ミッツィー申し訳・宇多丸が語る 申し訳ないとの歴史と終了後の展開

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TBSラジオ『タマフル』で、イベント終了となった申し訳ないとについて、主催者のミッツィー申し訳さんと宇多丸さんが語り合っていました。これまでの歴史や、今後の展開について話しています。

ミッツィー申し訳・宇多丸が語る 申し訳ないとの歴史と終了後の展開

(宇多丸)今夜は『さようなら2013年、さようなら申し訳ないと。番組まるごとDISCO954スペシャル』ということで日本語縛りのミックスショーをぶっ通しでお送りしているわけなんですが。いよいよ最後のDJとなってしまいました。トリを飾るのはもちろんこの方。日本最大・最長・最良のJ-POP DJパーティー申し訳ないと主催者、DJミッツィー申し訳さんです。

(ミッツィー申し訳)改めまして、ミッツィー申し訳です。

(宇多丸)なんか食い気味で入ってきましたけど。ミッツィーさん、ついに終わりですね。

(ミッツィー申し訳)本当に、申し訳ないととしてこのTBSラジオに出演という形はラストですね。

(宇多丸)ミッツィーさんのこれからの動きは、DJの後にでも伺おうと思うんですが。とりあえず、昨日三宿WEB、最後だったんですけど。WEBの売上記録、更新したらしいですよ。

(ミッツィー申し訳)たぶん今年のかなんか。とにかくバーがものすごいことになってました。

(宇多丸)みんな酒飲みまくって。シャンパン出まくりの。

(ミッツィー申し訳)我々も勢いづいてドンペリとか入れちゃいましたからね。

(宇多丸)僕、だってすっからかんに・・・

(ミッツィー申し訳)何万遣ったんですか?

(宇多丸)わっかんない。相当持っていったつもりなのに、すっからかんになってましたね。

(ミッツィー申し訳)1回、ATM行こうとしてましたよね。行きましたよね?

(宇多丸)そしたら、キャッシュカード持ってきてなかったみたいな。そんな感じで。でも全部使いきってしまいましたというぐらいで盛り上がりましたが。あの、まあミッツィーさん。最初宇都宮で始まって。最初、メンバーぜんぜん違いましたもんね。

(ミッツィー申し訳)そうですね。宇都宮の4人組ぐらいで始まったんですけど。その後に宇多丸さんが2000年にウチのクラブプラネットっていうところでライムスターさんをお呼びして、そこでこういうことをやってるんですよねって説明して、ミックスCDを渡したら・・・どうだったんですか?このミックスCDの感想というか。

(宇多丸)だからそれをですね、移動中かなんかにライムスターの車でミックスCDを聞いていて。要は僕がなんとなく漠然と『こんなことをできたらかっこいいのにな』って思っていたことを、すごい高度にやっている人がいる!っていう感じで。で、さっそくたぶん連絡して。

(ミッツィー申し訳)そうですね。で、修行の旅が毎月1回。

(宇多丸)毎月。そもそもミッツィーさん、なんで申し訳を始めようと思ったんですか?

(ミッツィー申し訳)昨日の三宿でも言ったんですけど、クラブミュージックが好きすぎたんですけど。そん時の、たぶん2000年ぐらいってクラブミュージック自体もちょっと煮詰まリ気味っていうか。曲に対して『使える・使えない』みたいな話をよくDJが言っていて。すごい素敵な曲なのにビートに乗ってないとか、かけられないっていうのにちょっとイラッと来ててですね。

(宇多丸)ああ、DJだったらそれはちゃんと・・・そういうんじゃなくても、踊らせてナンボだろと。

(ミッツィー申し訳)はいはい。それとクラブの閉鎖感みたいなのに対してムカつきを覚えましてですね。となると、いちばん嫌がることってなんだろう?と思ったら、日本語のJ-POPをクラブでかけるっていうのがその時代、結構ご法度だったと思うんですね。

(宇多丸)そうですね。いまこそね、結構かかるようになってきましたけど。あのころは数少ない、MISIAの『つつみ込むように』がHIPHOPのクラブでちょいちょいかかるとか。

