ジェーン・スー 伝説の番組『メリー・クリスマス・ショー』を語る

ジェーン・スー 伝説の番組『メリー・クリスマス・ショー』を語る ジェーン・スー 生活は踊る

ジェーン・スーさんと堀井美香さんがTBSラジオ『生活は踊る』の中で1986年、87年に放送された伝説のクリスマス特番『メリー・クリスマス・ショー』について話していました。

『メリー・クリスマス・ショー』 (Merry X'mas Show) ? 1986年12月24日と 1987年12月24日に 2回だけ放送された音楽番組です? 昨日フォロワーさんがUPしてくれてたので懐かしく久々にメリクリショー観てました? こんな凄い番組、もう無いですね。 流石 桑田佳祐です?? ? 桑田さん 本当に凄いです?? ? 詳しくは是非wikiってね(笑)? ? ? 2年分ともVHSに録画してて DVDにも保存してあります。 Blu-rayに保存し直そーっと? ? ? ? 「Kissin' Christmas (クリスマスだからじゃない)」 作詞 松任谷由実 作曲 桑田佳祐 ? …名曲ですね?? ? ? ? #桑田佳祐 #松任谷由実 #メリークリスマスショー #いろんなコラボ #ありえないコラボ #凄い音楽番組 #KissinChristmas #クリスマスだからじゃない #桑田さん最高 #桑田さん大好きすぎる? ? ? ?

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(ジェーン・スー)毎日クリスマスの話題をちょこちょこしているんですけど。堀井さん、クリスマスってなんか思い出、ありますか?

(堀井美香)私はこれ、ちょっとスーちゃんに聞きたかったんですけど。中学校ぐらいの時に『メリー・クリスマス・ショー』っていうのを見たんです。

(ジェーン・スー)ございました!

(堀井美香)あった? よかった!

(ジェーン・スー)あの、ベータで録画して持っています。

(堀井美香)本当!? ちょっとそれ、貸してくれないですか?

(ジェーン・スー)ベータだよ、だけど。

(堀井美香)本当? いや、豪華だった!

(ジェーン・スー)ご存じない方にご説明しますと、本当にいまじゃ信じられないんですけど。クリスマス特番で。

(堀井美香)日本テレビで。

(ジェーン・スー)いろんなアーティストが出てきて、歌を歌うんですが。それがクリスマスにまつわる曲。で、ありえないコラボレーションだったりとか、ありえないアレンジだったり。たとえば、アン・ルイスさんと松任谷由実さんとキョンキョンの……。

(堀井美香)『愛のさざなみ』。

『愛のさざなみ』

(ジェーン・スー)そう。とか、米米CLUBの石井竜也さん。カールスモーキー石井さんが出てきたりとか。あと、泉谷しげるさんと渡辺美里さんと……。

(堀井美香)ありました。あと、忌野清志郎さんと桑田佳祐さんの、リングの上でやったりとか。1回しか見てないんですけど……。

(ジェーン・スー)マーチンも。

(堀井美香)マーチンもいた。1回しか見ていないのに、なんか全部それを覚えているの。

『セッションだっ!87』

(ジェーン・スー)わかります、わかります。

(堀井美香)なんでしょうね? 昔のテレビってね。

(ジェーン・スー)まあ、娯楽が少なかったっていうのはひとつあると思うんですけど。ただ、元音楽業界にいた人間として、あれをいまやろうと思ったら、相当難しいと思うんですよ。あの時もよくやったなって。だって、リハで何日抑えて、楽曲を作って、トラックを作って。

(堀井美香)で、ストリップのお姉さんとかが裸で出てきたりとかしていて。私ね、これは本当に探してほしいんですけど。どこを見てもないんですけどね。私が衝撃を受けたのが、最初の年だったと思うんですけど。最後の最後にね、Charさんが出てきたんですよ。で、いろいろとあってCharさんが復帰、みたいな感じの時で。私はそれ、中学校の時になんか、初恋の人みたいな感じで。「なんだろう、このかっこいい人?」っていう。「でも、きっと悪い人だから大人には言っちゃいけないんだろうな」っていう。その時になんかギュッと秘めた感じを。

(ジェーン・スー)人に言えないスペースができた感じだ。

(堀井美香)そうそう。「ああ、この人誰?」っていう感じをはじめて体験したんですよ。

(ジェーン・スー)本当に、同世代の方でこれを見たことがあるという方は覚えてらっしゃると思うんですけど。ウィキペディアなんかにも情報が残っているらしいので。いま、放送作家の古川さんも「うん、うん」ってうなずきながら聞いてますけども。あれ、見たいですね。

(堀井美香)よかったー!

(ジェーン・スー)FNS歌謡祭的なものとか、いろいろと音楽番組はありますけど。なんだろうね? 仕込みの量がちょっと違うというか。あれ、でも事務所の調整とか考えただけでも本当にクラクラするけどね。どうやってやったんだろう?

