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町山智浩 映画『インサイド・ヘッド』を絶賛する

町山智浩 映画『インサイド・ヘッド』を絶賛する たまむすび
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町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中でピクサー映画の最新作『インサイド・ヘッド』を紹介。全町山が泣いた!と絶賛していました。

インサイド・ヘッド (字幕版)

(町山智浩)ということでね、今日はアニメの話をします。これはですね、今年のベストに入りますね。ピクサーの新作の『インサイド・ヘッド』をご紹介します。これですね、インサイド・ヘッドっていうタイトルなんですけども、意味は『脳みその中』っていう意味ですね。で、これ、アニメなんですけど舞台は基本的に脳の中なんですよ。これ、11才のライリーっていう女の子の脳の中で。で、主人公たちは感情なんですね。

(山里亮太)はい。

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頭の中の感情が主人公

(町山智浩)で、ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ビビリっていうのは恐怖ですね。あと、ムカムカっていう、いつもブーたれているのと。その5人の頭の中にいる感情が主人公なんですよ。で、これ、11才の女の子が引っ越してくるんですけど。サンフランシスコに。僕の住んでいる街に。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)こっちにね。バークレーの対岸ですけど。で、ミネソタっていうすごく田舎のいいところから引っ越してきたんで、都会に合わなくて。ちょっと居づらいんですね。で、そこででも、がんばらなきゃ!と。お父さんもここで仕事しようとしてて、お母さんも新しい生活に馴染もうとしてるんだから、私がグズったりしてちゃいけないわっていうことで。一生懸命、心の中のヨロコビをですね、フルに動かそうとするんですね。

(赤江珠緒)その女の子が。

(町山智浩)無理やり。で、これ、ヨロコビちゃんっていうのは女の子で、黄色いひまわり色っていうか太陽の色なんですね。で、基本的にチアリーダーで、いつも元気でいこう!元気でいこう!っつってるんですよ。でも、それじゃない、カナシミちゃんっていうのもいて。それは悲しみの色で、ブルーなんですね。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)で、いつも暗くて、ネガティブなことばっかり言ってるんですよ。『こんな街、嫌だわ』とか。『友達なんかできないわ』とか、そんなことばっかり言ってるんですよ。

(赤江珠緒)うんうん。

(町山智浩)で、イカリっていうのはこれはなぜか中年のサラリーマンなんですよ。

(山里亮太)いま、ここに絵があるけど、ネクタイつけてね、怒っている。

(赤江珠緒)本当だ。

(町山智浩)そう。11才の女の子の中に、なぜ中年のサラリーマンがいるのかわからないですけど(笑)。で、このイカリは怒ってばっかりで。あと、ムカムカっていうのは『嫌だわ』とか、不快感を表現してるんですね。で、ちなみにこのムカムカちゃんっていうのはグリーンの、緑色なんですけど。英語ではグリーンっていうのはね、嫉妬とかそういう意味なんですよ。

(赤江珠緒)あ、そうなんですね。

(町山智浩)人をうらやんだりするっていう意味があって。あと、最後の1人はビビリっていうのは、恐怖心なんですね。で、この5人が会議しながら、頭の中のコントロールパネルをいじって、ライリーちゃんを動かしているんですよ。

(赤江珠緒)ふーん。

(町山智浩)ところがですね、うまくいかないと。引っ越したばっかりで。家に荷物も届かないから、ベッドもないし・・・みたいな感じなんですね。で、新しい学校に行くと。その時は、やっぱり自己紹介をしなきゃいけないじゃないですか。クラスで。だからその時だけは明るくふるまって友達を作らなきゃ!ってことで、頭の中のヨロコビちゃんがカナシミちゃんにですね、『あなた、これから私、自己紹介をしなきゃならないから。もう絶対に動いちゃダメよ!』と。

(赤江珠緒)はー。

(町山智浩)『コントロールパネルに触っちゃダメよ!』って言うんですね。で、みんなの前で、『はい。新しく転校してきたライリーちゃんです。じゃあ、自己紹介をしてください』って先生に言われて、クラスの前に立つんですけど。カナシミを抑えつけてたんで、逆にカナシミが暴走しちゃうんですよ。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)そこで、みんなの前で自己紹介をしようとしたライリーは涙がボロボロ出てきて。何もしゃべれなくなっちゃうんですね。

