バナナマンのお二人がTBSラジオ『バナナマンのバナナムーンGOLD』でFNS歌謡祭2016の優勝者、圧倒的な長渕剛さんのパフォーマンスについて話していました。
(設楽統)(メールを読む)「FNS歌謡祭、開催されました。バナナマンさんの公式妹 乃木坂ちゃんも出ていましたね。来週には第二夜も開催されるそうです。そこで毎年恒例FNS歌謡祭、いまのところの暫定MVPは誰になると思いますか? 僕の暫定MVPは長渕剛さんだと思います。いろんな意味でシビレました。おい、日村。紅白に向けて体調管理をしっかりしろよ、ファック!」。
(日村勇紀)ありがとうございます。
(設楽統)まあ、これはもう全員一致で長渕さんでよろしいんじゃないですか?
(日村勇紀)よろしいんじゃないですか? 今回に関しては。敵なしな感じだったね。
(設楽統)もうやっぱ、ユーミンと長渕さんが出るっていうのもこれ、ニュースでしたけどもね。見た?
(日村勇紀)もちろん。
(設楽統)『乾杯』。
(日村勇紀)大トリですからね。『乾杯』を歌います。
(設楽統)でも、『乾杯』は日々進化していると。
日々進化する『乾杯』
(日村勇紀)まずそこが最初、意味がわかんなかったんですよね。えっ、進化するんですか? 歌っていうのは。
(設楽統)やっぱり歌っていうのはその時その時でね、やっぱり生き物だし。言葉を伝えるっていう、そういう前提がありました。
(日村勇紀)ありました。そう言ってました。なるほど、そういうことかと。「歌詞だけで考えちゃいけないんだ。日々日々、変わるものなんだ。歌は」と。「素敵なことを言うな」と思いました。私。
(設楽統)ねえ。やっとここで来た。「長渕剛さんです。どうぞ!」っつったら……
(日村勇紀)待ってました!
(設楽統)もう、「あれっ? 俺の知っている『乾杯』じゃない?」って。
(日村勇紀)「あれっ? ちょっと待ってよ?」って。「かたーいきずなにー、おもいをーよせてー♪」ですよね?って。
(設楽統)ギュァァァーン! ジャーン!って。
(日村勇紀)あれ? あれあれ?
(設楽統)ベンベベーン、ベーン! みたいな。
(日村勇紀)そうそう。「あれっ?」って。
(設楽統)でも始めだから、「あれっ? 俺の知っているやつ……進化しすぎて俺の知っている『乾杯』じゃない」と思って。
(日村勇紀)そう。「知らないところでこういう風になっちゃっているのかな? 『乾杯』は。あれっ、なんだっけ? 『乾杯』って?」っていうね。
(設楽統)そう。でもまあやっぱり震災に向けたメッセージだとか、いま現代におけるマスメディアだったりとか、いろんなことへの長渕さんのいまの『乾杯』が始まって。だけど、途中まで俺、「えっ、なになになに?」って思っていたし、「あれ、これって生放送で長渕さんが予定外の何かなのかな?」って思いながらも、歌詞が出ているから……「ああ、いいんだ」って。それすらもちょっとよくわかんなくなっちゃう感じで。
(日村勇紀)ちゃんとこれを歌う予定として、長渕さんはやっているんだと。
(設楽統)それから、まあ普通にじゃないけども『乾杯』に入っていくんだよね。
(日村勇紀)かなりまくし立てるのが続くじゃないですか。ずっと。「マスコミ、この野郎!」みたいな感じのをずっと言ってたりとか。だいぶ早口でいろいろダダダダダッて言っていて。
(設楽統)すごかったね、あれね。
(日村勇紀)すごいじゃないですか。
(設楽統)すごかった。ほいでもう、結構雄叫びというかさ。「ワーッ!」っていうのも。あれみたいだったよね。「くちびるぅ~、かみきぃぃったぁ~♪」。
(日村勇紀)「からみあう、くちびるのなかぁ~♪ ふたりは、よじれあいぃ~♪」。
(設楽統)なんだっけ、あれ?
(日村勇紀)「はげしく、ゆれていたぁぁ~♪」。
(設楽統)……『激情』?
(日村勇紀)『オルゴール』っていう映画の歌でしたね、たしか。
(設楽統)『とんぼ』? そうか。映画版の方のあれになったんだっけ?
