赤江珠緒さんとピエール瀧さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で共演した映画『怒り』について話していました。
(赤江珠緒)もうひとつ、今週は瀧さん、私、あれ見てきましたよ。映画『怒り』。
(ピエール瀧)ああー、なるほど。今週末17日から公開ということで。
(赤江珠緒)なんと私と瀧さんが共演していると。
(ピエール瀧)揃いも揃って出ているという『怒り』でございますけども。なかなかの豪華キャスト。
(赤江珠緒)豪華キャストですね! もう、本当に日本を代表する俳優陣が集結! なんていうことですけども。
(ピエール瀧)まあ、そこに僕も赤江さんも入ってはいないんですけども(笑)。
(赤江珠緒)そうそうそう(笑)。残念ながら入ってはいない。当たり前です。ただなんとなく紛れ込んでしまったということでございますが。でも、ねえ。
(ピエール瀧)見ましたか? 僕はね、初号試写っていって映画ができるといちばん最初につながって、できましたよっていうやつが「初号」っていうんですけど。その初号試写を関係者とかに向けて試写室でやるので、僕はそれを見てきましたけども。赤江さんはまだご覧になってなかったということで。
(赤江珠緒)そうなんです。で、普通に試写会に呼んでいただいて見に行って来ましたけども。いいわー。
(ピエール瀧)マイ・レッドカーペットを持って?
(赤江珠緒)(笑)。自分でチャッと敷いて。「ちょっとすいません、ちょっと敷いていいですか?」って(笑)。
(ピエール瀧)「ちょっと前あけてもらっていいですかー? (コロコロコロッ……)」って(笑)。
(赤江珠緒)恥ずかしいわ! もう、本当に。いやー、だけどストーリー自体も非常に複雑にいろんな場所といろんな時が絡みあったお話なのに、全く無駄がなく。とてもいいですね。
(ピエール瀧)とてもいいですね(笑)。知らない人にざっくり説明してあげてくださいよ。
(赤江珠緒)ざっくり言うと、殺人事件が起きたんですね。で、その殺人事件の犯人が逃亡している。その逃亡している犯人はどうやら整形やらなんやらを繰り返しながら、どんどん逃げているというのを警察は追っているわけですね。
(ピエール瀧)顔が変わっているんだと。
(赤江珠緒)変わっているんじゃないか? という中で、そんな中、全く違う場所にそれぞれ、身元がわからないような男性が3人現れて。で、みんなその周りの人たちが疑心暗鬼になる、なんていうことなんですね。
(ピエール瀧)うん。ねえ。
(赤江珠緒)それぞれ愛していたり、好きだったりいろいろあるんですけど、でも半分信じきられなかったりとかね。そういう人間模様の中で、いろんなことが起きていくということですけど。社会派ミステリーっていう感じでね、いいですよ。
(ピエール瀧)赤江さんは何の役でしたっけ?
(赤江珠緒)私はその逃亡犯を追っていく番組……
(ピエール瀧)「逃亡犯を追っていく番組」? 赤江さん、いま若干よく言いましたよね? 自分の役どころを(笑)。
(赤江珠緒)(笑)。まあ、ニュース番組ですよ。
(ピエール瀧)未解決事件なので、いま未解決事件を追う特番で番組をやるんですけど、その特番をやっているMC役というか。赤江さんがシレーッと。
(赤江珠緒)だからね、今回ね、俳優陣のみなさんってそれぞれにものすごく難しい役じゃないですか。演じる時に、たぶん。
(ピエール瀧)まあ、そうですね。
(赤江珠緒)すごい複雑な人間関係だったり、心情とかを表現しなきゃいけないので、大変だなというのは見ていてもわかるんですけど。私がやった役は、ニュース番組の普通の司会じゃないですか。
(ピエール瀧)まあ、番組ですからね。
(赤江珠緒)なんで私は本業ですよ。言ったらね。
(ピエール瀧)まあ、いつもやっていることを。
(赤江珠緒)やっていることだから、そんなに役も作らなくていいし。余裕、余裕みたいな感じで。
(ピエール瀧)赤江珠緒として出ればいいんだもんね?
