宇多丸 コンバットREC 峯岸みなみ坊主謝罪事件 緊急討論 AKB48と恋愛

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ライムスター宇多丸さんと映像コレクターのコンバットRECさんがTBSラジオ ウィークエンド・シャッフルでAKB48 峯岸みなみさんの丸刈り謝罪事件およびAKB48と恋愛というテーマの緊急討論を行いました。かなり長くなりましたが、書き起こしてみました!

(宇多丸)今夜は急遽この方をお招きし、AKB、まあアイドル全般といっても良いんですかね、恋愛の問題について緊急討論したいと思います。ということで、毎週水曜夕方6時からのザ・トップ5リターンズ パーソナリティーでもある、コンバットRECさんです!

(コンバットREC)はい、どうもこんばんは。ねー、エライことになりました。

(宇多丸)ねえ。まあちょっと、いきさつとか経緯を。まあ皆さん、AKBに興味ない方もいるかもしれませんから、一応確認しておきますとですね、AKB48メンバーの峯岸みなみさん 二十歳が一部週刊誌で、某人気グループの若手チームの方と、『お泊り愛』なんて言うんですかね、をスクープされたと。
で、その報道を受けて、峯岸みなみさんがYouTube上のAKBの公式チャンネルで、謝罪をしたと。ただ、その謝罪の仕方が問題で、峯岸さんも当然二十歳の女性、アイドルですよ。うら若き女性が何と、自ら、自分の意思でなんですけど、頭を丸刈りにして反省の意を表して、YouTube上で謝罪をしたと。まあ、強制されてとかじゃなくて、本当に自分の意思でということなんですけども、非常に衝撃的な映像込みで、そういうのがあったと。
ちょうど「DOCUMENTARY OF AKB48」が昨日から公開になって、その中で板野友美さんがグループから卒業する、それなんかが入っていたんですけど、ちょっとそれもウヤーってなるくらいの衝撃的な事件があったと。で、それを受けてコンバットRECさん、是非この番組で言いたいことがあると。今すぐやるべきことがあると。

(コンバットREC)はい。まず宇多丸さんは、動画見てどうでした?最初。

(宇多丸)あのね、まだちょっとその何ていうの?明快な結論、こうこうこうだっていう所は出していないんですけど。

(コンバットREC)第一印象の話。

(宇多丸)第一印象はね、一言で言えば、なんか萎えました。なんか・・・萎えたっていうのは、要はアイドルというものに関わった・・・関わるっていうか、ファンとして曲買ったり、こういう場で発言したり、(雑誌)BUBKAでキャッキャキャッキャ言ってたりとか、そういうの全部込みで、要は事態の切迫度とかは全然違いますけど勿論、岡田有希子さんの亡くなられた時あるじゃないですか。で、(岡田さんが)亡くなって、それでちょっとアイドル・・・要はこの感じですよ。ちょっとこう何か、離れようっていうか、何かヤだなと思っちゃったんです。

(コンバットREC)悪いけど、俺も今、近いテンションというか。やっぱり僕らの世代はあの事件を思い出しますよね。

(宇多丸)っていうね、勿論そこまでのことには、なっていないんだけどさ。ちょっとね、ちょっと。映像のショッキングさとか、あと何だろう、責任っていうとアレだけど、やっぱり残酷ショーの、勿論その功罪の両方の面を話してきたつもりだけど、去年の「DOCUMENTARY OF AKB48」でも大興奮してさ、ぶっちゃけ面白かったわけですわ。その残酷ショーとしての功罪、半ばするけど面白がっちゃってワーっていうこと。勿論その良くない面も分かっていたつもりだけど・・・

(コンバットREC)「良くない、良くない。」って言いながらも、でも喜んでいたわけじゃん、俺らがさ。

(宇多丸)そうそうそう。で、あの(峯岸みなみさんの)映像を突きつけられた時に、「お前、これも面白がるのかよ?」っていうのを自分にちょっと問い・・・なんか来ちゃった感じです。で、いや、それは嫌だと。なぜだ?その線引きは何なのか、俺はまだちょっと出来てないんだけど、それは嫌だなっていう。

(コンバットREC)だから、世間一般の方たちが見て、嫌悪感を抱くのとまたちょっと俺たち違うじゃない。これをいままで、支持してきているわけだから。その残酷ショー的なもんも見て楽しんできているわけじゃない。総選挙みたいなさ。だからちょっと、また違うんだろうね。

(宇多丸)自責・・・?

