松尾潔 Nile Rodgers&Chic『State Of Mine (It’s About Time)』を語る

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松尾潔さんがNHK FM『松尾潔のメロウな夜』の中でナイル・ロジャース&シックの新曲『State Of Mine (It’s About Time)』を紹介。合わせてチェンジの新作アルバムの話もしていました。

It’s About Time [Explicit]

(松尾潔)さて、もう1曲、2曲、ブギーっぽい感じで行ってみたいと思いますね。ナイル・ロジャース&シックという名義の新曲でございます。まあ、ナイル・ロジャースもこの番組のリスナーの皆さんにおかれましては説明不要かと思いますが、スーパーギタリストであり、スーパー・ディスコユニット、シックの中心メンバーでございました。もう1人のバーナード・エドワーズっていうのはもう亡くなって久しいのですが、ナイル・ロジャースもガンの宣告を受けて、それを公表して。みんな心配したんですけどもね。それからの活躍が凄まじいですね、この数年ね。ファレルと一緒に組んでみたりとかですね、ダフト・パンクとのコラボレーションとか。

それこそ彼のカッティングギターっていうのは代わりがない、あの誰もが真似しようとするんだけども、やればやるほど「ああ、ナイルしかできないことってたくさんあるんだな」っていうことが証明されていったような、そんな数年間ですが。そのナイル・ロジャースがシックを再始動をさせて。まあ、あのライブではね、シックって名前を使ってよくやっていましたけれども、アルバムを完成させました。26年ぶりですか。『It’s About Time』というアルバムタイトルがついております。

これはのこの間、僕はこの番組でも度々その曲と仕事ぶりをご紹介しますT-GROOVEこと高橋ユキといろいろとやり取りしてましてね。「高橋さん、シックの新しいの、聞いた?」みたいな話をしたら、彼は「いちばん好きなのはこのアルバムのタイトル曲ですね」と言い切ってましたね。僕も同じなんだよな、実は。『It’s About Time』。で、T-GROOVEさんはね、「なんなら僕、リミックスしたいくらい好きだ」っておっしゃってました(笑)。その実現を祈りながら、ここでご紹介したいと思います。かつてナイル・ロジャースと一緒にアウトラウドというユニットを組んでいたこともありますフランス人のジャズ畑出身のピアニスト、フィリップ・セスをフィーチャーしております。ナイル・ロジャース&シックで『State Of Mine (It’s About Time)』。

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Nile Rodgers & Chic『State Of Mine (It’s About Time)』

Change『Make Me [Go Crazy]』

2曲続けてディスコ、そしてブギーなナンバー。どちらも新曲なんですよ。お届けいたしました。シックの新曲『State Of Mine (It’s About Time)』。これはフィリップ・セスをフィーチャーしておりました。『It’s About Time』、アルバムとしては26年ぶり。そんなになりますか。はー。たしかに90年代に、そうですね。シックが出した時にも「久しぶり」って言っていたんですけども。それから四半世紀以上たってるんですね。びっくりだな。ナイル・ロジャースもなんか見てくれもあんまり変わんないともびっくりですし、サウンドも変わんない。

で、それと時を同じくして、33年ぶりのアルバムをリリースしましたのが元々はイタリアで生まれたディスコユニット。まあ企画グループですね。チェンジのアルバム『Love 4 Love』の中から『Make Me [Go Crazy]』、お聞きいただきました。まあ、チェンジというグループ自体がね、あのニューヨークのシックのような活躍ができたらいいなっていうことをダンスミュージックフリークをイタリア人たちがね、ちゃんと投資してくれる人もいて。それでそこに乗っかって。で、まあニューヨークのミュージシャンを使ったりですとか。なんといってもニューヨークのスタジオシーンの名前はまだ出てないが、実力のあるボーカリストをどんどん採用したんですね、最初ね。

何しろ、その最初にチェンジのボーカルに採用されたのはかのルーサー・ヴァンドロスですからね。『Never Too Much』を出す以前の話ですよ。『Glow Of Love』『Searching』、この2曲はもう燦然と輝くディスコクラシックスですけども。

まあ、聞いた話によると、その2曲合わせてもルーサー・ヴァンドロスというのは日本円にして数万円からちょっと色のついたぐらいのギャラしかもらってなかったというお話ですよね。ちょっと下世話な話になりますけどもね。まあ、そりゃそうですよね。日本で言うところの「とっぱらい」という、スタジオにやってきて歌って、「はい、お疲れ様!」っていう、そういう仕事だったんでしょうけども。もう1人、後に『Somebody Else´s Guy』っていう一世一代のヒットを飛ばすことになりますジャスリン・ブラウンもチェンジのファーストアルバムでルーサーと仲良くリードを取っておりましたね。別の曲ですけどもね。はい。

で、それからチェンジっていうのはさっきもお話ししましたように企画バンドですから。実体はないですから。いろんなメンバーを随時補充したり出て行ったりっていうね。まあ気まぐれで1回、その時のメンバーがジャケットに出たことがあるんですけど、やっぱりあまり効果なかったみたいで。すぐに反省して、またイラストジャケに戻したっていうね。基本的にずっと幾何学模様のイラストのジャケットでやってきて。で、今回33年ぶりのアルバムなんですが、80年代と同じようなコンセプトのジャケットなんですよ。そこもちょっと昔からのファンにグッときますね。

Love 4 Love
Posted at 2018.10.15
CHANGE
ODC/RFC/BBQ

で、いま聞いていただきました『Make Me [Go Crazy]』っていうのは80年代半ばにチェンジを一時ジャム&ルイスがプロデュースしていたことがあって。そのジャム&ルイスがプロデュースしていた『You are my Melody』っていう曲の本歌取りになっております。

『You are my Melody』の中の、まさにそのメロディーとかサウンドが一瞬チラッと出てきたりして。まあ昔から聞いてる人がニヤッとしちゃうしニヤッとさせたいんだなっていうね。まあジャム&ルイスにとってもこれはまだジャネット・ジャクソンなんか……ヒューマン・リーグとかね、そういった人たちとポップヒットを飛ばす前の仕事ですから。おそらくはビタースイートな思い出なんじゃないでしょうかね。

<書き起こしおわり>

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