宇多丸 スーパー戦隊終了と東映の特撮世界IP化戦略を語る

宇多丸 スーパー戦隊終了と東映の特撮世界IP化戦略を語る アフター6ジャンクション

宇多丸さんが2025年12月1日配信のTBSラジオ『アフター6ジャンクション2』放課後ポッドキャストの中でリスナーから届いた「仮面ライダー、世界IPへ変身」という日経記事に関するメールを紹介しつつ、スーパー戦隊シリーズ終了と東映の世界IP戦略について話していました。

(宇多丸)あとね、ニチアサ系メールはすげえ他にもいっぱい来てるんだけど。常識的な長さのものを選ばせていただきます。ラジオネーム「歯車」さん。「宇多丸さん、守安さん、お疲れ様です。私はアトロクきっかけで『ドンブラザーズ』から入った特撮弱者ですが、僭越ながらメールしたいと思います。水曜日の放課後ポッドキャストにて、宇多丸さんが部分的ながらギャバンの……」。あれですね、『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』。来年からやるというね、R.E.D.シリーズですか。で、これ一部しか見えてないけどデザイン、悪くないじゃんっていう話をしました。それで『仮面ライダーゼッツ』のデザインも結構好きって言ってましたね。


(宇多丸)「そうおっしゃっていましたが、 11月12日の日経MJにて『仮面ライダー、世界IPへ変身』という記事がありました。内容を要約すると東映は仮面ライダーを2026年4月にブランドを大幅刷新し、世界展開できるIP(知的財産)にする計画があるそうです」。だからある意味、戦隊のリセットもね、そういうのも込みでっていうことですね。「その足がかりとしてゼッツは世界でほぼ同時の放送配信を開始。その字幕吹き替えの準備期間のため、2年前から少しずつ撮影を調整。従来よりも半年早く撮影を開始したとのことでした。

また、宇多丸さんが言及していたデザインについてですが、近年の仮面ライダーで定番だったカラフルな造形を抑えたこと。変身ベルトの音声を英語にしたことも全て、世界展開のための布石だそうです」。なるほど! 英語多めだもんね。ゼッツはね。その世界観的にかっこつけてハリウッド映画っぽくっていうのもあるけど、そういうあれもあったのね。「詳細はまだ検討中とのことですが、仮面ライダーの次作で歴史が動くのは間違いないようです」という。

(古川耕)なんか、そう。割と初期から……要は東映アニメーションが今、ものすごい世界的にIPとして大成功してて。で、東映もちろん、特撮の方でもそれやりたいんだけど。特に戦隊物はなんか結構権利がややこしくなっちゃってるみたいなのは聞いたことあるんですよ。

(宇多丸)それはだからパワーレンジャー関係もあってってことで。

(古川耕)だと思います。

(宇多丸)だからそういう意味で戦隊リセットはそのためのポジティブリセットっていうか。

(古川耕)というのをなんか結構、言ってる人いましたよね。「なるほど」って思いましたけど。実際のところはわかんないですけど。

仮面ライダー、世界IPへ「変身」

アニメで大成功している東映が特撮でも世界IP化を目指してスーパー戦隊シリーズを一旦、終了し宇宙刑事シリーズのリブートなどを行うというお話、聞いていて「なるほど!」となりました。仮面ライダーゼッツも含めて今後の展開が楽しみですね。

アフター6ジャンクション2放課後ポッドキャスト・2025年12月1日

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