(コンバットREC)自責の念は、まあ有り。というか、事務所と俺らは共犯でしょ、あれが出ちゃったことは。俺らの責任は間違いなくあるでしょ。

(宇多丸)AKB現象というかね、そのいろんな、まあ「プロレスだ、プロレスだ。」って言い方で言ってるけど、全部込みで面白がればいいじゃんってところに、まあ加担はしていますよね。明らかにね。

(コンバットREC)まあ、でもあれを楽しめる人は、まずいないでしょうって思うんだけど。

(宇多丸)でもね、一瞬考えてもみたのね。これも、楽しむっていう選択肢もナシでは無いのか・・・?とかね。だって、そういう立場の人もいるわけじゃない?「いや、これだってAKBでしょ。」っていう人だっているじゃん。で、それだって理屈としてはさ、俺たちの言っていたことの延長線上なんだし。

(コンバットREC)まあ、どっかでは繋がっているものなんだよね。たださ、まずあの動画を見た時の嫌悪感ってさ、晒し者じゃん。要は。

(宇多丸)まあ、『自ら』とはいえね。

(コンバットREC)と、言われてはいますが、(動画を)公開したのは、晒し者にしているわけじゃないですか。

(宇多丸)まあ、公式チャンネルなんだから。あと、『自ら』なんだからしょうがないってさ、それこそ岡田有希子だって『自ら』だけどっていうさ。だからそんなの、話になんない。要は、そういう所まで追い込む、異常な事態なわけじゃないですか。はっきり確認したいんだけど、異常なことをさせる、してしまうような所に、何でいるのと。

(コンバットREC)そっち行きますか?

(宇多丸)いや、わかんないわかんない。どうだろう?

(コンバットREC)俺はでもやっぱり、ちょっとごめんね。まず先にこっちだと思うんだけど、事務所サイドがあれを出しちゃったことが何でかって言うと、やっぱりその残酷ショー的なものを提供してきて、どこがセーフでどこがアウトかってわかんないわけじゃん?元々僕らが好きだったASAYANから始まっているというか、この流れ。

(宇多丸)要は、負荷をかけるね。

(コンバットREC)負荷をかけることによって、彼女たちがそれを乗り越えていくエンターテイメントみたいな形。でも、古くはさ、ホリプロのスカウトキャラバンとかから源流は多分あるんだよ。オーディション自体が負荷をかける空気を楽しむもので。

(宇多丸)ああ、オーディションの過程を見せてる時点でね。

(コンバットREC)で、それがASAYANになり、テレビを失って、ナシでやっていくっていう時に、イベント化していったり企画化していくっていうのでAKBは、負荷をエンターテイメントにしている部分が大きかったわけじゃない。結局さ、負荷がどこまでがオッケーなのかってのが、送り手が分からなくなっているっていうかさ。これ、ただ残酷なだけで何も産まないっていうものまで、出してきちゃったっていう。

(宇多丸)乗り越えるもクソもないし、そもそも・・・

(コンバットREC)ただ陰惨なだけだろっていうね。

(宇多丸)陰惨。そうそう。で、そもそもね、「何を謝っているんだ?」っていうね、その問いが出てこざるを得ないわけ。「えっ、ここまで悪いことなんだっけ?」っていうさ。勿論、恋愛禁止論に対してさ、俺らは比較的極端な論者ではあると思うけど。ただ、とはいえさ、じゃあ「恋愛禁止だ!」って言ってる人だって、これは多分望んでない。

