オードリー若林さんが2021年5月22日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で最近、漫画『1日外出録ハンチョウ』に超ハマっている件をトーク。おじさんに刺さるその魅力を話していました。
(若林正恭)俺さ、今さ、『たりないふたり』の最後のライブが5.31にあるからネタをずっと考えていて。浮かばない時って昔からの癖で、なんか新しい漫画を読むんだよね。新しい漫画をもうバーッと買って。
(春日俊彰)ああ、自分が読んだことのない漫画を?
ネタが浮かばない時、読んだことのない漫画を読む
(若林正恭)読んだことがないやつを。で、「浮かばない、浮かばない」ってなると漫画を読んで。で、それが別に特に役に立つわけでもなくて。なんか、漫画を読んで、ちょっと切り替えているのかな? よくわからないんだけども。なんか、それがネタを書く時の休憩にいいっていう感覚があって。漫画、あんまり読む方じゃないんだけど。知ってる? 『ハンチョウ』っていう漫画。
(春日俊彰)『ハンチョウ』?
(若林正恭)『カイジ』の……。
(春日俊彰)ああ(笑)。『カイジ』のあの地下の班長が地上に出て美味いものを食べるっていう漫画でしょう? ヤンマガでやっているやつだね。
(若林正恭)そうそう。読んでる?
(春日俊彰)まあ、たまに。
(若林正恭)たまに読んでいる?
(春日俊彰)なんかスピンオフみたいなやつだから。
(若林正恭)そうそう。『カイジ』のスピンオフなのよ。多重債務者が地下労働しているところから、1日だけ地上に出れるっていう時におじさん4人とかだけで。それで、後ろを監視役でつけてきているあのサングラスの黒服の人と……それで俺、本屋で漫画をバーッと見ていて。その漫画があるのは知っていたの。で、なんか「この男、休日の楽しみ方を知り尽くしている」とか。なんかおじさん4人が肩を組んで商店街とかでピースしていて。もう、俺はずっとこのラジオで「おじさん向けの漫画とか映画とかドラマとかが少なすぎる」って言ってるじゃん? で、もう俺にドンズバなのは帯を見てわかっていたの。でもなんか、それはそれで悔しいじゃん?
(春日俊彰)ああ、そうなの? そんなどストライクな漫画?
(若林正恭)それで結局、10巻と11巻を買って。
(春日俊彰)ああ、1巻じゃなくて?
(若林正恭)1巻じゃなくて。まあ、そういう読み方をするんだけど。
(春日俊彰)まあまあでも、あれは読めるか。1話完結みたいなね。
(若林正恭)というものなんだろうなと思って買ったら、もうちょっとありえないくらい『ハンチョウ』にハマっていて(笑)。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! いいねえ! ああ、いいじゃないですか。
(若林正恭)で、班長は休日の遊び方を知り尽くしてるのよ! 当たり前だけど。帯のまんま言ったけど。で、地上に出て、おじさん4人で。なんか公園でバーベキューを……こういうのってラジオでしゃべっていいの? 大丈夫?
(春日俊彰)まあ、大丈夫でしょう。そういうね、うん。ネタバレにはならないでしょう。
(若林正恭)なんか公園でなんか、それぞれスーパーかなんかで食材を買ってきて、バーベキューをするんだけど。雨が降ってるの。だけど公園の屋根があるところでバーベキューをするの。で、それは「雨だからこそおじさん4人でできる」みたいな感じになっていて。それは「雨という壁で遮られてる中でのバーベキュー。これがピーカンの晴れの日曜日だったら周りが子供とかお母さんたちがたくさんいる中、おじさん4人でバーベキューやることになる。それは無理じゃないか。だから、おじさんにとっては恵み雨なんだ」っていう。もうなんか俺、泣きそうになっちゃって(笑)。おじさんって居場所がないんだよ!
(春日俊彰)まあ、そうだね(笑)。
本編はこんな感じです。#ハンチョウ #ヤンマガ pic.twitter.com/61D0RXFzxf
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(若林正恭)あと、おじさんって主張する権利が結構ないのよ。邪魔者だから。結構いろんなところで。
(春日俊彰)たしかに。浮いちゃうよね。
(若林正恭)浮いちゃうの。それでなんか、ドライブをする章とかは「車を買った途端、車の話を興味もねえのにすげえしてくるやつっているよな」みたいな。で、車を買った人が車の話ばっかりしてるの。で、ドライブをして。それでなんか「自分が車を買ったからって、すぐに強引にドライブに誘うやつ」みたいになるわけ。
そしたら最後の最後に「前さ、俺が振られた時に話を聞いてくれてありがとうな」って言うのよ。「ちょっとそれ、ずっと言いたかったけど、言えなくて」っつって。そしたら、「おじさんにはドライブしながらじゃないと話せないことがある」って言って終わるのよ。俺、なんか本当にドスーンッ!って来ちゃって。「わかるわー!」って思って。
ハンチョウ10巻収録エピソード紹介、第76話『一惚』。マイカー(外車)を購入した宮本に半ば強制的にドライブに連れていかれた大槻の運命やいかに‥‥#ハンチョウ #ハンチョウ10巻 #ヤンマガ pic.twitter.com/CUPFTwcXRc
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(若林正恭)何かを介さないと……キャンプファイヤーとかで火をくべたりとかじゃないとしゃべれないこととか、何かを介さないとしゃべれないことがあるから。だから俺と春日もさ、オールナイトニッポンを介さないと無理なわけよ(笑)。
(春日俊彰)フフフ、おじさんだからね(笑)。
(若林正恭)おじさんだから(笑)。
おじさんは何かを介さないと話せない
(春日俊彰)たしかにそうだね。これもそうだよ。チーム付け焼き刃(オードリーのオールナイトニッポンスタッフ)もそうじゃないですか。ねえ。新年会なんつってさ、お好み焼き屋さんに行かないと。焼くという作業がないと会話ができないっていう。
(若林正恭)そう。あれはもうヨシキの時代からだもんね。「なんかもんじゃか、焼肉か、鍋か……何か作業があるやつにしてくれ」って言って。作業がないと誰もラジオのことをしゃべらないっていう(笑)。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!
(若林正恭)それで最悪の会があったんだよね。オードリーのオールナイトニッポンのスタッフの打ち上げの最悪の会があったんだよ。なんか代官山かなんかで。おしゃれなところを借りてやっちゃったら、ねえ。若者がなんかコンパをしてるようなところでやったら、本当にみんな黙々とメシを食って。誰もラジオのことをしゃべらないまま終わったのよ! そしたら「これはダメだ」ってなって。それで、もんじゃになったんだよね。もんじゃのマサとか言って。
(春日俊彰)そうね。そこからはね、よかったよね。
(若林正恭)だからダイレクト2人はなかなか、ないよな。そういうのってな。
(春日俊彰)そうね。だからそうだね。ちょっと深刻になっちゃったりするしね。なんかね。何かを介さないと。
(若林正恭)そうだよな。そういうの、あるよな。
(春日俊彰)ああ、いいねえ。おじさん漫画だね。
(若林正恭)もうターゲットがおじさんなんだよ。完全に。もうまんまとハマっていて。めちゃくちゃ読んでいるんだけど。
<書き起こしおわり>
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