(日村勇紀)たしか『オルゴール』じゃなかったかな? 『激情』は。だいぶ古い映画ですよ。
(設楽統)あれで途中、「ワーッ!」っと叫ぶ。あれを思い出す。
(日村勇紀)あった! 間奏の部分でね。
(設楽統)それを彷彿とさせる雄叫び。
(日村勇紀)結構雄叫びますよね。途中途中も。
(設楽統)途中、ギターがもう刀に見えたからね。あの。はじめ、もうギターもさ、「ドンドンドンドンッ!」って。ねえ。かっこいい。でもやっぱ、震えたよね。
(日村勇紀)もう全部持っていった。
(設楽統)魂の……なんていうか、見てて面白かった。
(日村勇紀)わかる! いい意味でこれは面白いんだよ。
(設楽統)「こういうことだ!」っていうのがね。だから俺、普段から日村さんに言っているよね。あの……「歌は魂だ」ってね。
(日村勇紀)(笑)。すいません。そこ、スッと言ってほしかったです。これはコンビを組んで、なぜか出会ってもう3日めぐらいで言っていた気がする。「歌って、そういうんじゃないから。ここ(魂)だから」みたいな。
(設楽統)そう。ねえ。言っているからね。
(日村勇紀)わかる。もう長渕さん、「ギュァァァーン!」ってやるから……
(設楽統)ちょっとすいません。オークラ、なに?
(オークラ)あの、正解は『激愛』でした。
(日村勇紀)あ、歌のタイトル、『激情』じゃないんだ。
(設楽統)おいおい、オークラ、なんなんだよ! お前が間違えたから、『激情』っつっちゃったよ(笑)。『激愛』だ。
長渕剛『激愛』
(日村勇紀)「したをかみきぃったぁぁぁぁ~♪」。
(設楽統)あ、そうだ。「舌」だ。俺、「くちびる」って言っちゃったもん。
(設楽・日村)「したをかみきぃったぁぁぁぁ~♪」。
(日村勇紀)「からみあう、くちびるのなかぁ~♪」。
(設楽・日村)「ふたりは、よじれあいぃ~♪」。
(日村勇紀)「はげしく、ぬれぇてぇいたぁぁぁ~♪」。
(設楽・日村)「ふーるーえるぅぅ~、なーがれるぅぅ~、青白いはだぁぁ~♪」。
(日村勇紀)「ひきよーせても、ひきよーせても……♪」。
(設楽・日村)「とーどかーないぃぃぃ~♪」。
(日村勇紀)「おちてーゆくー、無数のあせぇぇ~♪」。
(設楽・日村)「こころとからだぉぉぉぉ~! ながーれてゆけぇぇぇ~♪」。
(日村勇紀)これですよ。
(設楽統)よく覚えてるね(笑)。俺ら、すごい、もう止まらないね。日村さん。よく覚えている。
(日村勇紀)あの時代の長渕さんがやっぱね。
(設楽統)その叫びのところだね。
(日村勇紀)そう。そんで間奏に入ったところで「うぉぉぉぉお~♪」とか。「うぇぁ~い!」みたいな。そのへんの長渕さん、すごいんですよ。
(設楽統)かっこいいんだよね。でもね、やっぱ他の人も素晴らしかったけども。ちょっとね。すごかったね。
(日村勇紀)うん。長渕さんが歌っている時に長渕さんを背中に飛天の間のみなさんが。丸テーブルに座っている若手のアイドルグループとか「すげえものを見ている」っていう顔で見ているね。「うわっ、すげえ!」って。
(設楽統)もうすごすぎて引いている、みたいな感じで見ているっていう。
(日村勇紀)ヤバいものに立ち会っているっていう感じが伝わりましたよ。
(設楽統)いや、本当。これね、申し訳ないですけど、FNSは二夜やるんですよね。前半と後半で。後半はもうね、見なくてもいいです。総合優勝。
(日村勇紀)間違いないし(笑)。なんなら、いままでのFNSの中でも、もしかしたら……
(設楽統)もうもう、相当な感じですよ。
(日村勇紀)相当な感じを今回、長渕さんがやってしまったという。
(設楽統)いやー、すごかった。面白かったなー。
<書き起こしおわり>