(コンバットREC)望んでないと思いたいですけどね。「当然!」って言っている意見がたまに目に入ると、俺もうビックリしちゃうんだよ。

(宇多丸)だからその、恋愛ってそれ自体は犯罪行為でもなんでもないことがね、その・・・まずそこがさ、「アイドルなんだから恋愛禁止でしょ。」っていう暗黙のさ、まあみんな、でもそういうもんでしょって。えっ、『そういうもん』って流しちゃって良かったのかな?とかさ。

(コンバットREC)そうね。だからさ、岡田有希子さんの件があったにも関わらず、いまだにデフォとしてそれをさ、掲げるのがちょっと難しいんじゃないか。しかもあの頃よりもさらにさ、FRIDAY・FLASHの時代を過ぎてさ、もうネットとかに晒されちゃう時代じゃない。ヲタが見たとかさ、撮ったとか言える時代にさ、隠し通すのはかなり難しいわけじゃないですか。

(宇多丸)そうですね、特にあともっと若い時代とかね。その自覚が薄い時代とかね、あるかもしれません。

(コンバットREC)しかも、文春さんみたいにスッパ抜く側のスキルも上がってるだろうし、やっぱりさ、ちょっと難しいんだよ。ファンタジーでやっていくのはね。

(宇多丸)要は前提としてはさ、若い女の子とさ、若い男の子がいてさ、で切磋琢磨してさ、そりゃ恋もするよねっていうね。そこはどうなの?ここも認められないってなるとっていうのもあるけど。で、特にやっぱさ、二十歳じゃないですか。峯岸さんとか。その、成人こえたらそれは、もうちょっと緩くしても良かろうとか・・・

(コンバットREC)まあ、どこに線を引くかって話は必ず出てきますけどね。

(宇多丸)秋元(康)さんはさ、「禁止って言った覚えはない。」とかよくメディアとかで・・・

(コンバットREC)じゃあ、何がダメなんだよ?玉虫色すぎるんだよ、アレ。

(宇多丸)ただ、「そんな暇は無いはずだ。」っていう言い方をおっしゃってて。

(コンバットREC)暇なメンバーもいるよ!

(宇多丸)いや、だし、よく『芸事に集中するんだから恋愛は禁止。』っていう、その理屈も分かるんだけど、でも例えば『芸事』って言うんだったら、じゃあ色恋沙汰って普通プラスになるとかさ、芸の肥やしになるとか。特に彼女たちなんて、人生経験があんまり無いうちに芸能界に入っちゃっているわけだから、これ、『恋愛は芸のプラスになる』っていう言い方で、要するにどっちの言い方だって出来ちゃうじゃないかと。だからあんまり、こうだから禁止っていうのも、そんなに説得力が一方的にあるわけじゃないだろとかさ。何を根拠に、これが当たり前の『法律』であるかの如く・・・

(コンバットREC)まあ、簡単に言ってしまうと、「私たちは恋愛はしていません」っていう、『擬似恋愛』を売るっていうことですよね。簡単に言えば。ただ、問題は『擬似恋愛』だって受け手が思ってないってことなんですよ。『ガチ恋愛』だと思っている人が、結構多数なんですよ。

(宇多丸)『ガチ』っていうか、『擬似』なんだけど、うまく嘘をついてくれとは思っていると思いますよ。

(コンバットREC)いや、俺ね、そこまで大人な人は少数派な気がしますよ。あの、無関心層はそうだと思いますよ。「いやー、そんな恋愛しませんなんて、裏でやってるよ。バコバコだよ!」みたいなオッサン、あんまり興味のないオッサンとかはそうだけど、結構、やっぱり若い・・・その応援する側も未成熟な若者とかは、そんなリテラシーも無いわけだから。

(宇多丸)勿論勿論。そこに夢を見る。それは俺はいいと思うんだけどさ、別に夢見るのは。その・・・コトが発覚した時にさ、今回の件はちょっと置いといてもさ、やっぱさ、発覚したらそれはそれで、生身の女の子なんだから、攻撃したりじゃなくて、だったら応援しようとか、そういう道は無いの?

(コンバットREC)(愛と誠の)岩清水イズムになれよってことでしょ?

