PUNPEEさんがJ-WAVE『SOFA KING FRIDAY』の中で公開から1ヶ月以上が経過した『アベンジャーズ/エンドゲーム』について、ネタバレ情報も交えながら話していました。
(PUNPEE)お送りしたのはトラフィックで『Dear Mr. Fantasy』という曲でした。
今回の放送はTwitterでも告知したんですけど、4月26日……1ヶ月たったのかな? 1ヶ月前に公開が始まった『アベンジャーズ/エンドゲーム』の、もうネタバレしてもいいでしょう雑感スペシャルということでお送りしていきたいと思っております。なので全部ネタバレを含む感じで。監督のルッソ兄弟も2週間以上経ったらSNSなどでネタバレOKみたいなことを書いていた気がするので。はい。もう1ヶ月近く経ってるので、させていただこうと思っております。
From the beginning to the endgame. Marvel Studios’ #AvengersEndgame in now playing in theaters. Get tickets: https://t.co/YobSBqUW2a pic.twitter.com/eE1POKWCcj
— The Avengers (@Avengers) 2019年5月1日
まだ見てない方はスポイラーアラートなんで、ここで切って見る時まで我慢しておいてもらえたらっていう感じです。はい。メッセージっすね。5月3日に来たメッセージです。「PUNPEEさん、こんばんは。いつも放送日の翌日にRadikoのタイムフリーで聞いています。PUNPEEさんのTwitterで『エンドゲーム』の話をすると書いてあったのでメッセージを送らせていただきます。私は先週、『エンドゲーム』を見ました。映画の後半、特に全世界から援軍が来たシーンからは感動のあまり泣いてました。
『エンドゲーム』は『アベンジャーズ』の集大成をぎゅっと詰め込んだ最高の映画でした。感動が多いシーンでしたが笑えるシーンがたくさんあったと思います。特にソーは驚きと笑いでした。PUNPEEさんは映画のシーンでどのシーンが面白かったでしょうか? ネタバレの質問になってしまいましたが、教えていただけたら幸いです。これからも頑張ってください」。
それと、4月29日に来たメール。「PUNPEEさん、こんばんは。楽しく拝聴しております。『アベンジャーズ/エンドゲーム』、公開されました。マーベル・シネマティック・ユニバースの集大成に相応しく、いままでのMCUの全作品が詰め込まれていた宝箱のような作品だったように思えます。個人的には『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のオープニングをもじったギャグがいちばんのお気に入りです。特にお気に入りのシーンがあれば教えてください。これからも応援しております。ご自愛ください」。ありがとうございました。ステッカーとCD-Rを読まれた方にはお送りしているので、お送りしようと思います。
で、1曲目にかけたトラフィックの『Dear Mr. Fantasy』という曲。これでマーベルのいつものロゴが出て。バックにこの音楽がかかるんすけど。それがかかった瞬間に「あっ! これはやったくさいぞ!」みたいな(笑)。ワクワクする感じっていうか、もうそこでちょっとニヤッとしてしまうっていうか。なんて言うんだろう? その歌詞の内容とかじゃなくて、単純に始まり方っすよね。なんかあのマーベルのロゴをバックにこういう感じの、70年代っぽい……60年代後半? そのロックの感じがかかってるのを聞くと、なんかこれは誰なんですかね? 最後にクレジットで監修に関わった人の中にジェームズ・ガンの名前がちゃんとあったから。
なんか結構『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』っぽいセンスなので、ジェームズ・ガンが選んだのかな? なんて思ったんですけども。どっちなんですかね? で、歌詞も「何か歌を歌ってくれよ、ミスター・ファンタジー。悲しみを忘れられるようなやつを。ギターを弾いて踊りを踊って……」みたいな。で、その後に「make it snappy」って言っていて。「俺らを楽しませてくれよ」みたいな意味でそう言っているんですけど、その「snap」はたぶんサノスの指パッチンとかとかかっていたりするんじゃないかな? なんて。そういう考察があったりしたんですけども。
いい始まり方をしておりました。はい。なのでかけさせていただきました。個人的に好きなシーンだらけなんですけど、冒頭。最初に自分の結構好きだったシーン。アイアンマンが自分の声を宇宙で録音するために押すところが結構長いんですよね。手を届かせるところというか。結構テンポの早いマーベル作品の中で、こんなにゆっくり見せるのってすごい久しぶりというか、すごい珍しいんじゃないかなって思うぐらい、ゆっくりとカチッとつけて。まあ、そこからは怒涛の展開なんですけども。そこのシーンとか。
