東野幸治 アニメ『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』が沁みた話

東野幸治 アニメ『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』が沁みた話 東野幸治のホンモノラジオ

東野幸治さんが2026年8月7日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中でアニメ『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』について話していました。

(東野幸治)さあ、私の方はですね、うーん……ちょっと夏バテというか。なんかこう、年齢59歳を迎えまして。少しちょっと何でしょうか、おじさんモードといいますか。なんかあの、先ほども『チルド』っていう染谷君の映画見に行ったんですよ。どういう映画かと言いますと、コンビニで働いてる染谷君。で、このコンビニの中で起こる、なんかちょっと変わったホラーテイストの映画なんですよ。で、コンビニエンスストア……現代の日本の必ずあるお店ですけれども。

そこで働いてる人、お客さん、みんながなんとなく生きてるような感じがしないお店で繰り広げられる不条理な感じのホラー映画なんですけれども。まあ、お客さんの方もたくさん入ってまして。お盆だから、なんとなくいつもの映画を楽しむお客さんじゃなくて。久しぶりに映画を観に来たっていう感じで。クスクス笑おうかなと思ったら笑える雰囲気でもなく。あんまりネタバレになったらダメなんですけども。なんか不幸なことが次々と起こるんですけれども。なんかそれもちょっと不条理なギャグっぽい感じで、面白いなと思うけれども。なんとなく館内の方は静まり返った感じで見ていて。それでなんかどんよりしたりとか。

あともう一つ、本を読みましてね。『檻の中のルフィ』っていうね、トクリュウ犯罪、あったじゃないですか。フィリピンの収容所の方から指示出してっていうね、残酷な事件がありましたけど。それのなんかルポルタージュのような本がありまして。栗田シメイ さんがお書きになったやつで。それが最高幹部の1人と手紙のやりとりとか。

捕まった中の女性の人がなんか伝説の掛け子って言われるような存在で。それがもう、めちゃくちゃ面白くて。どのようにして組織が大きくなって、どのようにして破綻していったかっていうのが赤裸々に書いていて、すごく面白いんです。

(東野幸治)だからその映画も面白いし、そのルフィの本も言い方、悪いですけども興味そそられる意味で面白い本で。もっと、10年前だったらワクワクして読んでたけど。なんとなく年齢59歳になってきて、なんかこう「そういうのじゃないな」っていう気持ちになってきて。

そこで出会ったのがアニメなんですけれども。『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』ていうアニメなんですけど。それがすごく染み渡って。俺が20代だったら絶対、こんなアニメ面白いと思わなかったんですけど、年齢でしょうか? 佐々木さんっていう独身のおじさんがいてるんです。たぶん、おじさんって言っても年齢でいうと30後半ぐらいの人なんですけど。

その方がまあ仕事、忙しくてね、遮二無二頑張るんですけど。唯一の楽しみが家の近所にあるスーパーのレジで立ってる山田さんっていう女の子がいてて。その女の子が愛想良くてかわいくて。その人になんか一目惚れしてる、その人に好意を抱いているっていう設定なんですよ。

で、ある時、そのスーパーにいつものように行ったけど、山田さんがいなくて。その人はすごくヘビースモーカーで。そのスーパーの裏の喫煙所みたいなのにたまたま行って。そこで出会った田山さんという女の人がいてて。その人は、ちょっと何でしょうか? 斜に構えたような、なんかバンドでもやってんのちゃうかなっていう感じの女の子で。

で、その人となんか会話していきだして。田山さんと山田さんと佐々木さんという奇妙な物語が始まって。なんかこう、好きだとか、愛してるみたいなこともなく、ただじんわりとおじさんと若い女の子の心の触れ合い。そしてハラハラドキドキ。なんか淡々と描かれてるアニメが『チルド』を見たりとか、そのルフィの本読むよりすごく染み渡って。なんか「59歳だなあ……」って思いました(笑)。

このホンモノラジオを聞いてる本家のおじさん、オススメです。スーパーの裏でただタバコを吸うっていうだけのアニメなんですけど。それがすごく居心地が良くて。「ああ、なんか近くにきっと幸せってあんねんな」っていうアニメでございますから。お盆で退屈な方、のんびりゆっくり沁みわたるように、そのアニメ見ていただいたら幸せなのじゃないのかなっていう風に思います。

東野さん、さすがに59歳になってこういうじんわり沁みわたるような作品がよくなってきたんですかねー。お盆休み、ちょっと時間があるので見てみたいと思います!

東野幸治のホンモノラジオ 2026年8月7日

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