(赤江珠緒)ええ。

(町山智浩)で、クラスの子からは『なんか、気持ちが悪いのが転校してきたわ』とか言われて。完全にみんなに溶け込むのに失敗しちゃうんですよ。

(山里亮太)うわー、大事な日なのに。

(町山智浩)それでもう、だんだん精神が崩壊していくっていう話なんですね。精神っていうか、気持ちがね。で、それをなんとか解決するために、ヨロコビちゃんが脳の中を大冒険するっていう話なんですよ。

(赤江珠緒)ふん。

(町山智浩)で、この脳の中でのアクションと冒険の話なんですね。このインサイド・ヘッドっていうのは。

(赤江珠緒)わかりやすいストーリーですね。これ、誰しもある感情だから。

(町山智浩)あの、これただね、適当に作っている話じゃないんですね。これね、実際にあった話を元にしてるんですよ。

(赤江珠緒)へー。

(町山智浩)これ、監督のピーター・ドクターっていうすごい変な苗字の人。ドクターっつっても、お医者さんじゃないんですけど。このピーター・ドクターっていう人が実際にピクサーに入社する時にミネソタからピクサーに引っ越してきたんですね。子どもを連れて。その、11才の女の子を。

(赤江珠緒)ふん。

(町山智浩)したらやっぱり、転校した時に溶け込み損なっちゃって。もう完全にふさぎこんでですね、それまで明るい子だったのが、もう誰とも話をしなくなっちゃったらしいんですよ。

(赤江珠緒)はー・・・

(町山智浩)親とも。それで、感情がほとんどなくなって。返事もしなくなって。それで困ってですね。このピーター・ドクター監督はカウンセラーのところに行って、いろいろ研究してったんですね。それで、その時にいろんな勉強をして。脳と感情の問題を。で、これをアニメにした方がいいんじゃないか?と思って、精神医学者とか脳科学者たちのアドバイスを受けながら作ったのがこのインサイド・ヘッドなんですね。

(赤江珠緒)へー!実話がもとに。

(町山智浩)だから、そうなんですよ。監督本人にあったことなんですよ。

(赤江珠緒)そういうことですね。

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精神医学者や脳科学者のアドバイス

(町山智浩)監督の娘さんにあったことです。で、このピーター・ドクターっていう監督はすごくそういう形で映画を作っている人で。この人の出世作は『モンスターズ・インク』なんですよ。

(赤江珠緒)ああー。

(町山智浩)ご覧になってますか?

(赤江珠緒)はい、見ました。

(町山智浩)あれはその、主人公たちは怪物で、モンスターズ会社っていうところに勤めていて。で、子どもを夜中におどかしたりするのが仕事何ですよね。でもその、ある2才の女の子をおどかしたら、くっついて来ちゃって、なついてきちゃって。で、その怪物たちが子どもを扱ったことがないんで、ものすごく困るっていう話だったんですよ。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)あれは、そのピーター・ドクター監督の娘さんが2才の頃に、子どもと付き合い方がわからなくて。彼、監督自身が。で、すごく苦労した話をモンスターズ・インクっていう話にしたんですよ。

(赤江珠緒)へー。じゃあ今回も、そのお子さんの。

(町山智浩)そうなんですよ。まあ、ピクサーっていうのは基本的にそうやって、大人の人たちが・・・オタクなんでね。ほとんど、やっている人たちが。だから、子どもができてどうこうってことで、すごくパニックを起こすんですよね。彼らは。アニメーターの人たちは。

(赤江珠緒)はい。

(町山智浩)その苦労を、そのまんまアニメにしていくっていうやり方を結構取っているんですよ。

(赤江・山里)へー!

(町山智浩)だからあの、『トイ・ストーリー』っていうのは、子どもとおもちゃの話ですけど。あのおもちゃは実は、親の気持ちなんですよね。

(赤江珠緒)そうだ。それ、前に町山さん、おっしゃってましたもんね。

(町山智浩)そうそう。子どもと遊ぶ親の気持ちでおもちゃの姿を描いている。おもちゃの話を描いているんですけど。そういうやり方を取っているんで、すごく大人が上から目線で子どもの話を作るとか、そういうんじゃなくて。自分自身の苦労みたいなものを、非常に切実に描いてくるところなんですね。

(赤江珠緒)ふーん。

(町山智浩)でね、このインサイド・ヘッドのすごいところっていうのはですね、脳の構造がわかるんですよ。見ていると。

(赤江珠緒)ええっ?

