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吉田豪 貴闘力を語る

吉田豪 貴闘力を語る たまむすび
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プロインタビュアーの吉田豪さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で元力士の貴闘力さんについてお話されていました。

(小林悠)毎月第一金曜日はプロインタビュアーの吉田豪さんをお迎えして、吉田さんがこれまでインタビューしてきた一筋縄ではいかない有名人の様々なその筋の話を聞いていくコーナーです。改めて、よろしくお願いいたします。

(吉田豪)はい。どもです!

(玉袋筋太郎)よろしくー。豪ちゃん、大変だね。芸能界もね、年末に入ってきて。コカインで捕まる人もいればね・・・

(吉田豪)(笑)。『コカイン的美少女』って上手い!と思いましたよ、あれ。MXテレビで言ってましたけど(笑)。

(玉袋筋太郎)コカイン的美少女(笑)。

(吉田豪)さすが!っていうね。

(小林悠)(笑)。笑ってしまったけど、ダメですね。

(玉袋筋太郎)本当ですよね。

(小林悠)いやー、悲しいニュースですね。もう。

(玉袋筋太郎)うん。田畑智子は自殺未遂騒動とか。いろいろあるんだよ。

(小林悠)いろんなびっくりニュースが入ってきてしまいましたけどね。

(玉袋筋太郎)ビッグなニュースがあるけれども。今日はやっぱり、もう、一応ね、ダルビッシュの弟とかいろいろ・・・

(吉田豪)いま、野球賭博ブームですからね。

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野球賭博ブーム

(玉袋筋太郎)ブーム!いま、賭博ブームだから。来てるから!

(吉田豪)みんなやってますよ。

(玉袋筋太郎)ダメですよ!やっちゃいけませんよ、あれは。

(小林悠)最近、摘発が多いんですね。

(玉袋筋太郎)そうだ。高校野球のトトカルチョだって捕まったんだもんな。あれ。

(小林悠)もちろん最近、まあ警視庁がね、力を入れてるんじゃないですか?そういう捜査に。

(玉袋筋太郎)うん。いや、でもね、他の会社もやっていると思うよ、これ。

(吉田豪)僕もだってインタビュー行った人が、ちょうど高校野球のシーズンだった時、すごいなんか落ち込んだりとかしているの、見たことがありますよ。『いくら行かれた!』みたいな。『ああ、この人やってんだなー』とか(笑)。

(玉袋筋太郎)まあ、誰とは言いませんけどね。ええ。

(小林悠)まあまあまあ、熱心に応援されているんでしょう。高校野球を。

(玉袋筋太郎)他の会社もやっているよ。本当。賭けるか?(笑)。やっているかどうか、賭けるか?だって。バカヤロー(笑)。

(吉田豪)(笑)

(玉袋筋太郎)さあ、豪ちゃん、行こう!

(吉田豪)はいはい。

(玉袋筋太郎)今日はね・・・

(小林悠)どなたですか?

(吉田豪)貴闘力さんということですね。

(玉袋筋太郎)そうだね、行きましょう。

(小林悠)今日のTシャツ、それは?

(吉田豪)これは、琴光喜さんですね。

(玉袋筋太郎)琴光喜さんだよ。うん。

(吉田豪)貴闘力一門。一緒にクビになった人ですね。

(玉袋筋太郎)クビになったんだけど、断髪式は品川のホテルでやったからね。そう。みなさん、集まったんだよ。まあ、いろいろかわいそうな部分もあるのかもしれないんだけど。行きましょう。

(小林悠)行きましょう。貴闘力さんのあらすじとその筋をご紹介します。1967年、兵庫県神戸市のお生まれ。現在48才です。中学卒業後、当時の藤島部屋に入門した後は、83年の春場所で初土俵入りし、以降、史上初の幕尻優勝を成し遂げ、横綱曙から金星をいくつも勝ち取るなど、強烈な突き押し相撲で人気を博します。2002年に引退した後は、第16代大嶽を襲名。その後、大嶽部屋をおこしますが野球賭博問題によって日本相撲協会を去って、現在は経営者として国内外に多くの飲食店を展開する貴闘力さん。

(玉袋筋太郎)うん。

(小林悠)一方で、プロレスデビューを果たすなど、現役時代と変わらぬ力強さでご活躍をされています。そして吉田豪さんの取材によりますと、貴闘力さんのその筋は、その1。コンクリートにぶつかり稽古。独自の練習方法を極めるも、張り手が武器になると発見したのは偶然だった筋。その2。支度金350万円を父親が持ち逃げ。ギリギリの状況を競馬で乗り切った筋。

(玉袋筋太郎)これ、最高だよな(笑)。

(小林悠)その3。角界を騒がせた野球賭博騒動から見るガチンコな人間的魅力の筋。その4。若貴兄弟と3回やったら1回は勝つ自信がある。だから移籍させてくれの筋。その5。曙戦が実現するならもう1試合。プロレスラー貴闘力の筋。その6。飲食店を10店舗以上経営。でも、寝泊まりは漫画喫茶なんですの筋。その7。相撲もダイエットも同性愛もなんでも面白がる、好奇心の人の筋と、7本、ありますね。

(玉袋筋太郎)おおー、すごいね。もうちゃんこ鍋のようにもうね、バラエティーに富んだ・・・

(小林悠)いろんなものが、もう(笑)。

(吉田豪)闇鍋みたいなね(笑)。ジャイアンシチューみたいな感じで(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)。いやー、でもすごいよね。もう10店舗以上経営してるんだよ。焼き肉ドラゴから始まってね。

(吉田豪)そうなんですよ。そっちでかなり成功されていて。

(玉袋筋太郎)成功してるよね。それ、考えると若乃花より、花田虎上(勝)氏より上かもしれない。

(吉田豪)あっちは完全に潰しましたからね(笑)。

(小林悠)なくなっちゃいましたよね。ちゃんこダイニング若。

(玉袋筋太郎)そう。売っちゃったんでしょ、あれ?うん。それよりすごいよね。

(小林悠)貴闘力さんはちゃんこ鍋屋さんはやらない?

