宇多丸が語る TOKYO TRIBE 練マザファッカーD.Oの存在感と魅力

宇多丸が語る TOKYO TRIBE 練マザファッカーD.Oの存在感と魅力 宇多丸のウィークエンド・シャッフル

宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』の映画評論コーナー・ムービーウォッチメンの『TOKYO TRIBE』評の中で、 練マザファッカーD.Oの存在感について語っていました。

(宇多丸)で、まあ次々と東京のトライブの勢力図を説明していくと。で、ここでですね、次々と現役の日本人ラッパー。イケイケな、現役第一線にいるラッパーたちが次々と出てくる。まあ、日本語ラップファンにはお馴染みのメンツが次々と出てくると。で、ラッパーっていうのはそもそもキャラ立ちがすごく大事なわけです。言ってみれば、プロレスラーとかにも近いんですけど。で、やっぱりそれぞれにキャラが立っている人が成功していくんだけど。その特性がすごく存分に活かされてるなという風に思います。

言ってみれば、それぞれのクルーのミュージックビデオ的な作りになっているんだけど。特にこのトライブ、いろいろね、実際のラッパーたち出演してますけど。今回やっぱりいちばん得したな!と思うのはね、やっぱり原作にはないというか、唯一本当に実在するクルーであり、なおかつ、いちばんたしかにTOKYO TRIBE感があるクルーである練マザファッカーというね、練馬をベースにした。練マザファッカー。

『リンカーン』ウルリン滞在記でのD.O

ちなみに、練マザファッカーと言えば僕ね、この番組で以前、『リンカーン』というね、バラエティー番組で中川家のお兄さんが練マザファッカーのみんなと一緒に暮らしてラップを覚えていって。で、B-BOY PARKで披露するという。これに号泣してしまったという話をね。素晴らしい、あれはラップ・HIPHOP映画でしたよね、あれね。映画でした。あれは。

(宇多丸)の、練マザファッカー。特にやっぱり、あのD.Oのね、声といい、キャラ立ちといい・・・あれはラップを知らない人の目と耳にも、『こいつはやっぱり他のラッパーとはまた違う、ちょっと立ってるな!』っていうのは明らかにわかるはずじゃないですかね。あのバルト9の場内注意のあれをね、D.Oがやっていたりしますからね。で、その一連のあれで、やっぱりラッパーっていうのはキャラ立っていていいなと。で、それぞれスタイルも違いますし。MC漢とかは、ああいう畳み掛けるスタイルだったりとかね。

<書き起こしおわり>

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