オードリー若林 時代の風が自分に吹いてない時の対処法を語る

オードリー若林 時代の風が自分に吹いてない時の対処法を語る むかいの喋り方

オードリー若林さんが2026年10月6日放送のCBCラジオ『#むかいの喋り方』にゲスト出演。時代の風向きについて話す中で、自分に風が吹いてない時の対処法を話していました。

(向井慧)あの、僕が一番最初に若林さんとの……勝手ながらに「ああ、この感覚が一緒の方がいて嬉しい」と思ったのが『ロンドンハーツ』があって。で、『ロンドンハーツ』のスタッフさん、すごい僕はお世話になってる方々ですけど。そのもっと前の、もうガリガリに削り合ってた時の『ロンドンハーツ』の企画のお話をいただいた時、僕はその削り合うみたいなのが本当に面白くできる自信が全くない状態の時で。めっちゃ生意気なんですけどそのスタッフの方に「すいません。僕、面白くできる気がしないので。ちょっと……」みたいな。もう、めっちゃ生意気だったんですけど。そしたらそのスタッフさんが「ああ、なるほどね」って。で、これは真偽のほどはちょっとわからないんですけど。「若林くんもそれを言ってた時があって」みたいなことを……。

(若林正恭)うん、あるある。

(向井慧)そこが面白くできる自信がないってことですか?

(若林正恭)だから元々、小さい頃からの癖で。人を下げる目線で見てなかったりとか。あと、人間が言ったことを「理解しよう」と思って聞くのよ。ハナから間違ったことを……ディベートみたいな感覚で人の話を聞く人って、カウンターを取るのがうまいじゃん? あれが生来、ないから。だから、それは苦手なんだよね。で、それでなんか「ランキングをつけて下げて人のことを言ったりするの苦手なんだよ」ってトークライブでしゃべっていたら、そこにロンハーのスタッフが観覧席に見に来ていて。「最悪だ」と思って。楽屋挨拶に来て「こっちもすいません」とか言われて。「来てたんか!」と思って。俺は隠すつもりだったのに。そういう時、あるからさ。

(向井慧)でも、やっぱりでもそれも本当の気持ちっていうか。結局、それをもっと面白くできる人がたぶん、いますもんね、ああいう場所で。

(若林正恭)だから今の時代はSNSすぎるじゃん? 時代が。だから批評芸がウケるじゃん? で、芸人が芸人を批評する。それってつまり、ディスだったりするから。だから、なんか今はあんまり何もしない方がいいなと思ってる。全く。その風向きがさ、今はたぶん批評芸の風向きだから。それって苦手だから。

(向井慧)これ、またちょっと風向きが変わる瞬間も絶対に……?

今は批評芸の風向き。でも2年ぐらいで風向きは変わる

(若林正恭)来るの。もう2年ぐらいで変わるからさ。風なんか無視した方がいいのよ。帆をたたんでアメフトを見てればいいんだよ。そういう時代なだけだから(笑)。

(向井慧)何度もやっぱりそれを体験してきたわけですね? 「どうせ変わるな」とか。

(若林正恭)そう、急に変わるから。もう、やめてほしい。3年おきに。

(向井慧)そこに抗ってる時期もたぶん……30代とかに。風向きごとに「今、これがいいんだ」とかもあってってことですか?

(若林正恭)あった。風向きがあるんだよ、あれ。だからあと、得をした時もあるんだよ。『たりないふたり』とかが初期、出発した時って風向きが良かったんだと思う。

(向井慧)時代の空気感が?

(若林正恭)なんか「ひな壇で前に出る」っていう時代が続いた後ぐらいに、タイミングが良かったんじゃない? あそこが。今、振り返るとね。当時は夢中だけど。だから去年の年末、『たりないふたり』で漫才をやって。現場的には手応えあるの。自分の中の手応え。でもあんまり風、吹いてなかったな……。

(向井慧)フハハハハハハハハッ!

(若林正恭)風、吹かないの。わかるの。なんかね、感覚でわかるの。それはそうなんだよ。

(向井慧)そうなんですか?(笑)。

(若林正恭)そうなの。

(向井慧)時代の?

(若林正恭)なんかね、わかるのよ。それが。

(向井慧)だからよく若林さんがおっしゃる、その時代と自分を車と雨にたとえるお話、あるじゃないですか。

(若林正恭)そうそう。まさにそういうこと。いや、だから備えといた方がいいよ。向井くんもアゴを引いて。急に追い風が吹いたら、慌てるから。帆をつかむ握力とか。「うわーっ、進んでいくー! なんなの、この企画書の量は?」みたいな。

(向井慧)ああ。そこがやっぱり……でも結局、自分のいる場所はそんな変わってないのに、空気感で一気に押し出されたり?