(吉田豪)ちゃんこはやらない。『相撲は好きなんだけど、俺はちゃんこはやらない』って。

(玉袋・小林)おおー!

(吉田豪)『なぜ若は相撲が嫌いなのにちゃんこ屋をやってるんだ?』って怒ってましたよ(笑)。

(玉袋筋太郎)いいぞいいぞいいぞー!(拍手)

(吉田豪)『あいつ、好きじゃないだろ?』っていう(笑)。

(玉袋筋太郎)ねえ!最高じゃないですか。

(小林悠)すごい。だから焼肉屋さんだという。

(玉袋筋太郎)いや、これはね、やっぱね、藤島部屋っつーのはね、もうネタの宝庫だと思うよね。すごいと思うよ。そりゃあもうね、墓まで持っていく話とかたくさんあると思うよ。だって、あれだけ幸せな家庭があんなバラバラになったっていうさ。うん。サザエさん一家があんな風になるか?ならないよ。

(吉田豪)花田家ね。すごいですよね。

(玉袋筋太郎)花田家を考えるとさ。それは絶対に細かいこと。いろんなこと知ってるけど、そこはそこ。またちょっとね、別の機会に。

(吉田豪)僕もまだそこ、掘ってないですもん。

(玉袋筋太郎)掘ってない。まだ掘れない。豪ちゃん、やっぱ相撲に携わると死ぬぞ。

(吉田豪)(爆笑)。そうなんですよね。ぜんぜんありますからね。

(玉袋筋太郎)あるんだよ。

(吉田豪)下手なことを言うと。

(玉袋筋太郎)そうなんだよ。

(吉田豪)入院して、そして・・・っていう(笑)。怖い怖い怖い。

(玉袋筋太郎)そう。病院で同じ日に死んじゃったりとか。そういうことがあるから。

(吉田豪)気をつけないと。

(玉袋筋太郎)まあ、今日は貴闘力さんのね、話ですから。

(吉田豪)今日はソフトな話です。大丈夫です。誰も死なないようにします。

(玉袋筋太郎)1から。さあ、『コンクリートにぶつかり稽古。独自の練習方法を極めるも、張り手が武器になると発見したのは偶然だった筋』。これですよね。

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藤島部屋の猛稽古

(吉田豪)はいはいはい。まあ、兵庫県神戸市で6人兄弟の長男として育ち、子供の頃から相撲好きだったんで、83年に中学卒業と同時に藤島部屋に正式入門したわけですけど。まあ、藤島部屋は猛稽古で有名らしいんですよ。

(玉袋筋太郎)はいはいはい。

(吉田豪)本当、ぶつかり稽古で若手が3人ぐらい首の骨を折るぐらいのレベル。

(玉袋筋太郎)うわっ!それはかわいがりじゃないんだよね?稽古の中で?

(吉田豪)普通に。

(玉袋筋太郎)なんですぐそっちの方に持っていくんだろう、俺は(笑)。

(吉田豪)(笑)。そっちじゃない方向で。だから、本当、3メートル先からコンクリに頭でぶつかっていく稽古とかをしなきゃいけないレベルで。

(小林悠)全員がですか?

(吉田豪)全員かどうかはわかんないですけど。それをやる人たちがいた。そしてそれも、全く平気だったと。

(玉袋筋太郎)平気だって、コンクリにだよ?牛じゃねえんだからさ。闘牛だよ。

(小林悠)本当、そう。

(吉田豪)毎日腕立て千回やって。そうすると、だから初めてやったベンチプレスで軽く240キロ持ち上げられるぐらいになるっていうね。

(玉袋筋太郎)(笑)。すごいよ。240キロ。

(吉田豪)だから『それぐらいやっているから本当、当時は俺の張り手一発で、普通の人だったら殺せる自信があった』っていう。

(玉袋筋太郎)かぁー!怖いよ、張り手一発で。バカヤロー!っていう。本当に。

(吉田豪)で、これ、松村邦洋さん情報だったんですけど、だからその頃っていうか引退後ですね。僕が取材した頃に、総合格闘技転身の話もあったっていう。

(玉袋筋太郎)あ、来たんだ。

(吉田豪)本人はその気はないけど・・・って言っていて。ただ、『若かったらヒクソン・グレイシーとやりたかった』とは言ってたんですね。

(玉袋筋太郎)いいねえ!うん。

(吉田豪)で、『やるんだったら捕まえて頭突きを鼻っ柱に10発ぐらい入れる』っていうね(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)。それ、本当のケンカですね。これ。

(吉田豪)そうそうそう。『格闘技はルールあるけど、素人でも勝てるのは頭突き。相手が戦意喪失するまで頭突きを急所に打ちつけるのがいちばん』。でも、なかなか頭突きが許される格闘技はないから・・・っていうね。

(玉袋筋太郎)まあ、本当プロレスぐらいしかねえか?

(小林悠)プロレスは頭突きOKなんですか?