あとサノスが農業を安住した星でしていて。そこでご飯を作るシーンがあるんですよね。変な生えてるパイナップルみたいな果物っぽいのをムギュッ、ポンッて取って。家に持って帰って。もうボロボロの寂れたフライパンみたいなので作るんですけど、その料理を作ってるシーンがなんか結構地味に好きで(笑)。そこで、なんだろう? たぶんスパイスをデカい手で取って、チリチリチリ……って入れているんですよ。そのシーンが結構なんか味があって好きでした。で、そこからアベンジャーズに奇襲というか、全員でサノスに襲いかかってくるシーンがあるんですけど。
で、ルッソ兄弟の映画で2016年にあった『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』っていう作品があって。その中でもヴィジョンていうロボットとワンダが料理を作っているシーンがあって。そこもすごい好きなシーンなんですけど。ビジョンがセーターみたいなのを着て。そのシーンでも、なんかスパイスを入れるんですよ。チリチリチリ……って。だから、なんかそのルッソ兄弟のどっちかがスパイス的な、粉的なのを入れる表現が好きなのかな?って思ってみたりとかもしてました。そのシーン、好きだったっすね。
で、あとはメールを送ってくれた方も言っていたんすけど。ソーが個人的にファニーな感じの役割と、あとはシリーズを通してほとんど家族を失っちゃったっていうところで味わいが深くて。過去に戻って母親に会うシーンがあるんですけども。最初は嘘をついていて。「いやいや、いつものソーですよ。未来から来てないですよ」みたいに言っているんですけど、最終的にはもう感極まって「ああ、そうです。未来から来ました……(泣)」みたいな感じで泣いちゃうところとかはなんか、結構周りから変な声が出て。笑っている声とちょっと感極まっちゃった声が両方聞こえていて。あのシーンとかすごいソーの一作目からの歴史を凝縮してるような感じがして好きでした。
あとは最初にかかった『Dear Mr. Fantasy』だけじゃないけど、なんか音楽の使い方がちょっと『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』的な感じもあったりとかしてて。そこであの太ったサノスを勢いで殺してしまったソーがちょっと引きこもりになって酒を飲みまくって太っちゃうんですけど。それを「お前も来いよ!」ってまたロケットとハルクが呼び戻すシーンがあるんですけど。そこでかかっているというか、あのトラックの荷台に2人で乗ってるシーンもすごい好きなんですけど。そこでかかってのはキンクスの『Supersonic Rocket Ship』っていう曲で。これもノルウェー……実際に撮ったのはスコットランドの港町らしいんですけど。そのニューアスガルドに行く時の雰囲気とすごい合っていてよかったので、それをかけようと思います。どうぞ。
The Kinks『Supersonic Rocket Ship』
(中略)
(PUNPEE)お送りしたのはレッドボーンで『Come and Get Your Love』でした。
これも『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の1のいちばん最初にかかっていて、今回も過去に飛んだシーンで流れてた曲で。すごい『Guardians of the Galaxy: Awesome Mix 1』の時からお気に入りの曲でございます。なんか聞いたことあるようなメロディーですね。
自分が勝手に作った『Awesome Mix Vol.P』っていうのがSoundCloudに上がっているのでよかったら探して聞いてみてください。
『Awesome Mix Vol.P』
そんな感じでスポイラーアラート、『アベンジャーズ/エンドゲーム』ネタバレしても時効がなくなったのでOKスペシャルということでお送りしております。メッセージです。埼玉県の方。「PUNPEEさん、こんばんは。4月26日の『アベンジャーズ/エンドゲーム』を見てきました。僕は4年前に『お嫁においで』を聞きPUNPEEさんを好きになり、それをきっかけにヒップホップやアメコミ映画を好きになりました。『アベンジャーズ』もそのひとつで、PUNPEEさんに影響されてほとんどMCU作品を見て、どれもが大好きな作品になりました。
今回見た『エンドゲーム』も間違いなく人生の希望になる作品でした。途中何度も涙で前が見えなくなってしまったので、また見に行こうと思います。何を書いてもネタバレになってしまいそうなのでやめますが、とにかく愛を持って感動しながら生きていこうと強く思いました。そして話は変わり、私ごとになりますが就活を終え、来年から某民放テレビ局で働くことに決まりました。僕も『アベンジャーズ』のように世界の人を感動させるような映像作品を作りたいと思ってます。誰かのヒーローになれればいいと思います。
