なみちえとバービー 鳥肌実を語る

なみちえとバービー 鳥肌実を語る TBSラジオ

なみちえさんが2020年12月26日放送のTBSラジオ『週末ノオト』に出演。バービーさんとお笑いや鳥肌実さんについて話していました。

(バービー)この後はラッパーのなみちえさんをお迎えするのですが、まずは皆さんにこの曲を聞いてもらいたいと思います。なみちえで『おまえをにがす』。

(バービー)お送りしたのは今日のゲストなみちえさんの『おまえをにがす』でした。というわけで、なみちえさんです。よろしくお願いします。

(なみちえ)お願いします。

(バービー)もう、めちゃめちゃかわいいやん。帽子と、その首巻きっていうの? 襟巻き?

(なみちえ)これ、ママの手作りなんですよ。

(バービー)めちゃくちゃかわいい。色合い、最高だね!

(なみちえ)なんかママが私が買った服に合わせて手作りしてくれるんですよ。

(バービー)素晴らしい色合いです。ピンクとか白とか黄色とか入ってます。ちょっとね、私が個人的にSNSで見つけて。本当にただただお会いしたいなという個人的な感情で呼ばせていただきました。

(なみちえ)そうだったんですね(笑)。いやー、嬉しいなー。

(バービー)まずはちょっとプロフィールを紹介させてください。1997年神奈川県茅ヶ崎市生まれ。東京藝術大学・先端芸術表現科を首席、トップで卒業。すごいね、これ。主席なんですね! 音楽活動や着ぐるみ制作、執筆など多彩な表現活動を行うアーティスト。音楽活動はソロの他にもギャルサー、Zoomgalsや兄妹で構成されたクリエイティブクルー、タマキン……Tamura King(笑)。

(なみちえ)アハハハハハハハハッ!

(バービー)すでにやってしまった(笑)。Tamura Kingでも活動中。ねえ。肩書ってラッパーだけじゃないですもんね。

(なみちえ)なんか自由に生きてますね。

(バービー)もう私はこの「首席で卒業」っていうのを自分で仰ってるのをSNSで見たのかな? 私はそこにしびれて。「主席だ」って自分で言う人ってあんまりいないじゃないですか?

(なみちえ)そうですね。言わないですよね。「学費を払ったのに、なんで言わないの?」って(笑)。

「首席で卒業」

(バービー)全然言っていいよね。で、私はポッドキャストも聞かせてもらったんだけど。「私は何でもできるし」ってちゃんとはっきり仰るじゃないですか。それがね、もうすごい爽快で。私も、なんか似たようなって言ったらあれだけど。自分で結構自信満々なことを言ってしまうんだけど。そうすると、すごい分類分けを得意している人にターゲットにされて、いじられるっていう。

そういう事件がよく起こるから。「ああ、やっぱりビッグマウスってあんまり、いけないんだ。ローランドさんぐらい突き抜けないとビッグマウスってダメなんだな」って思ってたところに、清々しく自分で「主席」とかちゃんと言ってくださるのがいいなと思って。

(なみちえ)はい。もう事実というだけですからね。主席って。自慢とかではなくて、地球上で行われてきたことで。「そうですよ」っていうだけで。だから言うだけ言ってやろうっていうのと、あとはそれについてきた自信って、願望実現の法則みたいな感じで。もう言ったらそれはなるから。それを利用しているだけですね。

(バービー)ちゃんと言えるって最高よね! で、今聞いてもらった曲『おまえをにがす』なんですけど。「にがす」と「N*gger」がかかってダブルミーニングになっているっていう曲ですよね。

(なみちえ)はい。

(バービー)これ、PVをぜひ見てもらいたい。

(なみちえ)ああ、そうですね。

(バービー)カメを持ったPVをね(笑)。

(なみちえ)小出川に飼っているカメを持っていって。そこにカメを逃がそうとしているみたいな。

(バービー)私はあれを見て笑ってしまったんですけども(笑)。

(なみちえ)あれ、面白いと思います(笑)。

(バービー)笑っちゃうよね。あれ、どこで撮っているの? 本当に小出川?

(なみちえ)小出川です。本当に。歩いて8分ぐらいの(笑)。

(バービー)本当に茅ヶ崎付近の川だなっていうのがわかるんですけども。でも、かっこよく撮っているから笑っちゃったんだけども。

お笑いがめちゃくちゃ好き

(なみちえ)全部面白いですよね。私、本当にお笑いがめちゃくちゃ好きなんですよ。それでさっき、ラジオに出る前にも話していたんですけども。尼崎でフォーリンラブのバービーさんを見ていたっていう(笑)。本当に好きで、尼崎まで行ってダウンタウンの聖地を歩いていたら「あれ? ショッピングモールでなんかやっているぞ?」ってなって。それで行ったら、バービーさんがいて……みたいな。

(バービー)その時、たまたま尼崎で次世代のダウンタウンを輩出すぞっていう、『Q-1グランプリ』っていうのをやっていて(笑)。それを見ていた?

