菊地成孔さんがTBSラジオ 粋な夜電波で『あまちゃん』作曲家、仲良しの大友良英さんについて話していました。似ている者同士を検証する労力士(ロレックス)コーナーでリスナーから大友良英さんが似ている方のメールを読み、このように話していました。
(菊地成孔)(リスナーからのメールを読む)『はじめてメールします。はたして条件を満たしているのか分かりませんが、労力士(ロレックス)ネタを1つ。前回、あまちゃん・・・』(笑)。何で最近メールにも・・・怖いですね。あまちゃんね。私、大友(良英)さんに会うの、恐ろしいんですけど。あの・・・(笑)。大友良英さんっていうのは、あまちゃんの音楽を担当された方で、私と、まあ『マブ』と言っていいんじゃないですかね?向こうもマブと思ってくれてると信じますけどね。まあ、思ってなくてもいいですけど。
『大友っち・ナルちゃん』の仲で、(ラジオゲストに)来週呼ぼうか?あまちゃんが終わってから呼ぼうか?思案中ですっていう話をしたんですけど、またしてもですね、(番組プロデューサー)長谷川さんに抜かれてですね、先に『Session22』に大友良英さんが出演される・・・これ、言っちゃっていいんですかね?されたようなので、この番組にはもう呼びません(笑)。とにかく、Sessionに先に抜かれることだけは避けていかないといけません(爆笑)。なんか、あらゆることを・・・あの荻上(チキ)さんという方が悪いとは言いませんよ。もちろん、荻上さん、とても感じのよろしい方ですけども。
なにやらSession22という番組は、粋な夜電波から先に抜いていくっていう(笑)。なんて言うんでしょうね、ああいうのはね。これにやられちゃうといけないんでね。もう大友っちも手を付けられちゃったんで、呼ばないことにしましたが。個人的に会うことにしましたけど。まあでも、言えないですよね。あんなに行っちゃうと。『久しぶり!』って言うとするじゃない?そうすると、『ああ、久しぶり。ナルちゃん』ってなると思うんですよ。『大友っち、久しぶり。どうよ、あまちゃん?』って言えないですよね、やっぱり(笑)。あんなに行っちゃうと。見てない私でも大騒ぎになってることが分かるんですよ。
だって、メールがね、いっぱい来てるんですけど、7割ぐらい『あまちゃんの・・・』とか書いてあるんですよ(笑)。これ、ヤバイですよ。これ。私と大友っちが友達だから、気軽にあまちゃんって書いているのか、ひょっとしたらですよ、TBSの番組に届くメールの大半に、NHKの番組の名前が書いてあるってことですからね。これね。まあ、なんて言うか、企業戦争ですよ、これは!ひとつのね。(リスナーからのメールに戻る)『とまあ、あまちゃんが終了した時に呼ぶか?来週に呼ぶか?悩んでいると言っていた大友良英さんですが、THE BOOMの宮沢和史さん、島唄の方ですね、鼻から下が親子と思うぐらい似てると思うんですが、どうでしょうか?その考えに取りつかれてしまっているので、合っているか違うのか、ジャッジできなくて困っています。何卒、よろしくお願いいたします』。
はい、ありがとうございます。これはね、間違いです。似てないです。全然。大友っちに似てるのは、後にも先にも、『大阪で生まれた女』のBOROだけ!これがですね・・・(笑)。まあ、とにかくね、この番組、サブ(副調整室)がドカン!と来た時には要注意なんですよ。若者に分からないネタでドカン!と来るんで。いまサブ、ドカン!と来ましたけども。サブって言ったって、(マネージャー)長沼くんと(ディレクター)戸波さんしかいないんですけど(笑)。まあ、これはね、間違いないです。私、最初に大友良英さんに会った時、大阪で生まれた女とかの路線、止めたんだなと思いましたからね。ノイズになったんだって思うぐらい似てるんですよ。これがね・・・ただ、BOROさんはかなり早くからマスメディアに出なくなっていますので、検索してください。こういう世の中、便利ですね。『BORO 大阪で生まれた女』ね。いろんなバージョンありますけど、オリジナルバージョンでお願いしますよ。
あとね、もう一回、サブをドカン!と言わせる自信があるんですけど、叫ぶ詩人の会のドリアン助川。これはまあ、ドカン!というか、苦笑みたいなね。苦笑がバーッ!っと来ましたけどね。このね、BOROでデビューして、叫ぶ詩人の会のドリアン助川としてブレイクし、そして現在あまちゃんでブレイク中っていうのが、大友っちの人生なんだということを知らせておきたいですね。リスナーのみなさんにね。はい。
(~約30分後~)
(菊地成孔)1500万曲が聞き放題のSONYの定額制音楽サービスMUSIC UNLIMITEDとコラボレーションしてお送りしております、菊地成孔の粋な夜電波、TBSラジオ以外でお聴きのみなさんはここでお別れです。TBSラジオをお聴きのみなさんは交通情報をはさんでまだまだ続きますよん!っというところで、なんとびっくり。ギリギリ。さすがですね!これからTBSになる直前に、つまり広く、国民的な地域で聴かれているっていう状態が終わる寸前にですね、いまや国民的作曲家となった友人が・・・(笑)。私の旧友がですね・・・(笑)。声、聞いても分からない人、いるかもしれないね。あまちゃんの音楽を担当しております、大友良英さんです!