(山里亮太)わかりやすく説明してくれる感じになるわけですもんね。キャラクターを使って。

(町山智浩)そうなんです。ものすごく勉強になるんですよ。で、ヨロコビちゃんとカナシミちゃんが脳の中を冒険している間、行方不明になっちゃうんで、その間に残りの3人のイカリとムカムカとビビリがですね、なんとか代わりに喜びや悲しみを表現しようとするんですね。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)でも、できないんですよ。どうしてか?っていうと、怒りと不快感と恐怖っていうのは基本的にどんな動物にもあるものらしいんですね。哺乳類には。だからものすごくレベルの低い、原始的な感情なんですって。

(赤江珠緒)ああー、おびえたりとか。敵から逃げたりとか。

(町山智浩)そうそうそう。だから毒を避けるとか。食べないとか。暗いところにには行かないとか。要するに、怖いっていう気持ちですね。

(赤江珠緒)はい。

(町山智浩)そういうのがないと、動物は死んじゃうじゃないですか。痛いから嫌だとか、そういうのがないと、そのまま突き進んで死んじゃうから。危険から身を守るためにある感情が、その3つだそうなんですよ。

(赤江珠緒)はー。

(町山智浩)だからこの脳の中でも、扁桃核っていうすごい古い部分にあって。ネズミとかにもあるものなんですって。

(赤江珠緒)ふーん。

(町山智浩)でも、喜びや悲しみっていうのは脳の中でも前頭葉って言われる、人間にしかない、人間だけが発達している部分にある、非常に高度で複雑な感情なんで。それは、やっぱり怒りや不快感や恐怖には演じられないっていうところが出てくるんですね。

(赤江珠緒)ふんふん。

(町山智浩)これはすごくね、勉強になるんで。ただ、ちっちゃい子をお母さんとかが連れて行った時に、この映画っていったいなんだかぜんぜんわからない!って子どもは思うでしょうね。

(赤江珠緒)そうですか。

(山里亮太)感情の構造とか、わからないでしょ。

(町山智浩)そうそう。脳の構造なんだってことはあらかじめ説明して、映画が終わった後も説明しないと、子どもは結構なんだかわからないという感じになるんだろうなと思いましたね。

(赤江珠緒)へー。でも町山さんがもうベスト入りすると。もう、今年の。

(山里亮太)早いっすよ。

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2015年ベストの作品

(町山智浩)これはベストでしたね。すごかったですね。映画として。あとね、わかんないのは『潜在意識』とかのね、精神医学用語がそのまんま出てきちゃうんですよ。

(赤江珠緒)あっ、そういう言葉を。ええ。

(町山智浩)そう。だから子どもにはちょっとつらいところなんですけど。はい。で、たとえば夢を見るっていうシーンがあって。人間、寝るとその日一日にあった記憶を整理して、長い間覚えておくべき記憶と、忘れてもいい記憶を仕分けするんですね。その仕分けの過程で出てくるのが夢なんだってことをすごくわかりやすい画で見せるんですよ。

(赤江珠緒)へー。

(町山智浩)で、長い記憶の方に入ったものはずっと覚えているけども、振り分けられちゃうとか。あと、嫌な記憶とか心に傷を残すような記憶は潜在意識の方に押し込んで、忘れた感じにしちゃうんですね。

(赤江珠緒)そんなのちょっと心理学でやりましたよ。大学の時に。

(町山智浩)あ、心理学でした?

(赤江珠緒)はい。

(山里亮太)僕もそうなんですよね。

(町山智浩)あ、本当に。だから潜在意識って忘れたようでいて、でも、あるんですよね。

(赤江珠緒)うんうん。

(町山智浩)そう。だからこれ、ヨロコビちゃんとカナシミちゃんが頭の中を冒険しているうちに、潜在意識のところに入っちゃって大変なことになったりするんですよ。

(赤江珠緒)はー!