(吉田豪)ぜんぜん、ぜんぜん。

(玉袋筋太郎)ヘッドバット。大木金太郎とか、ブッチャーだって。

(吉田豪)原爆頭突きですよ。

(玉袋筋太郎)そう。原爆頭突きだから。猪木さんだって頭突き、やったんだから。レフトフック・デイトンの時。

(吉田豪)(笑)

(玉袋筋太郎)何の話してるんだよ(笑)。うん。

(吉田豪)そして、他にもいろんな戦いがあるんですよ。実は。これ、ぜひともね、玉さんがいるから聞きたいのが、対YOSHIKIっていうのがあったじゃないですか。

(玉袋筋太郎)あ、対YOSHIKIか。貴闘力、そうだ。あったな!対YOSHIKIさんっていうのは。

(吉田豪)YOSHIKI対和田アキ子というカードが、まず。

(玉袋筋太郎)図式が。忘年会かなんかで集まって、それでYOSHIKIさんが和田アキ子さんの前に来て、ちょっとこう、挨拶があまりできてないから。和田さんがちょっと『お前、なんや?』みたいなことを言って。

(小林悠)あの、元X JAPANの?

(玉袋筋太郎)そうそう。『そんなね、お前、えばってるんだったらお前・・・』。

(吉田豪)あの、いまもですね。

(玉袋筋太郎)そうそう。いまも。そうよ!

(小林悠)X JAPANの方ですね。

(玉袋筋太郎)『やってみいや!』っつって。ほいで、『このテーブル、持ち上げてみい!』っつって。『よし、やってやる!』っつったらそれが大理石のテーブルで。200キロあってYOSHIKIが持ち上げられなかったっつって。ほいで、ビビッちゃって。『なんかお前、そんな文句があるんだったら、後ろにすごいのがいるんだから!』っつって、襖を開けたらそこに貴闘力がいたっていう。

(吉田豪)(笑)

(小林悠)なんで襖を開けたらいるんですか!?(笑)。

(玉袋筋太郎)まあ、これ創作に近い話かもしれませんけどね。

(吉田豪)(笑)。浅草キッドが言いふらした話としてね。

(玉袋筋太郎)言いふらした話ですから。

(小林悠)ああ、そうなんですか!?ちょっと、何をやってるんですか?

(玉袋筋太郎)いや、そういう戦いもあったと。

(吉田豪)とかね。水道橋博士対貴闘力っていうのも。

(玉袋筋太郎)あったんだよね。そうなんだよ。ちょっと博士と疎遠になっていた時に・・・

(吉田豪)(笑)

(玉袋筋太郎)貴闘力さんと、なんか番組でね。

(吉田豪)フジテレビのね、『グッとギフト』っていう特番で、番組にちょっとだまし討ちされた的な感じで。それが博士のプレゼンの企画で貴闘力さんを呼んで・・・っていう感じだったんで。激怒して番組を途中で帰ろうとしたりとかの。

(玉袋筋太郎)そう。『こんな猫だまし、ない!』と。うん。『こんな変化はない!』と怒ったらしいんですよ。

(吉田豪)(笑)

(小林悠)するはずのない話をしてしまったと。そしたら本人が怒ってしまったと。

(玉袋筋太郎)そう。俺も『よくさ、貴闘力なんか怒らせるな、相棒』っつって。『怖いぜ?』なんて。

(吉田豪)怖いですよ(笑)。

(玉袋筋太郎)これ、本当ぜんぜんね、俺たちは昔、20年ぐらい前、大阪でラジオやっている時があって。それでかならず毎週、ハガキを書いてくれる人がいると。面白いハガキなんですよ。そのラジオネームがね、すごいんですよ。ラジオネーム『貴闘力のオヤジは○○○』。

(吉田豪)はいはいはい(笑)。

(小林悠)また筆談!なんでラジオでしてるんですか!?

(玉袋筋太郎)っていう。

(吉田豪)ブラックな感じのね。

(小林悠)まあちょっと、『○○○』。

(玉袋筋太郎)それ、ラジオネームだから俺、毎週読んでたっていうね。

(吉田豪)(爆笑)

(玉袋筋太郎)『これ、読ますなよ、俺に!』っていう。毎回ラジオネームがそれなの。『貴闘力のお父さんは○○○』っていう。やめろよ!っつって。うん。

(吉田豪)いい流れですね。いいトスを上げましたね。その2の。

(小林悠)はい。お父さんにつながるという(笑)。

(玉袋筋太郎)持ち逃げってこれ、なによ?

(吉田豪)どういうことか?っていうと、貴闘力さんのお父さんは、ご本人曰く『博打打ち』だったんですよ。博徒だったんですね。GACKTじゃないですよ。博徒ね(笑)。

(玉袋筋太郎)まあ、GACKTも博徒みたいなもんだよ。うん。

(吉田豪)(笑)。『最後の博徒』と呼ばれた波谷守之さんという方がいて。その人が仲良くて、よく家に来ていたと。

(玉袋筋太郎)じゃあ、やっぱりそうだったのかな?(笑)。

(吉田豪)もうガンガン、もう目の前で大金が動いていく様を見ていて。子供の頃から。で、子供の頃に近所に演芸場があって。で、横山やすし・西川きよしさんとかね、藤田まことさんのてなもんや三度笠とか来ていた時、ちょうどお父さんと行くと、楽屋でオイチョカブとか花札をやっているのをいつも見ていたと。

(玉袋筋太郎)花札とかやってるんだ。手本引きとか。あらー、すごいねえ。

(吉田豪)だからギャンブルはもう日常だったんですよ。お父さんもそうだし、周りもそうだし。やるのが当たり前。

(玉袋筋太郎)親父が相当使ったっつってるもんね。

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支度金を競馬で稼ぐ

(吉田豪)相当なんですよ。で、その博徒だったお父さんがある日、貴闘力さんが力士になった後。支度金が300万ぐらい・・・後援会のお金を使いこんじゃったんですよね。十両に上がると化粧まわしとかを作るために支度金が300万ぐらいかかると。そのお金を自分で用意しなくちゃいけないんで。で、後援会を作って支度金を集めたら、それを全部使いこんじゃったと。博打で。

(小林悠)ギャンブルで。うわー、もうお父さん!

