星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で新曲『Family Song』のカップリング曲『肌』について解説していました。
(星野源)『肌』の感想も届いていて、それを読みますね。「なんですか、『肌』って?」って思う人はですね、本日発売の私、星野源のニューシングル『Family Song』のカップリング曲でございます。ビオレUボディソープのCMソングでございます。僕が歌っているやつですね。
ビオレU CMソング
みなさん、でも僕も結構テレビで見るんで、聞いてくれている方はいると思うんですが。大阪府の方。(メールを読む)「『Family Song』を無事にフラゲしました。ビオレUのCMで流れるたびに『早くフルで聞きたい』と思っていた『肌』。イントロが流れた瞬間に、『これ、好き!』とすぐに虜になりました。『テレビで流れたら面白いだろう』とおっしゃっていた源さん。めちゃくちゃ面白いです。最高です。わくわくします。いままでも体が自然と動く曲が多々ありましたが、『肌』もなんだか体を揺らしたくなる曲です。ライブで聞ける日を楽しみにしております」といただいております。
ライブね。しばらくライブではやらないと思いますけども。いつかね、やれたらと思っています。神奈川県17才の方。(メールを読む)「源さんが先週メールで読んでくださった時、(はじめて読まれてあまりの感動で1週間宿題に手が付きませんでした)」。ダメでしょ、それは(笑)。夏休みっていうことかな? 夏休みの宿題かな? そうだね。宿題、できたのでしょうか。「……『2000年頃のネオ・ソウルを感じる曲にした』とおっしゃっているのを聞いて、ちょうど自分の生まれた頃だなと思いながら届くのを楽しみにしていました」。そうか……。そういうことだよね。そうなんだよね。俺が一人暮らしをし始めて、全くお金がない2000年頃。6畳一間の風呂なしに住んでいた頃にあなたは生まれたんですね。そうですか……。時間を感じますね。すごいですね(笑)。
「……心地よいテンポ、素敵なギター、官能的な歌詞が印象的で大好きな曲になりました」ということで。ありがとうございます。続いて、埼玉県26才の方。(メールを読む)「今日の午前中、『Family Song』をゲットしました。全てリズムにこだわりが感じられて、聞きながら自然と手や足でリズムを取っていました。4曲の中でも『肌』、いちばん聞き入っています。ビオレのCMではサビの1フレーズのみなので、さらにCMのイメージとも相まって家族や親子の成長する子供への愛情や切なさの印象が強かったのですが、フルで聞いてみると恋人同士の触れ合う温かささ切なさとも聞こえてきて、その印象の違いに鳥肌が立ってしまいました。ああ、早く初回特典DVDのHome Videoも見て、『Yellow Pacific』(1月にやったライブ)参戦時の感動をもう一度味わいたいです」ということで。ありがとうございます。
いやー、そうなんですよ。『肌』、僕もすごい好きで、すごい気に入っていて。こういう曲がテレビCMで流れたら、すごいいいだろうなと思いながら作曲しまして。歌詞のこととかも、曲を聞いていただいてからお話をしようかと思いますので。いいですか、みなさん。曲を流しますよ。買ってくださっている方も多いと思うんで、あれですが。ラジオでかけるのは……ラジオの解禁って明けて今日からみたいな感じかのかな? じゃあ、ほぼはじめてですね。ラジオで流すのはね。なので、じっくりと聞いていただきたいと思います。本日発売、星野源のニューシングル『Family Song』のカップリング曲です。『肌』。
星野源『肌』
お送りしたのは本日発売。星野源のニューシングル『Family Song』のカップリングでございます。『肌』でした。いやー、いかがでしたでしょうか。ねえ。この曲はビオレUボディソープのCMソングでございます。
いちばん最初にこのCMのオファーをいただきまして。で、どんな曲にしようかな? と思っていて。そのCMがあれですよ。親子の方々がお風呂に一緒に入っているという写真を見ながら僕が歌うというのが最初から決まっていたので、なんとなくやっぱりボディソープというかボディウォッシュのCMなので、お風呂をなんとなくイメージしながら作曲を始めたりして。で、今回はそのシングルを『Family Song』を含めて全部……前も言いましたけど、4曲収録されているんですが、サウンドとかそういう意味で作品性を全部統一感みたいなものを持たせたいなと。4曲全部を含めて『Family Song』という作品みたいな。アルバムみたいな感じですね。
ミニアルバムみたいな風にちゃんと統一感を持たせないなというものあって、全曲自分の中でのブラックミュージックっていうものを、いろんな年代のブラックミュージックというものを消化したものにしたいなということもあり。1曲目の『Family Song』は60年代末から70年代初期のソウル・ミュージック。で、この『肌』という曲は2000年ぐらいのネオ・ソウルと呼ばれるジャンルがあったんですけど。そのジャンルを自分のフィルターを通して表現したいなと。そういう風にして作っていきました。で、あとボディウォッシュなんでテーマが「肌」なんで。ソウル・ミュージックで「肌」っていうテーマってすごくバッチリだなって。英語にすると「Skin」ですからね。そういうのも含めていろんな意味で、これはソウルにするしかないということもあり。
で、違う年代にしたいなというのもあってネオ・ソウルにしました。で、そのアプローチって僕は前に『Snow Men』という曲でやったんですけど。その時はもうちょっとゆったりとしたリズムだったんですけど、この曲はもうちょっと早い、よりグルーヴィーに腰が動くように、リズムからまず作りまして。で、このリズムでこの雰囲気でっていうものがテレビから流れてくるっていうのがすげーワクワクするなと思って。なので、テレビだとなかなね、やっぱりバスドラが聞こえないんですよ。これ、バスドラを聞いてほしいんですよね。その、バスドラのリズムを聞いてもらえると。バスドラとスネアの位置っていうのを聞いてもらうとより楽しめるのではないかと。
で、その音もどうしてもね、ラジオだとちょっとマスクされちゃうんで。(小声で)CDを買ってください~。お願いします……。
(BGM 中井貴一『君はトロピカル』が流れる)
中井貴一『君はトロピカル』
ねえ(笑)。別に意味がわからないですけどねえ。CDはやっぱりね、ばっちり自分の出したい音域で入っていますから。これは買うしかないんじゃないかな。まだ買っていない人、そこのあなたですよ……。
(宮野真守音声・「この豚野郎!」)
(笑)。宮野さんの「豚野郎」がもうフライングして出てしまいましたけどね。まだ買っていないだと?
