オードリーの若林さんが2021年1月9日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で昔の写真を整理していて思ったことをトーク。20代の頃の春日さんの「賭け」について話していました。
(若林正恭)それでずっと家にいたらさ、写真の……テレビに出す時用とかに事務所に持っていったり、なんか返してもらったりしたのかな? それでそのまま雑にさ、トートバックみたいなのにガサガサ入れてたやつがさ、部屋を掃除してたら出てきてさ。「これ、アルバムに入れて整理しなきゃな」と思ってさ。中学生とか高校生の時とかの。それで、びっくりしたよ。俺たち、高3の時に体育祭でさ、盆踊りみたいなのを踊るじゃん。浴衣を着て。
(春日俊彰)ああ、二校音頭ね。あれも恒例ですよ。
(若林正恭)二校音頭。あの時の写真が出てきたんだけども。俺、びっくりしたんだよ。アルバムを買ってきて写真を1枚ずつ入れていて。なんか浴衣を着てるじゃん。盆踊りをするから。で、浴衣を着て高校の中庭で俺と春日が2人で、2人とも満面の笑みで肩を組んで写真撮っていたのよ(笑)。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! 赤い浴衣を着て? 誰よ? それ、谷口が撮っているだろ、絶対にそれ。
(若林正恭)でもさ、誰かに「肩、組めよ」とか……あれ、俺さ、お前に肩組んで写真を撮れないのよ。なんかお前がさ、「板の上で……」みたいな面するからさ(笑)。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! それはだから今でしょう?(笑)。
(若林正恭)今もそれ、やっていたら変だけどね(笑)。
(春日俊彰)撮影じゃなくやることはやっぱりないよ。だからその時は撮っていたんじゃない? それ、谷口が撮っているよ。恐らく。だから、全部のパターンを撮っているんじゃない? 私と谷口が肩を組むパターンもあるし、谷口と若林さんが肩を組むパターンも私が撮っていたりするのよ。恐らく。
(若林正恭)肩を組む流れができて……俺、びっくりしたよ。俺と春日が肩を組んでる写真を撮っているなんて。ねえ。
(春日俊彰)まあ、あるんじゃない?
(若林正恭)ああいうの、なんなんだろうな。今、考えられないわ。お前と肩を組んで写真を撮るなんて……。
(春日俊彰)撮影以外でね。そりゃそうでしょう(笑)。撮影以外でどのタイミングでそれがあるんだよ?(笑)。
オードリーの春日と若林の高校時代の写真を高画質化してみたんですけどもね pic.twitter.com/rIObJmfuDS
— ヤキイモ@婚活垢 (@shoji_sony) April 10, 2020
(若林正恭)それで写真をね、年代順にアルバムに分けていたのよ。もう子供時代、小学校、中学校、高校、大学、芸人って。で、極端にやっぱり20代の写真が少ないね。暗黒時代だからだね。「写真を撮ろう」なんて思わないんだろうな。で、スマホもないじゃん。だから写真が少ないんだけど、なんかキサラの常連客が写真を撮って、それをもらったとか。なんかエキストラだけやってた番組の集合写真とか。どっか営業行った時にたまたま誰か芸人が撮ったのとか、ちらほら出てきて。その写真をこう入れていって。そのオードリーの姿形がどう見ても、なんかつまんなそうなのよ。俺とか、眉毛剃っていたりするし。春日とかパーマかけてたりして。
(春日俊彰)ああ、そんな時期ね(笑)。
(若林正恭)「なんだよ、こいつらつまんねえな」と思いながら写真を入れてて。でも俺ね、そうやって年代順に写真を入れていて。「ああ、この時は22とかだったかな。誰が撮ったんだろう?」とかさ、「初めて営業に行った時だな」とかっていう写真で。サトミツとかさ、入ってきた頃のやつとか。写真を入れてたのよ。でさ、「ネタを全く書かない」とかさ、そんなことをテレビで言ったりするけど。なんか「春日ってすげえな」と思って。
(春日俊彰)なにがよ?
(若林正恭)なんか、「ネタを書かない」ってしたら、相方が書いてくるもので自分の人生が左右されるわけじゃん? それで俺、自分の顔を見ながら「こいつの脳みそに人生を賭けるって……こいつはこいつですごいな!」って(笑)。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!
「こいつの脳みそに賭けるのは、すごい」
そっくり館キサラの元店長……って、今の店長さんが初代かと思ってました。
代替わりしてるんですね。??オードリーもキサラ出身とは知りませんでした。(^-^) pic.twitter.com/DpVwTkunhj
— J(ジェームズ) (@tomu_reo) October 12, 2020
(若林正恭)俺も「作る」って言うことは、売れたいから。不安だけど。でも逆に写真を入れている時に、当時の俺が絶対につまんないやつの顔をしているから。「よく賭けたな。それはそれですごいな」って思ったのよ。写真を入れていたら。
(春日俊彰)ああ、そうか。そういうことだ。
(若林正恭)俺、絶対にできないもん。誰かに自分の人生を賭けることになるじゃない? まあ結果ね、大成功だったけども。お前は。
(春日俊彰)いや、本当だよね、うん。博打に勝ったっていうかね。
(若林正恭)「ネタをずっと10年以上書いてこない」って言うけども、あれはあれでちょっとレアだよ。やっぱり。で、春日と岩崎が肩を組んで顔とか寄せて写真に写っているんだけども。「こいつら、無理だろ」って思うもん(笑)。
(春日俊彰)そうね(笑)。
(若林正恭)で、どの写真も……ライブの最後の集合写真。舞台上でとか、どの写真も岩崎と肩を組んでいるぞ、お前(笑)。
(春日俊彰)やっぱりね、他人に人生預けてる者同士ね、なにかを感じる……そういった意味では「同志」だよね(笑)。
(若林正恭)「俺たち、人生を預けてるもんな」っていう?(笑)。
(春日俊彰)そこは同志だからさ。
(若林正恭)だからあれはあれで特殊だぞ。人生の歩み方として。
(春日俊彰)そうだね。たしかにそうだ。
(若林正恭)でさ、「こいつで大丈夫かな?」とか。むしろ「こいつは面白いから大丈夫」みたいな美談にされても……そんな話はね、今はいらないんですよ。今、俺が聞きたいのは、オンエアバトルで113キロバトルが出ているやつの脳にその後の20代を賭ける気にはならんだろ、普通?(笑)。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!
