町山智浩 2016年NBAファイナル ウォリアーズ敗退を語る

町山智浩 2016年NBAファイナル ウォリアーズ敗退を語る たまむすび

町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で2016年NBAファイナルについてトーク。町山さんの地元のゴールデンステート・ウォリアーズが敗退したことについて、地元の様子などを絡めて紹介されていました。

(赤江珠緒)町山さん、なんか溜まってらっしゃるそうで。

(町山智浩)ああ、まずオークランド。地元のバスケットチームが負けましたね。はい。

(赤江珠緒)ああ、そうなんですね。

(山里亮太)NBA。

(町山智浩)そうなんですよ。昨日なんですけど。(ゴールデンステート・)ウォリアーズが負けちゃいましてね。ずーっと勝っていたんですよ。で、逆転負けしましたね。

(山里亮太)結構劇的な負け方をしたんですよね?

圧倒的だったウォリアーズがまさかの逆転負け

(町山智浩)ドドドッと負けましたね。いきなりね。3連敗しましたけどね。クリーブランドのキャブスっていうチームにね。でも、こっちはすごく勝つ気でいて。大変だったんですよ、うちの周り。僕、その時、父の日なんで焼肉屋に行ったんですけど。父の日で焼肉屋に行くっていうのもおかしいですけど(笑)。もう全員、ユニフォームを着ていてですね。もう完全に勝つ気でいたんですよ。

(赤江珠緒)うんうんうん。

(町山智浩)圧倒的に強かったんで。ウォリアーズの方がね。で、第七戦までもつれ込んだのも、「金を儲けるために引っ張ったんだろ?」っていう風に言われていたぐらいだったんですけども。

(山里亮太)なるほど。いつでも勝てるのに。

(町山智浩)そうそうそう。あれ、1試合延びるたびに……だから要するに、4回先に勝っちゃったらそれで試合が終わっちゃうわけですよ。でも、1試合増えるたびに何十億円っていう金が増えるわけですから。儲かる分がね。だから、ああいうファイナルっていうのは引っ張っているんじゃないか?っていう疑惑とかもあったりするんですけど(笑)。

(山里亮太)強かったんだ。ウォリアーズ。

(町山智浩)そう。でも、もうラストの1分を切ってから、いきなり負けましたね。

(赤江珠緒)ねえ。残り53秒で3点シュートを。

(町山智浩)89点のままずっと同点で1点も入らなくて。もうずーっとどっちも点が入らない状態が続いていたんですけども。もういきなり、ラスト1分でバカーン!っていう感じで負けましたけどね。

(赤江珠緒)そうかー。じゃあ地元の方はかなりやさぐれている感じじゃないですか?

(山里亮太)(笑)

(町山智浩)いや、いつもね、うちの近所は暴動が起こるんですよ。こういう時。

(赤江珠緒)えっ?

いつも起きる暴動が起きなかった

(町山智浩)いつも起きます。(NFLの)スーパーボウルでレイダースが負けた時も起こりましたし。「まあ、2、3人死ぬかな?」って思ったんですけど……

(山里亮太)そんな感じなんですか!?

(町山智浩)はい。でも、今回はなかったですね。今回は珍しくなくてね。やっぱり結構、みんなクリーブランドが勝ったんで感動して。

(赤江珠緒)へー。

(町山智浩)っていうのは、クリーブランドってね、スポーツで勝ったことが52年間ないんですね。優勝したことが。で、レブロン・ジェームズっていういちばんのスター選手もクリーブランドの人なんですよ。地元の人で。で、こっちのプロスポーツって地元で生まれた人が地元のチームでずっとやり続けるってあんまりないんですよ。

(赤江珠緒)ふーん。

(町山智浩)要するに、高い金で買われて行っちゃうから。で、もう本当に地元っ子で。それでずっと勝ったことのないチームで勝ちましたんで、そのレブロン・ジェームズが、大の男なんですけどもポロポロと涙をこぼして泣いたんですよね。本当にうれしくて。だから、みんな感動したから。たぶんね、オークランドの荒くれ者たちも「今日は暴動はやめとくか」っていう感じだったと思いますよ(笑)。

(山里亮太)レブロン・ジェームズのおかげで助かった命がどこかにあるかもしれない。

(町山智浩)そう。そう思いますよ。はい(笑)。いつもは車がひっくり返されたりして、大変なんですけど。火をつけられたりしてね。

(赤江珠緒)(笑)。激しいですねー。

(町山智浩)はい。だって全米で2番目か3番目に殺人事件が多いところですからね。ここはね。

(赤江珠緒)ああ、そうですか。

(山里亮太)淡々とするなー。すごい恐ろしい話を……

(町山智浩)もう慣れました。はい。もう全然、何の感動もなくなりましたね。はい。

(山里亮太)感動はしませんけどね。事件に(笑)。

<書き起こしおわり>
https://miyearnzzlabo.com/archives/31055

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