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宇多丸『はだしのゲン』松江市小・中学校図書館閲覧制限措置を語る

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宇多丸さんがMXテレビ『5時に夢中!サタデー』で松江市の小・中学校で原爆の悲惨さを描いた漫画『はだしのゲン』が閉架・閲覧制限を求められていることについて語りました。

はだしのゲン (1) (中公文庫―コミック版)

(町亞聖)続いて、第四位です。日本経済新聞 『”はだしのゲン”学校で閲覧制限』。

(内藤聡子)松江市教育委員会はこのほど、原爆の悲惨さを描いた漫画『はだしのゲン』を子供が自由に閲覧できない措置をとるよう、松江市内の全市立小中学校に求めていたことが分かりました。首をはねたり、アメリカ兵が女性を乱暴する場面があることから、去年12月に学校側に口頭で要請していた松江市教育委員会。『作品自体は高い価値があると思う。ただ、発達段階の子供にとって、一部の表現が適切かどうかは疑問が残る部分がある』と松江市の古川副教育長は語っています。

(町)はい。ということで、原爆の悲惨さを伝えた、本当唯一の漫画と言っていいと思うんですが・・・

(宇多丸)これ、この間、ゲンに関して朝日新聞にちょっとコメントを求められたことがあって。その時も言ったんだけど、やっぱり子供の時に、はだしのゲンとかで原爆ってこういうことになるみたいなのを知ってるから、ハリウッド映画とかで、いわゆる原子爆弾描写みたいなのが出てくると、世界の人がどんだけ分かってないかっていうのが、逆に僕らわかるじゃないですか。そういう入り口として、すごいいいなと思うわけですよ。素晴らしいことだと。読んだことがね。なので、少なくとも小学校3・4年ぐらいで、うっかり手に取れる高さの本棚に置いておく、これが正解ですよ。

(玉袋筋太郎)そうなんだよね。実際、そうだったもん。俺も。うっかり手に取っちゃって。

(宇多丸)先生なんかにすすめられて読むと、びっくりするじゃん。ゲンとかむちゃくちゃ悪だしさ。だから、全然先生が教える建前的なものじゃないからいいんで。だからその、置いておきゃあいいんですよ。図書館なんてもんはさ。

(町)実際ね、漫画家の中沢(啓治)さんが体験したことを漫画にしてるわけでね。

(宇多丸)そうそう。もちろんね、極端な表現とかすごくあるし、政治信条のところでね、相容れない人がいっぱいいるのはわかるけど、でも戦後にそういう思いで生きていた人がいるのは本当じゃないですか。それ、知っておいてもいいと思うし。うん、なので『フットルース』ですよ。こんな本、制限するなんてね。フットルース、ジョン・リスゴーが怒ってたよ。『本を焼く者はいずれ人間を焼くことになる』って言ってたよ。そういうことですよ。

フットルース [Blu-ray]

(町)これ、ガウちゃん、海外でも読まれてますか?

(黒船特派員ガウ)はだしのゲンっていうのは、海外では有名じゃなくって。日本に来てから私、読んだんですね。でもやっぱり、それを読むまではハリウッド映画っていう影響があるので、どうしても日本人が悪者になってることが多かったんですよ。でも、はだしのゲンを見て、やっぱり日本側の感覚になれたので、私すごくこれはいろんな人たちに読ませるべきだという風に思いましたね。

(宇多丸)いま、ハリウッド映画ってさ、原子力爆弾とかそういうのさ、ちょっとデカい爆弾ぐらいに思ってたりするじゃん?爆発した直後のところでベン・アフレックが電話をかけたりするからね。爆発しちゃいました!とか言ってるから。そういうの、ふざけんな!って思うじゃないですか。だからそういう意味で、やっぱり絶対読んでおいたほうがいいと思いますよ。

(玉袋)でも松江じゃあ、はだしダメなんだろ?そうなるとよ、アベベも一青窈も石田純一も・・・

(宇多丸)裸足のアベベ(笑)。裸足が禁止されてるんじゃないですから!

(玉袋)裸足じゃねーんだ。じゃあ、ゲンの方か。若山弦蔵とか。

(宇多丸)そういうんじゃないです。関根元とか。

愛犬家連続殺人 (角川文庫)

(玉袋)また・・・裸足がいけねーわけじゃねーんだ。

(町)以上、第四位まででした。

<書き起こしおわり>

〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻
〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻

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