吉田豪さんがニコニコ動画『ニコラジ』に出演。やまだひさしさん、さつき が てんこもりさんに独自のインタビュー方法などを話していました。
(やまだひさし)じゃあ、豪さんは聞かれても、ほとんど言わない?
(吉田豪)だから僕が面白い話、あるんだったらわかりますけど。僕よりたぶん(相手の方が)面白い話、あるんですよ。タレントさんの面白い話をした方がいいだろうし。久田(将義)さんの面白い話をした方がいいだろうし。
(やまだひさし)ついポロッと誰かに『聞いてほしい』って言っちゃったなんてことは、豪さんはないんですね?
(吉田豪)ぜんぜん。ぜんぜん。誘い水として『僕はこうですけど、どうですか?』って出すことはあっても、僕からどんどん言うことはないです。
(さつき が てんこもり)これはすごい!鉄壁なんだなー。
(やまだひさし)普通ね、なんかそういうのを聞いちゃうと、人に自慢したくなっちゃうって気は・・・でちゃうもんね。人間的には。強いね。まあ、たとえばあとは周りでデタラメ言っているやつがいたら、『いや、それは違うよ』って言いたくなるじゃない!
(吉田豪)だから僕はインタビューでも基本、相手を否定しないんですよ。明らかにおかしな話をしていても、『本当ですか!?うわーっ!』って。で、どんどん引き出した方が面白いじゃないですか。
(やまだひさし)怖っ!
(吉田豪)これ、よくいうんですよ。だから、1の時点でつっこんじゃうんですよ。1とか2で。違うんですよ。9とかいってから、軽く押すぐらいのほうがいいんですよ。よくいうんですけど、完全に墓穴を掘ってから軽く押したほうが面白いんです。
(やまだ・さつき)(笑)
(吉田豪)小さな穴で押したって面白くないじゃないですか。
(やまだひさし)このテクニックは、いつ、どこで身につけたんですか?
(吉田豪)仕事しているうちにでしょうけど、でもその前からですよね。学生時代から、そういうタイプではありましたよ。
(やまだひさし)学生時代もだから、『こいつ、嘘だな』って思っても、相槌を打ちながら・・・
(吉田豪)『うわー、こんなこと言ってるよ!あいつに言おう!』って思いながら、どんどん聞いている感じですよ。いつも。
(やまだ・さつき)(笑)
(やまだひさし)そんな学生、いた?
(さつき が てんこもり)残念ながらこれ、ためになりますよ!すげーためになりますね。
(吉田豪)目の前で言ってどうする?っていう話で(笑)。面白くないじゃないですか。後で言わないと!
(やまだひさし)聞かれたら、気分いいから言っちゃうもんな。
(さつき が てんこもり)そう。味方だと思っちゃいますよね。
(吉田豪)だから、角川春樹さんとね、仲良くてよく取材してるんですけど。角川さんが『俺は地震を止めれる』なんて話をしているのを、『本当ですか!?』って。
(やまだ・さつき)(爆笑)
(吉田豪)『俺ね、月の満ち欠けで満月を半月にできる』『本当ですか!?』『じゃあちょっと証人に電話してやるよ!』とか。どんどんどんどん転がっていくじゃないですか。それを最初に、『えーっ?』とか言ったら、そこで話おわりじゃないですか。それ、乗っからないとっていう。
(やまだひさし)これ、すごい!いま、いますかね?豪さんをおびやかすぐらいの乗っかり・・・新人はいるんですかね。あいつ、豪イズム入ってるぞみたいな。あんま見たことないですけど。なんかかなり単独で、孤高でいる感じがするんだ、いま。
(吉田豪)だから、怖い人に無邪気に入っていってそれをやるっていうのは、そんなにいないですけどね。
(やまだひさし)そのまま怖い目にあったことは?
(吉田豪)ぜんぜん。ぜんぜん。むしろ、怖い人はそんなに近寄ってくる人がいないから、だいたい喜んでくれるんですよ。『おお!』って感じで、ウェルカムで。
(やまだひさし)久田さんとかね、山に連れてかれたとかあったもんね。
(吉田豪)だから久田さん自身も怖がられてたんですよ。で、僕が久田さんをイジっていい対象にしたのはありますよ。久田さんのかわいい部分を出して、『大丈夫ですよ、この人』っていう。
(やまだひさし)なるほど、そうかそうか。『あいつ、怖くねーのか?』みたいなのを豪さんは、『いや、ぜんぜん。だって聞いてたらなんでもしゃべるし』みたいな。
(吉田豪)まあでも、怒ったら怖いですよ。まあ、短気なんで(笑)。
(やまだひさし)そんなケンカとかもしたこと、あります?
(吉田豪)僕はぜんぜん。僕は基本、腕っぷし弱いんで。
<書き起こしおわり>
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