勝手ながらいつかPUNPEEさんと一緒にお仕事をしたいなと思っております」。はい。重役になっていい仕事があったら、自分が食いっぱぐれたら誘っていただけたら嬉しいです。ありがとうございます。「……たくさんのきっかけをありがとうございます。これからもラジオを楽しみに聞かせていただきます」。はい。
これは5月1日に来たメールっすね。自分も3回見たのですが、やっぱり感動するシーンが結構多くて。なんか今回、ネビュラが実は自分、結構好きな部分があって。もちろんホークアイとかもそうなんすけど。ウォーマシンとネビュラが2人でも過去に行った時に、モラグで最初のパワーストーンを取る時にネビュラが機械の手を使ってもあって「バリバリバリッ!」ってすごい燃える炎の中に手を突っ込んで取って、機械の骨だけになっちゃうシーンがあるんですけど。そこで全く表情を動かさないんですよね。まあそういうキャラクターだから。
でも、ウォーマシンも『シビル・ウォー』で下半身が不随になってしまって割と機会で直した身だったりもして、機械の手の一部を持ってるネビュラとそこで2人になって話してるから、なんかそのシーンが結構グッときて。その2人が交わってるところなんて、宇宙と地球の人だからいままで想像もしていなかったけど。「こいつも苦労してきたんだろうな」とか、「感情がないってどんな感じなんだろうな?」ってうい表情をドン・チードルがしてるのがすごい印象に残ったりしました。
後は……箇条書きにして言うと良かったシーンはネビュラが過去から悪ネビュラが来ちゃって。その悪ネビュラをいまのいいネビュラが撃って殺しちゃうんですけども。まあ結構悪ネビュラもいろいろと揺らいでいて。なんかそこ、個人的には死ななくてもいいのかな?って思ったりもしました。なんか、誤作動でネビュラが2人になっちゃったみたな。で、地球に1人が残って、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとしてもう1人が宇宙にいて……みたいな。結構タイムトラベルあるあるみたいに、その時代に2人いちゃったりする時とかもあるから、そういうのも面白いと思いました。
まあ、でも悪ネビュラは死んじゃったと思いますけど。そことか印象に残りました。あとは、アイアンマンの指パッチンで最後、敵がみんな消えちゃう時にガモーラは消えなかったのかな、とか。過去から来ているから悪ガモーラじゃないですいか。でも最後にアズガーティアンズ・オブ・ギャラクシーで揃った時に「Searching」ってなっていて。「ガモーラ、行方不明」みたいになっているんですよね。たぶん。それをスターロードが探しに行く感じなんですかね? わかんないですけども。そこが気になったりとか。
スカーレット・ウィッチの強さ
あとはスカーレット・ウィッチが意外と強かったっていう。サノス1人に、たぶん前回ヴィジョンを壊されちゃったからキレてやっているんですけども。コミックスの方でも結構暴走したりとかすることがあって。現実改変能力みたいなのがスカーレット・ウィッチってあって。1回、ホークアイとかヴィジョンとかを殺しちゃったりとかしていて。で、世界のミュータントの能力の大半を消しちゃったりとか、事件とか起こしたりしてるんですけど。
なんかもしかしたら次にスカーレット・ウィッチが精神的に不安定になって、なんか悲しい出来事が起きたりとかして……なんて思う感じの。コミックスを多少読んでる自分からしたらワクワクするようなシーンがありました。めっちゃ強い! みたいな。そこの描写とかも「おおおーっ!」ってなったっすね。
あとは、なんだろうな? どこが好きだったろう? あとはやっぱり過去に戻るシーンでロキがキューブを持って消えちゃって。たぶんそこでまた新しい世界線というかパラレルワールド的なのができると思うんですけども。それで「失敗じゃん!」ってもっと過去に行くシーンがあって。そこにはタイムトラベルに必要なピム・パーティクル。初代のアントマンが作っていたのもあるし、キューブも保管されているからってさらに30年前に飛ぶシーンがあるんですよね。
それでアイアンマンが自分の親父に会うシーンがあって。そこでアイアンマンの親父が「今度、子供が生まれるんだよ」って言っていて。まあ、アイアンマンからしたら自分のことですね。で、「自分はちょっと前に生まれたばっかりです。娘が……」ってアイアンマンが言っていて。なんか自分の親父とそういう話をするシーンっていうのが結構グッと来て。