(ミッツィー申し訳)そうですね。しかも朝方。

(宇多丸)そんぐらいで。本当、例外中の。まして、アイドルかけるなんていうのは、本当にアウト中のアウトだったんですけど。

(ミッツィー申し訳)それで、それに対してのアンチテーゼっていうのをやるのに、日本語でミックスして出してやろうじゃねーかっていうところで。嫌がらせですね。始まったのは。

(宇多丸)僕、宇都宮のイベント行ったらですね、そこら中にポスターとか貼ってあるんですよ。アイドルの。会場全体がすでに嫌がらせ感がビンビンでね。あと、あん時すごかったのはVJ。

(ミッツィー申し訳)あ、専属VJがいまして。そん時ってPCとか・・・PCはあったんですけど、DVDデッキにミュージック・クリップとかをいっぱい録ったりしてて。

(宇多丸)VHSじゃなかったでした?

(ミッツィー申し訳)VHSだ。

(宇多丸)スピードを調節できるのがVHSのプレイヤーだったから。それで・・・

(ミッツィー申し訳)ジョグダイヤルで合わせて。

(宇多丸)ジョグダイヤルでリップシンクを無理やりさせるっていう。たとえば、『次、ちょこっとLOVEかけるよ!』って。そうすると、ちょこっとLOVEのビデオをガーッと入れて。こうやってリップシンクさせるという、無駄にも程がある努力をしていたりとかね。まあ、その後三宿で。東京でやれるようになり。

(ミッツィー申し訳)はい。東京に進出しまして。これはたぶん宇多丸さんきっかけで。あれも、三宿WEBが『Two,Three,Breaks!』でしたっけ?Mummy-Dさんの。

(宇多丸)Mummy-DのDJやっていたイベントで、ゲストで僕がDJした時に、いわゆる申し訳チームで攻め込んで。で、店長のナガサワさんに『ぜひやってみないか?』ということでここまで来たと。それ以来、ミックスCD出したりとか、いろいろありましたけど。まあ、日本語クラブプレイみたいなのも普通になってきたし。まあ、ここらでちょっと・・・

(ミッツィー申し訳)嫌がらせにならない時点で、もうダメですよね。

(宇多丸)ねえ。申し訳ない!っていう、この気持ちですよね。

(ミッツィー申し訳)謝りたいのに、謝らせてもらえない。

(宇多丸)謝りたいって、そんな人はいないんだけど。はいはい。まあ、でもわかります。言わんとしてることは。だからここで一旦ちょっと一区切りということでございます。さあ、じゃあミッツィーさん。最後のトリのDJなんですが、どのような?

(ミッツィー申し訳)そうなんですよ。お別れっぽいのっていう感じでもなくて。むしろ、ダイジェスト的な。申し訳クラシック。売れたものを思い出せる範囲で、ですかね。

(宇多丸)ありますよね。世間的なヒットとはまた別に、申し訳ヒットみたいな。さっき僕がかけた片瀬那奈とかね、深田恭子とか。ありますから。

(ミッツィー申し訳)それと新譜のいいところをちょいちょいつまんで行こうかなと思います。

(宇多丸)わかりました。なんかあれですね。いつものディスコ954より真面目な。ミッツィーさん。

(ミッツィー申し訳)さっき、結構出しきりましたから。

(宇多丸)ええ、酷かったです。あれね。ということで、ミッツィー申し訳さんのDJ、聞きましょう。準備よろしいでしょうか?カモン!

(DJプレイ終わり)

(宇多丸)ミッツィーさん、DJお疲れ様でした。この申し訳ないと、イベントとしては終了するんですけど、まずちょっと言っておかなければいけないのは、別にこの番組のディスコ954、DJコーナーはやっぱりやりたいんです。日本語縛りミックスコーナーは続けたいんです。それはね。なので、それは続けさせていただきたいと。で、ミッツィーさん自身はどうされるんですか?

