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高橋芳朗と宇多丸 Mitski『Be the Cowboy』を語る

高橋芳朗と宇多丸 Mitski『Be the Cowboy』を語る アフター6ジャンクション
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高橋芳朗さんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』で2018年のアメリカ音楽シーンを振り返り。欧米の音楽批評家たちのアワードランキングを集計したアルバム・オブ・ジ・イヤーというランキングの中からMitski『Be the Cowboy』を紹介していました。

ビー・ザ・カウボーイ

(高橋芳朗)じゃあ、2枚目に紹介するアルバムはミツキ(Mitski)の『Be the Cowboy』です。

(宇多丸)ミツキ?

(高橋芳朗)はい。ミツキは夏に出た時に僕、ここで紹介しています。覚えてます?

(宇多丸)はい。

(高橋芳朗)これ、アルバム・オブ・ジ・イヤーのサイトの集計ランキングで2位です。ピッチフォークなど6つのメディアで1位。1位の獲得数では現時点で最多です。

(宇多丸)へー!

(高橋芳朗)で、あらためてバイオを紹介しておくと、ミツキさんは本名が「Mitski Miyawaki」さん。ニューヨークに拠点を置く日系シンガーソングライター。28歳。お父さんがアメリカ人でお母さんが日本人。でも、いまやインディー・ロックの救世主と呼ばれるほど海外での人気が高いんですね。

(宇多丸)ああ、そう?

(高橋芳朗)今年、アメリカのエンターテイメント界では結構アジアパワーが炸裂した1年だったから、そういう文脈で彼女の活躍を語ることもできると思うんですけども。アメリカのポップ音楽シーンってここ数年で人種的にもセクシャリティー的にも一気に多様性が出てきて。まあ、そんな時代を象徴するアーティストなのかな?っていう気がします。

(宇多丸)本当に一気に……っていう感じですよね。

(高橋芳朗)だって日系シンガーソングライターがインディー・ロックの救世主って海外で言われること自体がすごいなっていう。

(宇多丸)ちょっと前なら想像できなかったですね。

(高橋芳朗)しかもピッチフォークみたいな超影響力のある音楽サイトで年間ベストの1位に選ばれたのはとてつもなくデカい影響が今後あると思うし。

(宇多丸)さらにビッグネームになっていくかもしれない。

(高橋芳朗)そうですね。インディー・ロックシーンを代表するシンガーソングライターの座を盤石にしたって言っていいんじゃないですかね。で、来年2月には来日公演が決まったんですよ。これ、ニュース番組とかで密着取材とかしてもいいんじゃないかな?っていう気がします。

(宇多丸)なるほど。

(高橋芳朗)『NEWS23』でどうですか?

(宇内梨沙)やってほしいですね!

(高橋芳朗)ちょっと取材申請してくださいよ。

(宇内梨沙)日系人がそんな、救世主になるっていうストーリー。

(高橋芳朗)それか、アホなふりをしてスタジオライブをお願いするとか。

(宇多丸)ああ、バカなふりは得意ですよ。よくやってます! バカなふりでオファー、よくやっています。

(高橋芳朗)じゃあ、曲を紹介しましょうかね。ミツキさんのアルバム『Be The Cowboy』から『Nobody』です。

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Mitski『Nobody』

(宇多丸)はい。ということでミツキさんの『Nobody』をお聞きいただきました。宇内さん、いかがですか?

(宇内梨沙)いや、これはキャッチーですね。「Nobody♪」って。

(宇多丸)なんか曲が進むにつれての盛り上がりが半端なくなってきましたね。

(高橋芳朗)だんだんエモくなってきましたね。

(宇多丸)まあディスコアプローチのロックっていう感じかな? だから最後……。

(高橋芳朗)そうですね。完全にディスコビートですね。これ、YouTubeとかに上がっているけど、いまアメリカのコンサートはこの曲、彼女が歌うと大合唱です。

(宇多丸)マジで!?

(高橋芳朗)そうなんです。もう頭から最後まで。サビとかだけじゃなくて。

(宇多丸)へー!

(高橋芳朗)すごいよ。すごい人気です。

(宇多丸)でもこれ、先ほど宇内さんも質問をされていましたけども……。

(宇内梨沙)どれぐらい、「売れている」っていう意味ではアルバム、何位ぐらいになるんですか?

(高橋芳朗)総合チャートでは最高で56位とかそんな感じだと思いますね。

(宇多丸)だからやっぱり、商業的にはまだこれからかもしれないけど、批評家とかは注目しているっていう感じなのかな?

(高橋芳朗)でもそのアルバム・オブ・ジ・イヤーっていうサイトの集計ランキングの傾向としては、商業的傾向と批評家筋の票があんまり一致していないんですよ。

(宇多丸)ああ、そう? へー!

(高橋芳朗)だから結構傍から見ると見えにくいかもしれない。

(宇内梨沙)一致する年ももちろんあるんですか?

(高橋芳朗)たとえば一昨年、2016年はビヨンセの『Lemonade』とかが上位に入っていて、去年だったらケンドリック・ラマーの『DAMN.』が1位とか。そこは割と一致したっていう。

(宇多丸)なるほどね。なんとなく一致するところ、わかるな。

<書き起こしおわり>

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