南原清隆さんが2023年2月18日放送のニッポン放送『ウッチャンナンチャンのオールナイトニッポン』の中で映画『RRR』についてトーク。劇中で登場するナートゥダンスについて恥ずかしい勘違いをしていたことを話していました。
(内村光良)そうそう。マネージャーから聞いたんだけど、あれを見たんだろう? インド映画の……。
(南原清隆)『RRR』? 見たよ。
(内村光良)俺もたまたま、先週見たのよ。
(南原清隆)ああ、先週見たの?
(内村光良)先週。
(南原清隆)俺は1ヶ月近く前かな? どうだった?
(内村光良)「めっちゃはまってる」ってマネージャーから聞いたのよ。
(南原清隆)はまってる。
(内村光良)えっ、今も? まだ?(笑)。
(南原清隆)ナートゥね。ナートゥ。
(内村光良)1ヶ月経っても、まだ?
(南原清隆)はまってるよ。
(内村光良)あれ、すごかったな? 俺、見1人で見に行ったけどさ。渋谷にさ。あれ、何て表現したらいいんだろう? あの映画。
(南原清隆)あれは、インド映画は……俺、インド映画を1回、やったことあるでしょう?
(内村光良)はい。『ナトゥ』ね。
(南原清隆)今までのインドのパターンとちょっと違うのよ。洗練されてるのよ。
(内村光良)ああ、たしかにね。
(南原清隆)で、そんなに音楽を使いきらないでしょう? 3曲か4曲ぐらいしか歌わない。普通はもっと歌うんだけど。とにかくでもね、大映ドラマと仮面ライダーが一緒になったような感じね。
(内村光良)ああー。俺、もう本当に口を開けて見ているっていうのがぴったりで。もうあれって、全部がクライマックスじゃん?
(南原清隆)そう。
(内村光良)クライマックスの後、またクライマックスがやってくるっていう。
(南原清隆)そう。で、一番最初に、主人公の2人がいるでしょう? その主人公の2人がいったいどんだけ強いのか?っていうのを延々30分ぐらい、それぞれにずっとエピソードがやっていて(笑)。
(内村光良)不死身なのよ! 無敵なの! そうそう。その紹介が1人1人、長いんだよ。うんうん。
(南原清隆)そういうところだよ、内村さん。
(内村光良)なんですか?
(南原清隆)言語化して? 面白さを。どこが面白かったかを言語化して。それを後輩の芸人とかに、伝えてあげてよ。
(内村光良)でも、あんまりしゃべれないじゃん? 見ていない人もいるんだからさ。
(南原清隆)そこがテクニックじゃない?
(内村光良)「言語化する」……難しいことを言うなー。
(南原清隆)フハハハハハハハハッ!
(内村光良)年月が経ったらなー。でも、『走れメロス』が2人いる感じですよね。どうですか、これ?
(南原清隆)そうそうそう。
(内村光良)『走れメロス』が2人がかりでいて、物語を紡いでいくっていう感じで。なんかもう本当に……物語をね、見てない人にあんまり言うのもあれですけど。俺、肩車し始めたところから、もう……(笑)。もう、何でもありなんだよな! 肩車して戦えるんだ!っていう(笑)。
(南原清隆)そうそう。普通は戦いに不利なんだけど……もう関係ない。面白いから!
(内村光良)そう(笑)。俺、もうあそこからおかしくなってきて。もう麻痺してきたんだよね。
(南原清隆)前に俺がインド映画を撮りに行った時に、とにかくキメキメのシーンがあるわけよ。だから仮面ライダーの変身するところとか、戦うところとか、キメキメのところは……普通はなんにも言わないのよ。なんにも演出しないんだけど、キメキメところはすっごい細かい演出をするのよ。
(内村光良)あとめっちゃスローかけるよね。
(南原清隆)そう。「えっ、これ嘘でしょ?」と思うんだけど「いや、ここは大事だから」って。もうキモがわかっているんだよ。
いつトイレに行っても大丈夫(内村)
(内村光良)で、3時間あるけど、いつトイレ行っても大丈夫。全く、物語についていける。全部クライマックスだから。
(南原清隆)俺、そんな感想、初めて聞いたよ。「トイレに行くのを忘れた」とかはよく聞くけど……(笑)。
(内村光良)いつでもトイレに行って大丈夫!
(南原清隆)俺、初めて聞いたわ。そういう逆な感想。
(内村光良)逆。俺、1回行ったけど、繋がっているんだよ。
(南原清隆)フハハハハハハハハッ!
(内村光良)全然話についていける!
(南原清隆)っていうかお前、トイレ3時間、我慢できねえのかよ?
(内村光良)ちょっと紅茶をいっぱい飲んじゃったんで。紅茶と、チーズドッグを食べちゃって。ちょっと1人で満喫してたのよ。1人の時間を(笑)。渋谷で。電車に乗って行ったわけよ。
(南原清隆)俺はマネージャーさんと空き時間に行ったから。
(内村光良)そうなんだよ。相当はまっているって。みんなに「見に行け」みたいな感じで。
(南原清隆)でもね、なんか勘違いするのが……自分で最近、勘違いが多くなってきたなって。自分の中で。
(内村光良)どういうことですか?
(南原清隆)いや、年齢行くといろんなことがさ、経験を踏まえてくるじゃない? ポッと言われたことの選択肢が広いわけよ。いっぱいあって。だから「あれ? もしかして……」っていう勘違いがえらい多いのよ。
(内村光良)ちょっと待って。言語化してくれない? ちゃんと。
(南原清隆)フハハハハハハハハッ!
(内村光良)言ってることがわかんない。どういうこと?(笑)。
(南原清隆)くっそー!(笑)。いや、俺、あのダンスの「ナートゥ」っていうのを『ナトゥ』だと思って。
(内村光良)フハハハハハハハハッ! アハハハハハハハハッ!
(南原清隆)説明しますと僕、『ナトゥ 踊る!ニンジャ伝説』っていう映画をやったんですよ。
(内村光良)20年前ですね。インド映画。
(南原清隆)それで主演をやったのよ。
(内村光良)インドで撮ってな。
(南原清隆)それであれが今からちょうど20年前で。だからあれを見た人たちが今、映画を撮っている年代になってきてるわけよ。だから「ナトゥ、ナトゥ」って言っているから俺、1人で映画館で「うわっ、ヤバい……俺、伝説の人になっているんだ!? ヤバい! ナトゥ、ナトゥってめっちゃ崇められているんじゃねえか?」って思って。
(内村光良)ヤベえよ、こいつ(笑)。
(南原清隆)で、パンフレットを見たら「ナートゥ」っていう。全然違っていて。すげえ恥ずかしくて(笑)。それ、マネージャーさんにも言えなかったわ。勘違いがひどくなってきて(笑)。
『RRR』ナートゥダンス
<書き起こしおわり>