星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で『Same Thing feat. Superorganism』のミュージックビデオ公開について話していました。
(星野源)あとは『Same Thing』のミュージックビデオですね。私、星野源の最新EP『Same Thing』より『Same Thing feat. Superorganism』のミュージックビデオがYouTubeにて公開されました! ありがとうございます! これはもうね、僕のInstagramを見てください(笑)。ビデオのことについては書いているんで(笑)。
あの、監督は山田智和くん。そして僕、共同でやらせてもらいました。撮影はオーストラリア、シドニー。メンバーがバラバラにいる時だったんで。結構いろんな国出身の人がいるんで。Superorganismは。そこがいちばん集まりやすかったという。非常に楽しい撮影でした。もう楽しくて楽しくて。
シドニーに行くのは高校生の時以来だったんですけど。あの、辛い旅だったんです。その時は(笑)。それはまあいいや。何度も話してるからいいんですけども。ちゃんと上塗り、更新できましたね。「シドニーは楽しい」っていうのが。食べ物も本当に美味しくてね。それ、ミュージックビデオのお尻にCMをいつもつけてるんですけど。そこで存分にその食べ物のことについて……「存分に」って言っても15秒ですけども。一生懸命語ってるんでぜひみなさん、聞いてください。
久しぶりにフルでビデオ編集した
で、今回は久しぶりにフルで編集しました。僕。家で1人でパソコンを使ってオフライン編集をしまして。本当になんかいい表情をみんながしてくれていて、すごい……なんて言うかかけがえのない時間だったですね。なんかこう、こういうオーストラリアっていう場所で。本当に天気もめちゃくちゃよくて。その前日まで雨と曇りで。その日からすごく晴れてですね。いや、本当に……なんて言えばいいんだろうな?
結構いろんな人から連絡が来て。「このミュージックビデオは日本人では作れないよ。日本人の感覚では作れないミュージックビデオだよ」っていう。で、それはすごくそれを目指していたんで。なんで日本人のミュージックビデオと全部同じになっちゃうんだろう?っていうのをいつも思っていたんで。特にロケ物。で、今回はロケを久しぶりにしたんで。そうじゃないものを作りたいっていう風にずっと思ってたんで。それはすごく嬉しかったですね。
ビデオについてのメールを。岩手県の方。「源さん、フル解禁になった『Same Thing』のミュージックビデオを堪能させていただきました。ひとつ、気になったのですが源さんとSuperorganismのみなさんが一緒に座り、歌っていた場所は電車・バスのどちらだったのでしょうか? もしバスの中であれば、日村さんのバースデーソングの歌詞にあった『バスを買って誰か乗せてくれ』につながっているのかな? そうだとしたら、この人の才能はイカれてんな、などと考えてしまいました。よかったら教えてください」。
たしかに! そうですね。あれ、バスです。バスなんです。外は見えないんですけど、あれはバスですね。なんで……そうそう。「電車の中で」っていう案も1個、あったんですけど。それだと『Pop Virus』と同じになっちゃうんで。そうじゃない方がいいですねって。それでバスになりましたね。たしかにそうだね(笑)。そうそう。サビが日村さんのバースデーソングのメロディーで。あのメロディーが僕、すごく前から気に入っていて。日村さんので使う前から気に入ってたんですよ。正直、なんで日村さんのに使っちゃったんだろう?っていうのはちょっとあるんですけども(笑)。
いや、でも日村さんの。あれもね、設楽さんも一緒に歌ってくれて、いい曲だったんで。なんかこのままで終わらせたくないな、なんて思って時にSuperorganismと一緒にやることになって。「ああ、このメロディーでもう1曲、作ろう」って思って。なんで、Aメロとか「Wabi Sabi」のところとかは全然違うんですけど。サビはほぼ同じメロディーですね。たしかにそうだ! 「パスを買って」っていうのはつながるね。じゃあ……それです!最初から、そのつもりでした!(笑)。すいません、才能がイカれてて。ありがとうございます! ねえ、そのつもりでした! フフフ(笑)。
はい、続いて大阪府の方。「インスタライブやYouTubeプレミアでのミュージックビデオ初公開、楽しませていただきました。『Same Thing』のミュージックビデオをあれから何回も視聴させていただいております。めちゃくちゃかっこいいです。そういえば外でのミュージックビデオ、久しぶりですね。太陽の光を受け、風に当たり、さわやかに楽しそうに歌う源さんを見れて、こちらもなんだか清々しい気持ちになりました。何回も何回も見ます」という。ありがとうございます。そうだね。ロケはそうですね。めちゃくちゃ久しぶりなんじゃない? めちゃくちゃ久しぶりですよ。『時よ』が一応、実際の地下鉄の駅を使ってやりましたけど。
シドニーでのロケ
外に出たのは『知らない』以来じゃない? 『知らない』っていう曲のミュージックビデオ。ちょっと怖いやつ(笑)。たぶんそうだと思うんですけどね。うん。
たしかに、そうなんです。だからずっとね、ロケをやりたいって思ってたんですよね。それがまたなんか、シドニーで本当によかったなと思いました。次のメール。滋賀県の方。「先週の木曜日に解禁された『Same Thing』のミュージックビデオ、見ました。シドニーの素晴らしい景色の中で源さんとSuperorganismのみんなが楽しそうに歌っている姿を見ていると、年齢も性別も国籍も過去も生い立ちも、そういう何もかもって何の意味もないんだなと肌で感じたMVでした。
そして『星野源 + Superorganism = 9人』じゃなくて、『みんなでごちゃまぜの9人』というよう印象を受けました。ソロになってからずっと1人でも表現活動してきた源さん(ミュージックビデオの前半部分)が同じ感覚で音楽を愛する誰かと出会い、心の底から音を楽しんでいる姿(ミュージックビデオの後半部分)はとっても輝いていて、気持ち良さそうでした。今回の編集作業は源さんがなさったとのことですが、MVの中で特にお気に入りの場面はどこか、知りたいです。憂いや悲しみや憎しみやもどかしさ、そういえば影の感情に正面から向き合ってこられた源さんがその感情たちに蓋をすることも置き去りにすることもなく、共に前に進んでいる姿がとても好きだと感じるミュージックビデオでした。
毎日を生きている中で感じる孤独や無力さがドカンと打ち上げられたようにすっきりする。本当にものすごくハンパなくかっこよくて気持ちの良い最高なミュージックだと思いました。源さんとSuperorganismとスタッフのみなさんに感謝です。素晴らしいミュージックビデオを作ってくださり、ありがとうございます。何度も何度も見たいと思います」という。ありがとうございます! ねぶり棒、差し上げます。素敵な感想! ねえ。これ、なかなか最近、この長さの感想を見ていないのと、あといまねぶり棒がなかったけども。いま、エアーねぶり棒を掴んで上げましたよ。何本だったんでしょう?(笑)。
(中略)
それでは、ここで1曲お聞きください。先日リリースされたばかり。星野源の4曲入り最新EPの中から表題曲『Same Thing feat. Superorganism』。
星野源『Same Thing feat. Superorganism』
<書き起こしおわり>