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菊地成孔 ドラマ『監獄のお姫さま』を語る

菊地成孔 ドラマ『監獄のお姫さま』を語る 菊地成孔の粋な夜電波
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菊地成孔さんがTBSラジオ『粋な夜電波』の中で大好きなテレビドラマ『監獄のお姫さま』について話していました。

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(菊地成孔)今日は、そうですね。とにかくね、なにせ『監獄のお姫さま』しか見ていないんですよ。『監獄のお姫さま』はおそらくね、最終的な数字は宮藤官九郎さん史上最高になるんじゃないですかね。とにかくね、小泉今日子さんが(椿)鬼奴さんにしか見えないですからね。相当な……いや、これはよく「ネットで使われる」と人は言う、「褒めてます」っていうやつなんですけど。いい意味ですよ。いい意味で鬼奴さんにしか見えないんです。あの、宮藤官九郎さんのキャスティングっていうのはいろんな、「やっちゃえよ! こっち行ったら楽になるのに……」「けど、行けない」っていう人たちを思い切ってそっちのボーダーラインを飛び越えさせて救うっていう、救出の徒ですよね。

ビートたけしさんと似た属性っていうかね。人を救うのよ。痛い人とかギリギリの人を。あのね、伊勢谷友介さんは本当に悪役さえやればよかったのよ。なんだけど、悪役ができなかったの。いろんな事情によって。まあ、あのぐらいになると側近もいるし、ブレーンもいるし、事務所もあるし。ねえ。なんだけど、思い切ってあれで悪役。しかも初回は黒澤明の『天国と地獄』のパロディーですよ。まあ、それはともかく、毎回なんかのパロディーなんですよね。2回目は『ローズマリーの赤ちゃん』とかね、いろんな……映画が好きな方にとっては「あっ、あれあれ!」っていうパロディーがどんどんどんどん出てくるんですよね。

そもそも『すいか』っていうドラマのリスペクトにあのドラマはなっているんだけど。まあ、こんなマニアックな話はともかく……TBSですからね。ぜひ見てください。まあ、語りだすと止まらなくなっちゃうんですよね。この間ね、『監獄のお姫さま』の1回目、2回目……まだ2回しかオンエアーしてないの。2回しかオンエアーしていないんだけど、どっちも10回ずつ見ましたからね。そしたら、居酒屋で「あたしも3回ずつ見た!」「あたしも5回ずつ見た!」という、もうなんて言うんですかね? 骨までしゃぶる人続出というドラマですよ。本当に。で、しかも、そうですね。この番組的に言うと、満島ひかりさんが(ものんくる)吉田沙良さんにしか見えないっていうね。

1回目と2回目を10回ずつ見た

沙良さんというよりも、吉田沙良太郎なんですよね。口が悪いですから。沙良太郎は。ラジオドラマに出てくる沙良太郎はね。まあまあまあ、あれこそ労力士ですよね。「沙良ちゃん、なにしてんの?」って思ったら、満島さんでしたね。私はまあ、親愛の情を込めて「まんじまさん」って呼んでいるんですけども(笑)。1人で勝手に呼んでいるんですけどね。「まんじま、出てきた!」ってね。「まんじま出てきた! 沙良太郎そっくり!」っつって見ているんですけども。まあまあまあ、止まらないです。話がとにかく。

この間ね、ワインを飲みながらどのぐらい話したかな? 6、7時間この話をしましたからね。番組に持ち込もうなんて最初から無理なんですよ。時間が全部オーバーになっちゃいますからね。ものすごく端折って言うと、大人計画の人たちは全員もう大人になったので、大人計画っていうのは解体した方がいいと思います(笑)。これは通じる人には通じると思います。松尾スズキさんをはじめ、みなさん大人になっちゃったんですよ。大人計画っていうのは、「大人になれないので大人になるための計画を立てる」という志だと私は解釈しているんですが、だとするならば、もう松尾スズキさんは一足先に大人になりまして。

宮藤官九郎さんはまだまだロックンロール魂みたいなものがあって少年だ、青年だっていう顔つきをなさっていたんだけども。いろんなことがね。ルックスの話じゃないですよ。脚本の話ですけども。お仕事ぶりの話ですけどおね。どっかには子供っぽさが入っているんですが、『監獄のお姫さま』はすごいんです。クドカンが大人になった!っていうね。まあ、2回しか見ていないですけどね。それでも十分にわかるわけですね。なので、まあ次々に……阿部サダヲさんなんて、宮藤官九郎さんと大河ですよ。阿部サダヲさんが主演でしょう? 大人計画はとにかく、全員がもう大人になっちゃっているんで、大人計画っていうのを止めたら?っていう。「大人計画」っていう名前はムロツヨシさんにあげたら?っていう感じですよね。

ムロツヨシさんのラインは大人計画じゃないですからね。ムロツヨシさんのラインはどこから引けているか?っていうと、ユースケ・サンタマリアさんが見出しましたからね。ムロツヨシさんはね。だからあれはね、「ラテン」っていう流れなんですよ。ユースケ・サンタマリアさんも、言うまでもなくラテンですよね。私の年齢だと、ユースケ・サンタマリアさんがまだ音楽家をやっていてね、原宿クロコダイルでライブをやっているのを見たりしている時代ですからね。長ずるに、「似てる、似てる」って言われるようになるとはね、思いもしませんでしたけども(笑)。宮藤官九郎さんも「似てる、似てる」って言われるんですけど、とにかくムードだけです。全然似てないです。私とは。私と似ているのはモノマネのホリさんですね。それはともかく(笑)。

3回目が楽しみで楽しみで仕方ない。今日も帰ったら2回目を2回見るっていうね、感じですけども。あと、私が見ているテレビドラマは『Empire/エンパイア 成功の代償 シーズン3』しかないですからね。

日本のドラマでは『監獄のお姫さま』だけですよ。はい。ものすごく面白いです。とにかく。あ、はい。ヤバいじゃないですか! (大河ドラマは)中村勘九郎さんと二大主演って大人の極点じゃないですか! 阿部サダヲとか言っていて名前でふざけていた人がですよ。ねえ。だから完全にね、大人化に成功したんですよ。とにかく。まあまあまあ、それはともかく、じゃあまあ大人計画は大人計画っていう名前を日本のラティーノチカーノラインであるところのユースケ・サンタマリアさん、ムロツヨシさんのラインの方にお譲りになっては?っていうね。まあ、あの方とかもそうでしょうね。探偵はBARにいる人……大泉洋さん。あの方もラテン仲間に入れて……まあ、人脈は違いますけど、入れていいと思いますけどね。天パー、そして甲高い声でキレ芸っていうね、3人ですけども(笑)。

では、そういった明るい話題に引き続きまして、ドープシットMIXを聞いていただきたいと思います……。

(中略)

あ、そうそう。さっき間違えていた。『Empire 3』と『監獄のお姫さま』だけじゃなくてね、もう1個見ているドラマがあって。それは『ツイン・ピークス2』なんですね。だから、いま私は『Empire 3』と『ツイン・ピークス2』と『監獄のお姫さま1』を見ているっていう格好になると思いますけどね。この事態をもってして『監獄のお姫さま2』があった場合にはこの番組が予言をしていたっていうことになりますよね。なんの役にも立たない予言ですけども(笑)。

<書き起こしおわり>

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菊地成孔の粋な夜電波
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