石橋貴明 松坂大輔の引退を語る

石橋貴明 松坂大輔の引退を語る 石橋貴明のGATE7

石橋貴明さんが2021年7月11日放送のTBSラジオ『石橋貴明のGATE7』の中で引退を発表した松坂大輔さんについてトーク。松坂さんとの思い出などを話していました。

(石橋貴明)今週はやはり松坂大輔投手が現役を引退するということで。寂しいニュースが流れましたね。松坂くんとは99年。プロ1年目で新人王、最多勝を取り、大活躍をした時に「食わず嫌い王」に来てもらって。それがはじめて松坂くんと会った一番最初だったんですけども。まあ、いろいろと思い出しますね。98年、夏の甲子園。これはもう僕があえて語ることなくとも皆さん、いろんな思い出があると思いますけども。

気づくと、球場に行って何回か会っているんですけども。投げている姿っていうのは……「実際に大輔が投げている試合を見たのはなんだろうな?」って思ってずっと考えていたんですよ。そうしたらね、そうです。99年。そのデビューした年のオールスターを西武ドーム。今のメットライフドームで見たんですよ。その時、パ・リーグの先発投手が大輔で。セ・リーグが上原くんなんですよ。まあ、後に2人ともボストンに行くわけですけども。

その時、試合前に大輔にサインボールをもらって。その横にイチローがいたから。イチローにも「書いて」っつって。だからイチローと大輔のダブルネームの99年、オールスターのあの青赤の糸のボールを僕は持っているんですけども。で、「そうか。あれだけか?」って思っていたら「いや、違う、違う。もう1個あった。2006年のWBCの決勝だ」って。あれをペトコ・パークで僕、見ているんですよ。

「ああ、大輔だったね!」って思って。対キューバですよ。いやー、すげえ試合で。ピリピリしていて。もう……でも、あれが大輔の試合を見て、俺が一番思い出に残っている試合ですね。あと、ボストンでも会ったんですけども、ボストンでも投げているところは見れなくて。スパイクをもらいましたね。ボストンで履いていたスパイク。

その後にメッツにも行って。メッツのシェイ・スタジアムでも会ったことがあって。それでここ何年も会っていなくて。最後はこうやって投げずに終わってしまったのかと。先週、出てくれた藤川球児くんもいわゆる松坂世代で。「投げる姿を見せて大輔は辞めるべきだ」ってずっと言っていましたけども。あの98年夏の甲子園を彩った松坂世代はいよいよ、ソフトバンクの和田くんだけなんですね。

松坂世代の終わりと新しい時代

(石橋貴明)そしてこのひとつの時代の扉が閉まる瞬間に、新たな時代の扉を開けるように大谷くんが今週、オールスターに出る。なんか不思議なことがありますよね。野球も相撲もいろんなスポーツ。誰かがその時代を終了する時に新たなスーパースター候補がその扉を開くという。すでに松井くんの記録をも抜いて。「これからは大谷くんの時代になるんだ!」っていう。いろんなことが始まり、終わる2021年になりそうですよね。まあ、大輔、本当にお疲れ様でした。

98年、夏の甲子園。17回まで戦った後、明徳との準決勝。投げずに。「ああ、大輔は投げないんだ」と思って点差が詰まってきて9回。そこで「松坂大輔」って渡辺監督が言った瞬間、手に巻いていたキネシオというテーピングをビリビリビリビリッと『熱闘甲子園』のカメラに向かって取りはじめたシーンを見て僕は「この子はわかっている! テレビをわかっているね!」って。

キネシオのテープをビリビリッてやぶってマウンドに上って明徳をガッと抑えてサヨナラにつなげるんですよ。もう神がかってましたね。本当にお疲れ様でした。じゃあ、本当は西武ライオンズで今年、登板する時にはこの曲をかけるはずだったという、ONE OK ROCKの。また、どうしても森進一さんの倅、TAKAくんが俺にはじめて会った時のモノマネをやってくれって……やらないよ、毎回毎回は!

石橋貴明 ONE OK ROCK・TAKAを語る
石橋貴明さんが2021年7月4日放送のTBSラジオ『石橋貴明のGATE7』の中でONE OK ROCKのTAKAさんについて話していました。

(石橋貴明)森さんは俺たちに優しいんだぞ? 森進一さんは87年の12月ぐらいですかね? 87年10月に『ねるとん紅鯨団』が始まって。ちょっとずつ視聴率が上がってきた時に『夜のヒットスタジオ』で俺に向かっていきなり(モノマネで)「土曜の夜に、若い男の子と女の子が、少し話をした後に『付き合ってくれ』って言う番組。あれ、面白いね!」って。森進一さんがそれを俺にリハーサルの時に声をかけてきてくれた時に「『ねるとん紅鯨団』は当たる!」って確信したんですよ。自信が確信に変わったんですよ! そんな森進一さんのDNAをちゃんと引き継いだ、ONE OK ROCK、TAKAくんが歌います。『キミシダイ列車』。

ONE OK ROCK『キミシダイ列車』

<書き起こしおわり>

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