山下達郎 Piero Umiliani『Mah Nà Mah Nà』を語る

山下達郎と安住紳一郎『サンデー・ソングブック』を語る 山下達郎のサンデー・ソングブック

山下達郎さんが2023年5月14日放送のTOKYO FM『サンデー・ソングブック』の中でPiero Umiliani『Mah Nà Mah Nà』について話していました。

(山下達郎)お次のリクエスト兵庫県姫路市の超常連の方。お若い方であります。「2014年の珍盤奇盤特集で流れた『Mah Nà Mah Nà』。ピエロ・ウミリアーニ。私、『まな』というので『マナマナ』って歌っていて、めちゃめちゃかわいいんです。ずっとリピートしてすごくお気に入りで、良い音で聞いてみたいのでリクエストします」。2014年はまだサンソンを聞いていなかったという。恐ろしいですね。『Mah Nà Mah Nà』、珍盤奇盤でかけましたが。我々の世代には大変おなじみの、これも1968年の曲ですけれども。

この当時はイタリア映画で、いわゆるモンドムービーといいましょうか、『世界残酷物語』という作品の大ヒットを受けましてですね、2番煎じが雨後の筍のように出た時代でありまして。そんな中の映画で、原題はイタリア語なんですけども。英題が同じ意味ですけれども。『Sweden: Heaven and Hell』。「スウェーデンの天国と地獄」っていう。日本題はもっとすごくて『フリーセックス地帯を行く~天国か地獄か』っていう、そういう映画で。

まあスウェーデン、当時はフリーセックスの天国と言われていましたが。スウェーデンで半年間のロケを敢行し、スウェーデンの実態を暴くという、そういうような訳のわからない映画でございますが、これの主題歌で使われていましたこの『Mah Nà Mah Nà』という曲で。作曲しておりますピエロ・ウミリアーニにという人はこうした映画音楽をたくさん作っているイタリアの大変有名な作曲家ですけれども。カバーがたくさん生まれまして。

たとえばヴァンゲリスの若い頃のシングルとか、たくさんありますけども。これがオリジナルバージョンでありまして。映画はしょうもないんですけど、音楽はちゃんとしております。よく出来たトラックであります。ピエロ・ウミリアーニ、1968年、アメリカでシングルを出しまして全米55位というチャートアクションが残っております。『Mah Nà Mah Nà』。

Piero Umiliani『Mah Nà Mah Nà』

(山下達郎)ピエロ・ウミリアーニ、1968年。日本では違うバージョンが大ヒットしていますが、これがオリジナルヴァージョンであります、『Mah Nà Mah Nà』。私、これベースであそこの声が出ませんけどもですね。「Mah Nà Mah Nà♪」っていう、このクロマチックが難しいんです。で、チャチャを入れて「♪♪♪♪」ってやって、「Mah Nà Mah Nà♪」って変わるっていう。あそこがすごい、歌唱法としては難しくて。珍盤奇盤のご要望もたくさんいただいておりますので、また。だいぶネタが無くなってきましたね。ずいぶんやりましたからね。珍盤奇盤もね。ベスト・オブ珍盤奇盤なんていうのもありました(笑)。

<書き起こしおわり>

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