(玉袋筋太郎)ダメなお父さんだよー。それ、後援会にもさ、顔立たないし。大変ですよ。

(吉田豪)で、お金がなかった貴闘力さん。まず親方から借りようとしたら、『バカヤロー!』とぶん殴られて。でも、お金は用意しなきゃいけない。全財産は10万円。どうしよう?と思った結果、10万円を握りしめて大井競馬場に行ったんですよね。

(小林悠)はい。

(吉田豪)そしたらその10万円が400万円に化けたと。

(玉袋筋太郎)キターッ!

(吉田豪)やったー!っていうね。で、そのお金で化粧まわしとか作ったんだけど。それなのに、化粧まわしに『後援会』って書くの、腹立つから『貴闘力本人』って書こうと思ったっていうね。

(玉袋筋太郎)(笑)

(小林悠)見たことないですよ、そんなの(笑)。

(玉袋筋太郎)ないよ!普通、『マニフレックス』とかさ。うん。

(吉田豪)で、これがきっかけでギャンブルに本格的にハマッていくっていうね。まったく反面教師にしなかったっていう。

(玉袋筋太郎)そうなんだよね。まあ、お相撲さんでギャンブル好きっつったらその貴闘力さんと、まあね、孝乃富士。安田か。

(吉田豪)安田忠夫ね。

(玉袋筋太郎)安田忠夫。プロレスラーになった。あの人もすごいけど。貴闘力さんはそれ、額がやっぱり違ったのかな?

(吉田豪)僕は安田さんも取材してるんですけど、どっちも『俺の方が負けている』みたいなことを(笑)。『俺の方がすごい』って言い張るんですよ。『なに?その負けている自慢?』っていう(笑)。

(玉袋筋太郎)病気自慢と変わらねえの。『俺、やったもん。十二指腸潰瘍。バカヤロー』『なに言ってんだよ、コノヤロー』って。

(吉田豪)『あいつは俺の負けた額を知らない』とか(笑)。

(玉袋筋太郎)知らねえって、何なんだろうね?子供だよね。やっぱりお相撲さんは。

(吉田豪)とにかくでも、競馬の賭け方のレベルも違って。まあ単勝一点買いなんですよ。常に。そこに数百万ブチ込むっていう。

(小林悠)もったいない!

(玉袋筋太郎)けどそれってオッズがやっぱり下がっちまうよな?

(吉田豪)そうなんです。しかも地方競馬だから、急にオッズが下がったと思ったら貴闘力がいた!みたいなことは、当時からよく言われていたんですよ。

(玉袋筋太郎)オッズが下がると、貴闘力なんだ(笑)。

(吉田豪)そう。オッズ200円の馬券を200万買って、みたいなね。で、オッズが160円に下がったっていう(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)。儲かんねえよな、それじゃあな。

(吉田豪)まあ人生で5億円以上は軽くスッてるっていうね。

(玉袋筋太郎)すっげーなあ!

(小林悠)もっと他の使い方をしていればまた、違う人生があったような気もするんですけどね。

(吉田豪)ただ、相撲も『明日、こいつ死ぬかもしれない』ぐらいのギリギリの相撲を取っていたと。だから、そういうようなスリルを味わうなら、これぐらいやるしかなかったっていうね。

(玉袋筋太郎)これは、でもわかるね。それね。命をかけているわけだからさ。そっちでもやっぱり張るっていうことなんだろうね。

(小林悠)やっぱりコツコツ貯めて・・・とか、運用して・・・とか。そういうのはやっぱり性に合わないってことなんでしょうか?

(玉袋筋太郎)合わないでしょうよ。

(吉田豪)最近もね、とある番組で重度のギャンブル依存症と認定されてましたからね(笑)。チェックシート、全部チェックつけちゃって(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)。怖いよ、それ。チェックシート、怖いんだ。俺も。久里浜式アルコール依存チェックとかやると、怖い。あれ、自分、怖いな!?なんて。

(吉田・小林)(笑)

(玉袋筋太郎)だけどあれだよね。安田なんてね、自分の引退相撲のさ、ご祝儀。全部持って手本引きやっちゃったつーんだから。博打で。お金を使っちゃったっていうね。

(吉田豪)でもそんな安田さんにお金を貸したのが貴闘力さんで。

(玉袋筋太郎)最悪だよ(笑)。

(吉田豪)で、それも返してくれないから、取り立てに行ってるんですよ。安田さん、先輩なのにきつく言って取り立てて・・・みたいな(笑)。そういう関係ですよ、この2人(笑)。

(玉袋筋太郎)いや、だけどね、これ角界を揺るがして。いま、まあ相撲界、すごい人気がまたグッと上がっているんだけど。野球賭博騒動なんですよ。やっぱり、あれは。

(小林悠)ニュースになりましたね。ショッキングでしたよ。

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野球賭博騒動

(玉袋筋太郎)でもこれは、ただの野球賭博だけでくくれないっていう裏があるのがこのその3の筋だよね。

(吉田豪)そうなんですよ。相当掘りました。僕、ここ。

(玉袋筋太郎)これ、ちょっと頼むよ。

(吉田豪)はいはい。そういうわけで、2010年にね、力士や親方が野球賭博に関与したっていう内容の記事を週刊新潮が掲載誌て。それがまあ、琴光喜さんが野球賭博をやっていた結果、暴力団から口止め料の支払いで『1億円払え』とか言われて脅されていると。で、それを貴闘力さんが警察に相談した結果、大事になっちゃって・・・っていう流れなんですけどね。

(玉袋筋太郎)はいはいはい。

(吉田豪)力士や親方など、27名が関与したことを認めたんですけど、なぜか貴闘力さんと琴光喜さんだけが日本相撲協会から解雇。このミステリーね。

(小林悠)他に、変な話、いっぱいいらっしゃったんですか?

