玉袋筋太郎さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で、テレビ東京土曜スペシャルの2人乗り自転車駅伝 ロマンチック街道編の過酷なロケについて話していました。
(玉袋筋太郎)ねえ。がんばっていきましょうよ。1年間、どうでしたか?堀井さん。
(堀井美香)何事もなく、今日の日を迎えました。玉さんはいかがですか?お忙しそうですね。
(玉袋筋太郎)いや、私もね、まあ本当、1年ぶりで。1年間、なにも変わってはいないんですけど。私自身はね。でもちょっとあの、今週、結構ハードなね、仕事をやらせていただきまして。もう体がボロボロだと、訴えたい次第でございますよ。
(堀井美香)どうしましたか(笑)。
(玉袋筋太郎)やっぱりデスクワークやっている人、大変ですよ。デスクワークの方もね。目、使ったりとか、ねえ。神経痛になったりとかするでしょうけども。まあ、ねえ。表のロケの仕事も大変ですよ。これ。
(堀井美香)おいつくですか?いま。
(玉袋筋太郎)私ですか?48。
(堀井美香)大変ですね。
(玉袋筋太郎)年男ですよ。
(堀井美香)それで、どちらに行かれたんですか?
テレビ東京土曜スペシャルの過酷なロケ
(玉袋筋太郎)はい。あの、テレビ東京っていうチャンネルがあるんですけども、そこで土曜スペシャルっていうね、土曜日やっている番組、あるじゃないですか。6時半から。いろんな、トラック乗り継ぎの旅だとか。路線バスの旅だとか。ああいうシリーズで、結構過酷なロケがあるんですよ。
(堀井美香)ええ、ええ。
(玉袋筋太郎)街道歩きとか。街道歩きなんか俺、60キロぐらい歩きましたからね。で、今回はですね、自転車2人乗り。
(堀井美香)2人乗り?
(玉袋筋太郎)2人乗りで、ロマンチック街道を。
(堀井美香)ちょっと待って下さい。3人乗りとか、2人乗りの?(笑)。
(玉袋筋太郎)よくあるじゃないですか。観光地で、2人で乗る。
(堀井美香)平行してついているやつ?
(玉袋筋太郎)そう。ついているやつ。
(堀井美香)後ろに乗せるんじゃなくて?
(玉袋筋太郎)うん。そうそう。ああやって2人乗りができる、ちゃんとした改造された自転車ですよ。それに乗ってロマンチック街道。
テレ東で2人乗り自転車駅伝とかいう番組やってる。はて?普通は道交法違反じゃないの?と思ってよく見たら、特殊な4輪自転車だった。変わってるなコレ。 pic.twitter.com/hjzvgQIVy9
— TETSU SAITO (@tetutter) 2013, 10月 12
(堀井美香)あ、ロマンチックな人と?
(玉袋筋太郎)あの、ドイツじゃないですよ。ドイツにロマンチック街道ってあるんですけど。ロマンチックな人って・・・(笑)。それだったら楽しいですよ、本当に。それだったら文句は言わない(笑)。
(堀井美香)ロマンチックな誰と行ったんですか?
(玉袋筋太郎)ロマンチックってそれ、320キロですよ。長野県の上田から、栃木県の日光まで。
(堀井美香)ロマンチック歩道はあるんですか?
(玉袋筋太郎)ロマンチック街道なのよ。一応。言ってんのよ。120号線って。
(堀井美香)その、2人が平行して走れるぐらいの歩道があるんですか?
(玉袋筋太郎)あ、おっきいですよ。120号線ですから。だからその320キロを駅伝スタイルで。三区に分けて走るっていうのを。
(堀井美香)タスキを。
(玉袋筋太郎)だいたい1組ね、100キロ。私がね、アンカーですよ。群馬県の水上温泉から、栃木の日光東照宮まで。110キロ。これを2人乗りですよ。
(堀井美香)(笑)
2人乗り自転車は進まない
(玉袋筋太郎)ねえ。いや、すごいね、2人乗りだからね、すごい楽だと思ってるでしょ?自転車。そうじゃない。2人でこぐから楽だと思うと、全然違う!重い重い!
(堀井美香)そうでしょうね(笑)。
(玉袋筋太郎)進まない!
(堀井美香)息も合わせないといけないですしね。
(玉袋筋太郎)そうでしょう?で、前、そのシリーズがあった時、1回あったんですよ。その時に後ろに乗ったのが、おさる。モンキッキーっていたじゃん?あいつは軽いから、また大変だったんですよ。すっごい大変だったんですけど、今回、誰が乗るんだ?っつったら、K-1ファイターのヘビー級の武蔵ですよ。
(堀井美香)ちゃんとこげよ!っていう話ですね(笑)。
(玉袋筋太郎)100キロですよ。で、俺が70キロでしょ?170キロが乗っかっちゃって、それでですよ、110キロ走る。
(堀井美香)ロマンチックに。
(玉袋筋太郎)全然ロマンチックじゃないですよ、本当に。
(堀井美香)なんか会話はするんですか?
