町山智浩 きゃりーぱみゅぱみゅサンフランシスコ無料ライブレポート

町山智浩 サンフランシスコできゃりーぱみゅぱみゅの無料ライブを見る たまむすび

町山智浩 きゃりーぱみゅぱみゅサンフランシスコ無料ライブレポート

映画評論家 町山智浩さんがTBSラジオ たまむすびの中で、サンフランシスコできゃりーぱみゅぱみゅの無料ライブに行った話をしていました。アメリカのきゃりーぱみゅぱみゅの人気を語っています。

(赤江珠緒)それでは、アメリカ在住の映画評論家、町山智浩さんのお話を伺いましょう。今週もカリフォルニア州バークレーのご自宅からお電話でのご出演です。もしもし。町山さーん!

(町山智浩)はい、もしもし、町山です。よろしくお願いします。

(赤江・山里)お願いしまーす。

(赤江珠緒)町山さん、近況はいかがですか?

(町山智浩)日曜日にですね、サンフランシスコのいちばん高級なデパートとかが集まるところにですね、きゃりーぱみゅぱみゅちゃんが来ましてですね。無料ライブをやったんで、それを見に行ったんですよ。

(赤江・山里)ええっ?

(山里亮太)それ、スーパーマーケットみたいなところでやってたんですか?

(町山智浩)えっ?スーパーマーケットじゃないです。サックス・フィフス・アベニューとか、超高級なティファニーとかがあるところでやったんですよ。

(赤江・山里)へー!

(町山智浩)スーパーマーケットじゃないですよ(笑)。

(山里亮太)俺、その営業とか行くんだとか思ったら、そういうちゃんとしたところ、あるんですね。

(町山智浩)超高級ブランドがビッシリ集まっているところの、ど真ん中でやったんですけど。

(山里亮太)へー!人って、集まるんですか?

(町山智浩)これね、僕見に行ったらものすごい人で、全然見えなかったです。

(山里亮太)アメリカでも人気なんすか?

(町山智浩)数千人いたんじゃないかな?いや、もう人気なんてもんじゃなくて。いまかかってる曲はなんですか?

(山里亮太)あ、これ『にんじゃりばんばん』ですね。

(町山智浩)あの、サビのところとか歌ってましたよ。結構みんな。

(赤江珠緒)『にんじゃりバンバンバン!』の・・・

(山里亮太)違うよ(笑)。それ、(リズムが)『南原バンバンバン』(笑)。

(町山智浩)あとね、マネしてる子がいっぱいいましたね。きゃりーちゃんのファッションをマネしてる子たちがいっぱい来てましたけど。白人とか黒人とかみんな。

(山里亮太)すっごいな!世界的なんだ。きゃりーぱみゅぱみゅって。

(町山智浩)元々、きゃりーぱみゅぱみゅはヨーロッパとかアメリカの方が人気があるぐらいなんですよ。

(赤江珠緒)そうですよね。パリとかでもよくね、ライブされてると聞いてましたけど。

(町山智浩)はい。日本よりも人気あるんですよ。

(山里亮太)あ、そうなんですか。

(町山智浩)そうなんですよ。はい。だからファッションとかビデオがね、すごくYouTubeで見られてて。YouTubeなんかほとんど見てる人、日本以外の人ですよね。きゃりーぱみゅぱみゅに関しては。

(山里亮太)ただ、町山さんがご興味があるとはね。そういうきゃりーに。

(町山智浩)いや、ウチの娘が大好きなんですよ。

(山里亮太)あ、そうなんですか。

(町山智浩)子供たちが大好きですね。

(赤江珠緒)そうだそうだ。日本でも女の子たちがやっぱり、きゃりーちゃんと同じ格好がしたいってお母さんたちが作ったりしてますもんね。

(町山智浩)ウチ、娘自分で。もう13才なんで、自分で大っきなリボンを縫って行きましたよ。

(赤江・山里)へー!

(町山智浩)『ちょっときゃりーちゃん入れてく』みたいな感じで。

(赤江珠緒)入れてくんですか(笑)。

(町山智浩)そうそうそう。で、すごくて。日本語でMCやってるんですけど、曲名とか言うとちゃんとみんなそこで盛り上がるんですよ。アメリカ人とかが。

(赤江珠緒)『つけまつける』とか?