(吉田豪)いっぱいいたんです。けど、この2人だけが解雇になり。で、貴闘力はそれを受け入れて相撲界から去り・・・っていうね、流れだったんですけど。

(玉袋筋太郎)だってさ、もう順風満帆だよ。それがなければ、貴闘力さんだって。そうだよな。だって大鵬の娘さんと結婚してるんだから。

(小林悠)そうですね。

(吉田豪)で、まあこの話を振ると、『まあね、だから本当、相撲協会の理事クラスのアホみたいな数人には別に悪いと思わないけど、一生懸命がんばっている真面目な人々には迷惑をかけた』って言っていて。上に対する不満はすごい渦巻いていたんですよ。

(玉袋筋太郎)いいねえ!

(吉田豪)なんでか?っていうと、掘り下げていくとやっぱりね、同じ年に日本相撲協会の理事選挙に貴乃花が出馬して当選。で、その時にね、お茶屋制度の廃止など相撲界の改革を訴えて注目を浴びていたと。

(玉袋筋太郎)まあまあ、そうだね。

(吉田豪)で、この時に、貴乃花の考えに賛同する貴闘力さんが理事選で貴乃花に投票。さらには、票をいろいろまとめたんですよ。琴光喜さんとかいろんなところから票を持ってきてまとめたんですね。

(玉袋筋太郎)おうおう。

(吉田豪)だから、なおかつこの時、貴乃花側に投票した人っていうのはいわゆるガチンコ力士といわれる人たちだった。

(玉袋筋太郎)ガチンコ力士。これだよ。

(小林悠)すいません。ガチンコ力士とは、一体?

(玉袋筋太郎)はい。ガチンコですよ。だから、もう。要するに、本当真剣勝負で。ガッ!とぶつかって勝敗を決めるっていうことですよ。

(小林悠)みんな、そうだと思うんですけどねえ(棒読み)。

(吉田豪)(笑)

(玉袋筋太郎)その反対がまあ、注射だったりとかね、あるんですけど。

(吉田豪)まあ、いわゆるそう言われるような人たちが全部そこに入れていたと。で、これはだから、ある種のクーデターであり、クーデター潰しだったんじゃないか?っていうような説があったんですよ。で、そのへんをいろいろと聞いていたんですね。

(玉袋筋太郎)うんうん。

(吉田豪)で、前に・・・僕、イベント2回やったんですよ。貴闘力さんと。1回目の時はちょうどいろいろと八百長メール騒動とかもあったんで、口が重かったんですよ。で、2回目の時はかなり結構口が軽くなっていた時期で。結構いろいろと、ポロポロと出てきて。

(玉袋筋太郎)おうおう。なんだろうね、これ。

(吉田豪)どうも掘り下げた結果見えたのが、貴闘力さんは相撲をギャンブルにしたかったんじゃないか?っていうことなんですよ。

(玉袋筋太郎)なるほど!

(小林悠)えっ、totoみたいな感じですか?

(吉田豪)そう。

(玉袋筋太郎)相撲くじじゃなくて、もうギャンブル。

(吉田豪)本当にギャンブル大好きな人だから、相撲をなんとかギャンブル化できないかと考えてたと。

(玉袋筋太郎)これはものすごいよ。やっぱり合法化したらね、ものすごい額になりますよ。相撲なんつったら。うん。

(吉田豪)と、なるとギャンブルにするのに何が必要か?っていうと、ねえ。ガチンコである必要があるんですよ(笑)。完全に。

(玉袋筋太郎)そりゃそうですよ。そうでしょう?

(小林悠)なるほどね。まあまあ、そうですね。うんうん。

(玉袋筋太郎)だからまあ、ね、いろんな公営ギャンブルもそうじゃない。競輪選手だって開催中はさ、携帯電話とか通信機器を全部取り上げられて、寮に入れられちゃうとかさ。

(小林悠)ああ、そうですか。

(吉田豪)そうそうそう。

(玉袋筋太郎)だからそういう風に厳しくしようとしたわけでしょ?

(吉田豪)そうなんですよ。だから本当にただの改革かと思っていたんですけど、ギャンブル好きだったっていう(笑)。

(小林悠)(笑)

(玉袋筋太郎)いや、でもいい改革じゃないですか?

(小林悠)好きなものを上手く生かしてということなんでしょうか?

(玉袋筋太郎)いろんな買い方、あるからね。15日間ずーっと星を買うとかさ。そう。あと、ボックスで買ったりとか。ストレートで当てたりとかさ。

(吉田豪)(笑)

(玉袋筋太郎)1着2着3着、三連単とか、いろいろあるよ。うん。三賞。技能賞、敢闘賞、殊勲賞、その3つを当てるとかね。

(吉田豪)やっぱり立技とかがね、タイが強いのもやっぱり向こうはギャンブルだからじゃないですか。

(玉袋筋太郎)そりゃそうなんですよ。

(吉田豪)層も違うし。そりゃあ。というね。

(玉袋筋太郎)うん。面白いぜ。

(小林悠)まあ、たしかに盛り上がりそうっちゃあ盛り上がりそうかもしれない。

(玉袋筋太郎)盛り上がりますよ。

(吉田豪)ただ、でもね、それをね、いままでのシステムを崩すのは嫌な人はいっぱいいますよ。そりゃ。

(玉袋筋太郎)まあ、もちろん。いろんなタニマチの関係。あるからね。うん。

(吉田豪)じゃあ、4に行きますか。

(玉袋筋太郎)はい。じゃあ4。『若貴兄弟と3回やったら1回は勝つ自信がある。だから移籍させてくれの筋』。

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二子山部屋からの移籍を希望

(吉田豪)現役時代は『曙を倒すのが俺の仕事』って豪語してたんですね。で、曙戦の通算戦績は15勝28敗1決定戦負けっていうね。曙から7個の金星を奪っているっていう。

