一十三十一が語る CITY DIVEとSurf/Snowbank Social Club

一十三十一が語る 自身の音楽ルーツとマジックスパイス 西寺郷太TAMAGO RADIO

一十三十一さんがTBSラジオ『西寺郷太TAMAGO RADIO』に出演。アルバム『CITY DIVE』から、『Surfbank Social Club』、『Snowbank Social Club』についてお話されていました。

(西寺郷太)今回のアルバム、『Snowbank Social Club』っていうのは、先週出たんですかね?

(一十三十一)そうです。

(西寺郷太)なんかシリーズものなんですよね。

(一十三十一)そう。去年の6月に『Surfbank Social Club』っていうのを出して、今回1月に『Snowbank Social Club』。この二部作みたいな感じで、最初からサーフ&スノー作ることはイメージしながら。そう、あのホイチョイ三部作の『私をスキーに連れてって』『彼女が水着にきがえたら』『波の数だけ抱きしめて』の現代版のサントラみたいなイメージで作ったんですね。

(西寺郷太)なるほど。あの弓削(匠)くんがアートワーク。ビデオなんかも撮って。すごいですよね。

Surfbank Social Club MV制作

(一十三十一)そう。まず曲が出来る前に弓削さんは私に脚本を送ってくるんです。すごく良く出来た脚本を送ってきて。私は私で、別の『タチバナヒトミ』という役なんですね。ええと、いまをときめくライフスタイルプロデューサー。

(西寺郷太)の役なの?

(一十三十一)そうそう。役なの。タチバナヒトミっていう。それで、逗子マリーナで撮影したんですけど。Surfbankの時は。

(西寺郷太)夏の方。

(一十三十一)はい。ラジオ局を持っていて、そこでDJしながらライフスタイルプロデューサーもやってて。ノマド系の仕事みたいな。

(西寺郷太)おー、移動して。洒落てますよへ。

(一十三十一)こう、オープンカーに乗って、キュッと停めてしゃべるDJ。波打ち際でしゃべるみたいな。

(西寺郷太)あ、そうなんですか。

(一十三十一)役は、そうそう。そのPV。ミュージックビデオも映画仕立てで。14分ぐらいあるんですけども。

(西寺郷太)はいはい。これはだからなんていうのかな?ブックレットがちょっとしたパンフレットみたいな。映画のパンフレットみたいになってるんですよね。それで、Surfbankの方は波の上に。なんていうんですか?ビューッ!っとこう、上にあがる。ジェットスキーというか、空中に浮いている。これ、なんていうんですかね?

(一十三十一)あ、フライングボードです。

(西寺郷太)フライングボード。これは、いわゆるいま流行りのって言ったら変ですけど。

(一十三十一)最新のマリンスポーツですね。

(西寺郷太)上にこう、ジューッ!とね。浮かぶ。これは生で撮ったんですよね?

(一十三十一)実写なんです。全部、私の作品。

(西寺郷太)CGじゃないんですよね。

(一十三十一)CGっぽいんですけどね。どれも。これは体を張って私たちが撮影したものです。

(西寺郷太)これ、だから十一ちゃんは札幌出身で。今回出たSnowbankの方ではスキーしているシーンなんかもありますけど。これも本当に。顔だけくっつけているってわけじゃないと。

(一十三十一)そうそう。本当に私がアートワークディレクターの弓削さんから、『ウェーデルン、できるよね?』みたいな。できるテイでどんどん言ってくるよので、私が『ハイ!』っつって、シャッシャッシャッて。

(西寺郷太)すげー。これ、ビデオがまだ出来てないんですか?

