DJ YANATAKE 第18回高校生ラップ選手権を語る

DJ YANATAKE 第18回高校生ラップ選手権を語る INSIDE OUT

DJ YANATAKEさんが2023年4月3日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中で第18回高校生ラップ選手権について話していました。

(渡辺志保)そんな感じでね、4月を迎えております。でもヤナさんもね、本当に毎週末のようにデカい舞台に立ってらっしゃって。

(DJ YANATAKE)いやいや、もうありがたい限りなんですけども。今日はなんと、ついさっきまで……もう本当に帰ってきたばかりなんですけども。『高校生RAP選手権』というのをですね、やってきまして。

(渡辺志保)すごいね、ヤナさんもね、世代をまたいで。

(DJ YANATAKE)恵比寿リキッドルームで。あのね、これは僕、2回目なんですよ。9ヶ月ぶり。高ラに参加して2回目なんですけど。前回ももちろん、すごい気合を入れてやったんですけど。実際に初めてその場を経験してみて、思うことがすごくたくさんあったんですよ。やっぱり本当に、その何分かで彼らの一生が変わっちゃうかもしれないっていう。

(渡辺志保)いや、本当よね。

(DJ YANATAKE)そういう舞台なんですよ。本当に。で、普通のMCバトルって今、大きい会場でやる時とかっていうのはだいたい、人数も少ないんで。8小節を3本とか4本とかでやるのが当たり前なんですけど。あれって、VTRの紹介が長いんですよ。

(渡辺志保)そうだね。ドラマチックなね。

(DJ YANATAKE)そう。だってみんな、それぞれの人を知らないからさ。紹介VTRみたいなのが長くて。でも、それを見ることによって彼らがどういう人かを知って、その後のMCバトルを見るっていう感じで。だからバトルはね、基本的に8小節2本で終わっちゃうの。もう、一瞬よ。彼らの人生のなにかに関わる瞬間なのに。だから、そこで俺がちょっとでもミスったりとかしたら……本当にそれで彼らの人生が変わるかもしれないって思うと、これはなかなかのすごい気持ちでやるんですよ。

(渡辺志保)絶対に前の日、寝れないわ。私なんかだったら。

(DJ YANATAKE)いや、もう本当に、本当に。俺もなんかさ、ステージに立ってもさ、頭フル回転で。もうちょっとした情報でも、裏で話している一言でも、何でもいいんだけど。VTRも改めて見たりとかさ、周りから入ってくる情報とかをいろいろ加味して。もう本当にギリギリ直前で、選んでいたビートを変えるとかさ、それが3回ぐらいあったかな? 完全に用意していたのを突然変えるとか、あったんですけど。

で、優勝候補みたいな子が……たとえば前回大会の決勝戦の2人って、前回優勝したのが大阪のREDWINGくん。で、もう1人、準優勝していたのが足立区のRunLineっていう子なんですけども。その2人とか、もうすごいのよ。この9ヶ月でスターなのよ。いろんなMCバトルの大会にも呼ばれて、人生が変わっちゃっているのよ。マジで。

(渡辺志保)すごいね。

(DJ YANATAKE)だけど、その2人が今回、1回戦で負けるの!

(渡辺志保)ドラマ!

前回優勝、準優勝の2人が1回戦敗退

(DJ YANATAKE)ドラマでしょう? 読めないのよ。で、他にももう見た目とかもビシッとしてスター感がバリバリあってさ。他の高校生が出る大会とかですごい活躍した楓くんっていう子とか、あとはMCバトルの大会を仕切っているやつとかも、音源とかもバリバリ今っぽい感じでさ、やってたりとか。あと、STACK THE PINKとかね、もう出来上がっちゃってるんだよ。

(渡辺志保)ああ、アーティストとしてね。

(DJ YANATAKE)そうそう。だからもう有名なやつがいっぱい出てる感じになっちゃってるから。他にもいろんな面白い……彼岸っていう女の子なんかは慶應のめちゃくちゃ頭いい学部に入った子で。その子が注目だったりとか、いろいろあったんだけども。そういうのが優勝候補で名前が挙げられていたんだけれども、全然ノーマークの子がバッタバッタとそのへんを倒して。もう準決勝ぐらいから、爆発しちゃって。言ってみたら、ちょっとそのキャラクターとかも地味な感じなのよ。なんだけど、もう主人公感が出ちゃってさ。

(渡辺志保)すごいね!

(DJ YANATAKE)それで最後、決勝で優勝候補だったSTACK THE PINKっていうのもやっつけちゃって。で、お父さんがブラジルで、ハーフなんだけど。お父さんとかも見に来てて。それでさ、負けていった子たちはさ、その場でガクッと崩れて。ステージでなかなか立ち上がれなかったりとかしてさ。もう本当、甲子園っていうか。本当にすごくて。

(渡辺志保)いや、ドラマですね。

(DJ YANATAKE)僕的にはとりあえず、ミスしなくてよかったなって感じなんですけど。

(渡辺志保)でもそれもね、一番大事ですもんね。ヤナタケさんとしてはね。

(DJ YANATAKE)でももちろんね、優勝するだけじゃなくて。やっぱりいいを試合して。それがこれから、YouTubeとかにまた上がったりしてバズると、全然また……たとえ優勝しなくても、彼らのヒップホップへの道は明るいものとなると思うので。まあ、ABEMAのアーカイブで今、見れると思うんで。すごい素晴らしい大会だったのでぜひ、見てほしいなと思いますね。なんかエモい気持ちでやってまいりました。

(渡辺志保)そうかー。いやいや、しかも10代の皆さんが頑張ってる姿とか、本当に最近私、泣いちゃうから(笑)。

(DJ YANATAKE)そうなのよ。我々、子供できてからそういうの、ちょっとね。だって司会のHIDADDYも息子さんが東京の大学に入るって。今回、ご家族でいらしていたりとかね。

(渡辺志保)あらららら、すごい!

(DJ YANATAKE)でも、要するに巣立っていくわけじゃない? だからそれだけで泣いちゃうよ(笑)。

(渡辺志保)泣けちゃうね(笑)。

(DJ YANATAKE)本当に聞いている皆さんも生きている間に親孝行、しておいてくださいね(笑)。

ABEMA 第18回高校生ラップ選手権

<書き起こしおわり>

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