(堀井美香)いまじゃあできないですよね。すごい豪華。さんまさんも若かった。素敵でした。

(ジェーン・スー)あの時のプロデューサーというか、まとめ役は誰だったんだろうね? あと、音楽監督みたいな人もちゃんといないと……だから、若い人に説明するなら、ものすごい豪華なスマスマの音楽コーナーが2時間とかで、いろんなアーティストがかわるがわる出てくるようなもの。で、照明から衣装から、全部演出が凝っているんですよね。

(堀井美香)はい。そんな思い出があります。

(ジェーン・スー)企画は桑田佳祐さん。ああ、アミューズ、電通っていろいろと出てますね。

(堀井美香)『メリー・クリスマス・ショー』ね。懐かしいな。あなた、ベータ持ってるの?

(ジェーン・スー)ベータだけどね(笑)。

(堀井美香)貸して! どっかで形にするから。

(ジェーン・スー)ベータってさ……。

(堀井美香)それ、2年分? 1年分ですか?

(ジェーン・スー)2年分……どうだろう? 『冗談画報』とかと混じっているんだよね。

(堀井美香)そうなの?(笑)。

(ジェーン・スー)ちょっとでも、VHSではなかったです。あの時は。あの、竹下総理だったのよ。竹下総理大臣で、「言語明瞭、意味不明」って当時言われていて。そのことを泉谷しげるが渡辺美里と一緒に政治的なことをちょっと揶揄しながら。でも、それがすごくトンチが効いていて。それこそ「美里と泉谷」じゃん? 「美里、ふるさとに泉谷が……♪」みたいに、お互いの名前が入ったりとか。とにかく、「ふるさと創生」だったのよ。竹下さんが、たしか。それで、「ふるさとの……」みたいな映像が途中で入ってきたりとか。中曽根さんとゴルフやっているシーンとかが出てくるんだけど。ちょっとトンチキな動きをしているね。

『2人のFOUR SEASONS』

(堀井美香)はい、はい。

(ジェーン・スー)総理大臣の動きが出てきたりして。そこに、歌がかぶって。「君の言っていることはすごく優しいんだけど、時々なにを言っているのかわからない」みたいなのがかぶってきて。まあ、トンチが効いてるわー。

(堀井美香)覚えているねー! 私も覚えているよー!

(ジェーン・スー)この話であと2時間、しゃべるわー!

(堀井美香)最初、『Come Together』から始まるのよね。

(ジェーン・スー)そうね。懐かしいわー。

(中略)

(ジェーン・スー)国分寺市の49才男性の方。(メールを読む)「先ほど、冒頭での『メリー・クリスマス・ショー』の話題に震えました。特に堀井さんの『Charさんが好きだった』に『昔からヤバい女だったんだな』ともっと好きになりました」。チクショー、おめーはなにをやってもファンを増やすな。

(堀井美香)フフフ(笑)。

(高橋芳朗)アハハハハッ!

(ジェーン・スー)「……それにCharさんはストーンズの『JUMPIN’ JACK FLASH』をやり、そのビデオのクオリティーにさんまさんも感動し、『これだったら不祥事もチャラや』的な発言にCharさんが苦笑いをしたことをイエスタデイのことのように思い出しました」と。

(堀井美香)そうか!

(ジェーン・スー)ねえ。『JUMPIN’ JACK FLASH』はたしか、石井竜也さんと一緒に交互でやったんじゃなかったっけ?

(堀井美香)なんか誰かとコラボしていましたよね? そうですよね。

Char&米米クラブ『JUMPIN’ JACK FLASH、星降る街角』

(高橋芳朗)あの番組自体がだって、いろんなミュージシャンがコラボしているんですからね。

(ジェーン・スー)そうそうそう。あれ、いまのアーティストで見たくない? 見たくない?

(高橋芳朗)そうね。当時、本当にあれは衝撃だった。

(ジェーン・スー)それこそ、仲良しの星野源さんとかとさ。

(高橋芳朗)ねえ。今日はTBSにいらっしゃいますからね。『コウノドリ』最終回で1日中ジャックしてますからね。聞いてらっしゃるかもしれない。

(ジェーン・スー)ああ、そうなんだ。いいんじゃない? やってもらったらいいんじゃない?

(高橋芳朗)俺が指揮するの?(笑)。

(ジェーン・スー)星野さん……あっ、アミューズ! また、ほら。脈々とその血が。

(高橋芳朗)ああー、桑田さんもいらっしゃいますし、Perfumeさんもいらっしゃいますし。

(堀井美香)福山雅治とかね!

(ジェーン・スー)(『JUMPIN’ JACK FLASH』のイントロ)「ジャッジャーン、ジャジャジャーン♪」って。

(高橋芳朗)『JUMPIN’ JACK FLASH』やるの?(笑)。

(ジェーン・スー)メリー・クリスマス!

<書き起こしおわり>



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