(玉袋筋太郎)会話しながら行きますよ。エッホエッホと。『タイムボカンのドロンジョみてーだな、俺たち』とか言ってさ。エッホエッホって。『いつドクロベエ出てくるんじゃねえか?』なんて言ってさ。まあ、でもね、水上温泉ホテル聚楽からスタートで、1日50キロですよ。山道ですから。
(堀井美香)坂が多いですもんね。
(玉袋筋太郎)峠ですよ。峠。
(堀井美香)そうですよね。いろは坂とか通るんですか?それはない?さすがに。
(玉袋筋太郎)行きましたよ。
(堀井美香)嘘でしょ!?(笑)。
(玉袋筋太郎)冗談じゃない。2日目。ねえ。だから1日目は水上温泉から片品村ってところへ。そこまで50キロ。で、2日目がその片品村から日光東照宮ですから、いろは坂。あの峠を越えなきゃいけないんですよ。金精峠っていう2000メートル級のところを。
(堀井美香)そうですよね。い、ろ、はに曲がっていくんですよね。
(玉袋筋太郎)これがね・・・
(堀井美香)あそこ、一方通行ですよね?
(玉袋筋太郎)一方通行。下りですから。
(堀井美香)あ、下りね。
(玉袋筋太郎)だからそこまで行くまでに、25キロ、上りなんですよ。
(堀井美香)上りもちゃんと?
(玉袋筋太郎)上り。こげないですよ!押すんです。晴れていたらいいですよ。大雨ですよ。
(堀井美香)はい。
(玉袋筋太郎)ずぶ濡れですよ。で、俺、前でしょ?で、武蔵さん後ろでしょ?もう、動いている時はいいんです。ペダルこいでいる時は。ペダルこいでいる時は汗かくんだけど、その頂上。峠。いろは坂って全部下りなんですよ。35キロ、ずーっと下り。
(堀井美香)でも下りはちょっと楽しそうでしょ?
(玉袋筋太郎)楽しいっつったってね、あなた・・・
(堀井美香)2人でキャッホー!みたいな。なんか(笑)。
(玉袋筋太郎)堀井さん、全身ずぶ濡れですよ。全身ずぶ濡れで、なにもこがないで、ずーっと35キロ。ねえ。下って。風を受けてごらんなさいよ。もうね、ガチガチガチ・・・体冷えて。ねえ。
(堀井美香)塗りますね。それね。
(玉袋筋太郎)塗りますよ。これ。神経痛の薬。あの、今年ね、大ヒットした映画でね、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ってあって。主人公のマックスが悪い人に捕まってさ。車の先にね、さるぐつわされて縛りつけられて、砂嵐の中にダーッ!って入っていく。あれ、これ本当デス・ロードだなと思ったけど。俺ですよ。俺もデス・ロードですよ。前で。濡れて。
大雨のいろは坂デス・ロード
(堀井美香)いろは坂を(笑)。
(玉袋筋太郎)いろは坂で。風あびて。うわーっ!っつって。まったくラブリー・デイではないんですよ、これが。
(堀井美香)あの、武蔵さんが前とかはなかったんですか?
(玉袋筋太郎)まだ慣れてないから。慣れてないんですよ。それでですよ、もうクタクタでしょ?
(堀井美香)一方通行だから、やっぱり引き返したりとかできないんですもんね。きっとね。
(玉袋筋太郎)できない。いろは坂。
(堀井美香)もう、進むのみですもんね。
(玉袋筋太郎)のみですよ、あれ。ブルブル。体感温度、たぶん4度ぐらいじゃないですかね。
(堀井美香)うーん。それ、いつですか?何曜日ですか?
(玉袋筋太郎)月、火とやってきて。
(堀井美香)月、火と。もう本当に台風が来る直前みたいな感じですもんね。
(玉袋筋太郎)これがすごい。で、もうようやくヘトヘトで帰ってきて、その次の日ですよ。ニュースを見てたらですよ、いろは坂で土砂崩れがあったんですよ。24時間前、俺、そこ走ってたんですよ。
(堀井美香)そうですね。なにやらせてくれてんだ!っていう話ですね(笑)。
(玉袋筋太郎)本当!まさにデス・ロードだよ!テレビ東京。
(堀井美香)ロマンチックからのデス・ロードですからね(笑)。
(玉袋筋太郎)ロマンの欠片もなかった。これ、オンエアーね、9月の26日なんで見てほしいと思いますけども。
(堀井美香)でも、スタッフもちゃんとついて来て?
(玉袋筋太郎)偉いのがね、スタッフは最初のスタートから最後まで、ずーっと320キロ走った人いるよ。自転車出。
(堀井美香)あ、そうですか。
(玉袋筋太郎)テレ東は偉いね。
(堀井美香)カメラを持ってね。
(玉袋筋太郎)カメラを持ってやってさ。だからブーたれちゃいけないね。ブーたれちゃいけない。くたびれたって言っちゃ。
(堀井美香)こう、玉さんがきっと先頭じゃないんですもんね?他に、誰か先頭、いるんでしょ?
(玉袋筋太郎)先頭誘導員、いますけど。結構、離れてますから風、受けるんですよ。
(堀井美香)なるほど。
(玉袋筋太郎)競輪だったら先行選手の後ろに番手選手っていうのが必ずいて。最後、ゴール直前で後ろの選手がね、先行選手を抜くんですよ。風を受けている。抜かないから。武蔵。そういう作りじゃないから。ずーっと武蔵乗っけて。
(堀井美香)(笑)
(玉袋筋太郎)これはもう、死んだなあ・・・だからね、労ってほしい。少し、堀井さんに。マッサージしてください。
(堀井美香)はい。がんばりました。今日は2時間たっぷり。もちろんですよ。それを塗りつつね。
(玉袋筋太郎)あ、いいんですか?マッサージ、してくれるんですか?
(堀井美香)その薬を塗りつつ、やっていきましょうよ。労って。
(玉袋筋太郎)がんばりますよ。小林さんもがんばっているしね。泣き言は言っちゃいけねえ。うん。
<書き起こしおわり>