一十三十一が語る 自身の音楽ルーツとマジックスパイス

一十三十一が語る 自身の音楽ルーツとマジックスパイス 西寺郷太TAMAGO RADIO

一十三十一さんがTBSラジオ『西寺郷太TAMAGO RADIO』に出演。ご自身の音楽のルーツを語る中で、お父さんが経営するスープカレー店『マジックスパイス』などについても話していました。

(西寺郷太)一十三十一さんは、先ほどもちょっと言いましたが、札幌生まれ。お父さんがビッグサンっていう、ファミレス的な?

(一十三十一)あのね、ええと、『トロピカルアーバンリゾートレストラン ビッグサン』。

(西寺郷太)あなたじゃないですか。まさに。トロピカル、なに?

トロピカルアーバンリゾートレストラン ビッグサン

(一十三十一)トロピカルアーバンリゾートレストラン ビッグサン。っていう、北海道なのに、うちは365日アロハシャツ、みたいな。すごいアーバンでツヤツヤなんですよ。で、天井が鏡の世界みたいになっていて。ずーっと。

(西寺郷太)写真は見たことあるんですよ。

(一十三十一)そうそう。ずーっと電飾がバーッとついていて。鏡になっていて。いつまでもずーっと。パームツリーみたいな。ずっと延々に続くパームツリーみたいになっていて。その中で、ブリージーな(山下)達郎さんだったり、(竹内)まりやさんだったり。

(西寺郷太)かかってたんだ。まさにじゃあ、札幌でそういうトロピカルアーバンリゾートレストランがあり、そこでお父さんが仕事場というか、いて。そういう音楽を聞いていた子供の頃があり。で、ある時お父さんがそこを辞めるんですよね?

(一十三十一)そうですね。私の生まれた年から14年間やってて。14年目に辞めて。で、急にインドとか放浪の旅に出て。

(西寺郷太)ワシは行くと。お父さんだけが行ったんですか?

(一十三十一)お父さんだけが行って。お兄ちゃんが行ったりとか、私も行ったりとかして。まあ基本的に、お父さんが行って。

(西寺郷太)インドを中心に行かれてたんですか?

(一十三十一)インドを中心に、インドですね。

(西寺郷太)インド。インドの中を。インドに行ってた。で、1年間行って、帰ってきて、なんて言ったんでしたっけ?お父さん。

(一十三十一)帰ってきて、ちょっとマジカルに開眼しちゃって。で、マジカルワールドに私の家は突入するんですね。それで、スパイス系のお店をやるんです。

(西寺郷太)マジックスパイスという。いわゆるスープカレーの、オリジナルというかね。もう代表的なお店ですけども。マジックスパイスをお父さんが作りましたと。最初。最初はどう思ったんですか?お父さんが作ったカレーを食べたんですよね?

(一十三十一)あの、家の人気メニューだったんですよ。

(西寺郷太)あ、家の中でやってたんですね。帰ってきてから。開眼してから。

(一十三十一)そうそう。開眼してから、よく家で作ってて。そう、家の人気メニューがお店になったんですけど。

(西寺郷太)でもそれは、なんていうのかな?北海道を代表する、いまもう日本中に広がってるじゃないですか。それこそ、スーパーとかでも売ってますし。その創始者ってことですよね?お父さんは。マジックスパイスの。

(一十三十一)はい。

(西寺郷太)それで、僕も実は行ったことあるんですけど。先ほど名前を出したビルボードの篠原さんと。十一ちゃんの実家に行こうよ!って。

(一十三十一)本店。札幌店。

(西寺郷太)そいで、お母さんにも丁寧に挨拶して。『うちの十一がお世話になってます』みたいな。『いやいや・・・』みたいな会話もありながら。それで、この『火八先生(※コーナータイトル)』では、子供の時に好きだった曲みたいなのを1曲かけようってことなんですけども。この曲も、そういうところでかかっていたってことですか?

(一十三十一)まさにね、かかってて。

(西寺郷太)ビッグサンでですか?