(玉袋筋太郎)これ、すごい。

(吉田豪)まあ、当時本当、若貴フィーバーで。

(玉袋筋太郎)全盛期だもんね。うん。

(吉田豪)そこに、二子山部屋には貴闘力、貴ノ浪とかね、安芸乃島とか。もうスターばっかりいて。『自分は本当、ウルトラセブンで言えばカプセル怪獣みたいなもの』っていう風に考えていて。『優勝するような相撲取りじゃない。上位を倒してナンボ』っていうね。

(玉袋筋太郎)ああ、いいな。これ、競輪と近いな。ラインで勝負みたいな。『うちの部屋は先行は貴乃花行かせて、その後ろに俺がくっついて仕事する』とか。

(吉田豪)そして厄介なやつを俺が潰す感じで(笑)。

(小林悠)本当、カプセル怪獣。ミクラスじゃないですか。

(吉田豪)ってやっていたんですけど、そんな時にだから結婚した年。25才の時ですね。大鵬さんのところに行って、『いまだったら若貴と3回やったら1回は勝つ自信がある。だから、移籍させてくれ』と頼んだと。

(玉袋筋太郎)なるほど!

(吉田豪)そしたら、『お前、なに考えているんだ?部屋を潰す気か?』と怒られたっていうことなんですけど。まあ、『部屋に10人も関取がいたら面白くないから、俺がライバルに回った方が面白いんじゃないか?』っていう。

(小林悠)本当にそれ、お相撲が好きなんですね。愛してやまない。

(吉田豪)でしょうね。盛り上げないと!っていう。

(玉袋筋太郎)盛り上げる。えらいな。うん。

(吉田豪)で、『俺は11勝してるんだから、次は大関取りだろう』とテレビで宣伝。『12勝、勝ったら大関にならせてくれ』と言ったが、部屋には大関はいっぱいいるし、そんなに大関は作らなくていいだろ?という雰囲気だったと。

(玉袋筋太郎)なんだ、その雰囲気は?

(小林悠)ちょっと贅沢な感じもしますけどね。

(玉袋筋太郎)うん。でも当時さ、曙さんは曙さんでさ、『俺はヒールだ』って思って戦っていたらしいよ。やっぱり。そりゃあもう、若貴の時代なんだもん。そん中で、でもその曙を倒すっていうね、カプセル怪獣の貴闘力さん。いいなー!

(小林悠)それ、自分でおっしゃったんですか?カプセル怪獣って。

(吉田豪)そうですね。ポロッとね、その表現が出るっていう(笑)。

(小林悠)ミクラスね。独特の表現ですよね。

(玉袋筋太郎)移籍か。なるほどね。

(吉田豪)そして、その5ですね。

(玉袋筋太郎)『曙戦が実現するなら、もう1試合。プロレスラー貴闘力の筋』。

(吉田豪)そうなんですよ。本当に貴闘力さん、『悪役レスラーみたいになりたかった』って言っていて。だから、『他の部屋に移籍して若貴の顔を血まみれにしたらええんやろ?いちばん美味しいじゃない』っていうね。

(玉袋筋太郎)わかっている人だなー!

(吉田豪)ねえ。張り手とか得意だったんで。それでもう、ひたすら。血まみれにする。顔をね。9割に嫌われても1割に好かれるっていうね。その1割の熱狂的ファンがいればうれしいっていう考え方で。だから、考え方がプロレス感があるなと思っていて。

(玉袋筋太郎)あるねえ!

(吉田豪)まあ、佐々木健介さんと中学の同級生とかはあるんですけど。プロレスはもともと好きで。現役時代、地方巡業に行った時に全日本プロレスの巡業も近くでやって。テリー・ファンクとスパーリングをやったこともあって。

(玉袋筋太郎)すげえ!

(吉田豪)そん時に、『今日の夜にでもすぐにメインイベントをとれるよ』って褒められたりとか。

(玉袋筋太郎)テリーに!?

(吉田豪)で、相撲部屋に見学に来たカール・ゴッチに四股を教えたら、『俺のプロレス技を全部教えてやる』って言われたこともあったりとか。

(玉袋筋太郎)すごい!プロレスの神様。いいねえ!

(吉田豪)で、4年前ですね。2011年に僕、取材したりとかイベントをやったりとかした時に、『長州力とやったら面白いね』とか、自分でも言っていたんですよ。で、『勝手にスポンサー集めて、「2回限りの試合です」とか言ってやったら面白そうだな』とか言っていたら、2014年にプロレスデビューがね。リアルジャパンで。

(玉袋筋太郎)リアルジャパンでやったんだよなあ。

(吉田豪)やったんですよ。試合を見たら、明らかに途中でちょっとカチンと来た瞬間があって、面白かったですね。

(玉袋筋太郎)ああ、本当?

(吉田豪)あの、テーブルとかでね、頭やられたりするじゃないですか。あの、いわゆる痛がらない瞬間みたいなのが何度もあって(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)。ダメだって!そこは受けろよ!

(吉田豪)『明らかにこれ、カチンと来てる!』っていう(笑)。

(小林悠)(笑)。ちょっと怒っちゃいましたね。

(吉田豪)ちょっと面白かったですね。

(玉袋筋太郎)いいねえ!

(吉田豪)で、まあいろいろと試合は・・・3試合で引退するって決めていたんですけど。『曙とやらせてくれるなら、もう1試合やりたい』と宣言していて。ただいま、曙さんって・・・

(玉袋筋太郎)そうなんだよ。全日を辞めて総合に行くって。

(吉田豪)大晦日にRIZINに出るっていう話をしていて。

(玉袋筋太郎)そう。RIZINに出るっていう話だから。

(吉田豪)『対戦相手、そりゃ貴闘力さんがベストでしょ!』っていう(笑)。

(小林悠)見たい!

