SKY-HIとYonYon 日本と韓国の音楽シーンを語る

SKY-HIとYonYon 日本と韓国の音楽シーンを語る J-WAVE

YonYonさんがJ-WAVE『IMASIA』に出演。SKY-HIさんと日本と韓国の音楽シーンについて話していました。(2019年7月21日放送分の書き起こしです)。

(SKY-HI)今回はソウル生まれ東京育ち、DJ、シンガー、プロモーター、音楽プロデューサー……すごいですね。もう名刺がいくつあっても足りないという若い女性のゲストの方です。来ていただきました。YonYonさんです。よろしくお願いします。

(YonYon)YonYonです。よろしくお願いします。

(SKY-HI)2012年なんですね。DJとしてのキャリアのスタートが。

(YonYon)はい。これはクラブでプレイをし始めた年という感じですね。

(SKY-HI)その前は何をやらていたんですか?

(YonYon)ホームDJじゃないですけども。遊びでDJはちょっと練習はしていたんですけども。

(SKY-HI)なるほど。いまのいわゆるプロモーターの仕事とかもね、やられているみたいなので。いろいろと聞いていければと思いますが、その前にYonYonさんの音源を聞いてもらいましょう。

(YonYon)はい。まずは曲を聞いてください。YonYon×Samuel Seoで『Owl(解放)』です。

YonYon×Samuel Seo『Owl(解放)』

(SKY-HI)さあ、お送りしたのは今日のゲスト、YonYonさんが韓国のアーティストのソ・サムエル、そしてテンダーをフィーチャリングで迎えた『Owl(解放)』でした。これもあれですよね? The Linkプロジェクトの……。

(YonYon)はい。The Linkプロジェクトっていうのは日本のアーティストと韓国のアーティストをつないでYonYonと3人で一緒に曲をコンスタントに作っていきましょうっていうプロジェクトなんですけども。これは4曲目の楽曲になります。

(SKY-HI)毎回、面白いですよね。「あれ? 向井太一くんとSIRUPだ」って思って気になっていたら、ポンポンポンと……。

(YonYon)いつの間にか4つ、出ていました。



(SKY-HI)ガンガンやっていく予定ですか?

(YonYon)はい。一応予定では第6弾まで予定されていて。その後はまだわからないんですけども。

(SKY-HI)ソウル生まれっていうことですけども、どういう風にコネクションを培っていったんだろう?

(YonYon)まずDJ自体は日本のクラブで始めたんですけども。大学4年生の時に韓国に半年ぐらい戻ることがあって。戻っている間に向こうのクラブで結構DJプレイをさせてもらっていて。その時に作った友達がいまにつながっているというか。結構韓国のクラブって海外のアーティストシーンに敏感なところもあるので。結構アメリカのアーティストだったりヨーロッパのアーティストを紹介していただいて。で、逆に「韓国に来たアーティストを日本に連れていきたいからヨンちゃん、ちょっと手伝ってよ」みたいな感じで。そういうやり取りをしていたら自分のコネクションもどんどん広がっていたみたいな感じがします。

(SKY-HI)なるほど。いま、本当にそれこそ『IMASIA』、この番組はアジアのいろんなアーティストをインタビューだったりとか、あとはプレイリストを作ったりとかすると、どうやったって韓国のアーティストが多いなっていう風に感じるんですけども。すごい簡単に言うと、すごいいいラッパーが多いとか。音楽シーンが盛り上がっているっていう印象がものすごいあるんですけども。YonYonさんは実際にそこらへん、どう感じていますか?

(YonYon)実は私もそのプレイリストを見させていただいたんですけども(笑)。Spotifyのですよね。もうめちゃくちゃ詳しいなって。私よりも詳しいんじゃないかな?って思っちゃったり。

(SKY-HI)そんなことないですよ(笑)。

韓国のヒップホップシーンの盛り上がり

(YonYon)でも、そうですね。向こう、韓国の場合はもともとヒップホップのシーンとかも存在はしていたものの、アンダーグラウンドだったんですよね。表向きな音楽ではなかったのがテレビの影響もあって、オーディション番組ができたりとか。

(SKY-HI)『SHOW ME THE MONEY』とかですよね?

(YonYon)そうですね。それがいちばん代表的な例になるんですけども。いわゆるヒップホップアーティストが芸能人化してきたといいますか。そういう音楽も表に出るようになってから勢いが……そこからですね。どんどん増してきて。若い子もみんなヒップホップ大好きみたいな状態になってきましたね。

(SKY-HI)すごいなってうらやましく思うところもあるんですけども。日本はまた盛り上がったテレビ番組とかがちょっと局所的だったりして……『フリースタイルダンジョン』だったりして。とはいえ、盛り上がったのは盛り上がったのでいっぱい若いアーティストが出てきたっていう感じもあるんですけども。そこらへん、YonYonさんには日本の音楽シーンはどんな風に見えますか?

