(田中美保)今日はゲストに電気グルーヴ、石野卓球さん、ピエール瀧さんをお迎えしています。引き続き、よろしくお願いします。
(卓球・瀧)お願いします。
(小宮山雄飛)お願いします。さあ、土曜日の午後におすすめのドライブミュージックということですけども。瀧さん、こちらのセレクトは?
(ピエール瀧)はい。まあ『60 Miles An Hour』。
(小宮山雄飛)New Order。
(ピエール瀧)時速100キロ弱。
(小宮山雄飛)弱。弱ですよね(笑)。キロに直すとですよね。60マイルでいいじゃないですか、別に(笑)。
(ピエール瀧)車といたずらで思い出したんだけど、このスタジオに来る時に、道玄坂を下ってきたのよ。外車で。
(石野卓球)外車で。外車引きずりながら(笑)。
(ピエール瀧)いや、下ってきてたら、道玄坂の坂の途中、右側に普通のレーシングカート?8台ぐらいズラーッと縦に並んでいて。で、パッて見たら、その上にマリオのキャラクターが全部乗ってて。
(小宮山雄飛)あ、なんかいますよ。最近、そういうの。
(ピエール瀧)やってんの?それ。
(小宮山雄飛)街中をマリオカートみたいにしている人たち。
(石野卓球)千葉ットマンじゃなくて?
(ピエール瀧)千葉ットマンじゃなくて。
(小宮山雄飛)千葉ットマン的な人、いますよ。
(石野卓球)あ、本当。
(ピエール瀧)全部マリオとかドンキーコングとかみんないて。全部、外国の人だったの。
(石野卓球)マリエとか?
(ピエール瀧)マリエカート。
(小宮山雄飛)(笑)。あの、ちょっとね、要素がちょっといろいろとね・・・(笑)。いろいろと混ざってます。
(ピエール瀧)セレブタレントの。
(小宮山雄飛)すいません(笑)。ドライブミュージックを選んでもらっただけなんですけど。そこまで広げないでもらっても大丈夫です。
(ピエール瀧)着地点『マリエ』だもんね。
(小宮山・田中)(笑)
(ピエール瀧)ダーンッ!『マリエ!』っつって。さあ、採点は?だって(笑)。
(小宮山雄飛)すいません(笑)。一応この曲からの、本来着地するべきところは違う話でですね。
(ピエール瀧)あ、ごめんごめん。
(小宮山雄飛)お二人ともお好きなバンドですか?みたいな話があったんですよ。New Order。
(石野卓球)New Order。大好き、大好き。
(小宮山雄飛)出会いのきっかけにもなっているという?
(石野卓球)そう。僕らね、ええと最初に会った時、お互い高校2年生。
(ピエール瀧)高校1年生。16才でした。
(石野卓球)30年前なんですけど。はじめて瀧が家に遊びに来た時に、俺はあんまり覚えてないんですけど、俺が『お前の好きそうな曲がある』ってかけたのが・・・
(ピエール瀧)まあ、お互い学校も違うんですよ。中学も高校も違うんですけど。
(小宮山雄飛)違ったんですか?
(ピエール瀧)違うの。で、ちょうどうちの高校に来たやつが卓球と同じ中学の同級生で。で、まあ音楽の話になって。
(石野卓球)『ト音記号好き?』みたいなね。
(ピエール瀧)そう。ト音記号。『俺はヘ音記号』みたいな感じの。
(田中美保)(笑)
(ピエール瀧)『グラウンドに五線譜、書いてみる?』みたいな感じ。
(小宮山雄飛)やっぱり乗るんですね、そこに(笑)。
(ピエール瀧)一応ね。で、どこまで話したっけ?(笑)。
(石野卓球)友達がいて・・・
(ピエール瀧)そう。友達がいて、で、音楽の話をして。で、じゃあそういう音楽が好きだったら、僕、当時YMOとかクラフトワークが好きだったんで。もっと詳しいやつがいるから、ちょっとそいつの家に遊びに行こうって初めて行ったのが16の夏で。そしたらこいつが、『おめーが瀧ってやつか?これ、聞く?』ってかけたのが・・・
(石野卓球)かならずその、『おめーが瀧ってやつか?』って、軽くモノマネ入って、ちょっと小室哲哉っぽくなってんだよね。
(田中美保)(笑)
(ピエール瀧)そういう感じだったの。本当に。
(小宮山雄飛)それは合ってるんですか?そのモノマネは。
(ピエール瀧)チェックのトランクスとランニングシャツを着て。で、片膝立ちでレコード投げて『おめーが瀧ってやつか?』って。
(石野卓球)えっ?そんな声だった?
(小宮山雄飛)それは卓球さん的にはそんな感じじゃなかった?イメージ、普通に言った感じ?