(玉袋筋太郎)いいねえ!これ、バラ(榊原)さん、組むんじゃねえか?この間、俺、バラさんと8年ぶりに会ったよ。

(吉田豪)わあ!

(玉袋筋太郎)対談した。『KAMINOGE』で。また面白い人をね、探そうとしてたよ。この人と・・・

(小林悠)また筆談が始まりましたよ。筆談が・・・

(吉田豪)え?

(玉袋筋太郎)この人を・・・これを引っ張るって。面白いよね。これね。

(小林悠)怪しいお名前が。

(玉袋筋太郎)まあ、すいません。筆談を。でもすごい、プロレス頭あるんだけど、やっぱり戦う人だからキレちゃうんだな(笑)。

(小林悠)本当に怒っちゃう(笑)。

(吉田豪)まあ、ガチで見たいですよってことですね。

(玉袋筋太郎)ガチで見てえ!把瑠都もいるしね。把瑠都もいるんだから!

(吉田豪)そうだそうだ。

(小林悠)対決が見たいですよね。

(吉田豪)次、行きますね。

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飲食店を10店舗経営 でも寝泊まりは漫画喫茶

(玉袋筋太郎)さあ。『飲食店10店舗経営。でも寝泊まりは漫画喫茶ですの筋』。

(小林悠)これ、どうしてですか?

(玉袋筋太郎)でも、すごいよね。これだけやったらもっとね、いいところに住んだりするはずだけど。

(吉田豪)現在、国内に9店舗。海外、中国・フィリピンに2店舗と飲食店を経営中で。

(玉袋筋太郎)すっげー。

(吉田豪)あの、ね。最初にオープンした焼肉店『ドラゴ』は貴乃花さんが店名をつけてくれて。で、従業員は引退した元力士とかっていう。自らもお店に出て働いていて。働いている結果、ギャンブルで大金賭けたのがアホらしくなってきたっていう。

(小林悠)うわー、真っ当ですね。やっぱり100円稼ぐのはいかに大変か?っていうことがわかったってことですか?

(吉田豪)そうですね。で、都内にある一軒家でお店の従業員と共同生活してるんですけど。僕、取材した時はだんだん自分の住むスペースがなくなってきて。廊下とかで寝てた。それでもちょっと居場所がなくて。『みんなかわいそうだから、いま漫画喫茶で寝泊まりしてるんだ』って言ってたんですよ。

(小林悠)いまもですか?

(吉田豪)いまはちょっと・・・だからこの前のテレビの時は、またこの一軒家で住んでいるってことになっていたんですけど。数年前は漫画喫茶ですね。『便利ですよ』って言ってましたね。

(小林悠)(笑)

(吉田豪)『漫画喫茶、便利ですよ』って。すごい時代、来たな!って言う。漫画喫茶に行ったら貴闘力がいるっていう(笑)。

(小林悠)(笑)。シャワー室から出てきたりして。びっくりですよね。

(吉田豪)そうそうそう(笑)。

(玉袋筋太郎)まあ、満喫としては用心棒代わりに。それでもいいわけですから。うん。でも、すごいな。このお店をこれだけ広げたって、やっぱり向いていたのかな?

(吉田豪)上手いんでしょうね。やっぱり、そういうビジネスのセンスが。

(玉袋筋太郎)大概、失敗するんだよ。

(小林悠)ああ、やっぱりそうですよね。辞められた方の第二の人生まで考えているってことなんですか?

(吉田豪)そうなんですよ。だから、かつていろいろ、それこそ藤波辰爾さんとかいろんな人が考えたわけじゃないですか。引退後の選手のために。

(玉袋筋太郎)引退後、ミスター高橋が警備会社作ったりとかね。いろいろ考えたんですよ。うん。それがでも、実現しなかったけど。こういった形でやって、受け皿になったって立派だな。貴闘力さん。

(吉田豪)まあ、立派な人ではあるんですけども。なんか人間性的にはあれですね。結構、まあなんでも面白がるタイプっていう。その7なんですけども。面白い人なんですよ。本当に、とにかくざっくばらんで好奇心旺盛。なんでもやってみる人なんですよ。

(玉袋筋太郎)なんでもやっちゃう?

(吉田豪)たとえば、『小錦さんがやった胃を切って小さくするダイエットを、日本では最初ぐらいにやったの、俺なんだよ』って言っていて。まだ症例もそんな内容な時期にっていう(笑)。

(玉袋筋太郎)やっちゃうねえ!

(吉田豪)人間は150キロを超えるとヤバいらしくて。胃を切って食欲を抑えたことで150キロあった体重が100キロになったと。なので、イベントをやった時に言ってたんですよ。『みなさんね、150キロある人はみんなやった方がいいですよ』って。『いないですよ、あんま』っていう(笑)。

(玉袋筋太郎)いないよな(笑)。

(吉田豪)『100キロ切っている人はやめた方がいい。100キロ切っている人は、危険だから』みたいな(笑)。『紹介は俺ね、いくらでもするから』みたいな(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)。すげーな!

