（若林正恭）「いやいや、ちょっと、ゲンドウさん！ 俺、もうTMCに入りなのよ！」っつって。「シンジ、まだ終わってない……」って。そしたらなんか、ネルフの「アンビリカルケーブル、接続完了！」みたいなのが出て。倒れたエヴァが「ヴォォォォォォオオオーッ！」って叫びながら立ち上がって。
（春日俊彰）いいね、いいねえ（笑）。
（若林正恭）もうなぎ倒していって。バチーン！って当たり。十字架、ドーン！ 槍、グッシャーン！って。で、風みたいなのが出てきて（笑）。ハンドルがブルブルブルブルッ！って震えちゃって。「いやいやいやいや……」って思って。で、その時点で（マネージャーの）岡田にLINEして。「岡ちゃん、ちなみに今、どこ？」って聞いたら「今、祖師ヶ谷大蔵で降りるところです」って。「じゃあ、電車で戻ってもらって、代わりに打ってもらおうか？」って……でも、考えたらそれが法律的にいいのかどうか、わかんないっていう怖さ。で、そういうところで写真を撮られたり。「台を代わった」とか。それか、店員が言って。それで謝罪会見ですよ。朝。
（春日俊彰）どんな謝罪なのよ？
（若林正恭）謝罪会見して。「えー、これからいただく仕事も、熱心に……」って俺が言わなきゃいけないのよ。
（春日俊彰）「なんでパチンコの台、マネージャーさんに代わったんですか？」。
（若林正恭）「それは、事実です。全て、週刊誌の報道の通りでございます。これからいただく仕事に関しましては、全て真摯に、真剣に……」って俺、言わなきゃいけないのよ。
（春日俊彰）「ファンの皆さん、悲しんでますよ？」。
（若林正恭）「うるせーな！ 黙ってろよ、オラァッ！」。
（春日俊彰）ちょっと、待て待て待て！ 我慢しきれてないよ（笑）。それやるんだったら、最後まできっちり我慢してくれよ（笑）。ダメよ、キレちゃ。
パチンコで謝罪会見のピンチ
（若林正恭）フハハハハハハハハッ！ でも「マネージャーにパチンコを代わりに打たすって、ハラスメント感、すごいな。パチハラ感、すごいな」と思って。で、そのパチンコのこともLINEでは打ってないのよ。「岡ちゃん、ちなみにだけど……ギリで何時に入ったら間に合うかな？」って聞いたら「なんか、ありましたか!?」って。だからなんか……。
（春日俊彰）なるへそ。トラブルがあって遅れそうだ、みたいな？ でも、そっちに取るだろうね。
（若林正恭）で、返したのよ。「トラブルじゃないのよ」って（笑）。
（春日俊彰）じゃあ、なんだよ（笑）。「じゃあ、来いよ」って思うよね。
（若林正恭）でも「パチンコを打っていて……」みたいなのを打つのはなんか、まあクズ芸人なんだけども。なんか……その間もないっていうか。「もう外れるだろう」って。7連チャンぐらいしているから。っていうのがあるからさ。だから、「ちょっとスタッフに……もしかして15分ぐらい遅れるかもしれんわ」っつったら、「ああ、全然大丈夫ですよ。それだったら」みたいになって。
そしたらなんか、「もう！ もう、外れて！」って。8連チャン目。そしたら「エヴァンゲリオン、出動用意あれば……行けます」みたいな感じになったのかな？ そしたら、エレベーターみたいなのでバーッて上がってきて。そこにエヴァンゲリオンのデカい横顔がなければ、もう外れるみたいな感じなのかな？ あれ。よくわかんないけど。
（春日俊彰）なるへそ。待機してなかったら。
（若林正恭）「いるなよ、エヴァンゲリオン！」と思って。「いるなよ！」と思ったらバーン！って。初号機の顔。
（春日俊彰）いる！
（若林正恭）「逃げちゃダメだ！ 逃げちゃダメだ！」っていう声が聞こえて。いや、逃げたいのよ。「逃げて！ シンジくん、逃げて！」って思ったんだから（笑）。「逃げちゃダメだ！」って、ボーン！って地上に出てきて。使徒を引きずりながら地上にボーン！って。テーマ曲の『残酷な天使のテーゼ』がかかっちゃって（笑）。
（春日俊彰）いいじゃん、いいじゃん（笑）。
（若林正恭）使徒をそれでボッコボコにしてんのよ（笑）。
（春日俊彰）戦い、終わらねえな（笑）。頑張ってるね。
（若林正恭）で、もうヤバいよっていう。4時入りでね、TMCまで15分かかるでしょう？ 3時45分。「もう9連チャンはやめて」ってなったら、次も連チャンして。で、「10はやめてよ」って思っていたら、エヴァンゲリオンが……なんだろう？ キレすぎて静かになっちゃって。周りに火の粉がふわーって。キレすぎて、静かになっちゃって。街をただ歩いているっていう。
（春日俊彰）ああ、なんか見たことある気がする。
（若林正恭）なんか、わかるでしょう？ もうキレるより怖いやつ。キレて、ネジ飛んで、ゆっくり歩いているの。で、台も静か。「ドーン、ドーン……ヴォォォオオオオオーーーッ！」ってエヴァンゲリオンが叫んだら「777」って！ いや、もういいよ！