(若林正恭)そうそうそう。やっていることは変わんないのよ。で、こういうラジオとかを若い時に聴いてたみたいな人が総合演出で企画書を出せるみたいになってきたら急に風が吹くから。慌てるぞ? 俺はちょっとね、対応できなかったんだけど。2021年ぐらいの時。すっごい特番が増えて。

(向井慧)へー! たしかに、もちろん見てたらありましたし。で、もちろん今だってたぶんめっちゃあると思うんですけど。そこら辺はもうコントロールっていうと、あれかな?

(若林正恭)流れがあったりする。スタッフさんとかね。

(向井慧)それで結局、そのラジオでしゃべってることも別に時代を読んでとか、風を読んでしゃべったことってないですよね?

(若林正恭)ない。やってることは一緒なの。こっちがやってることは。でも風は変わるんだよ。急に「リスナーに名前つけるラジオ、ダセえ」みたいな。その時はだから帆をたたんでアメフトを見るんだよ(笑)。いつも今までやってきたことを地味にやるの。

(向井慧)で、風が過ぎ去った時にまたゆっくりと?

(若林正恭)ゆっくり帆を出して進んでけばいいのよ。

(向井慧)ああ、でもこれはすごい、たしかになっていう話ですね。

風が吹いてない時は帆をたたんでアメフトを見る

(若林正恭)去年の『たりないふたり』、風が吹いてなかったなー。これ、山里が聞いてるからわざと言っているんだけど(笑)。山里も思ってると思うよ。なんかあいつ、すっごい手応えあった顔してた。うまそうにビール飲んでたもん。うまそうにビールを飲んで、日テレで寝て『DayDay.』に出てたもん。それで風邪、引いてたもん(笑)。すっごい手応えがあったの。2人で。お酒、美味しかったもん。新橋で。だけどなんか、あるんだよ。

(向井慧)だからこの時はこの時でまあ、自分たちの手応えがあればそれを信じて。そこで待ち続けるっていう。

(若林正恭)そう。待ち続けるの。で、なんか本当に1週間であったことをしゃべり続けるんだよ。それは地味にやった方がいいの。風が吹いてない時は。

(向井慧)もうそれをやり続けた結果ですもんね。本当にオードリーさんは。

(若林正恭)まあ相方もね、毎週会うから。なぜかトークゾーン……向井くんもそうだけど。トークを用意して。

(向井慧)毎週、しゃべり続けて結果、そうなっていったと

(若林正恭)たしかにたしかに。意識はしてない。

(向井慧)10年目に全国ツアーと武道館。その、どこぐらいからですか? 「これがすごいことになるかも」なって。

(若林正恭)あのね、でもね、だから武道館でやったからって……俺さ、今の時代にこれを言うのは勇気がいるんだけどさ。俺、自分の番組のリスナー、好きなのよ(笑)。

(向井慧)いや、それは素敵なことですよ(笑)。

(若林正恭)そうだよね。これをなんか恐る恐る言わなきゃいけないの、変だよな? 今は「ダサい」みたいになってんじゃん?

(向井慧)今の風はそうなんですね(笑)。

(若林正恭)そう。風が。だけどやっぱり地味に進んでいくから。俺は。で、俺は好きだからやっぱりその「町内会の盆踊りを作る」みたいな感覚なのよ。だから別になんか、こっちとしては大それたことやってる感じはないんだよ。で、その東京ドーム側にリトルトゥース、ラジオリスナーがいて。その子が東京ドームに入社して、オードリーでやる企画書を出し続けた子だったから。それで東京ドームとの縁とかさ。そういうことがあって。あと本当にずっとリスナーの人が企画書を書いて特番をやるってなったり。だからなんか、企画書からさ、熱量って見えてくるじゃん? 「なんか分厚いぞ、これ? どういう人なの?」ってなったら「実はこの人は……」みたいな。それで「じゃあ、やらせていただきます」とか、あるから。だから自分たち的には結構、町内会なのよ。規模がでかいけど。

(向井慧)なるほどなるほど。それぐらいの気持ちで……だから「大それたことをやってやろう」っていうのは、ないですもんね。本当に。

(若林正恭)ない。だってドームでやったからって地上波テレビでゴールデンで番組を持てるわけない。関係ないんだから。あっちはあっちでもうヤンキーになって制していかないとできないよ。それが俺はできないんだから。

(向井慧)たしかに(笑)。僕も含めそうですけど。っていうことがやっぱりわかってきて?

(若林正恭)でも、向井くんにも来るよ。追い風が。急に。でも、あれはあれで慌てるぞ?(笑)。俺はね。危なかった。本当に。

(向井慧)ああ、そうですか(笑)。

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数年でたしかに風、変わりますよね。風に無理に抗ったりせず、帆をたたんで地味にいつも通りのことをやりすごし、自分に風が吹いたら帆を広げて風を掴めばいいというのは素晴らしいと思いました。

#むかいの喋り方 2026年10月6日

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