(宇多丸)岩清水・・・岩清水はそんなに物分かり良くないでしょ!

(コンバットREC)いや、違うよ!好きな子の恋を応援しないと。泣きながら応援するのが男だっていう。

(宇多丸)でもさ、そういうけど、「太賀誠、君はふさわしくない!」ってさ、大暴れしてたじゃない!アイツ、一番迷惑なパターンだよ!

(コンバットREC)でも、でも彼はまあ、最終的には・・・

(宇多丸)見返り。自分に対する見返りじゃないってことでしょ?

(コンバットREC)俺に見返りをくれとは一言も言わないわけ。「金払ってるんだから、見返りよこせ。」なんて言わないわけじゃん。

(宇多丸)んー。ただ、ファンの人も大半はこれを良しとは・・・そういう極端な人もいるかもしんないけど、周りの人はさすがに・・・

(コンバットREC)それは声の大きい一部の人だと思うけどね。さすがにあの動画がいいと思う人はいないでしょ。

(宇多丸)で、ファンもそうだけど、今回の映像を見て、萎えた人は多いと思うのよ。それこそちょっと外側から見ていて。

(コンバットREC)外側の人は萎える人いると思う。単純に『萎え』とか『ヤバくない?』って感じだから。一言で言うとね。

(宇多丸)『怖い』って思っちゃう。

(コンバットREC)いや、俺も怖いって思ったもん。

(宇多丸)だからその、アイドル界が丁度せっかくですよ、長年の冬の時代を経て、今百花繚乱でさ、作品も充実ようやくしてきたし、っていう時に。せっかく盛り上がっている時なんだからさ、ここらでみんなでルールの見直しじゃないけど、っていう話じゃない?

(コンバットREC)いや、だから恋愛禁止の問題って難しくて、ガチなのか、本当にしちゃいけないのか、『上手くやってよ』なのか。それとも、一回解禁にしますと。特にAKBって一個実験しやすい場で、選挙があるんで。解禁してみたところ、順位がどうなるかによって実験ができるんじゃないかと。

(宇多丸)すごいね。マリファナ解禁みたいな話だね。

(コンバットREC)で、僕の私見ですよ。あまり、解禁して「実は私恋愛してます。」って言って、順位下がらないメンバーもいるんですよ。たとえば、秋元才加とかね。篠田麻里子ぐらいの年齢の人は、意外とダメージはないんじゃないかと。いい恋愛さえしていれば、意外と受け入れられる可能性はあるんじゃないかという気がするんですよ。

(宇多丸)でもそれ、面白いよね。オープンにして。せっかく人気投票してるんだから。そこフェアにして。

(コンバットREC)でも、いままでガチ恋愛だと思っている若いファンをいっぱい連れているメンバーとかは、そりゃガタ落ちするだろうから、「いや、私は今までどおり恋愛しません。今のファンを大事にします。」っていう選択もあるし、それをさ、一人ずつに選択させてさ、一回試してみるっていうのは、AKBには出来るんじゃないの?っていう。

(宇多丸)なるほどね。多分、そうね。それは面白いかもしれないね。せっかく総選挙っていうシステムがあるんだから。

(コンバットREC)五人組のグループとかだと、それは難しいけれども、ちょっとAKBで秋元さん、試してみたらどうかと。

(宇多丸)年齢層もいろいろいて、キャラクターもいろいろいて、だったらある意味、そういう意味での・・・

(コンバットREC)上手にやれば何か、たとえば山口百恵・三浦友和が交際してることなんて、日本中だれもが知っていたけれど、みんなが祝福して応援していたわけでしょ?いい形の恋愛をすれば、落ちない人もいるかもしれないし。

(宇多丸)ちなみにさっきの、『上手くやってよ』。昔の芸能界は『上手くやってよ』だったってことですかね?