(なみちえ)見てました。ママと妹と私で見ていて。

(バービー)すっごいコアなところに!

(なみちえ)たまたま。本当にお笑いが好きなんですよ。『ごっつええ感じ』も全部、中学2年生の時にTSUTAYAで借りて見ていたり。で、その『Q-1グランプリ』を見て1年後に『おまえをにがす』を出して。あれが2018年だったんで。

(バービー)まあ、『Q-1グランプリ』って言ったんですけども、みんなそんなに知らないと思うけども(笑)。でも、それぐらい好きなんだ。

(なみちえ)かなり見ていますね。

(バービー)で、話がめちゃめちゃずれるんだけども。鳥肌実さんも好きなんでしょう?(笑)。

(なみちえ)アハハハハハハハハッ! そう(笑)。

(バービー)私もまさかTBSラジオで「鳥肌実」って言うとは思わなかったんですけども。

(なみちえ)好きなんですよね、めちゃめちゃ(笑)。

(バービー)めっちゃ笑った。「鳥肌実が好きだ」っていう若者がいるんだって思って。

(なみちえ)なんか、鳥肌実のパンチライン「無為こそ過激」っていうのが……いや、その通りなんですよ! この地球では、無為こそが一番過激なんですよ。

(なみちえ)で、それを……でも、ただただ単に「好き」っていうと、いろいろと勘違いをされてしまうかもしれないから。ちゃんとポッドキャストで1時間半以上、愛を語って。鳥肌実とか久保田利伸とかへの愛をめちゃくちゃ語る回みたいな(笑)。

(バービー)そうですね。今、ここだけ切り取るとちょっとヤバい発言になっているかもしれないんだけども。

(なみちえ)そうそう。でも、ちゃんと1時間半、語りました。

(バービー)その鳥肌実さんのお笑いの構造についてとかね、そういうこととかも話されているので。そっちの方も聞いてみてください。

(なみちえ)そう。私はたぶん構造オタクだから。鳥肌実が好きな自分自身の類似点を探してるという、その現象自体が芸術的だったりとかして。その「好きだ」と感じてるっていう……でも、それが分かりづらいので、そういうのがファンの人、ちょっと分かりづらいんで。ごめんなさい。でも、鳥肌実さん、大好きなんです。

(バービー)うんうん。「分かる」って言ったらあれだけど。その、「どこまで本気でやってるのかわからない感じ」とかを鳥肌実さんが好きな理由として挙げてたと思うんですけど。

(なみちえ)そうそうそう。それって、『おまえをにがす』ともすごく通じていていて。

(バービー)ああ、でもPVはそんな雰囲気がしました。

鳥肌実と『おまえをにがす』

(なみちえ)そうそう。なんか、身なりをかっこよくしているんだけども。でも、カメを飼っていて。しかも、そのカメって爬虫類が好きな人だったら見て分かる通り、めっちゃ大事に育てられて。大事に大きくなっている……あのMVを出した時に「甲羅がすごいきれいだから、逃さないんですよね? 大事に育てられていて……」みたいなコメントが来ていて(笑)。そうなんですよ。

(バービー)あれをカメ目線で見ている人がいるんだね(笑)。

(なみちえ)そういう人がたまにいて。だから……。

(バービー)ちょっとあのカメがそこまで重要なやつだと思っていなかったから(笑)。飼いガメだとも思っていなかったし(笑)。

(なみちえ)いや、本当に大事に飼っていて。動物がすごい好きで。

(バービー)そうなんですね(笑)。ちょっともう、鳥肌実さんのインパクトでやられてしまったんだけども。まあ、もう鳥肌実はいいか(笑)。

(なみちえ)いいか(笑)。バイバイ! でも、私ちゃんと公演を見に行きますから。

(バービー)ああ、そうなの? へー!

(なみちえ)「歳、取ったな……」みたいな。20年前は私、見ることはやっぱり無理で。「3歳ぐらいだから見れなかったから仕方ないか……」みたいな気持ちになって。

(バービー)私はリアルタイムでの人間で。別に詳しくはないけど。一応、この芸人というカテゴリーにはいるじゃないですか。

(なみちえ)元々、吉本でしたからね。

(バービー)ああ、そうなの?

(なみちえ)らしいです。

(バービー)あ、知らなかった。でもなんか、同じ芸人っていうフィールドから見ると、「それをやっちゃあ、もう……ズルい!」みたいな(笑)。すごいモチーフを、強い武器を手に入れてらっしゃいますよね。

(なみちえそう。あと、ずば抜けていると孤高の存在になるっていうこともすごい親近感を感じますね。

<書き起こしおわり>

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