(山里亮太)自分の役をやる髙橋海人くんとはもう綿密に、食事に行ったりとかして。で、「自分はこの時にこういう気持ちだったから、こうしてくれ」とかって。
(東野幸治)ああ、お芝居のアプローチのアドバイス、してるの? すげえ!
(山里亮太)めちゃくちゃ裏でやってるんです。それをできない僕が、表でね、おどけて見せて。
(東野幸治)悲しき土踏まずのないピエロやな(笑)。
(山里亮太)土踏まずは別にあってもいいでしょうがよ!
(東野幸治)ドタドタ、ドタドタ……(笑)。ああ、なるほど。役割分担があるんや。だから、2人でなんか、とか。今週、若林くんが出るのかなとか、思っていたのよ。
オードリー若林との役割分担
(山里亮太)僕らも、言っても自分ラ、まだ芸人としてやってる中でのエピソードをやるから、照れがあるんですよね。若ちゃんはたぶん、この話、僕がその自分の原作の本のドラマ化に前向きだっていうことに……本当、彼は恥ずかしがり屋なんで。自分が書いたエッセイを実写化するなんてことはもう、人生の選択肢なかったけど。
(東野幸治)ああ、かっこ悪いし、こっぱずかしいと。っていうことよね。なるほどね。
(山里亮太)本当は。
(東野幸治)でも、お願いして。ドラマ化するってことで。「山ちゃんがいいんだったら、いいよ」って言って。山ちゃんがもう、かかり気味で、いいよって(笑)。
(山里亮太)いや、「かかり気味」って1個、足す必要は全くなかったと思いますけども。僕も……。
(東野幸治)かかり気味。なんだったら俺の役、くださいよみたいな?(笑)。
(山里亮太)いや、ちゃんと躊躇の2ラリーぐらいは入れてね。「うーん、どうなんですかね? 俺もまだやっている途中だし……サクセスストーリーじゃないと思うんです」みたいな。
(東野幸治)フハハハハハハハハッ! ああ、なるほどね(笑)。いやいや、じゃあそれで納得したわ。なんか、バランスっていうか。若林くんはあんまりよしとしてないんかなって。その関係性がわからへんから。
(山里亮太)彼、照れ屋なんで。
(東野幸治)ちゃんとご飯、食事会とかしてんねや。偉いなー。
(山里亮太)海斗くんと2人で行って。また髙橋海人くんって真面目な子で。「このシーンの時の若林さんって、どういう気持ちだったんですか?」とか、もうメモにびっしり書いて。で、食事して帰るようなことをやっているんですよ。
(東野幸治)えっ、山ちゃんと慎太郎くんは食事会とかは?
(山里亮太)まあ、ないです……。
(東野幸治)ないんか。あのシーン、あるのかな? パリス・ヒルトンの裏ビデオをネットで見つけるっていうやつは。
(山里亮太)ああ!(笑)。あの、ビデオの前に「裏」がついたもののやり取りの話は、ダメよ! そんなのは……。
(東野幸治)フハハハハハハハハッ! いや、でも今田さんから俺、教わったのよ。南海の山ちゃんって当時、言うたらクズキャラみたいなんで。ほんで、ひがむとか、モテないとか言ってたけど。でも僕はね、「あれは実力あるし、ああいうキャラでやってるから。実はああいう人間じゃないんじゃないですか?」って言ったら「えっ、ひがしのり、知らんの? あいつ、ネットサーフィンしてパリス・ヒルトンの裏ビデオ、探してんねんで?」「ええっ? 嘘やん? そんなやつなん?」みたいな(笑)。
(山里亮太)東野さん……よく、そんな今田さんがおっしゃったって。俺、今田さんから「探してくれ」って言われたんですからね?
(東野幸治)フハハハハハハハハッ! ああ、なるほど! 先輩から?(笑)。
今田耕司からのパリス・ヒルトン流出ビデオ捜索依頼
(山里亮太)そうですよ! 「山ちゃん、聞いたんやけど、ネットサーフィンがすごいらしいやんか? 噂にあるパリス・ヒルトンの流出したエロいやつ、あるいうことやけども。山ちゃん、探せるか?」って言われて。俺、今田さんにそんなにまだ面識ない時に言われて。で、俺は北欧までネットサーフィンしたんですよ! 北欧のサーバーに行って……。
(東野幸治)いや、でも北欧なんて氷やから、乗られへんやろ?
(山里亮太)これが、北欧の氷にキリキリと穴を開けたらポーン!って出てきて。それを今田さんに献上して。「ほんまに山ちゃん、すごいな!」って。そこから1年ぐらい、別にお話をすることもなく……。
(東野幸治)フハハハハハハハハッ! 業者やん!(笑)。
(山里亮太)業者(笑)。そんな今田さんがそんな密告をしていると思いませんでした。
(東野幸治)いえいえ。という噂を聞いていたから。もしかしたらそういうね、慎太郎くんのシーンで今田さんらしき、口の周り青い先輩がやってきて。「おい! 山ちゃん! なんや、お前。ネットサーフィンしてるらしいな? 外人のええ裏ビデオとか、ないんかいな?」「ありますよ、兄さん!」って(笑)。
(山里亮太)「ちょっとすぐ、探しますんで!」って(笑)。
(東野幸治)というシーンから始まることはないってこと?
(山里亮太)そうですね。ないです。本当にあの、ただハッカーみたいに北欧のところを経由して見つけた時、はっきりと部屋の中で、ちっちゃい声で「ビンゴ」って言いました(笑)。
(東野幸治)フハハハハハハハハッ! 人生で「ビンゴ」って言うこと、あんねや(笑)。
(山里亮太)結婚式の二次会以外、ないと思ってました!
(東野幸治)「(ピーン!)ビンゴ」って(笑)。
(山里亮太)「これで俺、この先輩に気に入ってもらえる」と思ったら、そこから連絡が……うんともすんとも!
(東野幸治)いや、その売れっ子の先輩はただの外国人が大好きなスケベ兄さんやから(笑)。
(山里亮太)そこから重宝してもらえるわけもなく(笑)。
<書き起こしおわり>