「うわーっ、これビデオでもやりたい! 将来、過去を思い出すビデオをタイムスリップみたいなのでやりたいな!」とか見てて思ったんですけど……よく考えたらこれ、俺最近やったばっかりだって思って。『タイムマシーンにのって』っていうビデオで過去に戻って親父にディスコで会うみたいなのをやっていて。もうちょっといろいろタイムスリップしても良かったな、なんて思って。もちろんビデオはみんなのおかげですごい最高なものになったんすけど、思ったり。なんかちょっと照らし合わせたりとかしてしまいました。はい。
でもまあ何回見てもスペシャルな感じがやっぱり、ずっと見てる人たちはするんじゃないかと思う作品だったっすね。来週もそういうメッセージを送っていただけたら、読みながら来週も前半、そういう話しようかと思いますので。話してたら結構一瞬で時間がまだ経ってしまったっていう感じで、今回はネタバレOKの『アベンジャーズ/エンドゲーム』ので雑感スペシャルでした。
あとあれっすね。みんながアントマンスーツ着たところが好きだったっすね。そこまで一軍じゃないアイアンマンとか……ソーとかキャプテン・アメリカじゃないキャラクターにもフォーカスを当てて、その人がいなかったらこういうのきっかけもなかったっていうシーンに感じたんですよね。あのアントマンのスーツをみんな着て過去に飛ぶっていう。あの赤と白のもすごい新鮮な感じがしたし。なんかそういう、マーベルの些細なことでひとつのタイトルの敵が全員の敵になっちゃうっていうのが好きで。
今度もコミックスの方でやる、もともとスパイダーマンのメインのキャラクターのカーネイジがみんなに寄生しちゃうっていうか。そういうのが始まるっぽいんですけど。個人誌の敵がなんかそういうみんなを巻き込んじゃっていうのとか、結構好きで。。アントマンスーツを着るところもなんか個人的には好きだったっすね。という感じでした。
翌週の追加『エンドゲーム』トーク
放送翌週もPUNPEEさんが追加のメッセージを読みながら『エンドゲーム』トークをしていました。
(PUNPEE)で、メッセージっすね。東京都の人。「毎週、楽しく聞かせていただいています。初めてメッセージを送らせてもらいます。大好きな『エンドゲーム』のネタバレトークということで、ファンへのご褒美のような喜ぶネタがたくさんでした。自分でも気づいていないものもありそうで、末永く楽しめそうです。『I am Ironman.』で最後、締めくくるのにもグッと来ました。見終わった後、喪失感でいっぱいでしたが、『スパイダーマン』の予告を見てトニー=ベンおじさんとしてピーターが成長する物語……」。ああ、なるほど。言われてみればそういう風にも見えますね。
「……またワクワクできる時間が続きそうです。ミステリオは本当に味方なのか? など、6月末が楽しみです。PS 周りを気にしてばかりでいた20代の頃、PUNPEEさんや5lackさんに救われました。PSGの『いいんじゃない』はもう数え切れないぐらい聞いています。数年前のフジロックでは共演も見れて嬉しかったです。これからもお体にお気をつけください」。ありがとうございました。
続いてのメッセージ。神奈川県の方。「Pさん、こんばんは。僕はPさんの影響でMCU作品を見るようになり、『エンドゲーム』を吹き替え4Dとと字幕2Dで2回、鑑賞しまして個人的に面白かったのは2回目の鑑賞時に結末を知っているドクター・ストレンジの思いで追体験をできたところでしょうか」。たしかに、そうですね。そういう見方、あるっすね。2回目はドクター・ストレンジで見れる。結末がわかるっていうか。
Comment the reason why Dr. Strange held up his finger. Wrong answer only.#AvengersEndgame pic.twitter.com/laXjOWK05b
— 9GAG (@9GAG) 2019年5月21日
「……トニーが話しかけた際のドクターの表情がなんとも切なくなり、胸が詰まる思いでした。あと、スカーレット・ウィッチの上からのアップで谷間がめちゃくちゃエロくてしびれました。Pさんのツボはどこだったでしょうか? エロ目線だと僕的に喜びます。ラジオ楽しみにしてます」。はい。
うん、まああんまりエロ的な部分に触れるとセクハラみたいな感じで炎上しちゃってあれなんすけど。そうですね。知っている人は多いと思いますけども。スカーレット・ウィッチの役をやっているエリザベス・オルセン氏は『フルハウス』っていう昔にやっていたテレビドラマのいちばん小さい末っ子のミシェルっていう……あれは実際は双子の女の子なんすけども。
そのリアル妹がこのエリザベス・オルセンで。健全なエロで非常にいいと思いました。ありがとうございます。なんだろう。他に前回言い忘れたこととして、マンティスがトニー・スタークのお葬式の時に落ち着きがなくて、ずっとふらふらしてるシーンがあるんですけど。そことかも結構好きだったっすね。なんだろう。「いや、私この人知らないし……」みたいな感じで、「誰の葬式かはわかんないけど、とりあえず出させられている」みたいな感じとかも結構好きなポイントでした。
<書き起こしおわり>