（春日俊彰）フハハハハハハハハッ！ まだ？ まだ続くの？（笑）。いいぞ、行け行け行け！ 頑張れ（笑）。
（若林正恭）フハハハハハハハハッ！ 「テンテーン♪ テテーテーテテーン♪」みたいに音楽が流れて。「これはマジでヤバい！」って思って。「これって隣の人と代わってもいいのかな？ 法律的に……」って思って。それでなんか、電話する時間もないし。で、隣のおっちゃんも相変わらず、太腿とか叩いているのよ。で、これが……太腿とか叩いている人に「俺の、続き、打っていいいっすよ」っていうのも法律的にダメそうだし。なんかその賭け事……賭け事ではないけど。なんかルールがありそうで。俺が知らないやつ。それで、謝罪会見になるの、嫌だし。
（春日俊彰）そういうのを知らない、パチンコ初心者だからね。
（若林正恭）濃い色のスーツを着て朝、「真摯に受け止め、お仕事に誠実に……」って謝らなきゃいけなくなっちゃうから。
（春日俊彰）「本当に反省してるんですか？」。
（若林正恭）「うるせえなっ！」。
（春日俊彰）いやいや、ダメよ、キレちゃ（笑）。そこはそう思ったとしても、「すいませんでした」ってやらないと（笑）。
（若林正恭）ああ、そうか。ごめん（笑）。でもなんか、よくないことで。もし、そういう風になったら嫌だからっていうので、それはしなかったの。そしたらなんか、11ぐらいで終わって。「はー。でもギリギリ……ギリギリ間に合うか！」って思って。「まあまあまあ、よかったな」って。もうその時には4時になっていたから。そこから行って4時15分。入りに15分遅れだわ。これ、もうプロとして最悪よ。制作からしたら。パチンコやってて……クズ芸人がよくしゃべるやつだよ。
（春日俊彰）まだ寝坊とかの方がね。
（若林正恭）でも、「山添くん、これはライブのエンディング、出なくなるわな。これは、こっちだわ」って思っちゃった。
（春日俊彰）まあ、手が離せないもんな。
（若林正恭）で、その連チャンが終わって。そしたらなんか、大当たりの前に回るはずだったルーレットが3回ぐらいだけ、まだ溜まってるの。状況、わかる？ ルーレットが。チャッカーに入ったやつが。そしたらその三つ目が、なんか赤くなってグルグル回っているのよ。普通はなんかね、ただの白いマークみたいな感じなんだけど。
（春日俊彰）ほう。普通と違っているんだ。
（若林正恭）三つ目が赤い四角になって浮いて回っているのよ。「いやいやいや……でも、まさかな。さっき、こんな出て」って思っていたら「○○、発信します！」って。ガーン！ グワーッ！って。初号機が出て来て。
（春日俊彰）また!?
（若林正恭）ATフィールドをなんか手でグワーッ！って開けたら、バチーン！ 「777」！ テロテロレロレロレロレロ……って。「いや、マジか！」って。
（春日俊彰）すごい台だな、それ。
（若林正恭）「もう、マジでやめて！ マジで！」って思って（笑）。
まだまだ連チャンは終わらない
（春日俊彰）もう、どうするの？ だって、時間的にも、ねえ。また当たっちゃったわけでしょう？
（若林正恭）それで「岡ちゃん、最悪、何時に入ったら……？」って（笑）。
（春日俊彰）また聞いたの？（笑）。
（若林正恭）そしたら「15分前から打ち合わせなんで。メイク時間を考えると4時入りが4時35分に入ってもらって10分でメイクしていただいて、15分前から打ち合わせ。本番17時回しなら間に合います」って。
（春日俊彰）ギリギリね。最悪ってことでしょう？
（若林正恭）で、その時が4時15分。で、その後は「もう、外れてよ！」って思って、もう1回連チャンして。で、2連チャンぐらいで終わってくれたんだよ。ドーン！って倒されて。「ああ、よかった」って。「逃げちゃダメだ」「逃げて！」って思っていたら本当に逃げてくれて。
（春日俊彰）ああ、今回は？
（若林正恭）そうそう。「ゲンドウ、出てくるなよ！」って思って。で、それでそこから4時半に入って。「岡ちゃん、ごめんね！」って。それでメイクして、間に合って。そしたらなんか15分前の打ち合わせも間に合って。「これは本当、よくないぞ」と思っていたら、春日もなんか遅刻してて。なんか横でメイクさんがメイク室じゃなくて打ち合わせ室まで来て七三をなんかやっていて。「こいつ、遅刻してんじゃねえかよ」って（笑）。
（春日俊彰）いやいや、パチンコじゃないけどね（笑）。
（若林正恭）ああ、そう？ パチンコではないんだ（笑）。
（春日俊彰）もう、そしたらクズコンビじゃん（笑）。パチンコで2人とも遅れていたら……まあ、遅れたは遅れたけど（笑）。
（若林正恭）で、帰りの車でガンちゃんに電話して。「ガンちゃん、ケツあると当たりますね」っつったんだよ。「だろ？」って（笑）。
（春日俊彰）フハハハハハハハハッ！
＜書き起こしおわり＞