(吉田豪)すっごいね、親切心もあるんですけど。また、以前。相撲時代ですね。お弟子さんがトイレにこもったまま出てこないことがあって。『どうせエロ本でも読んでいるんだろう』と思ってドアを蹴破ったらしいんですよ。そしたら男同士の同性愛の雑誌を読んでいたことがあって。

(玉袋筋太郎)おうおう。

(吉田豪)で、まだそういうことをあまり詳しくない貴闘力さんは、これはちょっと俺がなんとかしなきゃいけないなと思って、『ソープに行け』って言ってお金を渡したりしたらしいんですよ。

(玉袋筋太郎)北方謙三(笑)。

(吉田豪)北方謙三イズム。『これで治るから』って、治るものでもないんですけど。完全に、なにもわかってなかったんですよ。で、その後に、ちょうどその相撲部屋内でお金がなくなる事件が何度かあったらしいんですよ。で、これはちょっとまた変な・・・好奇心の人だから、『これはちょっと罠に仕掛けよう』っていうことで、お金に印をつけて、なくなるかどうかをちょっとやっていた。罠を張ったらしいんですよ。

(玉袋筋太郎)罠ね。

(吉田豪)で、なくなった瞬間に『みんな、財布を出せ!』って言ってチェックしたら、1人だけそれを持っていたのが、まあ、ボーイズラブ的な同性愛の雑誌を読んでいた人だったんですよ。

(玉袋筋太郎)おう。

(吉田豪)『お前、なんでそんなことをするんだ?』って聞いたら、『ちょっとボイーズバー的な店に通うためのお金が必要だった』って聞いて。で、それで『これを他の弟子とかに手を出したらマズいんじゃないか?っていうことでクビにしたんだけれども、後で考えたら悪いことをしたな。そういうものじゃないらしいんだよな、あれな』って(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)

(吉田豪)『本当、悪いことをしちゃった』ってすごい反省してたんですけど。

(玉袋筋太郎)いいねえ!

(吉田豪)で、そのイベントをやった時に、一緒にやったのが僕と貴闘力さんと能町みね子先生だったんですよ。相撲好きで。で、すごいみんなで盛り上がった瞬間に、ハッと気がついたんですけど。能町先生の前でこんな話していいのか?っていう。ドキドキしちゃって。

(玉袋筋太郎)(笑)。テイスト違うもんな。能町さんが喜ぶのとよ。

(吉田豪)(笑)

(玉袋筋太郎)ぜんぜん、ポイントが違うよ。俺たちが喜んでいるっていうのと。

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佐山サトルと仲良し

(吉田豪)で、そのイベント終わった時ですね、終わったあたりで佐山サトルさんっていう初代タイガーマスクの話で盛り上がって。本当、仲いいらしいんですよ。

(玉袋筋太郎)仲いいよー。

(吉田豪)フランス料理店をオープンすることになったらオープン前に佐山さんが来ていたりとか。で、その流れでリアルジャパンでプロレスデビューしているわけですけど。

(小林悠)ああ、そういうご縁出。

(吉田豪)そうなんですよ。で、『佐山さんってね、すごいキレやすい人じゃないですか』って言ったら、『ええっ?佐山さんって、キレるの!?』って。そんなことすら知らないんですよ。仲良くて。仲良すぎて、佐山さん怒らせないぐらいの距離なんですね。

(玉袋筋太郎)いいねえ、それは!それはぜひとも、You Tubeのシュートの合宿の映像を見てもらわなきゃいけないよ。それ。

(吉田豪)(笑)。『佐山 キレる』で検索すればいっぱい出ますよ。

(玉袋筋太郎)一発で出るよ!

(小林悠)見てみよう(笑)。

(吉田豪)そう。すごかったんですよ。伝説の映像があるんですけど。で、『キレることで有名ですよ』っていろいろ教えてあげたんですよ。そしたら、貴闘力さんが驚いて。『ええっ、本当!?』って聞いて。その場でいきなり電話をかけて。『もしもし、佐山さん?キレるって本当っすか?』って(笑)。

(玉袋筋太郎)子供だよ(笑)。

(吉田豪)それでキレたらどうするんですか!?っていう(笑)。『誰が言ったんですか、それ?』みたいな(笑)。

(玉袋筋太郎)あぶねえ、あぶねえ(笑)。だけど本当に仲良くてさ。俺が藤原敏男さんとさ、対談してたんだよ。キックの。それで藤原さんのさ、携帯が鳴って。『ああ、いまからちょっと友達が来るから』って。『誰だ?』と思ったら貴闘力と佐山さんが来たの。貴闘力、佐山さん、藤原敏男だよ?それで玉袋筋太郎だよ?俺、こんな場所にいていいのか?と思ったもんね。

(吉田豪)酒飲んだらヤバい人1人と・・・

(玉袋筋太郎)キレたらヤバい人と。そうだよ。怖かったもん!

(小林悠)ヤバすぎるじゃないですか(笑)。

(玉袋筋太郎)で、その3人がキャッキャしゃべって笑ってんの。キャッキャキャッキャしてんのよ!

(吉田豪)本当にキャッキャしてるんですよ。だから僕がその一緒にイベントをやった時も、『この後、またね、佐山さんと遊ぶ』って言っていて。『遊ぶってなんですか?』って聞いたら、『この後ね、2人でケーキ食べに行く』って言っていて(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)

(小林悠)女子か?(笑)。かわいい!

(吉田豪)ケーキ食べた後に、またアイスを食べたりとか。

(玉袋筋太郎)かわいい!

(小林悠)少年ですね!

(吉田豪)少年です。甘いもののハシゴをしてるらしいんですよ(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)。いや、だからね、そのギャンブルも、昔からの環境があったかもしれないけど。駄菓子屋でクジ引いているようなもんなんだよ。

(吉田豪)(笑)。なるほど、なるほど。

(小林悠)やっぱり見え方が変わりますね。こういうエピソードを聞くと。貴闘力さんのね。

(玉袋筋太郎)そうそうそう。

(小林悠)ちょっと応援したいなと思いました。

(吉田豪)環境が環境だっただけで、基本的にはものすごい無邪気な人ですよ。

(玉袋筋太郎)無邪気だよね。最高だよ!

(吉田豪)愛すべき大人。

(玉袋筋太郎)うん。貴闘力。ビバ相撲。うん。

<書き起こしおわり>

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