(安元洋貴音声・「豚野郎!」)
安元さんも怒っていますよ。ほら。いまです。いま、ポチッとするのです。
そうです。それです! 違います! 泥だらけのDVDじゃないです! そっちじゃないです! 『Family Song』の方です。ねえ。よろしくお願いします。感想メールがきました。ありがとうございます。広島県21才の方。(メールを読む)「『肌』、聞いていて心地よい曲ですね。イントロの音が独特で印象的でした。あれはなんの音なんですか? それと、Bメロからサビに流れるように入るところが大好きです」。ありがとうございます。
ちなみに、この曲はAメロしかないです(笑)。Aメロとサビしかないんで、実はBメロがないんですけども。そうですね。イントロはストリングスです。ストリングスの音を、いわゆるレコードが止まっているところからスタートボタンを押した時に「ウー、ウィン……」って始まるあの感じでスタートさせていただいております。次。山口県の方。「『肌』、本当だ。CMと感じが違って聞こえる。素敵すぎます」という。ありがとうございます。(小声で)CDだともっと違うんですよ……。ねえ……(笑)。
宣伝してききます。宣伝に集中していきますよ! 栃木県の方。(メールを読む)「『Family Song』、フラゲしてすぐにメールしたのですが、仕事終わりに8才と5才の娘と改めて聞いたのでまたメールさせていただきました。8才の娘は『肌』を聞いて『ビレオ(ビオレ)のCMの曲調みたいだね。この曲、好きだよ』と『肌』をお家に着くまで『もう1回、もう1回』と何度もリピートしました。5才の娘も『肌』がお気に入りのようで、『源ちゃんの歌でいちばん好き』と2人の娘が顔を見合わせてニコニコしている姿を見て、今日のお風呂ではみんなで『肌』を歌いながら、2人をいつもより愛情を込めてビレオUで洗いました。もう自分で洗える2人ですが、久々にママに洗ってもらってとてもうれしそうでした。幸せな時間をありがとうございました」という。ありがとうございます。
そうなんだよね。なんていうか、本当につくづく思うのは、いわゆる「子供向け」とか「子供だまし」みたいな言葉、あるじゃないですか。本当につくづく、それいらないなと思いますね。これ、だってネオ・ソウルですよ(笑)。『肌』は。でも、まあ自分なりにね、日本人のフィルターを通していろんな人が聞いて楽しくなるようにっていう気持ちはもちろんありますけど。そういう曲を子供……8才の子と5才の子が聞いて「楽しい」って思ってもらえるのってとてもうれしいですよね。まあ、なんかそのニセさんがちびっ子に大人気とか、そういうのも含めて(笑)。
続いてイエボヤDisc2
イケメン#ニセ明 pic.twitter.com/Q40ckGX5Eg
— **MIYU?みゆ** (@genkunmiyuchan) 2017年8月4日
「あれ、ちびっ子が好きなの? あんなキモい人を?」みたいな(笑)。そういうのも含めて、なんていうか子供って大人だよねってすごく思うし、大人って子供だよねって思うし。だからそういうの関係ないなって本当に改めて思います。ありがとうございます。ぜひたくさん聞いていただきたい。なのでもう買っていただいた方、手に入れていただいた方、本当にありがとうございます。まだの方は……「まだ届いていないよ」みたいな人もいると思うので、ぜひ届いたらじっくりと聞いていただきたいと思います。そして、「これから買いに行きますよ」という方もぜひじっくりと……ブックレットとか特典DVDも含めてめちゃくちゃこだわって作りましたので。何卒よろしくお願いいたします。
またこのシングルを詳しく解説する日が来るのでしょうね。ねえ。割と近いうちに来るんでしょうね。そんなのも楽しみにしていただければと思っております。お送りした曲は星野源で『肌』でございました。
(中略)
そうなんですよ。『肌』、さっきあんまり言えなかったんだけど、親子のお風呂に入っている写真を見ながらのCMだったので、そういう意味ももちろんあるんです。「その胸に口づけを」っていう歌詞は授乳というか、そういう意味もあるし。でもそういう親子的なものもありつつ、同時にダブルミーニングでいわゆる異性といか。ちょっとエッチなというか官能的な部分みたいなものを同時に表現できたらいいなと。だからどっちに受け取ってもらってもいいし。その人によって。なんかそういう自由な詞がかけたらいいなと思って書きました。ありがとうございます。
<書き起こしおわり>