(赤江珠緒)そうそう。お受けしたところ……これ、李(相日)監督がね、お噂はかねがね聞いておりましたが。俳優の方もとことんまで追い込んで追い込んで作り上げていくという方だとはうかがっておりましたが。本当に私も……「こんな私のようなものまで?」みたいなものが。
(ピエール瀧)赤江さん、何テイク撮ったんでしたっけ?
(赤江珠緒)26テイク(笑)。
(ピエール瀧)(爆笑)
(赤江珠緒)何回やっても、優しい李監督が「うん、赤江さん、ありがとう。もう1回」って(笑)。
(ピエール瀧)もう1回(笑)。ねえ、いいですよ。
(赤江珠緒)いやー、力作でございます。ぜひみなさん、ご覧ください。
(中略)
(赤江珠緒)おっ!
(生島ヒロシ)ウォーーーッ! 月に向かって吠える!(※注 放送日 9月15日は中秋の名月。たまむすびトークテーマも「月に関するウンチク」でした)
(ピエール瀧)おっ、来ました!
(赤江珠緒)おっとっと。
(生島ヒロシ)『怒り』、見ましたよ! 『怒り』。
(ピエール瀧)ああ、『怒り』。ご覧になりました?
(生島ヒロシ)珠ちゃんが出ててびっくりしちゃった!
(赤江・瀧)(笑)
(ピエール瀧)そうですよね。おいおいおい!っていうね。
(生島ヒロシ)昨日、渡辺謙さんにインタビューしてきたの。『怒り』で。昨日やってたでしょ? プレミアね。それで、妻夫木くんとか、森山未來くんとか、綾野剛ちゃんとか、松山(ケンイチ)くんとかみんな。
(赤江珠緒)そうそうたる方が出られてね。
(生島ヒロシ)広瀬すずちゃんの顔がちっちゃいの。珠ちゃんもちっちゃいけども。宮崎あおいちゃんもいい演技をしてね。ピエール瀧さんなんか本当に刑事みたい。
(ピエール瀧)ありがとうございます(笑)。ねえ。なかなかの映画ですよね。
(生島ヒロシ)すっごいですね。僕、びっくりしちゃって。綾野剛くんと妻夫木くんの絡み。
(赤江珠緒)そうそう。ちょっとね。絡みシーンがあってね。
(生島ヒロシ)やるなー! ここまでやるかって思ってびっくりしちゃって。
(赤江珠緒)そこに私の声が乗っているっていう(笑)。
(生島ヒロシ)そう! 珠ちゃん……「あれ? これ、ジョークじゃないよね?」って。珠ちゃん、やってましたね。でも、この番組でしゃべってましたもんね。あの時にもうちょっとセリフ、どう言えばよかったとかね。
(ピエール瀧)そうですね、はい(笑)。
(生島ヒロシ)聞いてるんだから、ちゃんと。ヘビーリスナーですから。
(赤江珠緒)ありがとうございます。
(ピエール瀧)いや、ちょっと説明しにくい映画なんですよね。
(生島ヒロシ)その通り。謙さんが始まる前に東宝の方が説明していて。そうそうたるメンバーが勢揃いですよ。で、「これ、会場の人たちは見てからなの?」って言ったら、「いやいや、これから見ていただいて」「そうか。ならよかった。あれを見た後だったらお客さんみんな、微妙な表情になるかもしれない」って謙さんがおっしゃってた。
(赤江珠緒)そうかもしれないですね。
(生島ヒロシ)インパクト大ですよね。
(赤江珠緒)ちょっとね、衝撃だったりしますもんね。
(生島ヒロシ)走る、走る。衝撃が。
(ピエール瀧)次から次へと主演クラスの人が出てきますからね。
(生島ヒロシ)そうですよ! でもね、ちゃんと個性出してますよ。ピエールさん。すごいわ。ますます。コマーシャルを見ていてもあれだし。
(ピエール瀧)(笑)
<書き起こしおわり>