(一十三十一)そうそう。大人に憧れていた私の子供時代ですね。

(西寺郷太)ちょっと、これ紹介してもらいましょうかね。子供の頃に好きだった曲ということで。

(一十三十一)はい。竹内まりやさんで、『OH NO,OH YES!』。

(西寺郷太)はい。竹内まりやさんで『OH NO,OH YES!』。聞いていただきましたけども。これね、一言で言うと、親孝行ですね。こういう曲がお父さん、好きだったんですよね?かかってたんでしょ?

(一十三十一)そうそう。かかってて。

(西寺郷太)お店で。トロピカルアーバンリゾートレストランで。自分が頑張ってきて、娘がこんなアルバムをガンガン出して。めっちゃ聞くでしょ!これ。

(一十三十一)車でガンガン聞いてるって。

(西寺郷太)『CITY DIVE』がお父さんの誕生日に出たって言うじゃないですか。

(一十三十一)そうそう。マグネティック。

(西寺郷太)なんという親孝行なんですか。こんな。いや、本当にでも、竹内まりやさんの音楽とかも聞いてても、この現代的にというか、下の世代のフォローっていうんですかね。そういう中で、こうリアルに尊敬して、リスペクトしている気持ちが2010年代っぽくなっているということで、非常に素敵だなと思っているんですが。一十三十一さんにはこの後も引き続きお付き合いいただくんですが、ここで一旦CMです。

(中略)

(西寺郷太)いやいやいや。楽しい前半戦でしたけども。たぶんでもね、音楽好きの、十一ちゃんのことも詳しい人は、お父さんのマジックスパイスの話とかって知っている人も多いと思うんですけど。バラバラに知っていた人が、いまビックリしている人も多いと思うし。僕は何よりも、そのトロピカルアーバンリゾートレストランっていう。

(一十三十一)ビッグサンね。

(西寺郷太)ビッグサンのこのキャッチフレーズが、アルバムの名前みたいでね。

(一十三十一)(笑)。まんまね。一十三十一、まんまなんですよね。

(西寺郷太)次のアルバム、トロピカルアーバンリゾートレストランでもね、おかしくないんじゃないかと。なんか、ビルボードっぽい箱?

(一十三十一)だから今日、気づいたんですけど。っていうか、さっき気づいたんですけど、なんかちょっとビルボードに似てる気がしてて。

(西寺郷太)へー。あんなにもう、きらめいた感じなんですね?

(一十三十一)きらめいた感じ。あの黒い感じと、夜の似合う感じ。

(西寺郷太)お店がね。昔、お父さんがやっていたビッグサン。そこにサーフボードが置いてあって。

(一十三十一)あのいまのビルボードに、ちょっと西海岸入るみたいな感じ。ちょっとサーフボードがあったり、大っきいパームツリーが国道沿いにドン!とあったり。

(西寺郷太)国道沿いに。

(一十三十一)そうそう。ハリボテのね。ドーン!ってすごい巨大なの、あるんですよ。

(西寺郷太)あ、写真があるよと。いま持ってきてくれました。あ、これね、僕どっかで見た。あ、こういう感じなんだ。うわっ、これなんていうか、急にアメリカっていうか。いま写真がネットで上がってて。これ、見たことがあるんですけど。へー!

(一十三十一)私のホームページで。

(西寺郷太)かわいいですね、これ。ネオンの感じが。

(一十三十一)そう。かわいい。結構、おしゃれなカップルがかっこいい車乗ってきて、素敵なドレスとかをキュッと。デートスポットみたいな感じですね。

(西寺郷太)これ、見たことありますね。なるほど。これは一十三十一さんのホームページで見れるんですか?

(一十三十一)うん。見れます。

(西寺郷太)これ、お父さんですか?このタキシード着てる。

(一十三十一)そうです。これ、オープンで。この赤ちゃんは、私。その手前が、ママ。

(西寺郷太)これ、オフィシャルホームページで見れるんでね、是非見てください。わっ、すごい!改めて見るとすごいですね、ビッグサン。メンバーズカード。

(一十三十一)アーバンでしょ?

(西寺郷太)あ、こういうところで生まれ育ちまして。

<書き起こしおわり>

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