(町山智浩)忘れようとしたトラウマが。はい。だからいわゆるそのひどいトラウマっていうのは潜在意識に押し込めないぐらいひどかったものは、人格を破壊させちゃうんですね。で、これもその寸前まで行っちゃうんですよ。ライリーちゃんが。

(山里亮太)へー!

(町山智浩)これね、人格っていうものはひとつじゃないんだってものを見せていくんですけど。人格っていうのは、人に会う時とか、場所によって変えるじゃないですか。みんな。それぞれ。この中で、たとえばひょうきんの人格っていうのがあるんですね。『ひょうきん島』っていう島があるんですよ。フジテレビみたいな。昔の(笑)。

(赤江珠緒)(笑)

(町山智浩)で、そこに、その島が動いている時は楽しい人格なんですね。でもそれって、いつも機能させっぱなしだったら、変な人でしょ?

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)で、真面目なことを話す真面目な人格っていうのもあるし、あと、友達と非常に懇意に話すための、友達島っていう人格もあるんですよ。

(赤江珠緒)うんうん。

(町山智浩)それぞれの人格が島となっているんですね。で、その島は記憶とか体験によってどんどん築かれていって、どんどん複雑で豊かになっていくんですよ。

(赤江珠緒)あー。

(町山智浩)だから知識とか体験がないと、その島は、人格島っていうのはみすぼらしいものになっていくんですね。

(山里亮太)へー!よくできてるなー!

(町山智浩)だから育っていくうちに、どんどんそれは立派になっていくんですけども。ただ、それがその、うまく適応できなくて崩壊していくんですよ。次々と。まずその、ライリーちゃんのひょうきん島が崩壊していくんですね。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)要するに、友達もいなくなっちゃって、引っ越しに対応できないから。で、ガラガラと崩れていって、ひょうきんなことができなくなっちゃうんですよ。

(赤江珠緒)いやー・・・なるほど。

(町山智浩)で、次は友達がいないから、友達島が崩壊していくんですよ。

(赤江珠緒)うんうん。

(町山智浩)で、このままだとこの子の人格が崩壊しちゃうよ!なんとかそれを食い止めなきゃ!っていうような、タイムリミット的な話になっていくんですよ。

(赤江珠緒)ふーん。

(町山智浩)これがね、実によくできていて。で、この映画でね、すごいなと思うのは、なぜそのカナシミが暴走して人格崩壊が始まったか?っていう理由っていうのは、カナシミを無理に抑えつけようとしたからだってことがわかってくるんですよ。で、悲しみっていらない感情かと思うけど、決してそんなことはないと。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)やっぱり心に受けた傷っていうものは、涙でしか直せないものがあると。泣きたい時に、やっぱり泣かないとおかしくなっていくんですね。無理に隠したりもできないし、あと、頑張れ!とか元気出せ!とか無理にやってもおかしくなっていっちゃうんですよ。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)だから泣ける時に泣いておかないと、変なところでおかしくなっていくと。そのために悲しみっていうものがあって、心の傷を治すためにあるんだよってことをちゃんと描いているんですね。

(赤江珠緒)えっ、なんかかわいいアニメかな?と思っていたら、深いですね。

(町山智浩)深いです。だから大人が見ても深いですよ。だから無理して頑張らなくてもいいんだよってことなんですよ。

(赤江珠緒)ふーん!

(町山智浩)で、あと悲しみのいちばん重要なのは、その悲しみがあることで、それを克服しようとして、なにかの工夫をすることになるってことですね。だから怒りもそうなんです。怒りもある程度、必要なんですよ。そうしないと競争ができないので。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)負けたらいけないっていう気持ちがなくなっちゃうから。状況を改善する力がなくなっちゃうんですね。不快だって気持ちがなければ。で、もうひとつはやっぱり困っている人とか悩んでいる人、苦しんでいる人、辛い人に対して、要するに悲しみの気持ちがないと、その人たちの悲しみがわからないんですよ。