(石野卓球)その格好はまさにそうですね。家にいる時はだいたいその格好で。で、まあその時にいちばん気に入ってたんでしょうね。『Blue Monday』ね。俺もなんかその、最初にラジオで聞いたのを覚えていて。イントロが流れた時に本当に鳥肌が立ったんですよ。で、それぐらい興奮してて。しかもお気に入りだったんでね。
『Blue Monday』で鳥肌
(ピエール瀧)で、はじめてそれを聞いて。『なんだ、これは!?』ということで。で、そっから足しげく卓球くんの家に通うようになると。
(小宮山雄飛)通って、いろんな曲を聞いて。それがだからデビューから25周年ですけど。あ、結成が25周年。でもその、会った時はじゃあもう30年・・・
(石野卓球)そうですね。ちょうど30年前。
(ピエール瀧)31年目ですね、今年は(笑)。
(田中美保)えー、すごい。
(石野卓球)掛布の背番号。
(ピエール瀧)あと、イチローね。
(小宮山雄飛)あ、やっぱ乗るんですね、それ全部ね(笑)。
(石野卓球)これがね、仲良しの秘訣です(笑)。
(小宮山雄飛)そうですね。そこ、ホフディランと違う。ホフは突っ込んで、まず否定しますけど(笑)。ちゃんと乗っていくっていう。
(石野卓球)そうそう。相手を認めるっていう。おぎやはぎスタイルなんで。
(ピエール瀧)そうそうそう(笑)。お前がいちばん大事だよっていう(笑)。
(小宮山雄飛)なるほど(笑)。
(石野卓球)俺のほうがお前のこと好きだぜ。
(ピエール瀧)俺のほうが大好き、大事だよ。
(小宮山・田中)(笑)
(ピエール瀧)FAXで募集する?じゃあ。
(小宮山雄飛)そこがやっぱり、仲いいんだな。ちなみにホフディラン2人組ですけど、だいたい打ち合わせする時にかならず電気グルーヴの名前、出るんですよ。かならず僕ら、仕事のなんかを入れる時に、『これは電気グルーヴでいうと瀧さんの役なんだよ』とかっていうのをかならず言うんですよ。『これはだから渡辺くん、卓球さんの役だからやんなくちゃダメなんだよ!』とかかならず。その2つの・・・
(石野卓球)俺、ベイビーの方ですか?身長で決まってません?(笑)。
(ピエール瀧)あ、なるほど。
(小宮山雄飛)なんか仕事があると、これは瀧さんか卓球さんかどっちか?っていう。僕ら、尺として。これどっちの仕事だろうね?って。
(ピエール瀧)ああ、なるほど。赤鬼か、青鬼かみたいなことね(笑)。
(小宮山雄飛)さあ、というわけでですね、電気グルーヴ25周年ということで、ミニアルバム『25』、リリースされますけども。電気グルーヴ25周年の歌も収録と。
(石野卓球)はい。これはラジオでかけれないんですけどね。歌詞の問題で(笑)。
(小宮山雄飛)だから僕はね、おかしいんです。『その話をしろ』って書いてあるのに、次にかかる曲が違う曲なんですよね。これはちょっとかけられない?
(石野卓球)かけられないっていうか、かけてもらう気もなく作ったんで(笑)。
(ピエール瀧)まあね。
(石野卓球)あの、『うち、かけられますよ』って放送局の人もいるんですけど。なんか、『いやいや、そんな・・・』って(笑)。
(ピエール瀧)『かけられますよ』っていう局を聞くと、『あ、この局は誰も聞いてねーのかな?』って。
(小宮山雄飛)心配になる(笑)。逆に心配になる。
(田中美保)(笑)
(小宮山雄飛)さあ、それではそちらの曲ではなく、こちらの曲をいきたいと思います。じゃあ曲紹介の方をお願いします。
(石野卓球)はい。電気グルーヴ『Baby’s on Fire』。
(小宮山雄飛)来週リリースされる結成25周年記念ミニアルバム『25』から『Baby’s on Fire』をお送りしてますけども。さあ、いよいよ。
(田中美保)そしてこのミニアルバム発売日の10月29日からツアーがスタートするんですよね。
(ピエール瀧)はい。
(石野卓球)10月29日から大阪Zepp。30日がZepp名古屋。で、11月7・8が東京のZeppですね。
(田中美保)2デイズ。東京は。
(小宮山雄飛)スチャダラのみなさんも参加したり・・・
(石野卓球)そう。スチャの3人と、あと元メンバーのCMJKとかまりんも参加して。
(小宮山雄飛)これ、どんな感じなんですか?
(石野卓球)ええとですね、懐かしさにかこつけて、クオリティーを度外視した、楽しいコンサートになると思います。
(小宮山雄飛)(笑)
(ピエール瀧)俺らが無礼講っていう(笑)。
(石野卓球)一見さんは楽しめないかもしれないですが。
(ピエール瀧)そうです。そうかもしれないですね。
(小宮山雄飛)これはでも、また打ち上げとか、いろんなところが面白そうな、ねえ。ライブだけじゃなく、周りの工程とかも全部面白そうな。
(石野卓球)正直、ちょっと怖いです。
(小宮山雄飛)怖い(笑)。
(ピエール瀧)そうだね。
(小宮山雄飛)これ、ちゃんと東京帰ってこれるのか?って気がする・・・
(石野卓球)帰って来たとしても、その後家に帰れるのか?っていう(笑)。Zeppから。
(小宮山雄飛)普通の生活に戻れるのか?っていう(笑)。
(石野卓球)まあね、25年に1回なんで。
(ピエール瀧)そうでしょう。
(小宮山雄飛)ぜひみなさんこちら、10月29日から。遊びに行ってください。さあ、詳しくは・・・
(田中美保)オフィシャルサイトをご覧ください。
(小宮山雄飛)という感じでね、今日はもう本当に面白い。あっという間でしたけども。
(田中美保)ねー。面白かったです。本当。
(小宮山雄飛)ぜひぜひ、また遊びにね、来てください。
(田中美保)遊びに来てください。
(ピエール瀧)よろしくお願いいたします。
(田中美保)ありがとうございます。
(小宮山雄飛)はい。今日のゲストは電気グルーヴから石野卓球さんとピエール瀧さんでした。ありがとうございました。
(ピエール瀧)ありがとうございました。
(石野卓球)ありがとうございました。
<書き起こしおわり>