(一十三十一)ええと、実はSurfbank Social Clubの撮影の前に、夏の前にもうSnowbankのジャケットは撮りに行っていて。

(西寺郷太)なぜならば、冬の写真を先に撮っておかないと、冬に出せないですもんね。

(一十三十一)そうそうそう。だから本当は12月に出す予定だったんですけど、そのために去年の春スキーに行っていて撮ったんですけど。なんだけど、結構嵐男か嵐女がいるみたいで。何度行っても吹雪いてたんですよ。

(西寺郷太)いや、ちょうどね、さっきのGolden Cityが出た時っていうのが去年の3月ぐらいだったんで、担当の篠原さんね。ビルボード、同じじゃないですか。で、『このキャンペーン、NONAが終わると雪山に行く』って言って。『あー、大変っすね』って。『でも楽しそうじゃないですか』とか言って。で、また次のキャンペーンがあって、『このキャンペーンが終わったら雪山に行く』って。『また行くんですか?』っつって。

(一十三十一)(笑)。ことごとく吹雪いていて。吹雪で撮れないんですよ。本当に。で、ゲレンデ着いてもリフトが動いてないとかで撮れなくて。それで、まだ撮りきれてなくて。MVは。なので、まだ今月、あと2回ぐらい撮りに行きます。

(西寺郷太)これ、でも本当に楽しめると思うんで。これのアルバムから1曲、聞いていただきたいんですけど。出たばっかりの。まさに今日も東京に雪が降りましたけど。Snowbank Social Clubから、一十三十一さんの曲、ちょっと紹介していただけますか?

(一十三十一)はい。じゃあこの曲ね。一十三十一で『Night Flight Telephone Call feat. PUNPEE』。


※動画2:00から曲がスタートします

(西寺郷太)はい。一十三十一とPUNPEEで、『Night Flight Telephone Call』。聞いていただきました。はい、ライムスターの宇多丸さんもこの前ね、絶賛されてましたが。たしかに非常にかっこいい曲で、先週出たSnowbank Social Clubに入っていると。

(一十三十一)初めてラッパー、フィーチャリングなんですよ。

(西寺郷太)あ、そうなんですか?意外といつもやってるか、ぐらいに。

(一十三十一)そう。いつもそういう感じでやってたりはするんですけど。音源でCDになったことはなくて。初めてで。今回。

(西寺郷太)なんかもう、自然にフィットしてますね。

(一十三十一)もうね。素敵。

(中略)

(西寺郷太)はい。一十三十一さんで『DIVE』。まあ素晴らしい歌でね。ビデオもいいですよね。

(一十三十一)そうそう。プールね。真夜中のプールに忍び込む話なんで。夜中のプールで撮ったんですね。

(西寺郷太)このデザインをやっている弓削くん。服のデザイナーというか、作る人でもあり。まあなかなかの色男っていうか、かっこいいんですけど。あの、野球をやってるんですよ。彼。草野球。

(一十三十一)野球友達だ(笑)。

(西寺郷太)めっちゃ打つんですよ!弓削くんを写真とかで見てる時って、もっとちっちゃい奴だと思ってたんですよ。洒落た感じで。なんかね、座ってしゃべった時があって、そん時も顔とかもちっちゃいから、なんかあんまりサイズ感とかわかんなくて。で、僕ピッチャーなんですよ。僕やっているチームと対戦する、ニャンニャンタイガースっていうところの、4番とか3番とか。結構いいところ打つんですけど。めっちゃ俺の球を、めちゃくちゃ打つんで・・・もう、嫌い!

(一十三十一)(笑)。弓削さん、スキーも上手いし。スキーで行くじゃないですか。Snowbankとかで。スキーも上手かったし、あとなんだっけ?だから、できるんですよね。

(西寺郷太)すごいですよね、彼は。僕の球、めっちゃ遅いんで。それで、みんな結構打ち損じるみたいな感じなんですけど。弓削くんはもう本当に狙いを定めて。で、たまに打ち取ると、もうその日、ものすごくうれしくて。抑えた!みたいな。でも、基本的には打たれるんですけど。彼は本当に、そういう意味でもね、スポーツもできる。サードもめっちゃ上手くてね。そういう人がデザインしている『CITY DIVE』からの。3部作というか、カヴァーアルバムもありますもんね。『YOUR TIME』。