(コンバットREC)昔はメディアはスッパ抜かなかったですよ。今よりずっとズブズブだったから。

(宇多丸)まあね。でもさ、それこそシブがき隊ヤックンと石川秀美が、とかその辺のアレが、「みんなでナントカの家に集まって・・・」とか当時の。だから遡ってガチ童貞が「ハァ~?何だそりゃ、聞いてないんですけど!」みたいな。四十三(歳)になって。そういう・・・

(コンバットREC)それは別に、今も昔もやってるに決まってるだろ、そんなこと!って話で。

(宇多丸)まあだから、『上手くやってよ』は『上手くやってよ』なんだろうけど、全部オープンにした上で、選択の余地もあって・・・

(コンバットREC)そう。だから「私は(恋愛)しません」っていう人の方が多いと思うんだ。今までどおり。

(宇多丸)ただ峯岸さんに関して言えば、今回ね、峯岸さん特殊な立ち位置として、多分じゃあどっちも選択できるとして、迷っちゃうタイプなんじゃないですか?ひょっとしたら。自分としたらこっち、どうなんだ?っていう。だからそのちょっと迷っちゃってる感じが、今回の常軌を逸した行動に出ちゃったってことかもしれないけど。

(コンバットREC)もう、矢口(真里)の時もさ・・・

(宇多丸)矢口・・・これは説明が必要ですけど、矢口さんがまだモーニング娘。のメンバーだった時、スクープされて、即日脱退するというね。

(コンバットREC)矢口の時もさ、結構ファンが矢口のことを叩く人もいたし、守る人もいたけど、叩いている人も沢山いて。で、いろんな意見があったけど、今回峯岸の時もそうだけど、「嫌なら辞めればいいじゃん。」っていう意見が結構あるよね。

(宇多丸)でも辞めたくないから坊主だったわけですよね、今回はね。

(コンバットREC)じゃあ、やるなよとか、バレるなよって言うんだけど、俺全体として言いたいのが、二十歳やそこらのまだまだ未成熟な人たちがやっていることだから、そんな何もかも完璧とか、プロ意識とか求めるなよっていう風に言いたいんですよ。

(宇多丸)まあね。だけどAKBってそんな小さな存在じゃないんだからさってことじゃないの?これって、でもさ、AKBの運営側のケア問題というか、たとえば恋愛とかはさ、『上手くやってよ』モードでは全くないってことなのね、じゃあね。たとえばこういうことに対するサポートは全くなくて・・・

(コンバットREC)『上手くやってよ』・・・どうなんだろう。やっぱり運営と事務所が分かれているっていう問題とかはあるし。俺、一時期野田社長とメシ食っていた時期があってさ。サンズ・エンターテイメント、元イエローキャブの社長の野田さんとメシ食ってて、野田さんに聞いたのよ。アイドル恋愛問題っていうのを。「野田さんはどう思います?」って聞いたら、社長は「アイドルのSEXは止められない」ってハッキリ言ってて(笑)。

(宇多丸)野田社長、いいですね。「Can’t Stop アイドルのSEXは止められない」。

(コンバットREC)止められないと。

(宇多丸)何という、キレの良すぎる名言を!

(コンバットREC)「絶対に無理だから、コレ。」って。

(宇多丸)切れ味良すぎるよ!スパーンって真ん中からパカーンって。

(コンバットREC)「絶対に無理だよ!」って言ってた。堂々と全力で、「絶対に無理だから!」って言ってて。

(宇多丸)でも、それはさ、そうですよね。

(コンバットREC)「じゃあ、どうするんですか、社長?」って言ったら、「だから俺はみんなに言ってるんだ。」と。「絶対にバレないようにやれ。」と言っていると。

(宇多丸)でも、それも難しいじゃない。

(コンバットREC)「でも社長、現に社長の事務所の子、バレてるじゃないですか。」って突っ込んだ所、「そこからは俺の仕事だよ。」って言ったんですよ。

(宇多丸)ああ、その各所のフォローであり、本人のフォローでありっていうことなんですね。

(コンバットREC)そう。全力でバレないようにやった結果、それでもバレるのもまあ、分かっているよと。で、そこから、どうやってもみ消すかとかが、俺たち大人の仕事じゃねぇの?って。

