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松尾潔 秋に聞きたいゴスペルソングを語る

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松尾潔さんがNHK FM『松尾潔のメロウな夜』の中で秋に聞きたいゴスペルソングを2曲、紹介。シャネルとティム・バウマン・Jrの曲を選曲していました。

(松尾潔)続いては、ちょっとお清めにゴスペルなんていかがでしょうか? 秋に聞きたいゴスペルを2曲、ご用意いたしました。まずは解散したゴスペルトリオ、トリニティー・ファイブ・セブン(Trin-i-tee 5:7)という人気トリオがいましたけども。そちらを解散してソロの道を歩みます、シャネル(Chanel)の『Believe』という曲。そして、もう1曲。これこそ今日の目玉かもしれません。デトロイトの名門ボーカルグループ、ワイナンズ(Winans)。そして名門ファミリーと言ってもいいですね。ワイナンズ・ファミリーからまたスター誕生でございます。ビッキー・ワイナンズ(Vickie Winans)の甥っ子に当たります、ティム・バウマン・Jr(Tim Bowman Jr.)という男性シンガーのアルバム『Listen』。こちらが快作でございます。


Listen

その中から今日は1曲。『I’m Good』という曲。それでは、シャネルで『Belive』、ティム・バウマン・Jrで『I’m Good』。2曲続けてゴスペルをお楽しみください。

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Chanel『Believe』


Tim Bowman Jr.『I’m Good』



秋に聞きたいゴスペルナンバーを2曲、続けてご紹介しました。まずは女性シンガー、シャネルの『Believe』。そしてティム・バウマン・Jrの『I’m Good』でございました。まずシャネルなんですけども、この人はルイジアナ州のニューオーリンズを本拠地としておりましたトリニティー・ファイブ・セブンというゴスペルトリオ。この人たちはゴスペル版のデスティニーズ・チャイルド(Destiny’s Child)っていう風によく言われていましたね。ひとつには、デスティニーズ・チャイルドも同じ南部……彼女たちはテキサス州のヒューストンですけども。サザン・ベルと言われるね、南部女性であるという共通点がありますし、あと3人組。デスチャは4人だった時もありますし、トリニティー・ファイブ・セブンも多少メンバーの増減はありましたけど、基本的にはやっぱりトリオという形態にこだわっていた。

あと、もっと決定的なのはデスチャの中心人物、ビヨンセ・ノウルズ(Beyonce Knowles)のお父さん、マシュー・ノウルズ(Mathew Knowles)。グループのマネージャーでもあったわけですが、そのマシュー・ノウルズ、そしてビヨンセの妹のソランジュ(Solange)。こういった人たちがトリニティー・ファイブ・セブンに関わっていたんですよね。だからもう本当に、裏表って言い方はこの場合、「どっちが表だ?」っていう論争になっちゃうんですけども。まあ、聖と俗の世界をこの2つのグループでマシュー・ノウルズは表現していたとも言えるわけで。それだけの華やぎもあった人たちですね。グラミーにノミネートされたこともありますし、ダブアワードとかステラアワードっていうゴスペルの世界における大変権威のある賞を受賞してもいたトリニティー・ファイブ・セブン。

その人たちが2013年ですかね、解散しまして。もう解散する前に2人組でギリギリで頑張っている時期もあったんですけど、やっぱり解散しまして。それで2014年にトリニティー・ファイブ・セブンの看板を守るような形でシャネルのソロ作が出ました。そのアルバムの中から『Believe』をご紹介した次第です。


Trin-i-tee 5:7: According To Chanel

人とのつながりをクドいぐらいに話していますけども、ゴスペルっていうのはもう本当に血の音楽っていうか、血縁の音楽なので。人の話は避けては通れないんです。

そして、その次にご紹介したティム・バウマン・Jr。この人もいろんな絵が描けますよ。この人から、いろんな線を結んでいろんな人につながります。さっきビッキー・ワイナンズっていう人の名前を言ったかと思いますけど、ワイナンズ・ファミリーの話をしました。ワイナンズっていうと本当にデトロイトの名門ゴスペルファミリーですね。で、そこから「○○・ワイナンズ」っていう名前でいろんなソロ作が出ています。ビービー&シーシー・ワイナンズ(BeBe&CeCe Winans)なんかも有名ですし、マリオ・ワイナンズ(Mario Winans)なんていうR&B畑の人もいますけども。この人はマリオ・ワイナンズの従兄弟ですね。

マリオ・ワイナンズのお母さん、ビッキー・ワイナンズっていう人はこのワイナンズ・ファミリーの中でも中心人物と言えるマーヴィン(Marvin)っていう人の奥さんでしたが、ビッキーの元々の姓はバウマンでございまして、このバウマン家っていうのもデトロイトの大変な音楽ファミリーだったんですね。で、その中でビッキーの弟でティム・バウマンっていう人がいて、この人がワイナンズのギタリストをやっていたりしてたんですよ。で、その息子さんです。ですから、ビッキー・ワイナンズの甥っ子に当たりますし、ビッキー・ワイナンズの息子のマリオ・ワイナンズの従兄弟でもあるという人なんですが。

まだね、ティム・バウマン・Jr。若いですよ。まだ20代ですね。1987年生まれで。元々は大学に行って薬剤師になろうとしていたらしいですよ。本当、細かい情報まで言ってますけども(笑)。ですが、やっぱり音楽の魅力に抗えなかったんですね。僕はこのお父さんのティム・バウマンのアルバムもいくつか聞いたりしているんですけども。まあスムース・ジャズ系でいま、自分で作品を出している人なんですけども。まあ、そういう音楽的な影響がこのティム・バウマン・Jrの『Listen』っていうアルバムにも大変色濃く出ていますし、ちょっとこのマーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)あたりを引用した曲の入り方とか曲の作り。これはロドニー・ジャーキンス(Rodney Jerkins)とジョンテイ・オースティン(Johnta Austin)っていう最強の2人が作った曲ですけど。ゴスペル界から出るべくして出たニュースターと言えるんじゃないでしょうか。ティム・バウマン・Jrで『I’m Good』でした。なかなかにグッドな楽曲でございました。

<書き起こしおわり>

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