(大友良英)はい、あまちゃんの大友です。
(菊地・大友)(笑)
(大友良英)もう、最近開き直ってる。音楽家の大友です、じゃなくて。
(菊地成孔)今日、なに?これからSession?
(大友良英)そう。生(放送)。Session22の。
(菊地成孔)さっき、番組の中でさ、いつ呼ぼう?って思ったけど、先にSessionに抜かれたから2度と呼ばない!って言ってたところなのよ(笑)。
(大友良英)あ、言ってたんだ!そのSessionに呼ばれて来たら、ちらっと見えたから今、入ってきたんだけど。
(菊地成孔)Sessionにこれから行く途中よね。
(大友良英)そうそう。
(菊地成孔)いやー、もう帰りにスケジューリングして帰って下さい。
(大友良英)えっ?呼んでもらえるの?
(菊地成孔)もちろんですよ!
(大友良英)やったー!ずっと出たいと思ってたんですよ。
(菊地成孔)ただ・・・あまちゃんの話は無いよ。
(大友良英)分かった。
(菊地成孔)もう、俺と大友っちがタメで話するとしたら、話題はあれだけ。
(大友良英)あれだけでしょ?
(菊地成孔)薄毛対策!
(菊地・大友)(笑)
(大友良英)俺ね、これ言いたいこといっぱいある!
(菊地成孔)いっぱいあるでしょ?1時間半、楽勝でしょ?薄毛対策で。
(大友良英)楽勝。オールナイトでしゃべれるよ(笑)。
(菊地成孔)しゃべれるよね!あのね、とにかくね、『ハゲ』って言ってもらいたくない!
(大友良英)(笑)
(菊地成孔)それ、ハゲの人に失礼だから。
(大友良英)『薄毛』って言ってもらいたいの?
(菊地成孔)そう、薄毛って言ってもらいたい。
(大友良英)ちょっとそこから見解がわかれるかもしれない(笑)。
(菊地成孔)まあ、なんか、儲けた金で増やしてるんでしょ?毛を(笑)。
(大友良英)いやいや・・・まだ金、入ってないし(笑)。
(菊地成孔)あまちゃんで儲けた金で。文字通り、利殖じゃないか!利殖!
(大友良英)増毛だと思われるじゃないですか(笑)。ちゃうって!
(菊地成孔)違うんだ?
(大友良英)違う違う。いろいろやってるんだよ。飲み薬。飲み薬。
(菊地成孔)ええっ!?飲むの?
(大友良英)飲んで、飲んで。
(菊地成孔)飲んじゃうの!?塗り薬じゃないの?
(大友良英)違う違う。普通に薬屋っていうか、医者で処方してくれるやつで。
(菊地成孔)これ、もうスペシャルウィークでしょ!
(大友良英)ヤバイね。こんなことまでベラベラしゃべっていいの?
(菊地成孔)(笑)。いや、チラ寄りしてもらってね。大友良英さんでした。どうも、ありがとうございました。
(大友良英)どうもどうも。はい、またー!すいません、お邪魔しました。
<書き起こしおわり>