(YonYon)そうですね。私が勝手に言うのもあれなんですけども……。

(SKY-HI)言ってやれ、言ってやれ(笑)。

(YonYon)ここ最近、やっとちょっとUSチックになってきたのかな?って。トラックとかが。それまではいわゆる日本語ラップ的な要素が強くて。日本語ラップはまた別物というか。世界のヒップホップシーンの流れからしたらまたちょっと別の音楽のジャンルなのかなっていう風に自分は思っていたんですけども。ここ1、2年前くらいからそういうUSに影響をされた若いラッパーの子たち……本当にもう10代とか20代前半の子たちが出始めてからはちょっとずつ日本も変わってきてるんじゃないかな?って思います。

(SKY-HI)それこそね、向井太一くんとかSIRUPとかをフィーチャリングで呼ばれていますけども。ポップスもそうだよね。日本は本当に音楽がドメスティックな……まあ、悪く言えばガラパゴス、よく言えばドメスティックな成長の仕方をしてきたと思うんだけども。

(YonYon)独特ですよね?

(SKY-HI)独特。なんかやっとちょっとグローバルな、広いものができてきたなっていう感じはすごいするんですけども。そうだ。イベントプロモーターとして海外のアーティストを日本に呼んだり……「韓国のアーティストを日本に呼びたいんだけど」みたいな時に連絡が来るみたいな話もされていましたけども。本当に最近、多くてね。俺も1年間で自分で呼んだのは抜きにしても4人くらいイベントで一緒になったりしていて。韓国のDEANとかが来日した時に一緒にライブさせてもらったりとか。そんなことが何回かあったりしたんですけども。

(YonYon)うんうん。

海外アーティストの日本素通り問題

(SKY-HI)難しい問題なんだけども。たとえばケンドリック・ラマーがさ、ワールドツアーを回っていて。韓国と台湾は回るけど日本にはツアーで来ないみたいなね。日本だとお客さんが入らないからっていう……。みたいなことを本当によく見ていて。あれはものすごく寂しいというか……。

(YonYon)そうですね。それはすごく痛感をしていて。話をちょっと戻しちゃうんですけどもThe Linkっていうプロジェクトを始めた理由も自分が呼びたい韓国のアーティスト。もしくは日本のアーティストで韓国に連れていきたいアーティストっていうのが紹介してもなかなか知られていないっていう現状がある中で、どうやったらみんなにまず好きになってもらえるかな?っていうのを考えた時、一緒に曲を作っちゃえば伝わるのが早いのかな?って思ってこのプロジェクトを始めたんですね。このプロジェクトの目的にもあるように、シーンを一緒に盛り上げていけたらなって思いますね。

(SKY-HI)まさに。本当にでもクオリティーが高い。単純にいいものをみんなが「いいな!」って思うようになったらそんなにいいことはないのにっていうね。国籍も関係ないですし。特に日本は情報で音楽を聞くことが本当に多いから。「知っているものが好き」「知っているものじゃないと聞かない」みたいな。「知らない」って言うの。「なにそれ、知らなーい」みたいな(笑)。ものすごく、だから体験的に貧しいことがあったりするのが寂しかったりとか、心苦しかったりとか。日本で音楽をやっている身とすれば辛かったりとかすることもいっぱいあるんだけども。まあ本当にね、そういう現状があった。とはいえ、いまは本当にすごい……。

(YonYon)はい。巻き返していきましょう!

(SKY-HI)巻き返していきましょう! 未来は明るい! YonYonさんの今後の展望とかがあれば、聞かせてください。

(YonYon)さっきオンエアーしていただいた『Owl』のリリースパーティーが実は9月5日にあるんですけども。こちらに参加していただいてるプロデューサーのテンダーと韓国からソ・サムエルくんを迎えてバンドセットでライブをしてもらうので。YonYonもDJをするんですけども。ぜひ生で、この3人が揃う機会ってなかなかないと思うので。

(SKY-HI)えっ、めっちゃ面白そう! 場所は?

(YonYon)渋谷のWWWになります。

(SKY-HI)楽しみですね。ちょうど俺とSALUのツアー初日の次の日だ。

(YonYon)あら! じゃあ、日にちがかぶっていないっていうことですか? ぜひよかったら。ご招待しますので。来てください。

(SKY-HI)本当に? よーし、ラップするぞー!

(YonYon)おおっ、ゲストで……とかって言って(笑)。

(SKY-HI)フフフ、イベンターさんの方をチラッと見ましたけども(笑)。本当にありがとうございます。お話し残しはありませんか? バシッと言っておきたいこととか……。

(YonYon)バシッと……急に振られたな(笑)。まあ、とにかく国は関係ないし、いいものはいいものだからみんなで日本と韓国、音楽シーンを一緒に盛り上げていけたらと思います。みんな、たくさん音楽を聞いてもらえたら嬉しいな。

(SKY-HI)うん。本当にね。純粋な話で。僕たちが愛した音楽を愛してくれる人がいっぱいいることの幸せみたいなのを我々は知っているし。DJっていうのはそういう職業ですもんね。

(YonYon)そうですね。布教をするのが仕事です(笑)。

(SKY-HI)フフフ、本当に今日はありがとうございました。

(YonYon)はい。こちらこそ。

(SKY-HI)ソウル生まれ、東京育ちのクリエイター、YonYonさんをお迎えしました。ありがとうございました!

(YonYon)ありがとうございました。

<インタビュー音源おわり>

(SKY-HI)いやー、YonYonさん、本当にいろんな話が聞けて嬉しかったですね。楽しかったです。『IMASIA』ではプレイリストを公開しております。今日かかった曲はもちろん、今後コーナーでかける曲、時間の都合でかけられなかった曲……本当にYonYonさん絡みでこういうのがあるよなんていうのも作っていこうかなと思っています。プレイリストのタイトルは「IMASIAN RAP」です。

<書き起こしおわり>

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