(赤江珠緒)共感できない。

(町山智浩)そう。だから非常に傲慢な人間になっちゃうんですよ。『頑張れよ!お前もできるだろ!』とか言っちゃうんですよ。

(赤江珠緒)ああー。

(町山智浩)まあ、そういう人、いますね。はい。『なんでできないんだよ?』って言う人、いますね。そうじゃなくて、悲しんでいる人にはただ、その人の肩を抱いて、一緒に泣いてあげることの方が大事なんですよ。

(山里亮太)素敵な言葉がいっぱい出てくる!町山さんから。

(町山智浩)もう、そういう映画だから、もうボロボロでしたけど。あと、やっぱり悲しみに沈んでいる人をなんとかしなきゃ!と思うからこそ、世の中をよくしようとするわけですね。自分が悲しくなくても。他に悲しい人がいれば。それを自分のことのように悲しむことができるから、差別をなくそうとか、戦争をなくそうとか、貧しさをなくそうっていう気持ちになるんですけど。それ、悲しみの気持ちが自分の中にあって、共感しなければ世の中をよくしようとしないですよね。

(赤江珠緒)そりゃそうだ。

(町山智浩)だからそういうところがね、ちゃんと描かれていてね。アメリカってなんでもポジティブ万歳で、ポジティブシンキングの国なのに、こういう映画、珍しいですね。

(赤江珠緒)へー。

(町山智浩)はい。あとね、子どもの頃ってサンタさんを信じていたり、いろんなものを信じているじゃないですか。神様とか。で、それはやっぱり忘れていっちゃうんですけど。そういう気持ちって。ただ、それは想像力の力。想像の遊園地っていうのがあるんですよ。心の中に。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)でもそれがなくなったら、困ったことにぶつかった時に、それを突破するアイデアがわいてこないんですよ。

(山里亮太)へー!

(町山智浩)でも、なんでも現実に妥協していって、想像力をなくしていったらその人は現実を突破できなくなっちゃうんですよ。

(赤江珠緒)うーん。

(町山智浩)それもちゃんと描いているんですね。

(山里亮太)脳の構造がめちゃくちゃわかりやすいですね。

(町山智浩)わかりやすい。しかも、子どもの頃の想像力っていうのも決して無駄じゃなくて。それがその子を大人にしていくんだ、後ろから後押ししてくれるんだっていうシーンがあって。もう涙ボロボロですよ、そのシーンは!

(赤江・山里)へー!

(町山智浩)犠牲になっていくやつがいるんですよ。いいやつが。

(赤江珠緒)へー!

(町山智浩)もう、全町山が泣きました。

(赤江珠緒)出た!全町山!

(山里亮太)いただきました!全町山が泣いた!

(町山智浩)はい。出ました。はい。ということでね、インサイド・ヘッドはもう、今年のベスト、入りましたね。

(山里亮太)うわー、もうだって、すぐですもん。

(赤江珠緒)日本でもね、もう公開がまもなく。7月18日ということで。結構コマーシャルもね、してますもんね。うん。そうかそうか。

(町山智浩)もう大人の人もね、ぜんぜん見に行っていいと思うんですね。一緒に泣いてくれるっていうことですね。この映画自体が。

(赤江珠緒)へー!

(山里亮太)想像上の世界、ただ単にそうじゃなくて、その根拠がちゃんとこう、理論立ててやっているから。

(町山智浩)そうなんです。その想像力っていうものが、人を後押ししてくれるんだっていうことですね。それで、まあ、飛び越えられない谷を飛んでくれるんですよ。その力で。ブースターになってくれて。

(赤江珠緒)全ての感情に意味があると。

(町山智浩)素晴らしい映画でしたね。

(赤江珠緒)へー!すごい。町山さんの中のね、ヨロコビ、カナシミ。

(山里亮太)マッドマックスからインサイド・ヘッドまで(笑)。

(町山智浩)(笑)

(赤江珠緒)全町山が泣いたということで。今日はピクサーの最新作、インサイド・ヘッドをご紹介いただきました。日本では今週の7月18日の公開です。町山さん、ありがとうございました。

(山里亮太)ありがとうございました。

(町山智浩)はい。どもでした。

<書き起こしおわり>

インサイド・ヘッド (字幕版)
Posted with Amakuri
ピート・ドクター, メグ・レフォーヴ, ジョシュ・クーリー, ジョナス・リベラ
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