(若林正恭)球が3つ、転がってきた時に「いや、こいつはヤバいな」って思わないの?
(春日俊彰)ああ、なるほどね(笑)。
(若林正恭)俺、写真を入れていてそう思ったね。それは。
(春日俊彰)うんうん。それは、何だろうね。そんなことも別に考えてもいないというか。
(若林正恭)そこまでも行ってないんだろうな。
(春日俊彰)うん。その「人生を賭ける」っていうほどでもないんだよな。目の前のことしかさ。「今日は3個でした」っていうぐらいしか考えてないんじゃない?(笑)。
(若林正恭)なんか研究の結果、どうもそういう風に生きているっぽいっていう虫とか、いるじゃない?(笑)。「長いスパンでは考えていないっぽい」とか。本当にそうなのかな? でも、すごくない? だいたい、計画立てちゃうじゃん。凡人は。春日とか岩崎さんって、「今日」なんだよな。
(春日俊彰)いや、そうだね。
(若林正恭)「今日」だと思ってないとね、球が3個しか転がってこないやつに……その日は「あーあ……」って思ってるけど、次の日になったらもう違うんだね。じゃあ。
(春日俊彰)うん。だから長くて翌週までじゃない? 考えているのって。
(若林正恭)それはすごいよ。たしかに翌週ぐらいのことしか言わないもん。
(春日俊彰)翌週……そうだね。バイトのシフトとかさ、含めて。やっぱり1週間が限度じゃない? 先の1週間が。
(若林正恭)いやー、不思議だよな。そういうの、あるよな。
(春日俊彰)そうだね。よく考えていないよね。そういう顔をしているしね。今、20代の写真を見るとね。
(若林正恭)そうだよな。先を考えてないっていうことでしょう。お前と岩崎さんとチャゴは本当にそうだな(笑)。
(春日俊彰)その3人が仲良かったからね。その3人で交換日記していた時、あるから。1年間ぐらい。
(中略)
(若林正恭)まあ、だからちょっとね……まあ、あれか。趣味をやりながらとかじゃなくて、仕事を頑張るしかないね。
(春日俊彰)まあ、そうだね。
(若林正恭)そういうのはまだ先だな。
(春日俊彰)目標では……だから、それじゃない?
(若林正恭)でもさ、『池袋ウエストゲートパーク』のドラマあるじゃん。あれがなんかさ、今日のブランチでさ、「再放送されてます」みたいなことだったのかな? なんかやっててさ。あの時の渡辺謙さん、何歳か知ってる? お前。
(春日俊彰)ええっ?
(若林正恭)何歳ぐらいだと思う? あの時の渡辺謙さん。
(春日俊彰)あれ、何年前? 10年以上前?
(若林正恭)あれ、20年ぐらい前よ。
(春日俊彰)ええっ? いくつだろう? 45とか? でも、あんまり歳はわかんないじゃん。ケン・ワタナベって。迫力があるからね。
(若林正恭)あの時で41なんだよ。
(春日俊彰)41!(笑)。
(若林正恭)だから、俺らの年下なんだよね(笑)。ちょっとびっくりしない、それ?
(春日俊彰)そうだね。
あの時の父親は今の自分の1個下
(若林正恭)それで、なんか少年野球の写真が出てきて。俺が少年野球をやっていて、親父がコーチだったから。ベンチでさ、腕を組んでしかめっ面で試合見て……みたいな写真が出てきてさ。その時の親父、俺の1個下だもんね(笑)。で、親父が監督とコーチ陣に「補欠の子にもバッティング練習させろ」ってキレて。そこから親父が干されたっていうのは話があるんですよ(笑)。
(春日俊彰)なるほど。それも今よりも年下だ。
(若林正恭)「じゃあ、お前が監督やれ」って言われて監督やった試合がボロ負けしたっていう(笑)。それが41歳っていう(笑)。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! そういうことをやっていなきゃいけない歳なんだね(笑)。
(若林正恭)そういうの、思わない? あの時、俺の親父は41だったんだなとか。春日なんかも……。
(春日俊彰)まあまあ、思うね。うん。そうだね。41か。30年前……私が、そうか。小学生ぐらいか。
(若林正恭)そうでしょう? 「あの時の親父」って思うと。
(春日俊彰)いや、そうだね。うん。
<書き起こしおわり>