音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんがTBSラジオ『ザ・トップ5』で洋楽紹介。取り上げた曲はThe 1975の『Chocolate』です。
(高橋芳朗)はい。今週の『ちょっと洋楽』のコーナー、いってみたいと思います。今週はですね、バレンタインデーにちなんで曲を選んでみました。こんな曲を紹介してみたいと思います。The 1975というバンドの『Chocolate』という曲を紹介します。ちょっと手抜きというか、安易な選曲だと思われるかもしれないですけど。これ、むちゃくちゃ甘酸っぱい、胸キュンな曲なので、この機会に是非、一人でも多くの方に聞いてもらいたいなと思って選んでみました。
(江藤愛)はーい。
(高橋芳朗)このバンドはイギリス マンチェスター出身のバンドで。平均年齢24才。で、結構ね、なかなかのイケメンなんですよ。見て。結構、クールな感じ。
(江藤愛)ああ、なんか味がありますね。
(高橋芳朗)去年デビューして、アルバムがイギリスでいきなり初登場1位を獲得。で、先週。2月4日火曜日に赤坂ブリッツでね、来日公演やったんですよ。まあ、ソールドアウトだったんですけどね。で、今回紹介するChocolateはこの1975の目下最大のヒット曲で。さっきも言ったけど本当に素敵な曲でですね。すでに日本でもそのスジではすごく人気があるんですけど。もっともっと知られてもいいかなと。で、実はね、Galileo Galilei(ガリレオガリレイ)っていう日本のバンドが日本語でカヴァーしたのかな?
(江藤愛)へー。
(高橋芳朗)らしいんです。すでに。出たばっかの曲なのに。そんなところからも、日本人受けの良さはわかってもらえるんじゃないかな?と思うんですけど。ただですね、今回バレンタインデーということでChocolateという曲を選んだんですけど。英語の歌を聞く時に、Chocolateっていう単語が出てきた時はちょっと実は注意が必要なんですよ。
(江藤愛)えっ?
(高橋芳朗)Chocolateは実はスラングで、マリファナとか大麻とかを指すこともあるんですね。
(江藤愛)あ、そうなんだ。甘いのだけじゃないんだ。
(高橋芳朗)そうなんです。で、この1975の歌うチョコレートがどっちのチョコレートかというと、マリファナです。
(江藤愛)やっぱり。だってね、このブックレット見てると、なんかどうにも甘い歌を歌いそうじゃないよなっていう。
(高橋芳朗)そうなんですよ。でも、マリファナを吸ってるカップルが警察に追いかけられているっていうお話ですね。はい。でもね、そんなことを歌っているとは到底思えない、非常に甘酸っぱいメロディーの曲で。歌詞には目をつぶって、バレンタインにキュンキュンしながら聞いてください。The 1975で『Chocolate』。
(高橋芳朗)The 1975で『Chocolate』。を聞いていただいています。Chocolateね、あとスラングで黒人を指すこともあるんですよ。
(江藤愛)へえー。
(高橋芳朗)ワシントンDCってアメリカの首都。黒人の多い街なので、Chocolate Cityなんて言われたりすることもあるんですね。というわけで、今日バレンタインデーにちなんで、The 1975で『Chocolate』という曲を紹介いたしました。
<書き起こしおわり>
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