』みたいな。そういう感じの話の早さ。

(マキタスポーツ)こっちがまあ、なにかそれに関して話したら、『あ、こうだよね』とかってすぐに響く。本当に打てば、本当にレスポンスがいい。

(サンキュータツオ)ずーっとそのことについて考えているから、打てば響くんだよね。1回もそのことについて考えたことない人ってやっぱりそこの場で考えるけど、自分の中で内省してる人って突けばかならず返ってくるもんね。その反応速度の早さって大事ですよね。

<書き起こしおわり>