三四郎・小宮 飛行機で隣の席に座った女性にされた気まずい話を語る

三四郎・小宮 飛行機で隣の席に座った女性にされた気まずい話を語る ニッポン放送

三四郎・小宮さんが2022年3月4日放送のニッポン放送『三四郎のオールナイトニッポン0』の中で営業で訪れた和歌山から乗った飛行機で隣に座った女性から話しかけられたことを紹介。成城学園の後輩だというその女性に言われたことで、とても気まずい雰囲気になったことを話していました。

(小宮浩信)それでまあ、その時は営業で和歌山かなんかで。飛行機に乗っていって。そこでいろんな人に祝われて。で、帰り、飛行機に乗ったんですけども。飛行機の中で、僕の隣に女性の方が座って。全く芸人さんでもなく、一般の方で。そしたら「あっ、小宮さんですよね」って言われて。「ああ、そうか。結婚のことなのかな?」って思って。「ありがとうございます」って言ったら「ああ、はい。ありがとうっていうか……私、成城学園なんですよね。成城学園で、ちょっと伝えたいことがあるんですよ」って。成城学園、僕の母校ね。

「伝えたいことがあるんですよ」みたいに言われて。「ああ、結婚のことじゃなくて……ありがとうって言ったけど。みんながみんな、そうじゃないんだな。早とちりしたな」って思いながら。「私、成城学園なんですよ。小学校から成城学園で……」って。まあ、成城学園って幼稚園から大学まで、同じ敷地内にあるんだよね。

(相田周二)うん。

(小宮浩信)それで「小宮さんにお会いする機会があったらちょっと言いたかったことがあって。2年ぐらい前に『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』の24時間インタビューの時におっしゃっていたエピソード、あるじゃないですか」って言われて。で、そのエピソードっていうのがね、成城学園時代に僕、高校で留年していて。で、グランドホッケー部の部室があったんだけど、言うならば僕は4年生だよね? 4年生がいたら、ちょっと3年生的には煙たいかな?って思って。部室、人数も結構パンパンだったから、ちょっと階段を降りて、外で……まあ敷地内で着替えていて。制服からユニフォームに着替えている途中で小学校の3年生ぐらいの男の子が歩いてきて。まあ、小学校もあるから、敷地内、部室の前を歩いて下校をしているんだけども。その時、僕が着替えているのを見て、なんかニヤニヤしているのよ。だから僕も「おっ、なんだ?」みたいな感じになって。

で、その時はあんまり気づかなかったんだけど、僕が脱ぐとその男の子、笑うんだよ。ハハハハッ!って。言うなら、ちょっと外で上半身裸とかになっていたから喜んでいて。僕も「なんか笑っているな」って思って。で、そのまま着替えるんだけど、着替えたと見せかけてもう1回、脱いでみたのよ。そしたら子供がアハハハハハハハハッ! みたいな感じになって。それで靴下も脱いで、またユニフォームの靴下に履き替えようと思って、ソックスを履くんだけど、また脱ぐみたいなのをやって。で、ソックスも脱いで、めちゃくちゃ笑ってくれるから上半身裸で。で、下はユニフォームのパンツを履いてるんだけど、そのまま追いかけて。「おーい!」みたいな感じで追いかけてったら「ワハハハハッ! アハハハハハハハハッ!」みたいな感じでめちゃくちゃ笑いながら逃げていったのね。

「ああ、これはウケた、ウケた。子供、かわいいなー」って思って。まあ、もう芸人になるのも視野に入れていたから。「俺の手にかかればこんなもんよ。未来のコメディアン、コメディ王……」って。

(相田周二)上半身裸で追いかけて。

(小宮浩信)そう。「ウケた、ウケた」って思っていて。それで、「よかったな」って思っていたらその1週間後ぐらいに放課後、学年の主任の人がいて。生活指導の一番厳しい先生が小学生のお母さんと高校のロータリーのところでモメていたんだよね。「これこれ、こうで……こんな人がいたんです」って。そのお母さん、めちゃくちゃデカいカメラを持っていて。で、それを耳をすまして聞いていたのね。それで聞いていたら、「ここらへんで私の子供……小学3年生なんですけども。裸の男に……」って。それで僕、その当時は明るい髪の色をしていたんだけども。「裸で髪の明るい男の人にうちの子供が追いかけ回されたというのを聞いたんです」ってお母さんが言っていて。「その人、不審者ですよね?」って。

(相田周二)それを聞いたんだね(笑)。

子供を追いかけた裸の不審者探し

(小宮浩信)「その人をカメラで撮って、警察に突き出そうと思っています!」って言っているのを聞いて。「ヤベえ……」って思って。それで先生が「いやいや、お母さん、ちょっと落ち着いてください。敷地内ですよね? そんな不審者とかはたぶんいないと思うんですけども……」「うちの子が高校生ぐらいだったって言っていました」って言っていて。嫌な予感がして。まあ、そうなんだろうな。ほぼほぼ確定だと思って見たら、その追いかけた小学生の子だったのね。「あらら、これはやっちまった。ヤバいぞ……」って思いながらも、放課後に部活に行ったんだよね。それで、集中できず、言われていることも耳に入らずにホッケーをやっていて。

