村上てつや・西寺郷太が語る ゴスペラーズの強み

村上てつや・西寺郷太が語る ゴスペラーズの強み 西寺郷太TAMAGO RADIO

ゴスペラーズの村上てつやさんがTBSラジオ『Music24/7 西寺郷太TAMAGO RADIO』にゲスト出演。ゴスペラーズの強みについて、こんな風に語っていました。

(西寺郷太)でもゴスペラーズとしての活動・仕事。何年目とかあるんですか?

(村上てつや)19。バンド、91年に組んでいるから。デビューの前にメンバーチェンジが1回あるけど、いまのメンバーでも19年ぐらいやっているから。来年の年末で20周年。

(西寺郷太)なんかやるんですよね?そりゃ、ありますよね。

(村上てつや)なんにもないのも嫌だよね。

(西寺郷太)なんにもないってのもいいですけどね(笑)。飲み会とかやってくださいよ(笑)。そしたら僕、行きますから。絶対ありますよね。

(村上てつや)2ヶ月ぐらい前に郷太のところ電話して。『21日、空いてる?』みたいな。相手はポカーンとするよね。

(西寺郷太)決まっていても言えないと思うんですけど。でもやっぱり僕、村上さんのおっしゃっていたことで、なるほどな、さすがだなって思っていたのが、さっきも言ったように全国津々浦々をライブされるじゃないですか。ホールツアーというか。で、なんか10数年前にドーン!ドーン!と。『ひとり』とか『永遠に』とか。紅白出たりとか、いろいろあった時に、『九州とか東北とかいろいろなところの街の、そういうホールを全て埋められるようなグループになるのが目標だ』っておっしゃっていたのがすごい印象的だったんですよ。

(村上てつや)そうね。

(西寺郷太)東京だけじゃなくて。

お客さんがいてくれると思う場所には、できるだけこっちから行く

(村上てつや)やっぱり、東京に住んでいるんだけど、俺たちの音楽って東京発信の音楽じゃないっていうか。どこでもいいんだって。東京発信だからこそいい音楽もあると思うし、京都発信だからこそ、よりかっこよくなる音楽もあると思う。が、俺たちってなんか、そういう意味ではどんな場所でも。どんな場所のやつが歌い出してもいいよ!っていうような音楽でありたいなっていうのを思うから。やっぱりヒットしたってことに対して、何で落とし前をつけるべきなのか?っていうことがわかりやすく、お客さんがいてくれると思う場所には、できるだけこっちから行くっていう。そういうことかな?やっぱり。

(西寺郷太)なるほど。僕もこれ、聞こうか聞くまいか迷ったんですけど。いわゆるアカペラという、ハーモニーというもの。ブームみたいな、波みたいなものも何回かあったじゃないですか。テレビとかでめちゃめちゃ流行ったりとか。その前からゴスペラーズはやっていて。淡々とやりながら、ヒットは飛ばしていたとしても、波の中で、いまの『猫騒動』も含めですけど、こういうアルバムをずっと出し続けているっていう。あんまり変わってないように見えるんですよ。そのスタンスが。その時のハンドリングとか、たぶんリーダー中心に、村上さん中心にいろいろ考えていたと思うんですけど。

(村上てつや)結局やっぱり、ほら。ポジショニングっていうのがさ、大事でさ。ノーナにはノーナのポジションがあって、ゴスにはゴスのポジションがあるんだけど。ただ、自分たちが好きっていうことだけでこの業界に居続けられるほどさ、甘くはないわけじゃない?

(西寺郷太)でも1週間ぐらい前に、電話かけてきましたもんね。どうやってこの放送を盛り上げるか?っていうことで。ちょっと前に僕に電話くれて(笑)。あれも、さすがだな!って。『他の人たち、どうやって攻めた?』っていう感じのこと、聞いていたじゃないですか。

(村上てつや)聞けなかったからね。この番組、ここまでを。

(西寺郷太)『俺なりの攻め方をしたい』っていう。だから、いまみたいな感じがいいですよっていう。やっぱりでも、考える村上さんっていうの、僕好きなんですよ。

(村上てつや)結局ほら、グループだからさ。俺はだから、ソロで歌っている、特にソロシンガーとかに対してはめちゃめちゃ、率直に言って憧れもあるし。単純に、すごいな!って思うんだよ。コンサート43本やってすごいですね!って言われたとしても、でもまあ、1人で43本歌っているわけじゃないからねっていうのがあってさ。そりゃ5人だから5人の辛さっていうのもあるけど。

(西寺郷太)とは言え、オーバーグラウンドに出てから脱退とかもないしね。ゴスペラーズ。さっき言ったように、仲いいし。黒沢さんに『黒沢、明日飲みに行こう』っていう仲なんだから。すごいですよ。

B.B.キングの言葉

(村上てつや)『今夜ね!』みたいなね。結局、B.B.キングが昔言っていたのを学生時代になんかで読んで、すごい感動したんだけど。結局労働者は週5日・6日働いて食っているわけだよね。じゃあ音楽家が週5日か6日、ステージに出て働かないでどうするんだ?みたいなことを言っていて。至極真っ当な話だっていうか。だって、楽をするためにこの世界に入ってきたわけじゃなくて、歌を歌って人を喜ばせて、自分も喜びたいから入ってきてるんであって。

(西寺郷太)いいこと言いますね。

(村上てつや)そういう意味で言うと、なんで週5回働けねーんだよ?っていうのがあるよね。逆に。普通の人がそれで食ってるのにっていうさ。

(西寺郷太)なるほどなるほど。それで40何回ツアーして、結構大変ですねって言われるが、それは・・・

(村上てつや)それが仕事じゃないの?っていう。そういうことが、変わらずにやっていけるか?っていうことかな。ゴスの強みは。

(西寺郷太)僕も1年ぐらい前ですかね?曲、作らせていただいて。フォーラム、見に行きましたけど。やっぱりすごく老若男女、みんなが楽しめる。知らない人でも楽しめるし、知っている人はより楽しめるというようなエンターテイメントになっていたなという。

<書き起こしおわり>

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