町山智浩『NOPE/ノープ』を語る

町山智浩『NOPE/ノープ』を語る たまむすび

町山智浩さんが2022年8月23日放送のTBSラジオ『たまむすび』の中でジョーダン・ピール監督の最新作『NOPE/ノープ』について話していました。

(町山智浩)ちょっとね、いろんな紹介しなきゃいけないものが立て込んでいて。うまく処理できないんで、どんどん行きます。

(赤江珠緒)お願いします!

(町山智浩)まずですね、今週末の8月26日から映画館で劇場公開される映画『NOPE/ノープ』という作品なんですが。「NOPE」っていうのはね、「うんにゃ!」みたいな。「いや、違う!」みたいなすごい強い否定を「NO」じゃなくて「NOPE」って英語で言うんですよ。それがタイトルになっている奇妙な映画なんですが。これ、監督はですね、『ゲット・アウト』という映画を撮ったり、『アス』っていう映画を撮ったジョーダン・ピールという人なんですね。『ゲット・アウト』いうのは白人のお金持ちたちが黒人の肉体を奪っているというホラーコメディで。

(赤江珠緒)見ましたよ。あれ、怖かった!

(町山智浩)そうそう。非常にヘンテコな映画だったんですけど。で、その次に撮ったのは『アス』という映画で。それはお金持ちの黒人一家と全く見た目が同じ親子4人の貧困層の人が来て。その家を取りに来るという非常に怖い……『Us(私たち)』っていうね。「最大の敵は私たちである」という非常に奇妙な映画だったんですね。

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(町山智浩)で、その監督のジョーダン・ピールの第3弾ですね。ヘンテコホラーの第3弾なんですが。これがね、説明がほとんどできない映画なんですよ。しちゃうとダメになっちゃう映画で。だからタイトルもね、わざと何だかわからないようなタイトルにしてるんですよね。で、主人公はカウボーイで。ハリウッドで使う映画用の馬の調教をしてる人なんですね。で、その牧場の空に何かがいるらしいっていう、それ以上のことは言えないんですよ。

(赤江珠緒)ええーっ? 不思議な……空に何かがいるらしい?

空に何かがいるらしい

(町山智浩)なにかがいるらしいっていう。だから、最初は見ている方はスティーブン・スピルバーグのUFO映画、『未知との遭遇』みたいな映画なのかな?って思っているんですね。で、そんな風に思っていると、『ジョーズ』のような映画になっていくんですけども。これ以上言っちゃうと、面白くないんでないんで。もう非常にこれね、会社の人も困ってると思いますよ。こういう映画は宣伝ができなくて。

(赤江珠緒)ポスターもなんか、ちょっとおどろおどろしい感じの空模様の感じですけど。

(町山智浩)そう。その雲の中に何かがいるんですね。

(赤江珠緒)たしかになにがいるのか、わからないですもんね。

(町山智浩)だから、空が海みたいなもんなんですよね。そこになにかがいる。得体の知れないものがいるんですけど、それ以上は言えないっていうね。非常に難しい映画なのですが。もう滅多にできない体験ができる映画なのでぜひ、ご覧ください。『NOPE/ノープ』です。

(赤江珠緒)はい。

(町山智浩)公開されてしばらくしたら、いろんなところで解説できます(笑)。「困ったな」ってこれ、映画会社の人も頭を抱えてると思いますね。

映画『NOPE/ノープ』予告編

<書き起こしおわり>

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