(宇多丸)もみ消すというか、プラスにしていくとか・・・

(コンバットREC)なんだけども、でも、その時社長ちょっと話したんだけど、でもさ、もうそういう時代でもなくねぇ?っていうところ。

(宇多丸)でもさっき、RECさんが提案したオールオープンにした上で、それが順位にどう反映されるかっていう実験をAKB、逆に言えばAKBで出来なければ、持ち越しですよね、この件ね。

(コンバットREC)この件、AKBなら今試せるよね。人数も多いから。

(宇多丸)これでも、他の事務所の人は、「いや、とんでもない!止めてくれ!」ってなると思うけど、秋元さんは「アリだね!」って(言うかもしれない)。

(コンバットREC)ただ、これが原因でAKBが人気無くなってビジネスが崩壊しても、俺らは責任取れないけどね。俺と宇多丸さん、東京湾に浮かんでるかもしれない。

(宇多丸)ええ~?そんな暴力的な手は・・・

(コンバットREC)パーン!って。

(宇多丸)それ、完全に俺たちの妄想だから!でもさ、こうやってポロポロポロポロ、スクープとかちょいちょいあるし、スキャンダルっていう言い方したくないな。あるじゃないですか、指原さんがHKTに行きますとか、そういうのがポロポロポロポロあるよりは、なんか俺、それで疑心暗鬼が溜まっていってっていうよりは、健全な気がしますけどね。

(コンバットREC)毎回毎回、処分も違うじゃないですか。だからこれ、信を問うのであれば、今まで恋愛で解雇になったヤツ全員一回戻すべきですよね。全員AKBに戻すと。戻した上で、その人達が上位に入ったら面白いよ、これ。

(宇多丸)ああー。まあ、なかなかそういうことも無さそうだけど。

(コンバットREC)どう?選抜が全員彼氏いるって面白くない?

(宇多丸)それは面白いけど、まあ無い!でもでも、たとえば僕よく言うんだけど、SMAP出てきた時に何に感心したかって、一番人気の木村拓哉という男の子は、一般人の彼女がいることを公言して、尚且つ一番人気であると。それって、超かっこいいし。

(コンバットREC)カオリンね。

(宇多丸)そう、カオリンいたじゃないですか。それ以来、実はその伝統って途切れちゃって、ジャニーズの中でも続いてないし、男のアイドルですら続いていない。でも、そろそろその歴史を更新してもいいんじゃないかと。そしてAKBがそれをやったら、それこを歴史に残る・・・

(コンバットREC)実は今までで一番のサプライズじゃないの?

(宇多丸)サプライズであり、革命というか偉業というかさ。

(コンバットREC)まあ、成功したらだけど。失敗したら大変ですよ(笑)。

(宇多丸)でも、成功しないでこのまま、何となくね・・・

(コンバットREC)そうそう。ずーっと問題がね・・・とにかくさ、もう二度と事故は・・・最悪の事態は起こしちゃいけないわけですよ!結構、何歩か手前な気がしたんですよ。

(宇多丸)一番怖いのは、坊主にしましたと。今日の5時に夢中!サタデーでも玉さんと僕で言ってたんだけど、反省合戦になっちゃって、よりスゴい反省、よりスゴい反省・・・

(コンバットREC)どんどんエクストリームな話に・・・

(宇多丸)でも、それ行き着く先は一つじゃない。もう、そんなのは絶対にダメだから。だから、『反省』っていう方向は、行き着く先はそれしかないじゃん。要するに良くないことをしていますと。だからアイドルのSEX・・・SEXって言い方が良くないよ!『アイドルの恋愛は止められない』でいい。何でSEXって言うんだよ!