そしたら、その次の日の昼休みぐらいに「あれ、どうなったのかな? なんとかなったかな? やりすごせたか?」って思っていたら、なんか校内放送で「2年生の○○、職員室に来なさい」みたいな放送があるんだけども。その放送が前代未聞で。もうちょっと特徴を言ったんだろうね。僕の特徴というか。「1年生から3年生までの髪が金髪でキツネ目の男。自分が該当するという自覚がある者は職員室に来なさい」って言われて。呼び出されて行ったら、そこに8人ぐらい並んでいたのよ。

(相田周二)まあまあ、いるんだよね。結構自由だからね。

(小宮浩信)自由な校風だから。金髪でキツネ目の男が8人ぐらいいて、面通しが始まったのよ。小学3年生の子に「このお兄ちゃん?」「いや、違う」みたいにやっていて。それが迫ってくるのよ。僕は一番最後で。「ヤベえ……なんとかならねえかな?」って。で、表情はもちろん変えて。

(相田周二)表情は変えて?(笑)。

(小宮浩信)「このお兄ちゃん?」「違う」「このお兄ちゃん?」「違う」「このお兄ちゃん?」「違う」ってやって。で、僕の番になった時、表情をめちゃくちゃ変えていたのよ。顎とか出したり目とかこうやったりしていたけども。「うん、このお兄ちゃん!」ってなって。子供的にはそれ、楽しい出来事としてお母さんに話していたのよ。「追いかけてくれて楽しいお兄ちゃんがいた」っていう話をお母さんが勘違いしていて。「このお兄ちゃん!」って言われて「お前か!」みたいになって、めちゃめちゃこっぴどく怒られて……っていう出来事があって。そのエピソードを『ガキの使い』で言ったんだよね。で、その飛行機で隣りに座った人がそのエピソードを話したのを見ていて。その女性の人は今、30歳ぐらいなのね。「話しているのを見て。『ああ、あの時のあれは小宮さんだったんだ』って思ったんですよ」って言っていて。

で、それはなにか?っていうと、その女性が言うには「私、その時、小学6年生で。その時にいつも通り、普通に登校していたら先生が急にソワソワして『明日から、みんなで登校しましょう』みたいになって。『なんでですか?』って聞いたらペライチのプリントが配られて。『このあたりに裸で追いかけてくる金髪・キツネ目の男が出没します。なので今日から集団下校になります』って書かれていて、集団下校になったんです。『怖い人がいる!』って思って、怖くなっていたんです」って言っていて。「金髪・キツネ目の男が追いかけてくる」っていうことでみんな、集団下校をしていて。

「それが1ヶ月ぐらい続いてて、怖かったんですよ。それを鮮明に覚えていて……それが時を経て、15年ぐらい経ってテレビを見ていたら三四郎・小宮さんがその話をしていて。『ああ、あの時のあの異常者は小宮さんだったんだ!』ってわかって。どこかでお会いできたらそれを話そうと思っていたんですよ!」って言っていて。「結婚のお祝いの話かと思ったら、こんなことか!」って思って。「ああ、そうなんだね」って言ったら「これで私もちょっと気が晴れました」みたいな感じなって。「ああ、そう……でも、僕の気は晴れないし。これ、どういうこと?」って思って。しかも、その話をされたの、離陸前なんだよね。

(相田周二)フハハハハハハハハッ!

(小宮浩信)離陸前に言うなよ! そこからめちゃめちゃ気まずいのよ。隣の席で。

(相田周二)1時間ぐらいな(笑)。

(小宮浩信)1時間ぐらい(笑)。金髪でキツネ目の男と……。

(相田周二)あの時の不審者と(笑)。

離陸前に言われて気まずい1時間を過ごす

(小宮浩信)「どういうつもりでそれを伝えたの?」って思って(笑)。それで、離陸してもずっとしゃべれないから。気まずい中、いて。それで僕がめちゃめちゃ気まずそうにしているのを察したのかもわかんないよ。なんかあっちから声をかけてくれて。「あ、結婚、おめでとうございます」って。めちゃめちゃ気を遣ってくれて。「ああ、ありがとう、ありがとう」みたいな(笑)。

(相田周二)最後に(笑)。

(小宮浩信)あんな異常者でも結婚できましたっていうことで(笑)。

(相田周二)怖かったろうな(笑)。

(小宮浩信)怖かっただろうな。その当時はね。びっくりしたよ。

(相田周二)よかった。テレビに出てるお笑い芸人になってよかった(笑)。

<書き起こしおわり>

タイトルとURLをコピーしました