(町山智浩)そうそう。『最後の曲は、つけまつけるです!』って、『つけまつける』でみんな『ウォーッ!』ですよ。ちゃんと分かってる。もうYouTubeのおかげですね。はい。

(山里亮太)なるほどね。

(町山智浩)あのね、関係ないですけど、日本の芸能プロとか日本のテレビ曲って、YouTube全部消すでしょ?上がると。日本のものが。『著作権が・・・』とか言って。本当に、バカじゃないの?って思いますね。上げっぱなしにして世界中に広めるべきなんですよ。マーケットを広げるべきで。だからいつまでたってもガラパゴスで、日本の中で商売しようとして。で、CDとかもあんまり外国で売らないけど。日本の芸能プロとかって。本当、バカだと思いますけどね。消す奴、みんなバカですね!はい。まあ、いいんですが。

(山里亮太)『まあいい』で片付けないでくださいよ!

(町山智浩)きゃりーちゃん、すごい人気なんですけど。あとね、LoVendoЯ(ラベンダー)も来てましたよ。

(赤江・山里)ラベンダー?

(町山智浩)田中れいなちゃんのバンドですね。

(山里亮太)えっ?田中れいなちゃんって、いまバンドやってるんですか?

(町山智浩)バンドやってるんですよ。で、ラベンダーで出てきてね、曲やったんですけど、歌ったのが吉田拓郎の『今日までそして明日から』とね、『たどりついたらいつも雨ふり』だったんですよ。

(山里亮太)えっ?それ、アメリカで歌ってみんな盛り上がるんですか?

(町山智浩)俺はカラオケで歌いますけど(笑)。

(山里亮太)そうですよね。町山さんとかはね。

(町山智浩)これはみんなさすがね、分からなかったみたいですね。『今日まで私は生きてきました♪』ってやってましたけど。分からないだろうなって思いましたけど。

(山里亮太)そんな日本のアーティストさんがいっぱいくるイベントみたいなのがあったってことですか?

(町山智浩)そうそう。だから日本のアーティストでアメリカで人気のある子を呼んで、アメリカの人たちにライブで見せてあげようってイベントだったんですけどね。

(山里亮太)すごいな。世界で通じるんですね。

(中略)

(町山智浩)だからそういうの(映画『終戦のエンペラー』)に比べると、やっぱりウルヴァリンの忍者が出てきて・・・の方がまだいいんですよ。だって忍者がいる!ってみんな本気で信じて見てるわけじゃないですからね。

(赤江珠緒)なるほど。かわいいですよね。

(町山智浩)そうそう。だからにんじゃりばんばんの方が全然いいですね。こういう実話のように見せかけた捏造(映画『終戦のエンペラー』)よりも(映画『ウルヴァリン:samurai』の方が)全然いいなと思ってね。あの、きゃりーちゃんもいいなと思いましたよ。

(山里亮太)きゃりー『ちゃん』って。きゃりーちゃんって言っちゃってるじゃないですか。

(町山智浩)ただね、ダンサーの人たちのことはアメリカ人、みんなビビってましたよ。

(山里亮太)あのきゃりーちゃんの後ろにいるダンサーの人たち。

(町山智浩)みんな、『こ、怖い・・・』とか言ってましたよ。

(山里亮太)あ、そこは違うんだ。

(町山智浩)怖いでしょ。あれ、普通。仮面かぶって。男が踊ってて。でも、そこもまたいい!って言ってましたね。変なものだからいいと。アメリカの真似をしてるわけじゃないからいいっていうね。

(赤江珠緒)ああ、そういうの、好きなんですね。

(町山智浩)そう。オリジナルだからっていうところでね。レディ・ガガより変!って言ってましたね。

(山里亮太)すごい称号じゃない!

(赤江珠緒)やっぱりオリジナルがいいんですね。

(町山智浩)やっぱりね、アメリカにあるものを真似してもダメだと思いましたね。はい。

<書き起こしおわり>

きゃりーぱみゅぱみゅ サンフランシスコ ユニオン・スクエア ライブ動画


すげー盛り上がってる!

LoVendoЯ(ラベンダー) サンフランシスコ ユニオン・スクエア ライブ動画

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