(ミッツィー申し訳)まず来年はDJ名を変えるということでですね。

(宇多丸)(笑)。まあとりあえず、形からね、変えてかないと。

(ミッツィー申し訳)DJミッシェル・ソーリーとしてですね。

(宇多丸)ミッシェル・ソーリー?

(ミッツィー申し訳)フランス生まれのタイ育ちみたいな感じになってます。

(宇多丸)フランス生まれのタイ育ち?ミッシェル・ソーリー?なんか、もう申し訳イズムなんですけど。そのネーミングが。

(ミッツィー申し訳)そうですかね?

(宇多丸)顔が申し訳ですよ。顔の表情の作り込みが申し訳なんですけど。

(ミッツィー申し訳)ああ、抜けない。やっぱり役者魂っていうのは抜けないもんだねえ。

(宇多丸)(笑)。あのね、メールでこんなのいただいてるんですけど。『素朴な疑問なんですが。日本語の曲でやるのはわかるんですが、なんでこんなにも女性ボーカルばっかりなんですか?』。言われてみると女性ボーカル、多いかもね。まあ、アイドルが多いのもあるかもしれないけど。

(ミッツィー申し訳)そうですね。実は申し訳やめる理由のひとつとして、女性ボーカルの比率とかアイドル曲の比率がちょっと高すぎるようになっちゃって。それを調整するのに、俺が割とクッション役になってたんですけど。もうクッションしきれるぐらいの割合じゃなくなってしまったので、っていう理由もあるんですね。

(宇多丸)あー。

(ミッツィー申し訳)ということで、来年からミッシェル・ソーリーとしては、男ボーカル!

(宇多丸)もう男のみ。

(ミッツィー申し訳)メンズオンリー!

(宇多丸)オンリー!?あの、OLポップみたいなの、得意としてるじゃないですか。

(ミッツィー申し訳)OLポップの反対語っていうか。対義語で。

(宇多丸)OLポップの対義語(笑)。聞こうじゃないですか。

(ミッツィー申し訳)オフィス・ソウルっていうやつを作りましてですね。

(宇多丸)オフィス・ソウル。これ、男が歌う・・・

(ミッツィー申し訳)OL心のある・・・

(宇多丸)OLって言っちゃってるじゃないですか!

(ミッツィー申し訳)男性ボーカルの、ちょっとソウルフルな歌心のある・・・

(宇多丸)ブラック・ミュージック的でもなくて。

(ミッツィー申し訳)行き過ぎちゃいけないんで。やっぱり会社員の方とかが・・・

(宇多丸)じゃあ、EXILEじゃない。

(ミッツィー申し訳)ちょっと黒すぎますね。

(宇多丸)じゃあ、どのあたりですか?具体的には。

(ミッツィー申し訳)だから本当に好きなのは秦基博さんとか、ナオト・インティライミさんとか。あとは、スキマスイッチさんとか。

(宇多丸)ああ、なるほどね。そのあたりを、じゃあ今度OLポップスの対義語としての、オフィス・ソウルで。新語オフィス・ソウルとして打ち出していく。それであれですよね?前に言っていたミックスCDが。

(ミッツィー申し訳)はい。2月19日にユニバーサルミュージックから発売になります。『ザ・男子音楽厨房』って言います。

(宇多丸)ということで、日本語DJミックスというのは続けていくということですかね。

(ミッツィー申し訳)はい。あと洋楽もやっていきたいんでね。

(宇多丸)洋楽もやりたいっすね。元々ね、ハードハウスですもんね。

(ミッツィー申し訳)ハードハウス。UKハードハウスとかね。

(宇多丸)まあ、そういうDJですか?よろしくお願いしますということで。じゃあ、来週また。ミッツィー申し訳改め・・・

(ミッツィー申し訳)ミッシェル・ソーリー、一発目。

(宇多丸)ミッシェル・ソーリーさん、よろしくお願いします!ということで、ミッツィー申し訳さん、16年間、本当にお疲れ様でした!

(ミッツィー申し訳)ありがとうございます。

(宇多丸)以上、『さようなら2013年、さようなら申し訳ないと。番組まるごとDISCO954スペシャル』でした!

<書き起こしおわり>

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