(コンバットREC)いや、野田社長はそういう人だから。男らしい・・・

(宇多丸)野田社長のワードかもしんないけどさ。だから、そういう感じなんですかね。

(コンバットREC)まあ、AKBは実験の場に出来ると思いますけどね。

(宇多丸)あと何か、このタイミングで言っておきたいことはありますか?もうあと数分なんですけど。

(コンバットREC)何だろうな?やっぱり今回のこの事態を引き起こしているのは、間違いなく・・・何かこの恋愛問題も然りだし、残酷ショー問題も理解した上で楽しんでいた俺たちの責任はかなり大きいよね。それがすごい萎えにつながっている部分もあるんだけど。

(宇多丸)まあそうだね。だからさっき言った、「お前、これを楽しんでいたのか?」って言われた感じですかね。「違う!」って言いたかったんでしょ?

(コンバットREC)言いたかったんだけど、言い切れないじゃん?延長線上にはおそらくあるんだから。

(宇多丸)そうかな?そうか、そうか・・・

(コンバットREC)峯岸をここまで追い込んでいるのは、俺たちにも責任があるんだよ、多分。そもそも、総選挙自体が負荷としてエンターテイメントの範囲に収まっているのかどうかっていうのがあって。

(宇多丸)あれをみて『おぞましい』って思う人も当然いるじゃないですか。で、僕らは「いや、これは褒められたものじゃないけど、面白くって・・・」って言ってるけど、それって向こうからみたら、ウェ~ってことかもしれないしね。

(コンバットREC)特に、2011年の前田敦子の追い込まれ方とかがさ、本当にアレはエンターテイメントの範囲に収まっているのかっていう話。

(宇多丸)今のあっちゃんのある種の『行きたい所に行けている』感じとすれば、やっぱりアレって病ませちゃっていたことが明らかじゃんよ。しかもそれをさ、まあ面白がってなかったとは言わないよ。

(コンバットREC)でしょ?

(宇多丸)だから、お前らBUBKA野郎の贖罪の話かよっていうこともあるかもしれないけど。

(コンバットREC)でもさ、アイドルに負荷かけないとどうなるかっていう実験、俺は『さくら学院』が今やっているのかなって気が少しする。

(宇多丸)なんかね、おっしゃってますね。

(コンバットREC)結局アイドルって、応援されないと幸せになれないって時点でそれは負荷なわけ。普通は。でも、さくら学院って最悪、応援されなくてもいいやっていう・・・そこまでこの人たち、行ってないか?っていう風に運営サイドが。

(宇多丸)ガッツキが感じられないと。

(コンバットREC)だって、あくまでも『通過点』だし。

(宇多丸)そんなこと言ったら、人前に出て人気を競うモノ、それはアイドルに限らず、それはそういう負荷はゼロにしたらさ・・・なんていうか、『芸能共産主義』みたいになってしまう。そんなことはあり得ないから。あり得ないし、そんなの全然おもしろくないわけだから。

(コンバットREC)ということは、負荷はある程度まではアリっていうことなのかな?でも、どこに線を引くか分からないんだよ、これは。

(宇多丸)んー。ちょっと俺らがここでそんな結論出せる問題じゃない・・・

(コンバットREC)こんな30分で出せる結論じゃないけどね。

(宇多丸)いずれ御大に・・・それこそ秋元さんにぶつけてみたいとかね、話ではありますね。俺、まだ会ったことないからさ。あなた、(秋元康さんに)会った時にあなたの暴言の数々、全部俺の言ったせいにしてたじゃない。

(コンバットREC)多分一言目に「なんか俺の曲、『クソ曲』って言ってるらしいな。」って。

(宇多丸)俺は『クソ曲』っていう言葉・・・『クソ曲』っていうボキャブラリーは完全にコンバットRECのボキャブラリーですから、これ。一回もこんなの使ったことないからってことをね、ちゃんと釈明しないといけないと思ってますけどね。というわけで、とりあえず、緊急話としてはこんな感じですか?もし、言い足りないことがあれば、いつでも電話くれれば、時間あけてまってますんで。ハイ。ということで、本日は映像コレクター、コンバットRECさんをお招きして緊急討論『AKBと恋愛』をお送りいたしました。

<書き起こしおわり>

※野田社長の話に関しては、以下の補足エントリーをご覧ください!
吉田豪 コンバットRECが語る 野田社長がアイドルを守れた時代

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