(一十三十一)YOUR TIME。うん。

(西寺郷太)だから、結構一時出してないっておっしゃってましたけど。めっちゃ出してますね、最近。

(一十三十一)そうそう。5年ぶりのCITY DIVE以降は、立て続けにずっとハイペースで。スーパーハイペースで出してます。

(西寺郷太)だからやっぱり、そのCITY DIVEからの第二期一十三十一ってことですよね。

(一十三十一)そうです。そうです。

(西寺郷太)今回、この二部作が完成して、デザインとかもちゃんとしてますよということなんですけどね。(リスナーからのメールを読む)『質問ですが、今回のアルバムもミュージックビデオを撮影されたみたいですが、撮影にあたって大変だったことや裏話はありますか?』。

(一十三十一)いや、毎回すごい大変で。死ぬほど吹雪いたりとか、何度行っても吹雪くとか。嵐を呼んじゃうところがあるんで。撮れてないんですけど。また撮り切れてないんですけど。なんだろうな?スーパースローで撮ったりとか。そうすると、『Catch Me in the Snow』っていう曲なんですけど。そうなると、BPM200とか300とかでリップシンクしなきゃいけない。

(西寺郷太)リップシンクね。口をあわせて。

(一十三十一)でも、本当に顔の感覚もなくて。

(西寺郷太)寒いから。

(一十三十一)そうそう。冷たすぎて全ての感覚がない中でリップシンクしたりとか。結構本当に冷たかった。

(西寺郷太)結構これ、本当薄着ですよね。

(一十三十一)そうそう。弓削さんがサディスティックで。どんどん当たり前のように。ロンT。薄着です。

(西寺郷太)いやいや、ジャケットもね、注目してもらいたいです。

(中略)

(西寺郷太)いやいやいや、あの、ラジオでかけたいおすすめの曲っていうのも今日は選んできてもらってるんです。いろいろ、曲をかけて一十三十一さんを立体的に知っていこうやないかということなんですが。もう1曲、選んでもらったのが、この曲なんですけど。

(一十三十一)これ、作詞がKikujiっていうペンネームで。これ、たけしさんなんですよね。北野武さん。

(西寺郷太)あ、はいはいはい。菊次郎の。

(一十三十一)Kikuji。また歌詞も素敵だし、歌っている本人も大好きな方なんですけど。

(西寺郷太)これは、聞いてみましょうか。どなたの何という曲でしょうか?

(一十三十一)宮沢りえさんで、『心から好き』。

(西寺郷太)はい。宮沢りえさんで、『心から好き』。僕、この曲知らなかったです。いま、初めて聞きました。

(一十三十一)『東京エレベーターガール』。主題歌。

(西寺郷太)東京エレベーターガールって、ありましたね。TBSじゃないですか。92年。この番組のディレクター、プロデューサーの野上さんと僕、同い年なんですけど。宮沢りえさんと同じ学年で。だから何や?ってことなんですけど。ちょうど今年40才の。92年なんで、ちょうど僕も東京出てきたぐらいですかね。でも、本当にこの曲を聞くと、一十三十一ワールドというか。に、また近いものが感じられて。

(一十三十一)なんか、この浮遊感、いいですよね。アーバン。艶めき感。

(西寺郷太)これもまた、たけしさんが作詞をされているという。すごいいい曲で。いい曲を教えてくださって、ありがとうございます。さすが火八先生!

(一十三十一)(笑)

(西寺郷太)いや、この番組、本当そういう意味でいろんな人から僕も教わるんで。素敵な曲を教わりましたけども。

<書き起こしおわり>


一十三十一が語る デビューまでの道のり
一十三十一さんがTBSラジオ『西寺郷太TAMAGO RADIO』に出演。歌手として活動を始めてからデビューに至るまでの経緯をこのように話されていました。 (西寺郷太)こういうところで生まれ育ちまして。それで音楽好きになって、結構クラブとか行...

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